YAMAHA RMX VD/X Driver を試打 レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは YAMAHA RMX VD/X Driver です。

シャフトは TENSEI TR です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は49.5g、キックポイントは中調子、バランスはD3、クラブ総重量は297gです。

ヤマハのニューモデルです。
三兄弟の三番目をようやく試打することができました。

これまで通り、ラージサイズのシャロー系ですが、形が崩れていないのがヤマハらしいところです。
ヘッド後方にウェイトが配置されていて、移動できるようになっていました。
これまでR・Mと試打してきて、どちらもウェイトを移動できるシステムになっていますが、このウェイトの配置を見て、それぞれの性格が分かったような気がします。
つまり、このXが一番重心が深く、易しい設計になっているようです。

これだけ大きなウェイトをトゥ側やヒール側に移動させれば必然的に芯も変わってしまうだろうな・・・。と思いながら見ていました。

ネックの長さは標準的で、2つの『兄弟』と同じような気がします。

ネックには調整システムが搭載されていました。

試打するのはUPRTポジションで、アップライトということでいいのだと思います。

ヤマハらしい、美しいシャロー形状です。

顔も整っていて、Mとほぼ同じように見えました。
易しさを醸し出しながら、形が崩れていないのがさすがです。

フェース面のデザインも同じです。
ウェイトの位置を3種類にすることで、幅広い層に対応できるようにしているのだと思います。

シャフトはかなり軟らかくて、これまでとはちょっと違いますが、フレックスがRなので仕方ありません。

装着されているグリップはこれまでと同じで変わりません。

ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。
フェースが少し被っていて、つかまりやすそうな雰囲気を醸し出しながらも、それが極端ではありません。
少し洋梨顔っぽいところもあり、ヒール側よりもトゥ側に少しボリュームをもたせているところがいいです。
試打を開始しました

『打感』は、なかなかいい感じです。
先日試打したM同様、ややしっかりめの打感です。

音も少し大きめではありますが、それほど気になりません。

球はとてもあがりやすく、イージーです。
ロフト10.5度のドライバーでも、結構タフなものがありますが、このドライバーはあがりやすくて親しみやすい性格をしています。
球があがりやすいドライバーが好きだけど、構えづらいドライバーは嫌だ・・・。という方には、合いやすいのではないでしょうか?

『安定性』も高く、かなり球がつかまりやすいです。
UPRTというポジションもあると思いますが、これがもしSTDであっても、球はつかまりやすいような気がします。
シャフトは軟らかめではありますが、球に当たり負けすることなく、グッとつかまえてくれるような感じです。
構えたときにつかまりやすそうな印象を受けましたが、実際に打ってみると、さらにつかまりやすさを感じました。

フェースの弾きとつかまりの良さがあり、飛距離性能も高いです。
弾道も高めでしっかりとキャリーを稼いでいけるタイプです。
深重心タイプだからでしょうか?
見た目以上にスイートエリアも広く感じ、明らかにオートマチックタイプのドライバーだということが分かりました。

球のつかまりがいいので、フェードヒッターの方にも合いやすいと思います。
一応左右にも曲げるようトライしてみましたが、ヘッドの大らかさに加え、シャフトが意図的に曲げることを拒否しているかのような動きをしたので、普通に打ちました。
昔のオートマチック系のドライバーは、確かにスイートエリアは広いけど、そのヘッドの大きさからか、球がつかまりづらく、プッシュしてしまうことも多かったように思いますが、最近はそれがすごく改善されています。
ネックの調整システムも関係していると思いますし、ヘッドやシャフトにかなりたくさんの研究がされているのではないでしょうか?
試打後の感想

大らかで美しいドライバーだな・・・。と思いました。
性格的にも丸く、尖ったところが見られません。

三兄弟を試打しましたが、このドライバーはMに近い印象をもち、Rだけが少しかけ離れているように感じました。
しかしMも、フェース寄りにウェイトを移動させれば、Rに近い性能になるのかもしれません。
人それぞれ好みが分かれると思いますが、私は最初に試打したRが一番好きですし、購買意欲が刺激されています。

易しくて親しみやすいけど、形を崩さず美も追究している・・・。
そこがヤマハらしいですし、だから多くのゴルファーから支持されているのではないでしょうか?
ヤマハを海外メーカーに例えると、タイトリストに近い感じがします。

