今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは オノフ フェアウェイ ウィングス です。
シャフトは SMOOTH KICK MP-514U です。
ロフトは21度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.8、シャフト重量は59g、バランスはD1、クラブ総重量は352gです。
オノフらしいオシャレなクラブです。
デザインがいつも新鮮です。
形状自体はとてもノーマルなユーティリティといっていいように思います。
特に目新しい感じはしませんでした。
ネックは、やや短めに見えました。
こうして見ていると、ユーティリティの中では比較的ヘッドの大きい部類のように感じます。
この2つのウェイトがポイントです。
球を上げやすくしてくれているのでしょうか?
ウェイトが見栄えを悪くしていないところも、オノフらしいセンスの良さが感じられます。
このウェイトは前のモデルにも見られました。
顔はオーソドックスです。
ただ、この『オノフマーク』がとても目立っていました。
前のモデルには見られなかったところです。
斬新なデザインだと思いました。
構えたときの視覚効果を狙っているのでしょうか?
それとも単なるデザインに過ぎないのでしょうか?
セミシャローバック形状といっていいように思います。
今は、こういった形状がスタンダードのような気がします。
このオリジナルグリップも、なかなかです。
結構『凹凸感』があるように感じました。
滑らかでしっとり・・・。というよりも、しっかりとしていて、滑りにくくなっています。
厚みの感じられるグリップです。
素振りをしてみた感じは、まずまずです。
ある程度予想していた通りでした。
シャフトフレックスは『S』でしたが、硬いという印象はありませんでした。
ボールを前にして構えてみると、さきほどの『オノフマーク』があまり気にならないことに気づきました。
邪魔にならない感じで、好感がもてました。
できれば無いほうがいいかな?と思ったのですが、支障が出るほどではありませんでした。
上手く周りの色に溶け込んでくれそうです。
ヘッドの形状自体も、いわゆる『出っ歯系』で、球を拾いやすそうに感じました。
これまで何度も出会ってきた形状です。
私はグースがきついタイプよりも、こういったタイプのほうが好きです。
球が高くあがりそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』はまずまずでした。
しっかりとした感じの打感です。
『音』は、はっきりとした金属系の音で、小気味いい感じです。
この音に好感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『安定性』は高いです。
シビアな感じは全くしません。
かなりイージーなUTだと思います。
球はとてもよくあがります。
ソールのウェイトも、よく効いているのだと思いますし、フェースが上手くボールを拾ってくれる感じです。
ボールの手前にソールを滑らせるイメージだけで、ボールは自然と高~くあがっていきました。
ヒッタータイプだけでなく、スインガータイプの方にも合いやすいように作られているのではないでしょうか?
『飛距離性能』という点では、今のユーティリティの中では、標準的な感じかな?と思いました。
ボールが自然と高くあがるので、キャリーで攻めていけるクラブです。
今、流行の『低スピンタイプ』だとは思いませんでした。
スピンも多いように感じましたが、その分、易しく感じられる方も多いのではないでしょうか?
フェース面の弾きも、いい感じです。
『操作性』は普通だと思いました。
扱いづらいタイプではありませんが、どちらかというと直進性のほうが勝っているかな?と思いました。
シャフトを自分に合うようにセッティングすれば、かなり安全に攻めていけるクラブだと思いました。
計算がしやすいように感じました。
これまでのモデルから大きく変わった印象はあまりありませんでした。
一番印象に残ったのはクラウンの『オノフマーク』でした。
それ以外にもフェース面の弾きのいい印象が残りました。
最近のクラブは性能のある一面だけを強化するために、敷居が高くなったり、フィーリングや勘が出しづらくなっている物もあります。
人それぞれ好みが違うところもあると思いますが、そういったクラブは実戦では結構使いづらかったりする場合があるかもしれません。
そういった意味で考えると、このUTは尖ったところが感じられません。
オノフのイメージ通り、親しみやすさと洗練されたデザインがウリのような気がします。
基本性能もしっかりしているので、安心して使っていけます。
UTでおそらく一番需要があるのは、この『21度』ではないか?と思っています。
アイアンでいうと、『3番アイアン』といったところでしょうか?
それがとてもあがりやすくなっています。
無理をする必要がないので、自然と余裕が生まれます。
その余裕がショットにおける『再現性の高さ』につながっているように思います。
このオノフのUTは性能のバランスがとても取れているので、実戦向きなクラブです。
また試打する機会があれば、是非試打してみたいです。
オノフ フェアウェイ ウィングス
- 2014年1月25日
- グローブライド(オノフ)
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