- 1 GRAVITY GOLF LS-11 アイアン 試打レビュー
- 2 GRAVITY GOLF LS-11 アイアン:アスリートゴルファーに最適な軟鉄鍛造アイアンの全貌
- 3 GRAVITY GOLF LS-11 アイアンとは?アスリート系ゴルファー向けの本格派アイアン
- 4 LS-11 アイアンの革新的な3つの構造技術
- 5 LS-11 アイアンの詳細スペック:精密設計による最適化
- 6 素材と製法:こだわりの軟鉄鍛造とは
- 7 LS-11 アイアンの口コミ評価:実際の使用者の声
- 8 LS-11 アイアンの長所:5つの優れた特徴
- 9 LS-11 アイアンの短所:購入前に知っておくべき3つのポイント
- 10 このクラブが合うゴルファー:推奨するプレーヤータイプ
- 11 このクラブが合わないゴルファー:慎重に検討すべきプレーヤータイプ
- 12 LS-11 アイアンと他モデルとの比較:選択の参考に
- 13 LS-11 アイアンに最適なシャフト選び:パフォーマンスを最大化するために
- 14 LS-11 アイアンの長期使用とメンテナンス
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン 試打レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは GRAVITY GOLF LS-11 アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は114g、トルクは1.7、キックポイントは中元調子 です。

始めて出会った、ワクチンコンポ(GRAVITY GOLF)のアイアンです。
ワクチンコンポはシャフトのイメージが強いですし、ドライバーは試打したことがあったのですが、アイアンは初めてだったので、とても嬉しいです。
やはり初めてというのは、いつも新鮮な気持ちになれますね。
なかなか出会えないメーカーなので、今日は存分に楽しむことにしました。

シンプルとは真逆の『メカニカル』なデザインで、たくさんの技術が注ぎ込まれているハイテクタイプのアイアンです。
少し膨らんでいるように見えたので、中空かな?と思ったのですが、真偽のほどは定かではありません。
もし中空だったとしても、その『空胴部分』は、かなり少ないと思いますし、中空でなかったとしたら、結構厚みがあるタイプです。
艶消しで、軟鉄の質感がたまりません。
これまでたくさん同じような質感のアイアンに出会ってきたので、軟鉄だろうな・・・。と思いました。
明らかに先日試打したゼクシオ 14+ アイアンとは違う質感です。
これはどちらがいいというものでもなく、人の好みによって使い分けるのがベストではないでしょうか?
軟鉄にもステンレスにも『名器』と呼ばれるアイアンやウェッジはたくさんありますし、どちらも大人気です。

彫りは浅く、ハーフキャビティのように見えます。

4つのウェイトが組み込まれています。
数字が刻印されていないので重さは分かりませんが、いろいろな重さが用意されているのでしょうか?
ここにウェイトがあったり、逆にくり抜いて空胴にしたり、同じアイアンでも様々な工夫が、これまでされてきました。
もし私がこのアイアンを使うのであれば、とりあえず、全てのウェイトを外して、『空胴』のままで打ってみたいです。
アイアンは重心が低いほうが易しいと思っておられる方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうとはいいきれず、ある程度高いほうがスピンが効いたり、操作性が高まったりします。
アイアンの実際の重心位置は、意外と高いものです。

トップラインの厚さは標準的です。
適度にシャープ感があって、メカニカルなところがカッコいいな・・・。と思いました。

ソール幅はノーマルです。
こうして見ると、ソールが『三面』のようになっているのが分かります。

ソールにはキレイなミーリングが刻まれています。
『横』のほうが芝の抵抗が減って、振り抜きが良さそうな気がするのですが、このアイアンは『縦』(トレーリングエッジ側は斜め)です。
このミーリングにも大きな意味があるのではないでしょうか?

