【試打レビュー&徹底解説】BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODEL|飛距離・打感・デザイン全てが揃った“男前ドライバー”の魅力とは?

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODEL です。

シャフトは Diamana WB 53 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は52g、トルクは4.7 です。

とてもカッコいい、BALDOのニュードライバーです。
BALDOのクラブに初めて出会って、もう10年以上になりますが、ブレていないところがすごくいいな・・・。と思います。
そのブレていないところは、『カッコいい』ということです。
外観

ヘッド全体が黒でギュッと引き締まって見えます。
ソールには様々な工夫が見られますが、バランス良くまとまっているのがいいです。

ソールのフェース寄りには溝があります。
最近は、この溝が少なくなってきているような気がするのですが、こうして今もあるということは、それなりの効果があるからではないでしょうか?

溝の深さは適度にあって、この深さにも意味があるのだと思います。

ネックはやや短めですが、全体の形状も含め、これまでたくさん見てきました。
フェース面のデザイン

フェース面には細かく、綺麗なミーリングが刻まれています。
BALDOのドライバーなので、これは予想していました。

このドライバーは『シャロー』という文字が使われていますが、こうして見る限り、今のドライバーの中でいうと『セミディープ』といったところかな・・・。と思いました。
昔のディープ全盛の時代だと、明らかにシャローですが、今は超シャローが主流で、それに慣れておられる方には、ディープに見えるかもしれません。
シャローフェースだと、『面長』なタイプが多いですが、このドライバーには当てはまらず、適度なフェース高が維持されています。

BALDOらしく、男前で構えやすいです。
BALDOは昔から硬派で男前のドライバーがたくさんありました。
こういったところもBALDOファンの心を鷲づかみしているのではないでしょうか?

素振りをしてみると、ヘッドの雰囲気からくる重量感は無く、むしろやや軽い感じでギャップがありました。
しかし、シャフトは結構しっかりしているので、何度か素振りを繰り返し、タイミングを整えることができました。
試打を開始しました
打感

『打感』は弾き感がありながらも、『軽い』という感じではなく、結構ズシリときます。
BALDOらしいフィーリングだな・・・。と思いましたが、少しマイルドな印象です。
実際に、過去のモデルと打ち比べてみないと詳しいことは分かりませんが、少し変わったように感じました。
音

『音』はまずまずです。
甲高くなく、また大きすぎず、いい感じで振り切ることができましたが、『聞き惚れる』という音ではありませんでした。
色々なクラブを試打していると音にも種類があって、一つは『乾燥している音』と『湿った感じの音』に分けられ、このドライバーは前者だと感じました。

『球のあがりやすさ』という点では、『シャロー』ではありますが、結構しっかりした作りになっているので、誰にでも幅広くというタイプではありません。
ある程度のHS(だいたい43以上)は必要になってくるのではないでしょうか?
強く叩ける方には、上がりすぎてしまうことがあるかもしれません。
おそらく、メーカーがターゲットにしているHSは『45前後』ではないかな?と思いました。

『安定性』は普通です。
マニュアルタイプとオートマチックタイプで区別すると、どちらかというと『ややオートマ寄り』な感じがします。
シビアさは全く感じないですし、大らかさもありますが、今はもっとオートマチックなものがたくさんあるので、それらと比べると、特別曲がりにくいとか、直進性が高いとは感じませんでした。
操作性

『操作性』は、まずまずです。
美顔のおかげで、いいイメージが描けたからなのか、左右にも曲げることができましたが、曲がり幅は大きくなく、意図的に曲げるというよりも、プレイヤー自身の持ち球(ドロー、フェード)を活かして打っていけるドライバーだと思います。

『飛距離性能』は高いです。
これまでのBALDOらしい、レベルの高さを感じますが、過去のモデルも素晴らしく、それらと比べて飛躍的に伸びたという感じはしません。
良い意味で、『現状維持』といったらいいでしょうか?
これは伸び悩んでいるのではなく、元々高いポテンシャルを維持しているということです。
試打後の感想