三兄弟ドライバーを試打しましたが、アイアンをもっとたくさん試打したいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
ヤマハ RMX VD/X ドライバー徹底解剖:飛距離、打感、方向性、全てを語る!
概要
YAMAHA「RMX VD/X Driver」は、“高初速+直進安定性 オールアスリートモデル”を謳う最新ドライバーです。6-4チタンCNC精密加工フェースと811チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウンの複合構造で、高慣性モーメントとボール初速の向上を両立。
新設計「Bull’s-eye Face」が打点の微妙なズレにも強い反発力を発揮し、4ポジション可変ウェイトで捕まりと直進性を細かく調整できます(Yamaha公式)ヤマハゴルフ。
1. 仕様・テクノロジー
1.1 基本スペック
| モデル | VD/X |
|---|---|
| ロフト角 | 9.5°(±2°)、10.5°(±2°) |
| ライ角 | 58° (STD) – 61° (UPRT) |
| ヘッド構造 | 6-4チタンCNC精密加工フェース 811チタン精密鋳造ボディ カーボンクラウン |
| シャフト | TENSEI TR (S, S/SR/R) |
| シャフト重量 | 53.5 g (S)、52/49.5 g (SR/R) |
| シャフトトルク | 4.9° (S)、5.0° (SR/R) |
| 長さ | 45.5 インチ |
| バランス | D3 |
| クラブ重量 | 301 g (S)、299/297 g (SR/R) |
| 価格 | ¥92,400(税込) |
※設計値につき実測値と若干異なる場合があります。ヤマハゴルフ
1.2 主なテクノロジー
Bull’s-eye Face
フェースセンター上方の反発力を最適化し、各打点の初速を均一化する新技術ゴルフ総合サイト ALBA Net。可変ウェイトシステム
FADE/DRAW/CENTER/MAX慣性モーメントの4ポジションで重心移動を調整可能。弾道の高さと捕まりを自在にセッティングできるゴルフ総合サイト ALBA Net。
2. 口コミ・評価
2.1 プロの試打レビュー
西川みさとプロ(HS40 m/s未満女子プロ)
「高初速と直進安定性が素晴らしく、VD/XでRMXの評価が変わった」YouTube。“Bull’s-eye Face”を搭載したことで、インパクトのズレに強く、スピン量が安定するとの声ゴルフ総合サイト ALBA Net。
2.2 ユーザーレビュー
スポーツナビユーザー(HS45 m/s)
「構えやすく、つかまりが良い。飛距離はステルス2にやや及ばないが操作性が高い」ヤマハゴルフ。ゴルフダイジェストショップレビュー(総合4.1/5点、27件)
「コスパ抜群で高慣性モーメント。捕まりすぎない絶妙なセッティングが好評」store.golf.yamaha.com。
3. 長所・短所
3.1 長所
直進安定性:高慣性モーメントヘッドで曲がりにくい。ゴルフ総合サイト ALBA Net
高初速:「Bull’s-eye Face」で打点ズレ時の初速低下を最小化。ゴルフ総合サイト ALBA Net
調整幅:±2°ロフト、4ウェイト、UPRT機能で弾道調整が自在。ヤマハゴルフ
やさしさ:アスリートから一般ゴルファーまで対応可能。ゴルフ総合サイト ALBA Net
3.2 短所
飛距離性能:一発の飛びは “超低スピン” 重視モデルに劣る場合あり。ヤマハゴルフ
価格帯:高機能ゆえに¥92,400とやや高価。ヤマハゴルフ
ヘッド重量感:D3バランスはやや「重さ」を感じるゴルファーも。調査不足のため省略。
4. このクラブが合う/合わないゴルファー
4.1 合うゴルファー
安定した弾道を求める中級~上級者。ゴルフ総合サイト ALBA Net
調整幅重視で、自分仕様のセッティングを楽しみたいゴルファー。ヤマハゴルフ
幅広いHSに対応する“オールアスリートモデル”を好む人。ゴルフ総合サイト ALBA Net
4.2 合わないゴルファー
一発のぶっ飛びを最優先する超高HSプレーヤー。ヤマハゴルフ
超軽量、スライス抑制など特化モデルを探す初心者。調査不足のため省略。
5. ヘッドスピード別飛距離目安
| HS (m/s) | 推定キャリー (y) | 推定トータル (y) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 40 | 210 | 230 | HS1 m/sあたり約5.5 yd増加の一般法則より換算ヤマハゴルフ |
| 44 | 230 | 250 | アスリートモデルらしい直進性が活きるゾーン |
| 48 | 250 | 270 | 高初速性能をフルに活かせる上級者向け |
6. まとめ
YAMAHA「RMX VD/X Driver」は、Bull’s-eye Faceと可変ウェイトによる高初速&直進安定性を両立し、アスリートから一般ゴルファーまで幅広く対応するオールラウンダーです。
価格はやや高めですが、その分調整機能と安定感に優れ、自己ベスト更新を目指すゴルファーに最適です。一方、超高HSプレーヤーや飛距離特化型モデルを求める人には他の選択肢も検討をおすすめします。
出典元
RMX VD/X Driver|Yamaha Golf(製品情報)ヤマハゴルフ
ヤマハ RMX VD/X ドライバー 試打レビュー|Golfdigest Lessonstore.golf.yamaha.com
RMX VD/X ドライバー プロ試打|Golfdigest LessonYouTube
シン貧打爆裂レポート『RMX VD/X ドライバー』|ALBA Netゴルフ総合サイト ALBA Net
Yahoo! スポーツナビ クチコミ|RMX VD/X Driverヤマハゴルフ
Masa Golf 試打評価|ヤマハ RMX VD/X Driverlesson.golfdigest.co.jp