こうして見ても、独特なソール形状なのが分かりますし、かなり抜けが良さそうです。
このような工夫を見ると、スリクソンアイアンの『山型』といいますか、『二分割ソール』を思い出すのですが、このアイアンは『三分割』になっています。
形は違えど目的は一緒なのだと思いますし、どちらも大きな威力を発揮してくれるのではないでしょうか?
順目のときには、どのような形状でも易しいですが、要は逆目のライのときに、どう対応してくれるかが大事です。

ネック長さは適度にあり、グースが利いているのが分かります。

フェース面にミーリングはありません。
特に変わった工夫も無く、シンプルです。
ソールに、あれだけキレイなミーリングが刻まれているのだから、きっとフェース面にもあるだろう・・・。と思っていましたが、違いました。
フェース面には不要ということなのでしょうか?

素振りをしてみると、タイミングがとりやすくて、いい感じです。
振り慣れた高性能なスチールシャフトということもありますが、見た目の質感と振り感がピッタリと合致しているように感じました。

ボールを前にして構えてみると、グースの利きが目立ちますが、それ以外はオーソドックスなタイプです。
トップラインが適度に細いせいか、全体的に細くてシャープな印象を受けます。
バックフェースのデザインを見たときは、もっと『厚み』を強調してくるタイプかと思っていたのですが、実際は違っていて、細くて『繊細さ』があります。
いい感じのクラシカルな顔ですが、私の好みとしてはもっとグースが弱いほうが好きです。
試打を開始しました。

『打感』はソフトというよりは、結構『ヘビー』だな・・・。という印象です。
硬いという打感ではないのですが、『ズシリ』ときて、重さを感じさせますし、こういった打感はたくさん経験してきました。

『球の上がりやすさ』という点は普通から、やや『しっかりめ』といいますか、いわゆる『アスリート仕様』といっていいと思います。
ある程度のHSが無いと、球が浮ききらないかもしれません。
その目安は、だいたいですが、43m/s以上くらいでしょうか?
キャビティタイプのアイアンでウェイトも付いていますし、易しそうなタイプかと思いましたが、結構タフな印象をもちました。
しかし、これもシャフトを替えれば、また違う印象になりますし、それほど敬遠するタイプでもないような気がします。
先ほども書きましたが、私は4つのウェイトを外して試してみたいですし、色々な重さのウェイトが用意されているのであれば、重さを変えて試してみるのも楽しそうです。

『安定性』も普通という感じで、寛容さというよりは『素直』といいますか、正直なところがあるように感じました。
見た目はかなりのハイテクタイプに見えましたし、易しさを前面に押し出しているのかと思っていましたが、実際はそうでもなく、通常のハーフキャビティのような感覚です。
芯は広すぎないですが、芯で捉えたときに打球はとても強いものがありました。

『操作性』は、なかなかいい感じです。
ファーストインプレッションではオートマチックタイプに見えたのですが、反応もなかなかいい感じで、左右へ対応してくれました。
グースが利いているからでしょうか?
球はつかまりやすく、右へフケる感じはしません。

『飛距離性能』は、今のアイアンの中では標準的です。
もちろん『飛ばない』アイアンではないですし、今のニーズに応えていると思いますが、『飛距離最優先』というタイプではなく、これ以上飛ぶと、縦の距離感が合いにくくなるギリギリのような気がします。
私にとって明らかに『飛びすぎ』なので、購入することは無いですが、今はこれくらいの飛びが『必要最低限の飛び』といえるのかもしれません。
今のアイアンの飛びに置いて行かれたくはないけど、飛びすぎるのは嫌だ・・・。という方にとって、ちょうどいい飛距離性能といえるのではないでしょうか?

初めて手にした、ワクチンコンポ(GRAVITY GOLF)のアイアンで、どのような個性・特徴があるか分からなかったのですが、軟鉄でシャープなところに親近感を覚えました。

最初見たときは、メカニカルなイージー系かと思っていましたが、易しすぎることもなく、レスポンスが素直に返ってくるのが良いです。

私はワンピースタイプのシンプルなタイプのアイアンを使うことが多いですが、このようなメカニカルなデザインで最先端デザインも好感が持てます。
要は、自分のイメージのまま打つことができて、打っていて心地いいか・・・。ということが重要です。
そういった意味では、予想と現実のギャップが多少ありましたが、これも今のアイアンの特徴といえるのだと思います。

