YAMAHA inpres DRIVESTAR TYPED ドライバー

YAMAHA inpres DRIVESTAR TYPED ドライバー レビュー

YAMAHA inpres DRIVESTAR TYPED DRIVER
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブYAMAHA inpres DRIVESTAR TYPED ドライバー です。

 

スペック

SPEEDER NX for Yamaha TM-425D
シャフトは SPEEDER NX for Yamaha TM-425D です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、キックポイントは先中調子、バランスはD4、クラブ総重量は289gです。

 

正面
ヤマハの美しいシンプルでドライバーです。

ヤマハのクラブといえば、アイアンに代表されるように『美しい』という代名詞がついて回りますが、このドライバーも当てはまります。

このドライバーはヤマハのブランドイメージを壊していないので好感が持てます。

ただシンプルというだけでなく、こうしてニューモデルを発表してくるのだから、また新たな技術が注ぎ込まれているのではないでしょうか?

印象

側面
ヘッドの大きさは感じますが、シンプルなデザインがゴチャゴチャしたところもなく、美しいです。

『外側に見せる工夫』を『内側に詰め込んだ』のでしょうか?

そういえば、最近は『ウェイト移動システム』を見かけなくなったような気がします。

しかし、これも流行りのようなもので、また復活してくるのかもしれません。

以前も書きましたが、ウェイトを移動させるなど、便利な機能を詰め込んだせいで、ヘッドのポテンシャルが下がるのであれば、無いほうがいいです。

重量配分を調整するのであれば、ウェイトを移動させるよりも、交換するタイプにするか、昔からあるように鉛を重ね貼りすればいいだけです。

調整システムはライ角やフェースアングルを変える(必然的にロフトも変わりますが・・・)くらいでいいのかもしれません。

最新モデルではあるものの、すごくシンプル過ぎる感じがするのですが、やはり『見えないところ(ヘッド内部)』にたくさんの技術が注ぎ込まれているのだろう・・・。と思いました。

打つ前に、こうやって想像力を働かせるのは、とても楽しいです。

 

つなぎ目
いわゆる『ワンピースタイプ』のヘッドではなく、『複合タイプ』であることが分かりました。

このようなヘッドは珍しくないですが、メーカーによっては、このつなぎ目が雑でチープに見えることもあるので、このドライバーも注目してみました。

すると、この試打クラブに関して言えば、チープさは無く、好感が持てました。

細かなところを気にすることなく、普通に打てればいい・・・。という意見もあると思いますが、『強度』は決して妥協できません。

最終的な仕上げを怠ることにより、ヘッドが早い段階で壊れてしまうかもしれないですし、私は何度か、そういう光景を目にしてきました。

まさに『アリの一穴』です。

小さなところから、ほころびが出てしまうものです。

しかし多くのメーカーが長い間使用することや、たくさんのボールを打つよう想定されていないように感じます。

今の多くのメーカーはそれくらいの耐用年数と、耐用球数を想定しているのでしょうか?

一概に木などの自然素材だから弱い、チタンなど金属だから強いとはいえないような気がします。

 

バックフェースのウェイト
バックフェースには大きなウェイトが配置されています。

この大きさから、かなり重心が深そうです。

重心が深くなるとスピンが増えやすい傾向にありますが、それは『あがりやすさ』と『直進性』『曲がりの小ささ』というメリットが得られます。

以前も書きましたが、私たち日本人ゴルファーの多くは、『浅重心』よりも『深重心』のほうが合いやすいのではないでしょうか?

数字が刻印されていないので重さは分かりませんが、この大きさから、かなりの重量がありそうです。

 

ネック長さ
ネックの長さが適度にあって、美しいな・・・。と、高重心のクラブで育った私は思いました。

今は圧倒的にショートネックが多いですが、最新モデルに、このような長さが採用されているということは、それなりの狙いがあるのは間違いありません。

このネックの長さがあるから、重心も高いとは言えませんが、良いイメージが描きやすいのは確かです。

ネックに調整システムが搭載されていないので、不満に感じる方がいらっしゃるかもしれません。

 

フェース面のデザイン
個性的で機能性を感じさせるフェース面です。

とても綺麗なフェース面ですが、『金属感』はありませんでした。

 

OCTA ANGEL CARBON FACE
フェース下部に、『OCTA ANGEL CARBON FACE』という文字があり、カーボンフェースだということが分かりました。

オクタエンジェルとはどういう意味でしょうか?

