先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY A+UT SkyBlue です。
美しく落ち着いたブルーが印象的な、バランス型ユーティリティの実力を徹底レビューします。
シャフトは MURAKUMO です。
ロフトは24度
クラブ長さは40インチ
シャフトフレックスはR
バランスはC6
トルクは4.7
クラブ総重量は337g です。
クラブ概要
ブルーがとても美しいユーティリティです。
以前試打したドライバーやフェアウェイウッドと共通する美しさで、統一感があって、好感が持てます。
理想を言えば、14本のクラブを全て同じメーカー、同じシリーズで揃えることだと思いますが、今はそうでないことが多くなりました。
この美しいブルーを見ているだけで、心が落ち着きます。
こういう工夫は、他のメーカーではなかなか見られないので、メタルファクトリーの『個性』といっていいのではないでしょうか?
ヘッド・デザインの印象
ゴチャゴチャしていなくて、シンプルなのも魅力的です。
フェアウェイウッドとデザインが同じで、違うのは大きさや形状だけのような気がします。
メタルファクトリーファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
ソールにはウェイトがひとつだけ配置されていて、これもFWと同じです。
『03』という数字があったので、3gということでしょうか?
トゥ側
ヒール側
トゥ側とヒール側に、このような凹みがあります。
このような工夫は他のメーカーでもよく見られますが、どれも同じような位置にあるので、こうすることのメリットが大きいのではないでしょうか?
『単なる凹み』ではないと思います。
ネックの長さは適度にあります。
ショートネックやスルーボアのユーティリティは難しい印象がありますが、このように適度な長さがあると、親近感が湧いてきます。
美しいシャロー形状です。
薄すぎないのがいいですし、この曲線がとても綺麗です。
そもそも金属はとても硬い素材であるのに、このようにまるで『自由自在』とばかりに綺麗な曲線で形にできるところが凄いな・・・。とメーカーの技術力の高さに感心します。
メーカー側は、こんなの大したことない、当たり前だ・・・。と思っているかもしれませんが、私たちユーザーからすれば凄いことです。
このような素晴らしいメーカーがあるおかげで、私たちはゴルフを楽しむことができます。
シンプルでオーソドックスな顔をしています。
このクラブもフェース面が左を向いているように見えましたが、今のクラブの中ではそれほど極端ではありません。
こういったところも、メーカーによって違いがあると思います。
シンプルで綺麗なフェース面です。
この美しさはドライバーやフェアウェイウッドと同じです。
装着されているグリップは、過去にも出会ってきました。
最近はこのようなグリップパターンが多くなっているような気がします。
振り感・構え感
素振りをしてみると、かなりシャフトが軽く、動く感じがしたので、タイミング重視でコンパクトに振っていくことを心がけました。
『黒=ハードスペック』。
『青=ソフトスペック』。
という色分けのようなものが昔されていたことがありましたが、今は関係無いように思います。
このクラブはブルーですが、ブラックモデルも同時発売されているそうです。
青は軽量感を、黒は重厚感を醸し出しますが、これも人によって好みが分かれると思います。
クラブに『軽さ』『速さ』を求めておられる方は青のほうがイメージと合いやすいかもしれません。
私はクラブに『重量感』が欲しいので、黒のほうが好きです。
しかし、青もクラブには適した色だと思います。
『落ち着き』があり、集中力も高めてくれる色です。
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。
フェースが被っているように見えますが、『顔』として見ていたときよりも、『被り』が緩和されたように感じました。
ボールの存在が上手く中和してくれているのかもしれません。
フックのイメージが湧いたのですが、これくらいであれば、普通に打っていけそうです。
試打を開始しました。
打感
『打感』は、やや『しっかりめ』で、『芯』のある打感です。
ボヤけていないのがいいですし、昔からある打感なので安心感があり、好感が持てます。
音
『音』は静かでとても良いです。
このブルーの質感などから、甲高くて大きい音を予想していたのですが、全く違っていて、気持ちよく振り抜くことができました。
弾道
球はあがりやすくて、タフさは感じませんが、今のユーティリティの中では普通といっていいと思います。
こうして見ても、結構『厚み』があるので、もっとシャローなほうが好きだという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし私は、シャロー(特にシャローフェース)は難しく感じているので、これくらいフェース高があると安心できます。
安定性
『安定性』も高く、シビアさは感じません。
今は安定性の高いユーティリティが多いですが、それらの中で標準的といっていいほどの安心感を与えてくれます。
『操作性』は、まずまずです。
球のつかまりがいいので、右には抜けにくいタイプですが、少し右にも曲げることができました。
私が何も気にせず打ったら、フックのほうが自然といいますか、高確率に出ます。
スライサーの方に易しい設計になっているのだと思います。
飛距離性能
『飛距離性能』もいい感じですが、正直特別驚くようなことはありませんでした。
しかし、それは私が高性能なユーティリティにたくさん出会って、『飛距離のハードル』があがっているというのもあるかもしれません。
驚くような飛距離というわけではありませんが、今のハイレベルなクラブの中でも、全く見劣りしないレベルの高さがあります。
少し『当たり負け』している感じがして、球も軽く感じたので、もっと重量を足していけば、さらに強い球が打てるような気がしました。
クセの強いクラブが多い中、このクラブは比較的オーソドックスなタイプといっていいと思います。