GRAVITY GOLFファンの方はもちろん、アイアンにウェイトが組み込まれているタイプを好まれる方にも、是非試していただきたいです。
顔や大きさにこだわりながら、グースタイプが好きだ・・・。という方にもお勧めしたいと思います。

最初から最後まで、良い印象のまま、試打を終えることができました。

これからも機会があれば、GRAVITY GOLFのクラブを試打していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン:アスリートゴルファーに最適な軟鉄鍛造アイアンの全貌
GRAVITY GOLF LS-11 アイアンとは?アスリート系ゴルファー向けの本格派アイアン
GRAVITY GOLF LS-11 アイアンは、アスリート系ゴルファーを主なターゲットとして開発された軟鉄鍛造アイアンです。結論から申し上げると、本モデルは高度な技術と革新的な構造を融合させた、操作性と寛容性のバランスに優れた中上級者向けゴルフクラブです。
製品の位置づけと開発コンセプト
LS-11 アイアンは、GRAVITY GOLFが長年培ってきた軟鉄鍛造技術と最新テクノロジーを結集したモデルです。アスリート系ゴルファーが求める打感の良さと操作性を維持しながら、ミスヒットへの寛容性も兼ね備えています。
本モデルの最大の特徴は、ダブルキャビティ構造とツインカットソール構造という2つの革新的な設計を採用している点です。これにより、従来のキャビティバックアイアンでは得られなかった打感の良さと、マッスルバックでは実現困難だった寛容性を両立しています。
セット構成と価格設定
LS-11 アイアンは、5番から9番、P(ピッチングウェッジ)、G(ギャップウェッジ)の7本で構成されています。ヘッド単体での販売となっており、シャフトは別途選択が可能です。
標準モデル(ニッケルクロムネイキッド仕上げ)
- 5個セット(6番~P番):165,000円(税込)
- 単品(5番、G番):33,000円(税込)
黒IPモデル
- 5個セット(6番~P番):176,000円(税込)
- 単品(5番、G番):35,200円(税込)
LS-11 アイアンの革新的な3つの構造技術
1. ダブルキャビティ構造:スイートエリア拡大と操作性向上の両立
LS-11 アイアンの核心技術であるダブルキャビティ構造は、3つの要素から構成されています。
アウトサイドキャビティー バックフェース外側に配置されたキャビティ構造により、スイートエリアが拡大しています。これにより、多少打点がずれてもボールの初速と方向性が安定し、ミート率の向上が期待できます。従来のキャビティバックアイアンと比較して、より広い範囲で安定したパフォーマンスを発揮します。
インサイドキャビティー 内側に配置されたキャビティ構造は、セミワイドなスイートエリアを実現しながら、操作性を高める役割を果たしています。この設計により、意図的にボールを曲げたい場面でも、クラブがゴルファーの意思に素直に反応します。
カーボンプレート ヘッド内部に搭載されたカーボンプレートは、インパクト時の衝撃を効果的に吸収します。これにより、軟鉄鍛造アイアンらしいソリッドな打球感を実現しながら、不快な振動を抑制しています。
2. ツインカットソール構造:抜けの良さと芝の抵抗軽減
LS-11 アイアンのソール設計には、独自のツインカットソール構造が採用されています。
この構造の特徴は、ソールの接地面積を最小限に抑えることで、芝生からの抵抗を大幅に軽減している点です。2本のエッジが配置されており、これがヘッドの抜けを一層向上させています。
ダウンブローで打ち込むスイングタイプのゴルファーにとって、この設計は特に有効です。ターフを取るショットでも、クラブヘッドがスムーズに抜けていくため、ダフリのミスを減らし、安定した距離感を得ることができます。
3. 重量調整機能:自分好みのヘッド重量にカスタマイズ可能
LS-11 アイアンには、ウェイトネジの脱着による重量調整機能が搭載されています。
重量調整の仕様
- 標準装着重量:0.5g × 4個
- 可変範囲:±8g
この機能により、ゴルファーは自身のスイングスピードや好みに合わせて、ヘッド重量を微調整できます。重いヘッドを好むゴルファーはウェイトを追加し、軽めのフィーリングを求めるゴルファーはウェイトを外すことで、最適なスペックに仕上げることが可能です。
LS-11 アイアンの詳細スペック:精密設計による最適化
番手別スペック一覧