よく分かりませんが、特別な工夫がされているようです。

クラウンだけでなく、フェース面をカーボンにするということは、テーラーメイドを思い出し、後追い感があって、ちょっと残念に思いました。

ヤマハには他のメーカーがやっていない、独自のアイデアで勝負してほしいです。

 

シャローヘッド
今主流のシャローヘッドです。

大切なのは、アイアンとの『関係性の良さ』といいますか、『立体感の統一』ですが、アイアンの形状は昔からほとんど変わらないのに、ドライバーだけ大きくなり、重心も低くなりました。

顔
顔は予想していたよりもいい感じでした。

TYPEDという名前なので、ドローバイアスの掛かったフックフェースを予想していたのですが、クセは意外と小さいです。

今も『つかまえ系』の顔が多いといいますか、主流ですが、昔に比べ、かなり顔が良くなったような気がします。

これまで違和感が強すぎて構えられなかったり、構えられたとしても目が回ったりしそうなことがあったのですが、最近はありません。

私はつかまえ系の顔があまり得意ではありませんが、最近のドライバーはクセが小さく、普通に構えられるようになりました。

このドライバーもつかまえ系でありながら、そのクセは『微少』といったところでしょうか?

ヘッド後方が伸びていて、『丸顔』ではなく、明らかに『三角顔』に近く、直進性の高さをイメージさせました。

 

振り感
素振りをした感じは、まずまずです。

軽量感があり、シャフトは、やや『線が細い』感じがしますが、何度か素振りを繰り返してタイミングを整えることができました。

結構先が走るタイプで、『つかまえ系』のシャフトのようです。

 

構え感
ボールを前にして構えてみると、少しフェースが左を向いているように見えたものの、クセが小さいことや、これまでたくさん経験してきたからか、違和感なく構えることができました。

 

試打を開始しました

打感

フェース面
『打感』は、ややソフトで軽めです。

嫌な衝撃も無く、好感が持てます。

打つ前は、もう少し硬い打感を予想していたのですが、良い意味で違いました。

『後ろ重心(深重心)』のもつソフトさ・・・。といったらいいでしょうか?

浅重心のドライバーは結構『硬い』といいますか、『ゴツい』フィーリングのものが多いように思うのですが、このドライバーは重心が深いせいか、『当たり』がソフトな感じがします。

フェース面を見たときに独特なデザインから、どのようなフィーリングなのか、想像ができなかったのですが、良い印象をもちました。

他のメーカーのカーボンフェースよりも、このドライバーの打感のほうが私は好きです。

音の印象

打球音
『音』も好感が持てました。

小気味良い音で、甲高くありません。

ドライバーの音にも、『余韻を残すもの』と、『そうでないもの』があるのですが、このドライバーは後者です。

ただのカーボンフェースではないのかもしれません。

あるメーカーのドライバーのフェース面が大味だとすると、このドライバーは『繊細』な感じがします。

球の上がりやすさ

トゥ側
球はあがりやすくて、イメージ通りでした。

ロフトが10.5度ということもあり、高くあがってキャリーもしっかり稼げました。

上げようとしなくても、自然と上がっちゃうドライバーなので、プレイヤーは全てクラブに任せる感じがいいのかもしれません。

これまで、シャローであっても、そして10.5度のロフトであっても、結構タフで弾道が低いものもありましたが、このドライバーは違っていて、『見た目通り』です。

この良い意味での『当たり前』が安心感を与え、良い結果をもたらすのではないでしょうか?

安定性

バックフェース
『安定性』も、かなり高いです。

スイートエリアは広く、シビアさは全く感じません。

大型ヘッド最大の欠点といえば、やはり『球のつかまりにくさ』にあると思うのですが、このドライバーはつかまりがいいので、それを見事に克服しています。

シャフトも仕事をしていて、つかまりがいいので、普段球のつかまりが弱くて悩んでおられる方に合いやすいのではないでしょうか?

特に、球のつかまりがいいドライバーを使いたいけど、強いフックフェースを苦手にしておられる方にお勧めしたいです。

スライサーの方が全てフックフェースを好まれるか?といえば、必ずしもそうではないといいますか、むしろ苦手に感じておられる方は多いのではないでしょうか?

プレイヤーの本音としては、スライス系の球が出やすいけど、できるだけ『ニュートラル』な顔のドライバーでしっかり球を捕まえて欲しい・・・というのがあるのではないでしょうか?