BALDOらしく、カッコ良くて所有欲を満たしてくれるドライバーです。
このドライバーがバッグの中に入っていたらテンションがあがるだろうな・・・。と思いました。

実際に球を打っていると、易しさを感じるところがありますが、それが過剰になっておらず、易しさ(ここで言うあがりやすさ・寛容さ)に迎合していないといいますか、いいところで線引きされているのがいいです。

このドライバーは姉妹モデルも同時発売されているようなので、機会があれば是非そちらも試してみたいと思います。

BALDOのクラブに出会うだけで、テンションがあがりますね。
改めて日本の地クラブメーカーのレベルの高さを感じました。

これからもBALDOには期待していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODELの概要
BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODELは、ヘッド体積460ccのフルサイズシャローフェースモデルです。シリーズの中で最も長い重心距離と深い重心深度を持ち、高い寛容性を実現しています。ボールのつかまりが良く、高弾道でやさしく最大飛距離を狙える設計となっています。 habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
主な特徴
BOOSTER GROOVE: ソールのフェース寄りに設けられたブースターグルーヴが、インパクト時のたわみと戻りの力を利用して、フェースの強い反発力を生み出します。これにより、ボール初速が向上し、ミスヒット時のスピン量を抑えて飛距離ロスを防ぎます。 evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
IMPACT SOUND: 形状や内部構造の工夫により、締まった心地よい打球音を実現しています。 habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
TUNING INJECTION HOLE: トゥ側にインジェクションホールを設け、打球音のチューニングや重量調整が可能です。 habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
VASSIST TPU PLATE: ソール面の左右に熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)製のパーツを装着し、インパクト時のボディの振動を適度に抑制・吸収します。 habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
FORGED DAT55G CUP FACE: フェース素材にはDAT55Gを使用し、精密鍛造カップフェースにより高初速のボールを生み出します。スコアライン間にはマイクロレーザーミーリングが施され、安定したスピン量を実現しています。 evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
8 ADJUSTABLE ANGLE SLEEVE: ロフト角を基準に±1.0°または±1.5°の範囲で8通りのポジションから選択が可能です。 habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
スペック
サイズ(ヘッド体積): 460cc
ロフト角: 9.0-11.0°habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
ライ角: 59°(可変式スリーブにより調整可能)evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
フェース角度: 0°Instagram+6habugolf.com+6evangelist-japan.co.jp+6
ヘッド重量: 198g(可変ウェイトスクリューにより調整可能) evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
口コミ・評価
ユーザーからは、以下のような評価が寄せられています。
「打感が非常に良く、操作性も高い。デザインも魅力的で所有欲を満たしてくれる。」
「フェースの反発力が高く、飛距離性能に優れている。ミスヒットにも寛容で安心感がある。」habugolf.com+1evangelist-japan.co.jp+1
長所・短所
長所:
高い飛距離性能と寛容性
心地よい打感と打球音evangelist-japan.co.jp+1habugolf.com+1
調整機能が豊富で、自分好みにカスタマイズ可能
短所:
価格が高めである点
上級者向けの設計で、初心者には扱いづらい可能性がある
どんなゴルファーに適しているか
ヘッドスピードが速く、高い飛距離を求める中・上級者ゴルファーに適しています。また、クラブの調整機能を活用して自分好みにカスタマイズしたいゴルファーにもおすすめです。
価格帯とコストパフォーマンス
市場価格はヘッド単体で約88,000円(税込)前後と、高価格帯に位置します。シャフトやカスタムオプションを加えると、総額はさらに上昇します。高品質な素材と高度な技術が投入されているため、価格に見合った性能を持つと評価されています。
総合評価
BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODELは、高い飛距離性能と寛容性、心地よい打感・打球音を兼ね備えたドライバーです。調整機能も豊富で、自分好みにカスタマイズ可能な点も魅力です。価格は高めですが、その性能と品質を考慮すると、投資に値するクラブと言えるでしょう。


