今日は、今年上半期に出会った、印象深いアイアンたちをご紹介します。
尚、掲載順はランキングとは関係ありません。
また、試打していながら、ここに掲載されていないクラブもありますが、それらが優れていないということではありません。
あくまでも『印象深い』ということです。
それでは発表させていただきます。
まずはJIGENのアイアンです。
初めて手にするメーカーだったのですが、ひと目見て、その質感や形状の美しさから好きになりました。
オーソドックスなタイプのアイアンで、奇をてらっていないところも好感が持てます。
初めて出会ったメーカーのクラブを手にするときは、いつもワクワクしますが、JIGENのように高品質だと、さらに嬉しさが倍増します。
次はメタルファクトリーのアイアンです。
この構造・質感。
唯一無二といっていいのではないでしょうか?
ゴルフクラブ(特にアイアン)は、メーカーが違っても似たようなデザインになっていることが多いですが、メタルファクトリーはとても個性的で他のメーカーと一線を画しています。
名前の通り、『鉄の質感』を楽しませてくれるメーカーです。
個性的な外見ですが、性能は本格的で高性能なアイアンです。
次はエミリッドバハマの美しいアイアンです。
このアイアンに限ったことではなくドライバーなども含め、『美と性能』の両立ができているメーカーだな・・・。と思います。
昔は見た目だけはインパクトがあるものの、実際に打ってみると物足りない性能だったことが少なくないですが、エミリッドバハマは違っていて、見た目のインパクトがあって個性的でありながら、性能(主に飛距離)が凄まじく、人気が高いのも頷けます。
このアイアンはお馴染みのライオンマークが大きな存在感を放っており、個性的で美しいです。
中空アイアンで、私が求めるものではないのですが、『美と性能(この場合は易しさ)』の両立が出来ているアイアンです。
次はメタルファクトリーのアイアンです。
このアイアンは『黒染め』ということもありますが、トゥ側にある大きなウェイトが特徴的です。
こうすることで、重心距離がかなり長くなり、私は難しそうに感じていたのですが、実際に打ってみると意外に打ちやすく、親近感をもちました。
打感も良くて、見た目とのギャップも感じましたが、これは良いギャップです。
このアイアンを試打して、『アイアンの奥深さ』を感じました。
次はJIGENのカッコいいポケキャビです。
これまで、ポケキャビというと、ふっくらと膨らんでカッコ悪いという印象があったのですが、このアイアンはカッコ良くて、好感が持てました。
なかなか見られないというのも、希少価値があって魅力的ですね。
最近では少なくなった、マレージングフェースが印象的でした。
形の整ったラージサイズのアイアンなので、好まれる方は多いのではないでしょうか?
BALDO TT FORGED TOUR AIR IRON TA SATIN
次はバルドのアイアンです。
ヒール側にある2つのウェイトが特徴的で、中空のような膨らみが印象的でした。
バルドのアイアンといえば、シャープなフォージドアイアンというイメージが強いのですが、バルドが中空を採用しているということは、それだけ中空構造への人気が高まっているんだな・・・。と思ったことを覚えています。
ピカピカ光るミラー仕上げだったのも印象的で、艶消しのほうがいいな・・・。と思いました。
構え感や打感はもうひとつでしたが、中空らしい易しさをもったアイアンです。
次は『工芸品』ともいうべき、美しいアイアンです。
このアイアンをひと目見て、その美しさから、しばらく見つめていたのを思い出します。
他では見られないシャープな削りとデザイン。
ゾディアらしい、独特な質感の良さ。
カッコいいアイアンだけど、決して気難しくない親しみやすさ。
作るのに、かなり手間が掛かっているだろうな・・・。と思ったことも覚えています。
チープさは全く無く、所有欲を満たしてくれるアイアンです。
こういうアイアンをバッグに入れていると、『この人出来るな』と思ってしまいます。
打感が良くて、キャビティらしい易しさも楽しめるアイアンです。
大手海外メーカーのアイアンしか使わない・・・。という方にはオススメできませんが、日本のメーカー、特に地クラブが好きな方には是非試していただきたいと思いました。
このアイアンはひと目見たら忘れられないほど、強烈な個性をもっています。
次はWaowwのアイアンです。
Waowwといえばドライバーが印象的ですが、このアイアンを試打してみて、好感を持ちました。
MBという名前になっていますが、私はCBだな・・・。と思ったことを覚えています。
しかしマッスルバックが必ずフラットバックでないといけないという決まりもないので、マッスルバックでもいいのだと思います。
私は高重心系のアイアンが好きなので、バックフェースのウェイトは無いほうがいいな・・・。と思いましたが、これを組み込むことで、扱いやすくなった・・・。という方も多いのではないでしょうか?
