ゴルフクラブ試打日記


      
2021年10月27日
  

タイトリスト T200 アイアン

                 

タイトリスト T200 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは タイトリスト T200 アイアン の7番 です。



N.S. PRO 880 AMC
シャフトは N.S. PRO 880 AMC です。

ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は419gです。



正面
久しぶりに出会った、タイトリストのニューアイアンです。

タイトリストらしくシンプルなデザインでありながら、そのシンプルさが『美』へとつながっています。

こうして見ると、フェース高はやや低く、少し『面長』な感じがします。



側面
比較的コンパクトにまとまったヘッドですが、すぐに中空だと分かりました。

一口に中空といってもいろいろあると思いますが、このアイアンは『控えめな中空』といったところでしょうか?

タイトリストのアイアンに中空のイメージはありませんが、過去に無かったわけではありません。

タイトリストが採用しているということで、それだけ中空の人気が高まっているといえるのではないでしょうか?

ポケキャビに変わって今は、中空がトレンドといっていいような気がします。



彫りの深さ
こうして見ると、バックフェースが貼り付けタイプであることが分かりました。

中空らしい特徴です。

重心を深くする為に、ここの部分はウェイトなのかな?と思いましたが、実際のところは分かりません。

打つ前にいろいろな想像をするのも、試打の楽しみのひとつです。



トップライン
トップラインは少し厚めですが、目立つほどではありません。

タイトリストらしく、綺麗な流れになっています。

メーカーによっては、ここの部分に気を遣っていなくて、すごく『ぶっきらぼう』といいますか、ボテッとしているものも多いですが、さすがはタイトリストです。

綺麗で、日本的な感じがします。



ソール幅
ソール幅も標準的ですが、今のアイアンの中ではむしろ狭いほうといっていいように思います。

中空といえばワイドソールのイメージがありますが、最近は工夫が進んで、あくまでも普通のアイアンとしての外観を守っているアイアンが増えてきました。



ソール形状
ソールはなだらかな丸みがあり、リーディングエッジよりもトレーリングエッジのほうが、丸みが大きいです。



ネック長さ
ネックは少し短いですが、今のアイアンの中では標準的です。

太くなく、ボテッとしていないところに好感が持てます。

また『頭でっかち』タイプでもありません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、昔から見慣れたタイプです。

特に変わった工夫は見られません。

オーソドックスな『スタンプタイプ』のフェース面です。



装着されているグリップ
装着されているグリップはシンプルなタイプで、これまでもたくさん出会ってきました。

適度にソフトなフィーリングがあって好感が持てますが、このタイプのグリップは時間の経過と共に、かなり『硬化』するので、早めの交換が必要です。



構え感
ボールを前にして構えると、すごく男前で、思わずため息が出ました。

さすがタイトリストだな・・・。と思うと同時に、しばらく見とれていました。

中空アイアンはボテッとした顔の印象が強いですが、このアイアンはそうではありません。

こうして構えていると、中空であることを完全に忘れてしまいます。

マッスルバックやハーフキャビティの構え感といっていいほど、遜色ありません。

均整のとれた『タイトリスト顔』です。

中空といえば、ラージサイズ&グースネックというイメージも強いですが、このアイアンは全く違います。

ちょうどいい大きさで、ストレートネックです。

グースタイプやラージサイズを好まれる方には、親しみづらいところがあるかもしれません。

ただ、私の中では完全に『ストライクゾーン』に入っているので、目尻を下げながら見ていました。



試打を開始しました


フェース面
一球打って、「あれっ?」と思うと同時に、中空であるという『現実』に引き戻されてしまいました。

全く馴染めません。

中空独特の、あの『ペチャッ』という薄い打感なのです。

あまりに構えやすいアイアンなので、中空ということが意識から外れていました。

しかし実際に球を打ってみて、やっぱり中空なんだな・・・。と思い、一気にテンションが下がってしまいました。

期待という空気で膨らんだ風船に小さな穴が空き、そこから一気に空気が漏れ出す感じ・・・。といったらいいでしょうか?

夢から覚めたような気分です。

目尻も元に戻り、淡々と見ていました。

私は馴染めませんが、これこそが中空といえる打感ですし、この打感を好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。

私はアイアンの打感は『密』であってほしいのですが、このアイアンは『空』です。

頭の中がモヤモヤしてきました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』は普通です。

中空なので、見た目以上の易しさはありますが、基本的にはヒッター向けアイアンといっていいと思います。

マッスルバックやハーフキャビティほどタフではなく、今のノーマルアイアンと大差ないように感じました。

外見はシンプルですが、中空ということもあり、ヘッド内部に様々な『お助け機能』が搭載されているのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』は高く、イージーさを感じました。

ラージサイズではないですが、このノーマルサイズでありながら、かなり寛容さをもったアイアンです。

男前で精悍な顔つきをしていながら、これだけの寛容さがあるというアンバランスさが中空の最大の魅力といえるのではないでしょうか?

少々の打点のブレにも強い寛容さがあります。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、完全に一番手以上の飛び性能をもっています。

フェースに乗る感覚は無く、『バーン』といいますか、『ペチン』と弾くような感覚です。

弾き系アイアンらしく、初速もある程度出ているようです。

アイアンやウェッジのような『縦の距離』を大切にするクラブは、『スロー感』が欲しいですし、そこが『ミソ』なのですが、このアイアンは真逆タイプの『ファスト感』があり、勢いよく飛び出しました。

ゴルフは野球やテニス・卓球・バレーボールなど、他の球技と違い、『動体視力』が重視されない希有なスポーツですが、これだけ弾き系のクラブが多くなると、動体視力があったほうがいいのかな・・・。と思えてきます。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じです。

キャビティのような易しさがありながら、扱いやすいところもあります。

顔がいいから、この扱いやすさは予想していた通りでした。

左右にも同じように曲げることができました。

グースが弱いタイプなので、つかまりづらそうと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、その分『小顔』になっているので、フェースがターンしやすく、ボールが自然とつかまります。

ラージサイズでグースにして、ヘッドを『動かさないで』つかまえたい方には合いづらいアイアンかもしれませんが、昔ながらのオーソドックスなタイプを好まれる方には親近感をもちやすいのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
タイトリストらしく、カッコ良くて美しいアイアンでありながら、最新の技術も組みこまれたハイテクアイアンといっていいと思います。



Titleist T200 アイアン
ただ、先ほども書きましたが、打感がどうしても好きになれず、この点だけが残念でした。

顔(構え感)と打感のギャップがあまりにも大きすぎました。



Titleist T200 アイアン
顔の好みや打感は使っていけば慣れる・・・。という考え方もあり、私もその通りだと思うのですが、私はこの打感に馴染めないですし、馴染みたくありません。

ドライバーでラージサイズのグースもたくさん試打してきましたが、ある程度慣れてきたものの、親近感は未だ持てないままです。

それは私がフッカーで、左へ行くのを極端に嫌がっているというところもあるのかもしれません。



Titleist T200 アイアン
このアイアンは左へ行きそうな雰囲気はありませんが、打感が馴染めず、一球打ってテンションが下がってしまいました。

しかし『易しさ』を求めての結果なので『プラマイゼロ』といったところかな?と思いましたが、顔や打感にこだわる私にはマイナスのほうが大きかったです。



Titleist T200 アイアン
それでも久しぶりにタイトリストのニューアイアンに出会うことが出来、嬉しい日でした。



Titleist T200 アイアン
これからもタイトリストには期待していきたいです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。