
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BALDO TT PROTOTYPE 911D DRIVER です。
シャフトは バシレウス Z 70S です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は74g、トルクは2.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は327gです。
バルドの新しいドライバーです。
これまでのバルドのイメージにピッタリと合う、黒を基調としてカッコいいデザインになっています。
高級感もすごくあります。
バルドのドライバーに初めて出会ってから数年が経ちましたが、とてもいいイメージが残っています。
こうして見てみると、かなり厚みのあるヘッドだということが解ります。
今はシャロー系ヘッドが圧倒的に多いので、このようなタイプはとても珍しいです。
911Dの『D』は、『ディープ』のことでしょうか?
911という数字は何を意味しているのでしょうか?
車好きの私は、ポルシェを連想しました。
ネックの長さは標準的です。
見慣れた長さです。
この独特のソール形状も、バルドの個性のように思います。
見た目の美しさに加え、機能性にも優れているのでしょうか?
真ん中付近の凹みには、どのような意味があるのでしょうか?
ディープバックタイプのドライバーです。
昔はこのようなドライバーばかりでしたが、今は完全に立場が逆転しました。
ディープなヘッドを見つけるほうが難しくなったように思います。
このディープなところに、親しみづらいと感じられる方も、いらっしゃるかもしれません。
とてもいい顔をしています。
バルドらしいです。
今は様々なタイプの顔を見かけるようになりましたが、私はこのようなオーソドックスなタイプが大好きです。
素振りをしてみると、とてもいい感じでした。
適度な重量もあって、タイミングがすぐに合いました。
今は『振りにいけない』タイプのドライバー(特に純正シャフト装着モデル)も多いですが、このドライバーは気持ち良く振っていくことができました。
ヘッドのタイプと、このシャフトの粘り感が上手く合っているな・・・。と思いました。
変な動きをしないので、余計な気を遣わなくて済みます。
ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じでした。
変なクセはなく、自然に構えることができました。
いいイメージもたくさんでました。
左に曲げるイメージも出せましたが、右に逃がすイメージのほうが強くでました。
オートマチックタイプではなく、完全にマニュアルタイプだと思いました。
ヘッドの厚みも感じ取れるので、叩くイメージも出せました。
試打を開始しました。
『打感』は、とてもソフトです。
バルドらしい、グッドフィーリングです。
『音』は静かで好感がもてました。
いくらでも強く打っていけますし、周りも気になりません。
集中力が途切れることもありませんでした。
最近は、その『音』が邪魔しているドライバーも見かけますが、このドライバーは全く違っていました。
やはり遠くへ飛ばしていきたいドライバーショットは、このように邪魔をしない音が求められます。
『球のあがりやすさ』という点では、かなりタフなドライバーだと思います。
高い弾道というよりは、明らかにライナー系が打ちやすいタイプです。
幅広い層に対応しているような感じはしませんでした。
ディープヘッドらしい、敷居の高さは充分あると思います。
私はライナー系の弾道が好きなので、このドライバーから放たれる弾道が好きですが、これは人によって好みがはっきりと分かれるところだと思います。
完全にヒッタータイプ向けのドライバーだと思います。
ヘッドもそうですが、シャフトも叩けるタイプです。
最近のドライバーでは、なかなか見られない、かなり硬派なドライバーだと思いました。
『安定性』という点では、結構シビアな感じがします。
高い直進性があるようには思えませんでした。
打点のブレにも反応しやすい感じがしました。
球筋のイメージを『直線』と捉えておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
『曲線』。つまり自分の持ち球をイメージしておられる方には、イメージに乗せやすいところがあるように思います。
『飛距離性能』は、かなり優れているな・・・。と思いました。
フェースの弾きも、すごくいいです。
ボール初速がとても速く、あっという間に飛んでいく感じです。
ピンポン球を打っているような感覚をもちました。
ただ、先ほども書きましたが、かなりタフなドライバーなので、球が浮きづらい、充分なキャリーが稼げずに距離も出ない・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
メーカーも、幅広い層に対応できるように作っているのではなくて、あくまでも硬派なドライバーを求めておられる方を対象に作ったドライバーのような気がします。
『操作性』という点では、とてもいい感じでした。
左右どちらにも曲げていくことができました。
余計につかまり過ぎないので、左へのミスを怖がらなくていいドライバーです。
逆に、球のつかまりがそれほどいいドライバーではないので、ハードヒッターの方でも、スライスに悩んでおられる方には、難しく感じられるところがあるかもしれません。
しかし、バックフェースにはウェイトが配置されていますし、もし交換ができるのであれば、交換してもっと球がつかまりやすくできるのかもしれません。
今は調整機能付きのドライバーが多いですが、このドライバーには付いていませんし、調整機能をつけるよりも、ヘッドのクォリティの高さで勝負しているように感じました。
いわゆる『易しいヘッド』ではないけれど、『品質の高さ』『精度の高さ』に、こだわっているように感じました。
購入した後に調整するのではなく、あくまでも購入前にじっくり試打してフィッティングを受けて欲しい・・・。というメーカーの思いが伝わってきました。
今は易しいドライバーのニーズが高いと思うので、このドライバーは正直それほど人気が出るようには思えません。
ユーザー層も、かなり限定されると思います。
調整機能付きを求めておられる方もいらっしゃると思います。
そういった方々にも、高い満足度は得られないかもしれません。
そういった意味では、『今風』のドライバーではないような気もします。
何年か前に逆戻りしたような感じもします。
クラブがプレイヤーに求めてくるものは、ある程度のものがあると思いますが、使いこなしておられる方にとって、たまらない魅力があるドライバーといえるのではないでしょうか?
『万人向け』ではないからこそ、その少ないエリアにおられる方にとって、とても心強い相棒になってくれるような気がします。
『構えやすさ』『打感の良さ』『音の良さ』『ライナー系の力強い弾道』が、このドライバーの大きな特長です。
シャフトをしっかりした物にしても、ヘッドが負けていないので、バランス良く振っていくことができました。
また試打する機会に恵まれれば、何度でも試打したい・・・。と思いました。
バルド TT PROTOTYPE 911D DRIVER
- 2015年4月12日
- バルド
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