- 1 「独特なデザインと魅力的なパフォーマンス」 Waoww RV-555 IRON MB の試打 レビュー
- 2 ※追記 このクラブの紹介文（記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました）
- 3 WAOWW RV-555 IRON MB：次世代マッスルバックアイアンの真価
- 4 1. 製品概要
- 5 2. スペック一覧
- 6 3. 打感と打音
- 7 4. デザインと構造
- 8 5. 比較: RV-555 MB vs RV-555 CB
- 9 6. 良い点・悪い点
- 10 7. このクラブが合う人・合わない人
- 11 8. フィッティングとカスタマイズのポイント
- 12 9. 価格・購入先情報
- 13 10. 総合評価まとめ
- 14 出典元（参考URL）:
「独特なデザインと魅力的なパフォーマンス」 Waoww RV-555 IRON MB の試打 レビュー
先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Waoww RV-555 IRON MB です。
シャフトは 島田ゴルフ K’s-3001 です。
ロフトは３２度、クラブ長さは３７インチ、シャフトフレックスはＳ、シャフト重量は９８g、バランスＤ１．５、キックポイントは中調子、クラブ総重量は４１６ｇ です。
初めて手にした、Waowwのアイアンです。
Waowwはドライバーの印象が強いですが、アイアンもラインアップされています。
Waowwのクラブには良い印象をもっているので、こうして手にすることができて、とても嬉しく思っています。
こういう機会はなかなか無いので、今日は思いっきり楽しむことにしました。
外観
オーソドックスなアイアンです。
MBという名前になっているので、おそらくマッスルバックのことだと思いますが、私の認識ではキャビティです。
しかし、こういった分類には明確な規定があるわけではないので、マッスルバックといえば、それでいいのだと思います。
私の中でマッスルバックはフラットバックか、それに近い形状のものだと認識しています。
このシャープで、膨らみの無い形状がとてもいいですね。
見ているだけで、やる気が漲ってきます。
彫りの深さは結構あって、重心が低そうです。
こうして見ても、やはりマッスルバックというよりは、よく見る普通のキャビティアイアンという感じがします。
トップラインの厚さは標準的です。
バックフェースには4つのウェイトがあって、それがこのアイアン最大の特徴だと思います。
このようにアイアンにウェイトが配置されるのも、今では当たり前のようになってきました。
数字が無いので重さは分かりませんが、4つもあるので、かなり効いていそうです。
特にトゥ側とヒール側に配置されているので、慣性モーメントが高く、当たり負けしなさそうに見えます。
ソール幅は標準的で、トゥからヒールにかけて、『テーパー』というよりは、『平行』に近いです。
リーディングエッジ側が大きく削られているのが珍しく、ここまで大きい削りは記憶がありません。
ソール形状に丸みはありませんが、だからといって平らではなく、リーディングエッジ側が盛り上がっていて、そこから大きく削られています。
なかなか見ない形状ですが、それだけ設計者のこだわりが感じられます。
Waowwが理想とする、アイアンのソール形状がこれなのかもしれません。
こうして見る限り、かなり抜けが良さそうです。
こうして見ても、リーディングエッジ側が、かなり大きく削られているのが分かります。
ここまで大きく削られていると、『刺さりそう』と感じる方はいらっしゃらないのではないでしょうか？
ただ美しいだけでなく、実戦的な工夫がされているアイアンです。
トレーリングエッジに削りは見られません。
アイアンによっては、ウェッジのようにバンスが効いているものもありますが、このアイアンは違います。
このあえて、色をつけていない『7』がとてもカッコいいですね。
プロトタイプっぽいですし、『アイアンマニキュア』で、購入後に自分の好きな色にするのもアリだと思います。
バックフェースの膨らみ
バックフェースの一部だけが、このように盛り上がっていて、とても珍しいので、何枚も写真を撮りました。
こうすることで、適度に重心を高くしているのかな？と思いましたが、実際の所はよく分かりません。
慣性モーメントを高めるためにソールにウェイトを4つ配置したけど、それだと重心が低くなりすぎるので、このようにしたのかな？と思いました。
低重心のほうが易しいというイメージをもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうでもなく、低くなりすぎると違う難しさが出てきます。