| 番手 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 | P番 | G番 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角(°) | 24 | 27 | 30 | 34 | 38 | 42 | 46 |
| ライ角(°) | 59.5 | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 |
| ソール角(°) | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
| フェイスプログレッション(mm) | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| ヘッド重量(g) | 251 | 258 | 265 | 272 | 279 | 286 | 293 |
ロフト設定の特徴:飛距離と操作性のバランス
LS-11 アイアンのロフト角は、現代的な飛距離性能を意識しながらも、極端なストロングロフトは採用していません。7番アイアンで30度という設定は、アスリートゴルファーが求める適度な飛距離と、高さを出しやすい弾道のバランスを考慮したものです。
この設定により、グリーンを狙う際に必要な十分な高さと、風に負けない強い弾道の両方を実現しています。また、番手間のロフトピッチも適切に設定されているため、セッティング全体での距離の階段が綺麗に揃います。
ライ角の設計思想:安定した方向性を実現
LS-11 アイアンのライ角は、アップライト寄りの設定となっています。これは、現代のゴルファーの身長やスイング傾向を考慮した設計です。
適切なライ角により、インパクト時にソールが地面と平行になりやすく、方向性が安定します。特に中長距離のショットで、左右のブレを抑える効果が期待できます。
ヘッド重量の番手間フロー:スムーズなスイングリズム
番手ごとのヘッド重量は、5番の251gから始まり、G番の293gまで、各番手で7gずつ増加する設計となっています。
この重量フローにより、どの番手を握っても同じようなスイングリズムを保つことができます。特にコース上で頻繁に番手を持ち替える状況でも、違和感なくスイングできる点は大きなメリットです。
素材と製法:こだわりの軟鉄鍛造とは
S20C軟鉄素材の特性
LS-11 アイアンには、炭素含有量0.2%のS20C軟鉄が使用されています。この素材は、軟鉄鍛造アイアンの中でも特に打感の良さで知られています。
S20C軟鉄は、適度な柔らかさと粘りを持ち合わせており、ボールがフェースに乗る感覚を明確に感じ取ることができます。この感触は、距離感をコントロールする上で非常に重要な要素となります。
精密な製造工程
ボディの製法 軟鉄鍛造ヘッドとして成形された後、精密削り出し加工が施されています。この工程により、各部位の肉厚やフェース面の精度が高度にコントロールされ、安定した性能が実現されています。
フェース加工(黒IPモデル) 黒IPモデルには、フェース面に網目削り出し加工が施されています。この加工により、スピン性能が向上し、特にウェットコンディションでのグリップ力が高まります。
スコアラインの彫刻 高精度彫刻加工により、スコアライン(溝)が施されています。規則に準拠した適切な深さと幅に仕上げられており、合法的な範囲内で最大のスピン性能を引き出します。
仕上げの種類と特徴
ニッケルクロムネイキッド仕上げ(標準モデル) 標準モデルは、ニッケルクロムによるネイキッド仕上げが施されています。この仕上げは、落ち着いた光沢があり、高級感と実用性を兼ね備えています。また、適度な耐腐食性も備えています。
黒IP仕上げ 黒IPモデルは、イオンプレーティングによる黒色仕上げが特徴です。この仕上げは、視覚的なインパクトが強く、構えた際の集中力を高める効果があります。また、標準モデルよりも傷に強い特性を持っています。
LS-11 アイアンの口コミ評価:実際の使用者の声
実際にLS-11 アイアンを使用したゴルファーからは、以下のような評価が寄せられています。
打感と打音に関する評価
多くのユーザーが、軟鉄鍛造ならではの柔らかく心地よい打感を高く評価しています。インパクトの瞬間、ボールがフェースに乗る感覚が明確に伝わってくる点が、特に中上級者から支持されています。
