今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは バルド ウェッジ PROTOTYPE です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は121g、キックポイントは手元調子です。
初めて手にするバルドのウェッジです。
バルドのクラブにはこれまであまり縁がないのですが、初めてのウェッジです。
ドライバーとフェアウェイウッドとウェッジがあって、アイアンが無いそうなのですが、ちょっと変わっている感じがしましたし、勿体ないような気もします。
ドライバーやフェアウェイウッドはとても好印象でしたし、このウェッジもとてもいい感じがしているので、アイアンも是非作って欲しいと思っています。
このホーゼルの長さがたまりません。
やはり操作性がより求められるウェッジには、これくらいホーゼルがついていると安心します。
とても敏感に反応してくれそうな気がします。
以前も書きましたが、アイアンやウェッジはドライバーに比べて、その見た目だけで大体の性能が把握しやすいところがあります。
それだけ『設計自由度』が低いのかもしれません。
どのクラブでもそうですが、よりシビアな距離感が要求されるウェッジは、顔が良くないとなかなか難しい気がしますし、これまで構えづらくて打てない・・・・。と感じたウェッジはありません。
その殆どが美しいウェッジばかりですし、違和感を感じたウェッジというのはちょっと記憶にありません。
そういった意味でも、このバルドのウェッジは、とてもオーソドックスで美しいウェッジだと思いました。
素振りをしてみても、すごくいい感じです。
まるで普段使い慣れた感じの親しみやすさがあります。
やはりシビアな距離感を出していくには、ダイナミックゴールドはとても優れているシャフトだな・・・・。などと考えていました。
『重さ』に頼ったスイングが出来るので、とても楽に振っていけますし、肩に余計な力が入りません。
特にバンカーショットなどでは、私はこのダイナミックゴールドでないと、なかなかフィーリングを出していくことが出来ません。
以前、軽量スチールのサンドウェッジを借りてバンカー練習をしたのですが、『ザックリ』や『ホームラン』が多く出てしまいました。
『カーボンシャフト』装着のサンドウェッジにも挑戦したことがあるのですが、今度は『ホームラン』連発でした。
野球のホームランは大歓迎ですが、ゴルフのバンカーショットでのホームランは致命的なミスとなってしまいます。
私はこれまで実戦で、ずいぶんと大きな失敗を繰り返してきました。
しかし、ダイナミックゴールドではすごく楽ですし、必要最小限しかヘッドを動かさなくていい感覚でいられるので、ミスがかなり抑えられます。
なので、私はこれからもこのシャフトの力を借りたいと思っています。
しかし、これはあくまでもダイナミックゴールドに慣れ親しんでいる私の感覚なので、軽量スチールやカーボンシャフトを使っておられる上級者の方もたくさんいらっしゃいます。
私の知り合いのバンカー名人は、何年もずっと『グラファイトデザイン』のシャフトを使って、素晴らしいバンカーショットを連発しています。
スピンの効いた『攻めっ気』の強い、鋭い球を打っていて果敢にピンを狙ってきます。
ボールを前にして構えた感じは、丸顔でとても構えやすい感じがしました。
『洋梨型』というよりは、明らかに『丸型』だと思います。
こうして見ていると、以前試打した『エポン 208K GX ウェッジ』を思い出しました。
このウェッジも『エポン』同様、日本的な顔をした美しいウェッジです。
『バンス角』が10度ということなのだそうですが、とても標準的だと思いました。
私はサンドウェッジを開いて使っていくことが多いので、どうしても『8度』くらいを使ったり、自分でグラインダーで削ることもありますが、このウェッジもとても『ノーマル』で使いやすい感じがしました。
もっとバンスがあったほうが使いやすい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃると思うので、やはりそれはそれぞれの好みに応じて選んでいくべきだと思いました。
こうして構えてみても、すごくいいイメージを出していくことが出来ました。
練習場のマットの上からサンドウェッジの練習をするのではなく、本来はアプローチグリーン周りやバンカーなどで、その性能を確かめたいと思うのですが、やはり試打クラブなのでそれは出来ません。
なので、いささか物足りないところもあるのですが、それは仕方ないことだと割り切って試打を開始しました。
『打感』という点では予想通り、すごくノーマルでいい感じがしました。
程良い『くっつき感』を感じることができます。
同じ軟鉄鍛造のクラブでも『ロングアイアン』や『ミドルアイアン』のようなロフトが立ったクラブよりも、ウェッジのようなロフトが寝たクラブは、とても『くっつき感』を感じやすいです。
ボールをフェースの上に乗せて、運んでいける感じがします。
なので軌道の高さのイメージも出しやすく、結果的に距離感が合いやすいです。
すごくいい感触を楽しむことが出来ました。
『球のあがりやすさ』という点でも、ロフトが58度もあるので、どう打っても上がっていきます。
球もすごく拾いやすいです。
ドライバーやロングアイアンなどはともかく、サンドウェッジで球が上がらなくて悩んでいる・・・・。といった方はおそらくいらっしゃらないのではないでしょうか?
このウェッジもすごくノーマルな感じがします。
『ノーマルさ』=『高性能』といえるのだと思います。
『操作性』という点でも、いい感じです。
これまでの名器と呼ばれたサンドウェッジと同等の性能の高さだと思います。
このようにロフトが寝ているクラブなので、それほど大きく左右に曲げていくことは難しいですが、スピンもよく効いてくれていますし、フェースを開いたり閉じたりしやすいです。
最近は私の周りにもサンドウェッジを『バンカー用』と『アプローチ用』に分けて2本をキャディバッグに入れている人を見かけることがあるのですが、このウェッジはどちらでも1本で対応してくれそうな感じがします。
ノーマルでありながら、懐も深い感じがします。
サンドウェッジを持つと、ついつい色々な球を打って遊びたくなりますが、今日はそんな楽しい練習をずっと行うことが出来ました。
バンカーでも、きっといい感じで使っていけるのだろうな・・・。と思いました。
『飛距離性能』という点では、やはり殆どの方がサンドウェッジに飛距離性能を求めてはおられないと思います。
通常のショットで『80ヤード』を刻めればそれでいいと思うのですが、中にはサンドウェッジでも飛ばしたい・・・。と思っておられるかたもいらっしゃると思います。
そういった方には、やはりもっとロフトの立ったモデルがいいのかもしれません。
私はこれくらいのほうが安心感があるのですが、やはりそれは人それぞれの好みやクラブセッティングの考え方があるのだと思います。
『安定性』という点でも、やはりすごくいい感じです。
基本性能が高いですが、このウェッジが特別に優れているというのではなく、これまで通りの感覚が通用するところに魅力を感じます。
初めて手にしたバルドのウェッジですが、何年も使い込んだウェッジとほぼ同じ感覚で打っていけるところがすごくいいです。
見た目通りの『性能の高さ』だと思いました。
初めて手にしたバルドのウェッジですが、とてもオーソドックスな感じで、特に変わったところは見当たりませんでした。
先ほども書きましたが、この『ノーマルさ』がすごくいいのだと思います。
奇をてらったところは一切無いので、実に自然な感じでイメージを出していくことが出来ました。
とても優れたウェッジだと思いましたし、また私の購入意欲が刺激されてしまいました。
バルド PROTOTYPE ウェッジ
- 2010年3月19日
- バルド
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エポン AF-102 ドライバー