特にスピンを掛けづらくなったり、操作性も犠牲になったりと、いいことばかりではないですね。
昔から続いている『型』には、それなりの理由があり、それはゴルフクラブに限らず、いろいろな物にいえます。
色がついて発見しづらいですが、バックフェースにはWaowwという文字があります。
よく見ないと分からないですが、こういったオシャレ心はとてもいいですね。
もし私のクラブなら、このブログを読んでくださっている方に伝わりやすくなるよう、マジックなどで色をつけたいところですが、人から借りているのでそれもできません。
何とか写真で分かりやすく・・・。と思いましたが、これが限界でした。
ネックの長さは標準的で、『ほぼストレート』です。
FORGED
Waoww
ホーゼルにはFORGEDとWaowwの刻印がありました。
シンプルで綺麗なフェース面です。
ミーリングは見られません。
このアイアンは『フル軟鉄』なのでしょうか？
こうしてフェース面だけを見ると、質感がアルミのように見えます。
スコアラインの数が12本ということで、今の7番アイアンでは少ないほうです。
本数が多くても問題ないですが、12本や13本くらいのほうが、ルールギリギリまで間隔が狭いものよりも、余裕が感じられ、好感が持てます。
溝（スコアライン）による、『ギア効果』というよりも、乗せて（押して）運ぶイメージが出しやすいのがいいです。
素振りをしても、タイミングが合いやすく好感が持てます。
久しぶりに島田ゴルフのスチールシャフトに出会いましたが、やはりいいシャフトだな・・・。と感じました。
私がゴルフを始めてずっと愛用しているＤＧが素晴らしいのはもちろん、今はモーダスの存在感が大きくなっています。
そんなときに、この島田ゴルフのシャフトに出会い、その良さを再認識しました。
私は以前から、ＤＧ以外のスチールシャフトにするなら、島田ゴルフのK’s Tourにしようと思っていましたが、その思いがさらに強くなりました。
モーダスを試打することが多いので、モーダスにも心が揺さぶられていますが、それでも次にリシャフトあるいは、アイアンを新調するときはＤＧと五分五分状態です。
DGは素晴らしいですし、私も信頼をおいていますが、製品毎のバラツキが大きいということなどを考えると、日本メーカーのほうがいいのかな？と思っています。
ボールを前にして構えてみると、すごくいいです。
昔ながらの『良顔』で、クセがありません。
トップラインが丸まらず真っ直ぐで、逃がすイメージも出しやすいです。
ネック形状も、ほぼストレートといっていいと思います。
ヒール側が幅広でなく、キュッと引き締まっているので、さらに魅力的です。
私はここの部分が広くてボテッとしているのは好きではないのですが、このアイアンの顔は大好きです。
最新モデルのアイアンですが、こうして見てもクラシカルな顔をしていて、昔から見られます。
時が経って時代が変わっても、『良い顔』『求められる顔』というのは、それほど変わらないんだな・・・。と思いました。
様々な機能が詰まっている『ハイテク顔』ではなく、昔ながらの『ベーシック顔』です。
こうして構えていても、初めてとは思えないほどしっくりきますし、頭の中がクリアでした。
構えづらいクラブだと鮮明なイメージを描けず、頭の中がモヤモヤしたような状態になりますが、今日は『快晴』です。
試打を開始しました。
『打感』はソフトで、良い意味で『まったり』しています。
ガツンとくる『尖ったような打感』ではなく、丸みがあって穏やかな打感です。
ボールが一瞬、フェースに乗ってくれて、そこからリリースしていく感じがたまりません。
こういう打感を味わえるから、このようなベーシックタイプのアイアンの試打は楽しいです。
弾き系のディスタンスタイプのアイアンでは味わえない感覚です。
確かに今のアイアンはよく飛ぶようになったけど、『乗せて運ぶ感覚』を味わいたい・・・。飛ばすのではなく、距離感のほうが大事だと感じるようになった・・・。という方には、このような『好打感』のアイアンを使ってみられるのが良いのではないでしょうか？
自分に合うクラブ、自分の感覚が欲するクラブを使うことで、ゴルファーはますます成長していくと確信しています。
クラブがイニシアチブを持ちすぎるのではなく、あくまでもプレイヤーがもつものだと私は思います。
クラブはプレイヤーにとって良き相棒。
その相棒を上手くコントロールして使っていくのが、プレイヤーの役目で、それが『二人三脚』といえるのではないでしょうか？
『球の上がりやすさ』は自然で、よくあがります。
キャビティによる低重心やウェイトもよく効いているのか、見た目以上にタフさは感じません。
ダウンブローに打つ方には、とてもイージーに感じやすいと思いますし、親しみやすさがあります。