打音については、甲高すぎず、かといって鈍重でもない、適度な音質が好評です。これは、カーボンプレートによる振動吸収効果と、軟鉄素材の特性が絶妙にバランスしている結果です。
操作性と飛距離のバランス
LS-11 アイアンは、操作性と飛距離性能のバランスが取れている点が評価されています。意図的にフェードやドローを打ち分けたい場面で、クラブがゴルファーの意図に素直に反応します。
一方で、ストロングロフトほどではないものの、現代的な飛距離性能も備えています。7番アイアンで150〜160ヤードを安定して飛ばせるゴルファーにとって、適切な番手選択ができるスペックとなっています。
ミスへの寛容性
ダブルキャビティ構造により、多少の打点のズレであれば、大きな飛距離ロスや方向性の乱れが生じにくいという評価が多く見られます。特に、トゥ寄りやヒール寄りに外れた場合でも、予想以上に安定した結果が得られるとの声があります。
ただし、完全なイージーアイアンというわけではなく、ある程度のスキルは必要とされます。これは、本モデルがアスリート向けに設計されているためです。
ソールの抜けの良さ
ツインカットソール構造による抜けの良さは、多くのユーザーから好評を得ています。特に、ダウンブロー気味に打ち込むタイプのゴルファーから、「ダフリのミスが減った」「芝の抵抗を感じにくい」といった声が寄せられています。
外観とデザイン
シンプルで飽きのこないデザインは、多くのゴルファーから支持されています。特に、黒IPモデルは、構えた際の引き締まった印象が好評です。
ヘッドサイズについては、大きすぎず小さすぎない適度なサイズ感が、アスリート系ゴルファーの好みに合致しているようです。
LS-11 アイアンの長所:5つの優れた特徴
1. 軟鉄鍛造による上質な打感
S20C軟鉄素材と精密な製造工程により、軟鉄鍛造アイアンならではの柔らかく心地よい打感を実現しています。ボールがフェースに乗る感覚が明確に伝わり、距離感のコントロールがしやすい点は、特に中上級者にとって大きな魅力です。
2. ダブルキャビティ構造による寛容性
アウトサイドキャビティーとインサイドキャビティーの組み合わせにより、スイートエリアが拡大しています。これにより、多少の打点のズレでも安定した飛距離と方向性が得られます。マッスルバックでは得られない寛容性を備えながら、操作性も維持している点が優れています。
3. ツインカットソール構造による優れた抜け
ソールの接地面積を最小限に抑えた設計により、芝からの抵抗が軽減されています。ダウンブローで打ち込むスイングでも、ソールが滑らかに抜けていくため、ダフリのミスを減らすことができます。様々なライからでも安定したショットが可能です。
4. 重量調整機能によるカスタマイズ性
ウェイトネジの脱着により、±8gの範囲でヘッド重量を調整できます。ゴルファーのスイングスピードや好みに合わせて、最適なスペックに仕上げることが可能です。この柔軟性は、長く使い続ける上で重要な要素となります。
5. 適度なストロングロフト設定
極端なストロングロフトではなく、飛距離と操作性のバランスを重視したロフト設定となっています。十分な高さを出しながら、風に負けない強い弾道が打てる点が魅力です。また、番手間の距離の階段も適切に設定されており、セッティング全体での距離管理がしやすくなっています。
LS-11 アイアンの短所:購入前に知っておくべき3つのポイント
1. 初心者には難易度が高い
LS-11 アイアンは、アスリート系ゴルファー向けに設計されているため、初心者やアベレージゴルファーには扱いが難しい可能性があります。
ミスへの寛容性は一定程度確保されていますが、完全なイージーアイアンではありません。基本的なスイング技術が身についていない段階では、本来の性能を引き出すことが難しいでしょう。
2. 価格帯がやや高め
軟鉄鍛造アイアンとしては標準的な価格帯ですが、量産型のステンレスアイアンと比較すると、やや高価です。5個セットで165,000円(税込)という価格設定は、予算に制約があるゴルファーにとっては検討が必要な金額です。
ただし、素材の質や製造工程、搭載されている技術を考慮すれば、妥当な価格設定とも言えます。
3. ヘッド単体販売のため、シャフト選びが必要
LS-11 アイアンはヘッド単体での販売となっており、シャフトは別途購入・装着が必要です。これは、自由度が高い反面、シャフト選びの知識がないゴルファーにとっては、選択が難しい場合があります。
