今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレス RMX ツアーモデル ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は470gです。
ヤマハらしい美しいウェッジです。
軟鉄の風合いと、日本的な印象がたまりません。
こうして見ても、とてもシンプルです。
ドライバーのように設計自由度が大きいクラブでは、個性が際立つこともありますが、ある程度限定されているウェッジでは、あまり大きな違いが見られないことはとても多いです。
しかし、それがまたいいところなのだと思います。
より微妙なフィーリングが欲しいときに、余計な機能があったり、個性が強すぎたりすると、却って邪魔になってしまうことは多いです。
シンプルさが武器になることを、これまでの経験で充分すぎるほど感じています。
ソール幅は、ごく標準的なところでしょうか?
ワイドソールを好まれる方は、もう少し広いほうが安心しやすい・・・。と感じられるかもしれません。
ただ、私は広すぎないほうが好きなので、これくらいの幅のほうが好感がもてます。
色々な細工がしやすそうな印象を受けます。
ネックも適度に長くなっているので、ボールをしっかりと押さえ込んでいけそうです。
スピンを掛けやすそうです。
フェース面には、独特なミーリングがありました。
以前試打したアイアンと同じような模様をしています。
どのような特長があるのでしょうか?
フェース面を指で触ってみても、ザラザラ感のようなものは感じませんでした。
ボールを前にして構えてみても、いい印象をもちました。
変なクセがなく、とても構えやすいです。
『和顔』といっていいでしょうか?
日本的な感じがします。
鋭く切っていけそうな感じもするのですが、『フワッ』と浮かすことも易しそうに感じます。
『オールマイティタイプ』といっていいでしょうか?
いいイメージがどんどん浮かんできました。
試打を開始しました。
『打感』は予想していた通り、とてもいいです。
ソフトな打感がとても心地いいです。
ボールとのコンタクトを楽しめるウェッジです。
軟鉄らしい特長が感じられます。
球もあがりやすいですし、とても拾いやすいです。
ソールがよく滑ってくれたので、手前からいい感じで乗せていくことができました。
今日は練習場のマットの上からでしたが、おそらく実戦の場面でも、いい感じで滑ってくれそうだな・・・。と思いました。
このソール形状が上手く機能しているのでしょうか?
スピン性能も、なかなかいい感じでした。
『激スピン』だとは、正直思わなかったですが、ある程度計算しやすいタイプなので、使い込んでいけばいくほど、武器になってくれそうな予感がします。
操作性もとてもいいです。
色々と融通が利きそうです。
このウェッジはバンスが12度ということで、結構ありますが、それが邪魔する感じはしませんでした。
ソール幅は広いほうだとは思いませんが、バンカーでも活躍しやすいのではないでしょうか?
距離感も出しやすいので、シビアな場面でも力を発揮してくれそうです。
以前も書きましたが、『易しいSWのロフト』は『56度』なのではないかな?と思うことがあります。
私は今、58度のSWを使っていますが、56度を使っている人は私の周りにはたくさんいます。
58度よりも、前に出しやすいので、落としどころを限定させやすい面もあるのかもしれません。
『アベレージショット』といいますか、『100点満点』のショットではなく、常に『80点以上』のショットを高確率で出していきやすいのは、56度ではないかな?と思うときもあります。
ヤマハらしい、いいウェッジだな・・・。と思いました。
正直『目新しさ』といいますか、斬新な感じはしませんでした。
勿論、私には感じにくい繊細なところをメーカーが工夫しているのかもしれないのですが、私の鈍い感性ではそれを強く感じ取ることはできませんでした。
いい意味での『マンネリ感』といったらいいでしょうか?
大きく変えすぎて失敗するのではなく、いいところをそのまま継承していったように感じられました。
どのクラブもプレイヤーの感性とのマッチングが大切ですが、特にウェッジでは感性の比重が大きくなるのかもしれません。
ドライバーなどでは、ある程度一定の球筋で攻めていく・・・。という方も、ウェッジでは自分なりのショットをもっておられる方はとても多いように思います。
細工をしながらカップに寄せていったり、時にはカップを直接狙っていくところも、ウェッジショットの魅力です。
アグレッシブなゴルフをするには、優れたウェッジの存在が欠かせません。
シンプルにピッチショットやピッチエンドランばかりをしておられる方はとても多いですし、そのシンプルなところが重要なのだと思います。
そのシンプルさは、『プレイヤーの感性』が鍵を握っているのではないでしょうか?
残念ながら今日はできませんでしたが、いつか練習グリーンやバンカーでも試してみたいです。
スピン性能なども含めて、『オールマイティ』な印象が残りました。
全てのバランスが上手く取れているように思いました。
ヤマハ インプレス RMX ツアーモデル ウェッジ
- 2014年1月11日
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