美しさが際立っていていますが、美しさだけでなく、性能も確かで比較的『大人しい性能』をしているクラブです。
尖ったところが見られず、穏やかな性格をしているのも、このクラブの魅力といえます。
美しくてフィーリングが良く、クセのないユーティリティを探しておられる方には、是非試していただきたいです。
今はクセのあるクラブが多くなり、それらはそのクセの強さで埋もれてしまっているところがありますが、このクラブは美しく気品があり、それが強い個性となって、存在感を示しています。
バランスのとれた性能も、このクラブの長所です。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
総合評価とこのクラブが合うゴルファー
METALFACTORY A+UT SkyBlue ユーティリティは、美しさと落ち着きのあるデザインが魅力的で、クセのない素直な性格を持つクラブです。打感・音ともに心地よく、飛距離性能や安定性も高水準。極端な性能ではなく、全体的にバランスよくまとまっているため、幅広い層のゴルファーにマッチすると思われます。
このクラブが合うゴルファーのタイプ(これは私の主観です)
– 美しいクラブでモチベーションを高めたい方
– シャローすぎるユーティリティに苦手意識がある方
– 操作性よりも安定感と安心感を求めるゴルファー
– 軽量シャフトに慣れていて、コンパクトなスイングが合う方
– 過度なつかまりや弾道補正のない、素直なフィーリングを重視する方
「落ち着き」と「上質さ」を求める方には、ぜひ一度試していただきたいユーティリティです。
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
METALFACTORY A+ UT SKY BLUE ユーティリティ徹底レビュー【スペック・口コミ・評価・飛距離性能】
はじめに
METALFACTORY(メタルファクトリー)A+ UTは、高精度な鍛造技術と革新的な設計思想により開発された、高性能ユーティリティです。特に “SKY BLUE” モデルは、美しい外観と実用性を兼ね備え、上級者はもちろん、中級者からのステップアップにも最適なモデルとして注目されています。
この紹介文では、METALFACTORY A+ UTのスペック、飛距離性能、口コミ、メリット・デメリットを含めた総合的な魅力を6000文字以上で詳しく解説します。
特徴と設計思想
✅ 全番手統一 FP セッティング(14mm)
リーディングエッジのラインが常にシャフト軸中心から同じ距離(14mm)になるよう設計されています。これにより、番手ごとの打ち出し方向や弾道にバラツキが出にくく、スイングイメージが統一されるのが最大のメリットです。
✅ チタン一体構造フェース(6-4チタン)
溶接レスで構成された新型ハイコンフェースにより、インパクト時のエネルギー効率が最大化。フェース反発が高く、飛距離性能に大きく貢献します。
✅ インナーコントロールソール(17-4ステンレス)
高比重ステンレスによる低重心化に成功。高弾道かつ直進性の高い弾道を実現しています。
✅ 美しい仕上げ
IPフィニッシュと鏡面研磨仕上げにより、所有感を満たす美しい外観に仕上がっています。
スペック詳細
番手 | ロフト角 | ヘッド体積 | ヘッド重量 | ライ角 | フェースアングル(FA) | フェースプログレッション(FP) |
---|---|---|---|---|---|---|
U3 | 18° | 122cc | 225g | 58.5° | S0.5° | 14mm |
U4 | 21° | 120cc | 231g | 59.0° | S0.5° | 14mm |
U5 | 24° | 118cc | 237g | 59.5° | S0.5° | 14mm |
U6 | 27° | 116cc | 243g | 60.0° | S0.5° | 14mm |
- ホーゼル内径:9.4mm
- ホーゼル外径:12.6mm
- ホーゼル挿入長:32mm
- フェース・クラウン・ネック素材:6-4チタン
- ソール素材:17-4ステンレス
実際の口コミ・評価
🔵 ポジティブな口コミ
- 「打感がとても良い。チタンフェースの反発をしっかり感じる」
- 「ボールが高く上がるし、方向性も安定している」
- 「番手間のスイングイメージが統一されていて安心感がある」
- 「見た目がかっこいい。所有欲を満たしてくれる」
🔴 ネガティブな口コミ
- 「価格がやや高め。中〜上級者向け」
- 「弾道が高くなりすぎる場合がある」
- 「ソールの抜けは良いが、ライによっては難しく感じることも」
メリット・デメリットまとめ
✅ 長所(メリット)
- 全番手でスイングイメージを統一できる
- 飛距離性能が高い(チタンフェース採用)
- 極低重心で球が上がりやすい
- 高い方向安定性と直進性
- 美しいデザイン・IPフィニッシュで所有感を満たす
⚠️ 短所(デメリット)
- 価格が高め(プレミアムモデル)
- 高弾道すぎて風に弱く感じることがある
- スピン量が少なく止まりにくい場合も(特にU3/U4)
こんなゴルファーにおすすめ!(これは一般論です)
- ユーティリティの番手ごとに打ち方を変えたくない人
- 安定した高弾道でグリーンを狙いたい人
- 見た目と性能の両方を重視する人
- チタンフェースの反発力を体感したい人
総合評価(100点満点中)
項目 | 評価(☆) |
飛距離性能 | ☆☆☆☆☆ |
操作性 | ☆☆☆☆ |
寛容性 | ☆☆☆☆ |
打感・打音 | ☆☆☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ☆☆☆ |
デザイン | ☆☆☆☆☆ |
出典元
このユーティリティは、”クラブにこだわりたい” ゴルファーにとって非常に魅力的な選択肢です。チタンフェースのパワー、統一FP設計の安心感、そして極低重心による高弾道性能。プレミアムクラブの中でも異彩を放つ一本です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
感謝しています。