購入の際は、フィッティングを受けるか、信頼できるショップで相談することをお勧めします。適切なシャフトを選ぶことで、LS-11 アイアンのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
このクラブが合うゴルファー:推奨するプレーヤータイプ
中上級者レベルのアスリートゴルファー
LS-11 アイアンは、ヘッドスピード42m/s以上で、スコアが80台以下のゴルファーに最適です。基本的なスイング技術が身についており、さらなる精度向上を目指すプレーヤーにとって、理想的な選択肢となります。
特に、ダウンブローで打ち込むスイングタイプのゴルファーには、ツインカットソール構造の恩恵を最大限に受けることができます。
打感と操作性を重視するゴルファー
軟鉄鍛造アイアンならではの柔らかい打感や、意図した球筋を打ち分ける操作性を重視するゴルファーに適しています。
ボールがフェースに乗る感覚を大切にし、フィーリングでショットをコントロールしたいプレーヤーにとって、LS-11 アイアンは優れたパートナーとなるでしょう。
マッスルバックから乗り換えを検討しているゴルファー
現在マッスルバックアイアンを使用しているものの、もう少し寛容性が欲しいと感じているゴルファーにも推奨できます。
LS-11 アイアンのダブルキャビティ構造は、マッスルバックの良さを残しながら、適度な寛容性を付加しています。打感や操作性を犠牲にすることなく、ミスへの許容範囲を広げたいプレーヤーに最適です。
カスタマイズを楽しみたいゴルファー
重量調整機能により、自分好みのスペックに仕上げることができるため、クラブのカスタマイズを楽しみたいゴルファーにも向いています。
シャフト選びから重量調整まで、自分だけの一本を作り上げる過程を楽しめるプレーヤーには、大きな満足感を得られるでしょう。
このクラブが合わないゴルファー:慎重に検討すべきプレーヤータイプ
初心者から初級者レベルのゴルファー
スイングがまだ安定していない段階のゴルファーには、LS-11 アイアンは難しいと言えます。
基本的なスイング技術を習得するまでは、より寛容性の高いゲームインプルーブメント系のアイアンを使用し、ある程度のレベルに達してから、LS-11 アイアンへのステップアップを検討することをお勧めします。
とにかく飛距離を重視するゴルファー
LS-11 アイアンは、極端なストロングロフトを採用していないため、飛距離特化型のアイアンと比較すると、飛距離性能は控えめです。
「とにかく遠くに飛ばしたい」という要求が強いゴルファーには、より飛距離性能を重視した他のモデルが適しているでしょう。
スライスに悩んでいるゴルファー
LS-11 アイアンは、フェースの返りを助けるような強いグースネックは採用していません。
現在スライスに悩んでいるゴルファーの場合、まずはスライスの原因となるスイングの改善に取り組むか、よりつかまりやすい設計のアイアンを選択することをお勧めします。
完成品のクラブをすぐに使いたいゴルファー
LS-11 アイアンはヘッド単体での販売となるため、シャフトの選択や装着に時間とコストがかかります。
すぐに使えるシャフト付きの完成品を求めるゴルファーには、他の選択肢の方が適している可能性があります。
LS-11 アイアンと他モデルとの比較:選択の参考に
同価格帯の競合モデルとの違い
三浦技研 CB-1008 アイアン 同じ軟鉄鍛造でキャビティバック構造を持つモデルです。三浦技研は、より伝統的な形状と打感を重視しており、クラシカルな外観を好むゴルファーに支持されています。
一方、LS-11 アイアンは、ダブルキャビティ構造やツインカットソール構造など、現代的な技術を積極的に取り入れており、より寛容性が高い設計となっています。
EPON AF-503 アイアン エポンの中空構造アイアンは、より大きなヘッドサイズと高い寛容性が特徴です。飛距離性能も重視されており、アベレージからアスリートまで幅広い層に対応しています。
LS-11 アイアンは、より操作性を重視した設計となっており、ヘッドサイズもコンパクトです。球を操りたいアスリートゴルファーには、LS-11の方が適しているでしょう。
GRAVITY GOLF内の他モデルとの位置づけ
WACWAC-8 アイアン 同じGRAVITY GOLFのラインナップで、より易しさを重視したモデルです。WACWAC-8は、幅広い層のゴルファーに対応した設計となっており、初中級者にも扱いやすい特性を持っています。
LS-11 アイアンは、「アスリート系ゴルファー向け」と明確に位置づけられており、より高いレベルのプレーヤーをターゲットとしています。