今のクラブがあまりにも易しくなりすぎて、それが過保護で窮屈に感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。

私自身、ゴルフを始めたばかりのときは、かなりひどいスライサーでしたが、それでもフェースが被って見えるのは苦手でしたし、私の周りにも、そういう人がたくさんいます。

もちろん、スライスを抑制してつかまえて飛ばすにはウェイトを移動させたりするよりも、『最初からフェースを被せる』のが最も手っ取り早くて効果的なのかもしれません。

しかし、その顔を好まれないスライサーやフェードヒッターの方がいらっしゃることを無視できません。

メーカーも試行錯誤しながら、フックフェースでもなるべくそう見えないような工夫がたくさん見られ、人間の『錯覚』を利用している物もありますが、ゴルファーの願いは『常に終わり無く上達し続けること』ではないでしょうか?

昨日できなかったことが今日できるようになった。今日できなかったことが明日できるようになる・・・。

その繰り返しではないでしょうか?

ドライバーのフェースを被せてスライスを減らすのではなくスイングを磨いていって、スライスをストレートやドローに改良していく・・・。というのがゴルフの醍醐味のひとつだと、私は思います。

このドライバーで球を打ちながら、そんなことを考えていました。

ビギナーの頃、何度打ってもスライスしか出なかったのに、球を捕まえることを覚え、スライスがストレート、そしてドローへと変わっていったときの喜びを今も忘れることができません。

しかし、今主流のラージサイズだと、それが難しいような気もします。

ルール内とはいえ、あまりにもヘッドが大きくなりすぎました。

 

飛距離性能

飛距離性能
『飛距離性能』も高く、『290g前後』のドライバーの中では、トップクラスといっていいほど、レベルが高いように感じました。

ミスヒットに強く、つかまりがいいので、大きなミスになりにくく、『平均飛距離』を伸ばしていけるドライバーです。

昔から軽量ドライバーはたくさんあり、それらの多くが『頼りない』といいますか、ポテンシャルの高さを感じられなかったのですが、このドライバーはしっかりしていて、弾道も力強いところが気に入りました。

操作性

操作性
『操作性』という点では、高い直進性があり、良い意味で反応の鈍さがあります。

小回りが利かせるタイプではなく、大らかさで勝負できるドライバーです。

左右に打ち分けるタイプのドライバーではないですが、左右に曲げるようトライしてみました。
正直、右には曲げづらいです。

強めのカットで打ってみたのですが、球は右に曲がらず、打ち出し方向にほぼストレートに飛んでいきました。

最近はこのように曲げづらく、打ち出し方向に飛んでいき、途中から曲がるということが少なくなり、それが技術の進歩なのだと思います。

インテンショナルなショットを打ちたい方には合いづらいドライバーですが、今はこの『オートマチックぶり』が高く評価されているのではないでしょうか?

 

試打後の感想

ヒール側
ヘッド全体がシブいデザインでカッコ良く、ハードルが高めで親しみづらいドライバーかと思ってしまいがちですが、実際はそんなことはなく、とても親しみやすいドライバーです。

 

ゴルフクラブ
このウェイトを外して打ったらどうなるだろう・・・?と考えていました。

この大きなウェイトが性能の大部分を担っているといって過言ではないように思います。

深重心だから味わえるフィーリングと、高い直進性を強く感じました。

『操作性』を意識したい・・・。

つまり左右にボールを曲げたいとき、私は前(フェース)に意識が行きますが、逆に真っ直ぐ打ちたいとか、打ち出しだけに意識したいときは『少し後ろ』つまり、フェースの中央付近を意識したくなります。

これまで、そういった経験を積んできたからだと思いますが、このドライバーはフェース中央よりも、少し後ろ(バックフェース寄り)を意識して打ちたいドライバーだな・・・。と思いました。

このようなドライバーは、リョーマやPINGなどがあります。

 

ゴルフクラブ 評価
カーボンフェース独特のフィーリングが、やや薄まっているのもいいな・・・。と思いました。

カーボン独特の、やや雑味のある『ボコッ』としたフィーリングではありませんでした。

普段チタンを使っていて、カーボンフェースを試してみたけど、あの独特なフィーリングがどうしても馴染めない・・・。という方は少なくないと思いますが、そういった方にも、このドライバーを試していただきたいです。

かなり多くの方が、好感をもたれるのではないでしょうか?

