今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BALDO CB16 IRON VERSION 2 の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは30度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子 です。
とてもカッコいい、バルドのキャビティアイアンです。
バルドは黒のイメージがありますが、このアイアンも黒くてシブいデザインです。
一目で惹かれました。
BALDO FORGEDの文字が光って見えます。
バルドのアイアンをたくさん試打してきたわけではないので全てそうなのかは分かりませんが、バルドはフォージドのイメージ強いです。
精悍さはありますが、フルキャビティなので同時に易しさも醸し出しています。
小ぶりというよりは、やや面長な感じがしますが、形状はオーソドックスです。
引き締まって見えるのが、さらに魅力を高めています。
トゥ側にウェイトがありました。
これは昨年試打したアイアンにもありました。
少し重心距離を長くしているのでしょうか?
それとも他に狙いがあるのでしょうか?
そういえば最近は一時期に比べ、タングステン入りのアイアンが少なくなってきたような気がします。
フルキャビティらしく、彫りの深さはたっぷりあります。
ラージサイズのアイアンのように、バックフェースがプクッと膨れていないのがいいです。
アンダーカットがありました。
今ではよく見られる工夫です。
トップラインの厚さも、ちょうどいい感じです。
シャープな輪郭なので、イメージも出しやすそうです。
ソール幅も標準的です。
最近はワイドな物が多いので、それらと比べると少し狭いほうといえるかもしれません。
リーディングエッジもトレーリングエッジも、削られてはいませんでした。
ネックの長さも、今のアイアンの中で標準的といっていいと思います。
こうして見ていると、ホーゼルが微妙にカーブを描いていて美しいです。
ここの形状にあまり気を使われていないように感じるアイアンが多いなか、このアイアンはこだわって作られているように見えます。
大量生産タイプとは違う、味のある設計です。
バックフェースには『CB16.VERSION2』の文字がありました。
昨年試打したアイアンの後継モデルであることは明らかです。
フェース面にミーリングがありました。
ヘッドの色と、このミーリングが前のモデルとの大きな違いです。
このミーリングはクリーブランドを思い出しました。
スコアラインに平行な白い線が目立っていますが、もっと細かなものもあります。
大きな円を描くようなミーリングです。
『ダブルミーリング』といっていいでしょうか?
かなりスピンにこだわっているように感じられます。
角溝が禁止になって、各メーカーが性能を落とさないように必死の研究が続いているようです。
こういった企業努力は、私たちユーザーにとって、とてもありがたいです。
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
バルドのアイアンなので、もっとシャープで切れ味鋭い感じかな?と思っていたのですが、そうではありませんでした。
セミラージサイズで、グースも少し効いています。
今は、この形がトレンドといえるのかもしれません。
私が好む『ど真ん中のストライク』ではないですが、このようなタイプもたくさん経験しているので、特に不安はありません。
フェース面のミーリングが少し目に入りましたが、邪魔になることはありませんでした。
試打を開始しました。
『打感』は、ややしっかりめでした。
球はあがりやすく、イージーです。
精悍さがあり、難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはないので、多くの方に試していただきたいと思いました。
『安定性』も高いです。
フルキャビティらしい易しさが充分感じられます。
『飛距離性能』も高く、今のアイアンの中でも引けを取らない飛びをもっています。
明らかに1番手以上の飛びを易しく体感できるアイアンです。
『操作性』は、まずまずでした。
敏感に反応するというよりは、やや大らかでゆっくりと反応する感じですが、この大らかさも魅力のひとつといっていいように思います。
今のニーズに応えた形になっていながら、バルドらしいカッコ良さを残したアイアンです。
バルド CB16 IRON VERSION 2
- 2018年9月23日
- バルド
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