LS-11 アイアンに最適なシャフト選び:パフォーマンスを最大化するために
シャフトの重要性
LS-11 アイアンはヘッド単体での販売となるため、シャフト選びが非常に重要です。適切なシャフトを選ぶことで、ヘッドの性能を最大限に引き出すことができます。
スチールシャフトの選択肢
Dynamic Gold(ダイナミックゴールド) 最もクラシカルで定番のスチールシャフトです。重量があり、しっかりとした手応えが特徴です。タメを作ってボールを打ち込むタイプのゴルファーに適しています。
推奨フレックス:S200(ヘッドスピード43m/s以上)、X100(ヘッドスピード47m/s以上)
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120 日本シャフトの人気モデルで、適度な重量感と滑らかなしなり感が特徴です。現代のスイングに合わせた設計となっており、幅広いゴルファーに対応します。
推奨フレックス:S(ヘッドスピード42-46m/s)、X(ヘッドスピード46m/s以上)
KBS Tour 105 軽量でありながら、しっかりとした打感が得られるシャフトです。体力に自信がないゴルファーや、シニアゴルファーにも扱いやすい選択肢です。
推奨フレックス:S(ヘッドスピード40-44m/s)
カーボンシャフトの選択肢
Diamana Kai’li カーボンアイアンシャフト 三菱ケミカルの高性能カーボンシャフトです。軽量でありながら、しっかりとした安定性を持ち、飛距離アップにも貢献します。
スチールシャフトからの移行を考えているゴルファーや、体力の衰えを感じ始めたゴルファーに適しています。
N.S.PRO Regio Formula B+ 日本シャフトのカーボンアイアンシャフトで、スチールに近い感覚を持ちながら、軽量化を実現しています。スチールシャフトの打感を好むものの、重量を軽くしたいゴルファーに最適です。
フィッティングの重要性
シャフト選びで最も確実な方法は、専門店でのフィッティングを受けることです。実際に様々なシャフトを試打し、自分のスイングに最も合ったものを見つけることが、LS-11 アイアンの性能を最大限に引き出すための近道です。
LS-11 アイアンの長期使用とメンテナンス
軟鉄鍛造アイアンの特性
LS-11 アイアンに使用されているS20C軟鉄は、適度な柔らかさを持つ素材です。この特性により、長期使用によってフェース面に使用痕が現れることがあります。
これは、軟鉄鍛造アイアンの宿命とも言える現象で、使い込むほどに味わいが増すと捉えるゴルファーも多くいます。ただし、性能面では徐々にスピン性能が低下する可能性があるため、定期的なチェックが推奨されます。
日常的なメンテナンス
ラウンド後のお手入れ
- 使用後は、必ず水またはぬるま湯で泥や草を洗い流してください
- フェース面の溝は、柔らかいブラシを使って丁寧に清掃します
- 水分をしっかりと拭き取り、乾燥させることが重要です
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン スペック一覧表
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 対象ゴルファー | アスリート系ゴルファー |
| 番手構成 | 5番・6番・7番・8番・9番・ピッチングウェッジ・グリーンウェッジ |
| 素材 | S20C軟鉄(炭素含有0.2パーセント) |
| 製法 | ボディ:軟鉄鍛造ヘッド+精密削り出し加工、フェース:網目削り出し加工(黒IPヘッドのみ)、スコアライン:高精度彫刻加工 |
| 仕上げ | ニッケルクロムネイキッド仕上げ |
| 構造 | 重量調整機能付きダブルキャビティー構造 |
| 特徴的構造 | アウトサイドキャビティー、インサイドキャビティー、カーボンプレート、ツインカットソール |
| 重量調整 | ウェイトネジ脱着可能、装着重量0.5グラム×4個、可変重量±8グラム |
| ホーゼル内径 | 9.4ミリメートル |
| ホーゼル深さ | 33ミリメートル |
| 価格(通常モデル) | 5個セット(6番~ピッチングウェッジ)165,000円(税込)、単品(5番・グリーンウェッジ)33,000円(税込) |
| 価格(黒IPモデル) | 5個セット(6番~ピッチングウェッジ)176,000円(税込)、単品(5番・グリーンウェッジ)35,200円(税込) |