ソールにウェイトが組み込まれていますが、基本的に『ベーシックタイプ』のアイアンで、ハイテクタイプのアイアンとは『趣（おもむき）』の異なる弾道、あがりやすさを感じました。
これはどちらがいいというものではなく、プレイヤーの求めるものによって、正解は変わります。
私はハイテクタイプのアイアンよりも、このような『オールドタイプ』といいますか、ベーシックなアイアンが好きです。
『安定性』は高く、ミスヒットにもブレない、『耐える力』があります。
ソールのウェイトがよく仕事をしているのかもしれません。
基本的にはマニュアルタイプだと思いますが、オートマチックタイプに近い、良い意味での『鈍感さ』があり、大らかな性格をしているアイアンです。
普段からマッスルバックはもちろん、通常のハーフキャビティを使用しておられる方は、かなり大らかさを感じられるのではないでしょうか？
見た目はハーフキャビティ、実際はフルキャビティのような大らかさをもっていますが、ポケキャビや中空ほどの寛容さは無いかもしれません。
『操作性』は素晴らしいです。
左右だけでなく、距離のコントロールもしやすいです。
こういったところは、今のディスタンス系アイアンに欠けているところだと思います。
左右どちらかにボールが偏って飛びやすいというアイアンではなく、左右同じように反応してくれました。
『飛距離性能』という点では、『やや飛び』といった感じですが、今のアイアンの中では飛ばないほうだと思いますし、この『飛ばない』というのが、アイアンの重要な性能です。
飛ばないといいますか、『飛びすぎない』ということが、どれだけ大切か、多くのゴルファーの知るところでは無いでしょうか？
飛び系のアイアンではないので、アイアンに飛距離性能を第一に求めておられる方には、物足りないところがあるかもしれませんが、距離感・コントロールを大切にしておられる方には、とても心強い相棒になってくれると思います。
初めてのWaowwアイアンでしたが、とてもカッコ良くて、好感を持ちました。
質感もあって、個性的なデザインも素晴らしい。
このようにシャープでカッコいいアイアンですが、易しいところがたくさんあるので、多くの方に試していただきたいです。
カッコいいアイアンは難しいという先入観をもっておられる方は少なくないと思いますが、そういった固定概念を壊すためにも、試していただきたいと思います。
今は各メーカーの技術もあがっているので、カッコ良くて易しいクラブがたくさんあります。
それは、ドライバーはもちろん、アイアンなどにもいえることです。
MBというよりも、やはりCBだな・・・。と思いました。
マッスルバックを敬遠される方は一定数いらっしゃると思いますが、このバックフェースの形状だったら、受け入れやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか？
易しいだけでなく、打感がいいので、プレイヤーの感覚を研ぎ澄ますにも適しています。
易しいけれど、その易しさがクラブの性能や、プレイヤーの成長を邪魔しない感じがして、とても好感が持てました。
大手の海外有名メーカーしか使いたくないという方にはあまり魅力的ではないかもしれません。
ステンレス系のアイアンを好んで使っておられる方にも、親しみづらいところがあるかもしれません。
ラージサイズで強いグースネックを好まれる方にも合いづらいかもしれません。
軟鉄アイアンが嫌いな方にも支持は得られないかもしれません。
しかし、カッコ良くて易しいアイアンを探しておられる方。
打感や操作性を重視しておられる方には、とても合いやすいと思うのでオススメしたいです。
易しさとカッコ良さが見事に融合した、素晴らしいアイアンです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
※（１００Ｐ満点）
☆１つ＝０～２０Ｐ
☆２つ＝２１～４０Ｐ
☆３つ＝４１～６０Ｐ
☆４つ＝６１～９０Ｐ
☆５つ＝９１～１００Ｐ
※追記 このクラブの紹介文（記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました）
WAOWW RV-555 IRON MB：次世代マッスルバックアイアンの真価
1. 製品概要
「RV-555 IRON MB」は、WAOWW社が開発したマッスルバックアイアンで、キャビティバックの寛容性とマッスルバックの操作性を融合させた次世代モデルです。重量配分をトゥー・ヒール・ブレードに分散させることで、ミスヒット時の飛距離ロスを軽減し、低重心設計により球の上がりやすさを追求しています。
主な特徴:
精密鍛造＋CNC加工による高精度なヘッド製造
S20C軟鉄素材の採用による柔らかな打感
アルミ（0.7g）×2個、タングステン（1.4g）×2個のヘッドウエイト配置