 

ゴルフクラブ 感想
ヤマハドライバーらしい、『美しさ』『質感の良さ』を継承しながら、かなり技術革新といいますか、新たな技術が注ぎ込まれているようです。

後は、先ほども書きましたが、他のメーカーの後追いをするのではなく、ヤマハ独自の斬新な発想と高い技術力で新たな風を吹かしてもらいたいな・・・。と思いました。

ヤマハにはその技術があると思います。

そして、できればOEMではなく、自社生産して欲しいと思うのですが、コストなどからも難しいのかもしれません。

ヤマハのクラブは素晴らしいですし、大好きですが、試打する度にいくつかのメーカーとイメージが被ってしまうからです。

メーカーは違っても、今はあまりにもクラブの特徴が似すぎているものが多いように感じます。

このドライバーは、軽量タイプが好きで、球のつかまりが良く、高い安定性を求めたい方にお勧めしたいです。

構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※追記 このクラブの紹介文・評価(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPED ドライバーとは?
ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPED ドライバーは、ゴルファー一人ひとりのスイングに合わせたカスタマイズが可能な、画期的なドライバーです。

TYPEDテクノロジーにより、ロフト角やライ角を調整できるため、最適な打ち出し角とスピン量を実現し、最大飛距離と高い精度をもたらします。

特徴とメリット

TYPEDテクノロジー: ロフト角とライ角を自由に調整できるため、あなたのスイングに合わせた最適なセッティングが可能です。
高品質素材: 高強度のチタン素材など、高品質な素材を使用することで、高い耐久性と安定性を確保しています。
空力設計: 空気抵抗を減らし、ボールスピードを向上させる空力設計を採用。最大飛距離を実現します。
ウェイト調整: 重量を調整することで、弾道やスピン量をカスタマイズでき、自分好みの打感に調整できます。
高い寛容性: 大きなスイートエリアにより、ミスヒットにも強い寛容性を発揮。安定したショットを可能にします。

どんなゴルファーにおすすめ?

初心者ゴルファー: 寛容性が高いため、ミスヒットを恐れずにスイングできます。
中級者ゴルファー: スイングに合わせた最適なセッティングで、飛距離アップを目指せます。
上級者ゴルファー: 細かいセッティングで、自分だけの理想の弾道を追求できます。

競合製品との比較

inpres DRIVESTAR TYPED ドライバーは、他のドライバーと比較して、TYPEDテクノロジーによる高いカスタマイズ性が特徴です。他のドライバーでは実現できない、自分だけの最適なセッティングが可能です。
ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPED ドライバーは、飛距離アップと高い精度を求めるゴルファーにとって、非常に魅力的な選択肢です。
TYPEDテクノロジーによるカスタマイズ性、高品質な素材、そして高い寛容性など、多くのメリットを備えています。

TYPEDテクノロジーとは?

ロフト角とライ角を自由に調整できるヤマハ独自のテクノロジーです。
どんな素材で作られていますか? 高強度のチタン素材など、高品質な素材を使用しています。
どんなゴルファーにおすすめですか? 初心者から上級者まで、全てのゴルファーにおすすめです。
どこで購入できますか? ゴルフショップやインターネット通販で購入できます。

✅ ヘッドスピード別 飛距離性能・スピン・打ち出し角度 目安表(TYPE D)

ヘッドスピードキャリー飛距離トータル飛距離打ち出し角スピン量(平均)傾向
40m/s約215〜220y約235〜240y約13〜14°約2400〜2600rpm高弾道・つかまり◎
43m/s約230〜240y約250〜260y約12〜13°約2200〜2400rpmドロー系強め・安定
46m/s約250〜260y約270〜280y約11〜12°約2000〜2200rpm直進性強く低スピン
48m/s約260〜265y約280〜290y約10〜11°約1800〜2000rpmハードヒッターでもつかまりやすい

✅ 解説ポイント

  • TYPE Dは「つかまり重視」の設計なので、右へのミスに強く、打ち出しが高め

  • シャロー形状+カーボンクラウンで重心を深くしているため、高弾道・低スピンを両立

  • ドローバイアス設計により、ミート率が高まりやすく、平均キャリー性能が優秀

  • スピンは比較的少なめで、風に強い弾道が打ちやすいです。


✅ 使用シャフト別の弾道イメージ(例)

装着シャフト(純正)重量調子弾道傾向
SPEEDER NX for Yamaha約50g先中調子高弾道・つかまり強め(初心者◎)
TENSEI BLUE TM50約55g中調子中弾道・オールラウンド
VENTUS TR RED 5約55g中調子高打ち出し+つかまり強化

✅ おすすめユーザー像(数値観点から)

  • HS40〜43m/s前後のアマチュアゴルファー

    • フェードやスライスに悩んでいて、もっと楽に捕まえたい人

    • 軽く振って高弾道を打ちたい人に最適

  • HS44〜46m/sの中級者

    • ドロー系で飛距離アップを狙いたい方

    • 飛ばし+ミス許容の両立をしたい人