とても構えやすくて、打感と操作性が優れているアイアンです。
次はゾディアのカッコいい『黒染め』アイアンです。
『フェース高』が低めで『面長』なのが印象的でした。
バックフェースのデザインも独特で、かなり手間が掛かっているように見えます。
このようなアイアンを手にできることは、ゴルファー冥利に尽きますね。
個性的でカッコいいアイアンですが、大らかな性格をしているのも、このアイアンの特長です。
ソールの削りにも個性が見られました。
フェース面がすごく綺麗なのも印象的で、顔が整っているので、構えやすかったのも、よく覚えています。
次はプロギアのアイアンで、このシンプルなデザインがとても印象的でした。
シンプルではありますが、プロギアなので、おそらく斬新で画期的な工夫がされているのだろう・・・。と思いました。
それくらい、私にとってプロギアというメーカーは『説得力』のあるメーカーです。
私はゴチャゴチャしたアイアンが好きではないですが、このアイアンはとてもすっきりしていて好感が持てました。
とても易しそうな雰囲気を醸し出していますが、顔も整っていて、良い意味で意外でした。
私はもう少し小振りで重心距離が短めが好きですが、ラージサイズのような大きすぎてイメージが出にくい・・・。ということもなく、構えやすかったのを覚えています。
球はあがりやすく、寛容性もあって、かなり親しみやすく、性格的に尖っていないアイアンです。
次はゾディアのアイアンです。
DIAMOND BR III同様、『目で楽しめる』のが魅力で、所有欲を刺激してきます。
一口に軟鉄鍛造アイアンといっても、いろいろなタイプがありますが、このアイアンの質感の良さはトップレベルです。
アイアンは、はっきりいって『停滞期』をずっと前から迎えていて、正直それほど変わり映えしないといいますか、劇的な性能アップができていないのが現状です。
それはアイアンというクラブの構造上、仕方ないのかもしれません。
もちろんルールによって厳しく制限されているところもありますし、似たようなものが多いです。
それなら、このような『質感の良さ』で差別化するのもアリなのではないでしょうか?
チープなフォージドアイアンではなく、かなり高級感があり、価格も高いのがネックですが、アイアンを一生物として捉え、ずっと長く使い続けていくのであれば、結局はコスパがいいような気がします。
軟鉄なので、当然自分に合わせてライ角やロフト角を調整できるので、『自分だけのアイアン』にすることができますね。
自分に合ったアイアンを、目で楽しみながら、易しすぎないアイアンでレベルアップしていくのも有効ではないでしょうか?
寛容なクラブだから必ず上達する。
あるいは真逆で難しくシビアなクラブだから上達する。
どちらも正解で不正解なのかもしれません。
難しすぎず、易しすぎないアイアンという選択肢もあると思います。
これまでも書いてきましたが、正解は人の数だけあるので、それを決めるのはプレイヤー自身です。
私は『自分が惚れたクラブ』を使うのがベストだと思っています。(もちろん自分に合わせて微調整したクラブです)
いくら人気が高くて、好きなプロが使っているといっても、自分がそのクラブに魅力を感じなければ練習しても楽しさは半減しますし、楽しくない練習は上達の足かせとなってしまいます。
このアイアンはかなり高価なので、なかなか手が出せないところもあると思いますが、それ以外は特に欠点のようなものは感じませんでした。
試打していても、とても楽しく、時間があっという間に経ったことを覚えています。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/D IRON
最後はヤマハのアイアンです。
ヤマハらしい、ラージサイズの独特なデザインが個性的で、ブランドイメージも確立されています。
ラージサイズでオートマ系だということがひと目で分かるので、クラブ選択に迷いが生じにくいのではないでしょうか?
このようなタイプを好まれる方には、とても親しみやすい仕上がりになっていると思います。
このアイアンはフェース面が独特なのが印象的です。
打感が硬めだったのも、よく覚えています。
イージー系のアイアンですが、質感が良く、綺麗に仕上げられているのが、さすがヤマハだな・・・。と思いました。
以上が今年上半期に出会った、印象深いアイアンたちです。
他の番手のクラブもそうですが、年末(年明け)に発表させていただくMVPは、この『印象深い』に入っていることが多いように思います。
今年の前半で、ドライバーに関してはMVP候補が2つに絞られているのですが、まだどうなるか分かりません。
アイアンはまだ決まっていないので、これからどのようなクラブに出会えるか楽しみにしています。
次回は『ユーティリティ編』を書かせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。