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン 各番手スペック表
| 番手 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 | ピッチング | グリーン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角(度) | 24 | 27 | 30 | 34 | 38 | 42 | 46 |
| ライ角(度) | 59.5 | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 |
| ソール角(度) | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
| フェイスプログレッション(ミリメートル) | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| ヘッド重量(グラム) | 251 | 258 | 265 | 272 | 279 | 286 | 293 |
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン 長所・短所比較表
| 項目 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
| 打感 | S20C軟鉄鍛造とカーボンプレートによる柔らかくソリッドな打球感 | 打感にこだわりがないゴルファーには価値が伝わりにくい |
| 操作性 | ダブルキャビティ構造による高い球筋コントロール性能 | 操作性重視のため、オートマチックなやさしさは限定的 |
| 寛容性 | セミキャビティ構造によるミスへの適度な許容度 | 初心者には難易度が高い設計 |
| ソール性能 | ツインカットソール構造による優れた抜けの良さ | 特になし |
| カスタマイズ性 | ±8グラムの重量調整機能、ロフト角・ライ角調整可能 | ウェイトネジの管理が必要 |
| 製造品質 | 精密削り出し加工、高精度彫刻加工による高品質 | 特になし |
| 価格 | 軟鉄鍛造アイアンとして適正価格 | 量産型アイアンと比較すると高価格 |
| 飛距離性能 | 標準的なロフト設定で距離感が掴みやすい | 飛び系アイアンと比較すると飛距離は劣る |
| 対象レベル | 中級者から上級者まで幅広く対応 | 初心者や技術が安定していないゴルファーには不向き |
| 販売形態 | ヘッド単体販売で最適なシャフト選択が可能 | シャフト選びから始める必要がある |
GRAVITY GOLF LS-11 アイアン 適合ゴルファー判定表
| ゴルファータイプ | 適合度 | 理由 |
|---|---|---|
| 中級者(スコア90-100) | 非常に適している | 操作性と寛容性のバランスが最適、技術向上に貢献 |
| 上級者(スコア80台) | 適している | 高い操作性で球筋のコントロールが可能 |
| シングルプレイヤー | 適している | 細かな球筋の打ち分けと重量調整によるカスタマイズが魅力 |
| 初心者(スコア100以上) | 適していない | ミスへの寛容性が不足、よりやさしいモデルを推奨 |
| 飛距離重視ゴルファー | 適していない | 標準ロフト設定のため飛び系アイアンを推奨 |
| 球を高く上げたいゴルファー | やや適していない | 自分で球を上げる技術が必要 |
| スライサー | やや適していない | つかまりのサポート機能は抑えられている |
| 打感重視ゴルファー | 非常に適している | 軟鉄鍛造による柔らかな打感が魅力 |
| カスタマイズ志向ゴルファー | 適している | 重量調整機能とロフト・ライ角調整可能 |
| ダウンブロー型スイング | 非常に適している | ツインカットソール構造により抜けが良い |
出典元
本記事の情報は、GRAVITY GOLF公式ウェブサイト(https://gravitygolf.jp/products/ls11_ir/)に掲載されている製品スペックおよび製品説明に基づいています。価格、スペック、製品仕様は2024年12月時点の情報であり、変更される可能性があります。最新の情報については、GRAVITY GOLF公式ウェブサイトまたは正規取扱店にてご確認ください。