ニッケルクロームサテン仕上げの美しい外観アメーバブログ（アメブロ）+4Waoww+4Evolvin+4アメーバブログ（アメブロ）+2アメーバブログ（アメブロ）+2Waoww+2Evolvin+1Waoww+1
出典: WAOWW公式サイト
2. スペック一覧
| 番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | FP(mm) | 重量(g) |
|---|---|---|---|---|
| #5 | 24 | 60.5 | 4.5 | 257 |
| #6 | 28 | 61.0 | 4.8 | 264 |
| #7 | 32 | 61.5 | 5.3 | 271 |
| #8 | 36 | 62.0 | 5.3 | 278 |
| #9 | 40 | 62.5 | 5.3 | 285 |
| PW | 45 | 63.0 | 5.8 | 292 |
出典: WAOWW公式サイト
3. 打感と打音
S20C軟鉄素材を精密鍛造し、CNC加工を施すことで、プロ好みの柔らかな打感を実現しています。また、薄めに設計されたソールと大きくカットされたリーディングエッジにより、適正なインパクトロフトを作り、抜けが良くミスに強いソールを実現しています。ゴルフ用品・ゴルフクラブの口コミ評価サイト my caddie（マイキャディ）+4アメーバブログ（アメブロ）+4Evolvin+4
出典: WAOWW公式サイト
4. デザインと構造
「RV-555 IRON MB」は、キャビティバックの寛容性とマッスルバックの操作性を併せ持つデザインが特徴です。重量配分をトゥー・ヒール・ブレードに分散させることで、ミスヒット時の飛距離ロスを軽減し、低重心設計により球の上がりやすさを追求しています。アメーバブログ（アメブロ）+2Evolvin+2Waoww+2
出典: WAOWW公式サイト
5. 比較: RV-555 MB vs RV-555 CB
| 特徴 | RV-555 MB | RV-555 CB（2PIECE） |
|---|---|---|
| ヘッド構造 | マッスルバック | ポケットキャビティ |
| 操作性 | 高い | 中程度 |
| 寛容性 | 中程度 | 高い |
| 飛距離性能 | 標準 | 高い |
| 打感 | 柔らかい | 柔らかい（樹脂インサートプレート採用） |
| 推奨プレイヤー層 | 中級者〜上級者 | 初心者〜中級者 |
出典: SUZUKI GOLFブログ
6. 良い点・悪い点
良い点:
S20C軟鉄素材による柔らかな打感
精密鍛造＋CNC加工による高精度なヘッド製造
キャビティバックの寛容性とマッスルバックの操作性の融合楽天市場+7アメーバブログ（アメブロ）+7アメーバブログ（アメブロ）+7アメーバブログ（アメブロ）+3Waoww+3Evolvin+3アメーバブログ（アメブロ）+3Evolvin+3Waoww+3
悪い点:
初心者にはやや難易度が高い可能性があるYahoo!ショッピング+3Waoww+3Yahoo!ショッピング+3
7. このクラブが合う人・合わない人
合う人:
中級者〜上級者で、操作性と打感を重視する方
ミスヒット時の飛距離ロスを軽減したい方
クラブの美しいデザインを重視する方アメーバブログ（アメブロ）スポーツナビ+2Waoww+2Evolvin+2
合わない人:
- アイアンに飛距離性能やミスへの寛容性を最優先する初心者層
- ヘッドスピードが非常に遅く、球が上がりにくいプレイヤー
- 軽量・低価格モデルを求めている方
8. フィッティングとカスタマイズのポイント
RV-555 IRON MBは、ヘッド性能を最大限に活かすためにフィッティングが推奨されます。シャフトの選択やライ角調整などを行うことで、理想の弾道と方向性を得ることが可能です。
フィッティング推奨項目:
- シャフト重量と調子（中調子〜元調子推奨）
- ライ角調整（特に身長やスイング軌道に応じて）
- グリップ口径と重量調整
9. 価格・購入先情報
RV-555 IRON MBはカスタム専用クラブとして、全国の取扱ゴルフ工房やオンライン販売店で購入可能です。
価格例:（6本セット #5〜PW）
- 税込151,800円〜（ヘッド単体では税込22,000円/本〜）
- シャフト・グリップ・組み立て費用により変動あり
購入時は、事前に工房でのフィッティングや試打を行うことが推奨されます。
10. 総合評価まとめ
RV-555 IRON MBは、”打感・操作性・構えやすさ”を重視する中上級者ゴルファーにとって理想的な選択肢です。精密鍛造＋CNC加工による構造精度の高さ、キャビティとマッスルの融合による打ちやすさ、そして見た目の美しさまで兼ね備えたこのモデルは、競技志向のゴルファーにも十分応えるポテンシャルを持っています。
