コブラ AMP ドライバー

コブラ AMP ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは コブラ AMP ドライバー です。
ROMBAX
シャフトは ROMBAX です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は58g、トルクは4.0、キックポイントは中調子、バランスはD2 です。
正面
久しぶりに出会った、コブラのニュードライバーです。
コブラは毎回、バラエティーに富んだ新製品を私たちゴルファーに届けてくれますが、今回のこのドライバーもちょっと変わっているようです。
側面
平べったい感じは予想できましたが、このオレンジ色のラインがとても印象的です。
昨年から白いヘッドが一世を風靡していますが、これからはヘッドの色がどんどんカラフルになっていくのでしょうか?
顔
『顔』は比較的オーソドックスな感じでした。
ちょっと変わった形を予想していたのですが、とても安心して見ていられる、ノーマル顔だと思いました。
すごくシンプルな感じがします。
それと、このカラーリングと光沢感から、何となくですが、昔のメタルドライバーを思い出しました。
今はメタルドライバーはちょっと考えられないので、このドライバーは勿論チタンだと思うのですが、何故かメタルの印象のほうが強く感じられました。
『チタン』と一言で言っても、色々なタイプの物があると思うのですが、このドライバーは独特の雰囲気を持っているな・・・。と思いました。
ネック長さ
こうして見ていても、特に変わった感じはしませんでした。
これまでたくさん出会ってきた他のメーカーのドライバーと大差ないように感じます。
ネックの調整用ビス
コブラらしい・・・。といいますか、当然ながらネックにはチューニング用のビスが付いていました。
Nポジション
今回試打したポジションは『N』でした。
DUAL ROLL
フェース面のトゥ側に『DUAL ROLL』と記されていました。
どのような効果が期待できるのでしょうか?
ADVANCED MATERIAL PLACEMENT 
トゥ側には『ADVANCED MATERIAL PLACEMENT』と記されていました。
ADVANCED=高度
MATERIAL=材料
PLACEMENT=配置
ということで、『高度な材料がこのドライバーには配置されている』ということでいいのでしょうか?
メーカー側の、かなりの自信が伺えます。
振り感
素振りをしてみると、シャフトがかなり軟らかいです。
このドライバーは、いわゆる『日本仕様』なのだそうで、しかもフレックスが『SR』でしたが、とても軟らかく感じられました。
かなり暴れる感じがして、なかなかタイミングが合いませんでした。
重量的にも軽めで、しっかりした感じはしませんでした。
顔はまずまずだったのですが、振ってみると、かなり苦手なタイプのドライバーだと思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
フックフェースではないので、とても安心して構えることができましたし、左への心配をしなくてもよさそうだと思いました。
球もとてもよくあがりそうな感じです。
こうして見ていても、やはり昔の『メタルヘッド』や『ジュラルミンヘッド』を思い出していました。
あの頃が懐かしいなあ・・・。と思いました。
今のドライバーは、ほぼ100%といっていいくらい、チタンだと思いますが、昔はメタル、カーボン、ジュラルミン、アルミ、プラスチック・・・。など、色々な素材がありました。
そういった意味では、昔のほうがクラブの個性が強かったのかもしれません。
しかし、今のようにチタンが長く続いているということは、これに代わる素材は今のところ見つかってはいないのだと思いました。
試打を開始しました。
フェース面
まず感じたのが、その独特な打感です。
正直、あまりいいとは思いませんでした。
硬いということはなかったのですが、何と言いますか球を打っていても程よい手応えが得られませんでした。
練習でもそうですが、試打をしているときも、球数を重ねるごとにスイングの強度を次第に高めていくのですが、今日はそういった感じが全くしませんでした。
『1球ごとのつながり』がなく、1球1球で完結してしまっていました。
『いい流れ』をつくることができませんでした。
ゴルフスイングにおいて『脱力』という言葉はいい意味で使われることが多いですが、今日はあまりいい意味ではないほうの『脱力感』を感じてしまいました。
打球音
『音』にも、物足りなさを感じてしまいました。
決して甲高いとか、耳鳴りがしそうな音ではなく、むしろおとなしめの音なのですが、打っていても楽しくありませんでした。
これはちょっと馴染めないな・・・。と思いました。
トゥ側
球はとてもよくあがりました。
これは打つ前からの予想通りでした。
バックフェース
『安定性』という点では、本来は高いのだと思うのですが、私ではその高性能を導き出してあげることができませんでした。
シャフトも難しく感じ、左右へ散らばってしまいました。
そして、何より『打感』と『音』が難しくさせている大きな要因だと思いました。
スパッときれいに振り抜ける感じができずに、インパクトからフォローにかけて、やや詰まってしまいました。
飛距離性能
『飛距離性能』という点では、コブラのイメージ通り、本来はとても高いのかもしれませんが、私はそれを感じることができませんでした。
気持ちよく振ることができなかったので、必然的に距離も伸ばせませんでした。
途中でおじぎする球ばかり打ってしまいました。
飛ばそう・・・。という気持ちにもなれませんでした。
操作性
『操作性』という点では、なかなか馴染めなかったので、少し難しく感じてしまいましたが、球がつかまり過ぎないところに好感がもてました。
どちらかというとフェード系が打ちやすいドライバーといえるのではないでしょうか?
しかし、私は色々な球を打ってみよう・・・。という気が起こりませんでした。
ヒール側
とても馴染みにくいドライバーでした。
最初は20球くらい球を打とうと思っていたのですが、今日は7球で止めてしまいました。
それ以上球を打ちたいとは思いませんでした。
どうしてもフィーリングが合いませんでした。
このドライバーに対して、あまり興味も持てませんでした。
あまりいい表現ではありませんが、このドライバーが『チープ』に感じられました。
今回試打した、この『コブラ AMP』というドライバーは、これからもおそらく手にすることはないと思いますが、また次のコブラのドライバーに期待したいです。