ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNINGを試打レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNING です。

シャフトは N.S.PRO 950GH neo です。
ロフトは42度、クラブ長さは34インチ、シャフト重量は97g、シャフトフレックスはWEDGE、トルクは1.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は507g です。

オノフのアプローチ用ウェッジです。
チッパーのようなものだと思いますが、おそらくオノフでは初めてではないでしょうか?

一応ウェッジということになっていますが、こうして見るとパターのようです。

ソールにある、黄色いカエルが可愛いですね。
名前にも入っています。
黄色いカエルは縁起がいいと、以前聞いたことがあります。
縁起がいいから、黄色いカエルなのでしょうか?
おそらく、何かしらの意味があるのだと思います。
カエルをキャラクターに選んだのは、カエルが跳ねる様子とボールの出方が似ているからなのかもしれません。

ネックに『LABOSPEC』の文字があり、とてもオシャレです。
質感も良く、高級感があります。

ONOFFのロゴもカッコいいですね。

フェース面にミーリングは無く、近くで見ると『アイアンそのもの』です。
外見はほとんどパターですが、アイアンやウェッジの要素も色濃く、ある意味『ハイブリッド』といっていいのではないでしょうか?

独特な顔です。
ウェッジのようでもあり、パターのようでもあり、まさにハイブリッドで、これがこのクラブ最大の特徴だと思います。

しかし、このクラブはあくまでも『ウェッジ』です。
なので、グリップの親指が当たるところは平らにできません。
ルール違反になってしまうからです。
パターだけに許されています。
このグリップを見て、このクラブはあくまでもウェッジなのだということを再認識しました。
これほど『パター色』の濃いウェッジは見たことがありません。
これまでの『チッパー』とは、違うタイプです。
しかし、パターを中心にアプローチをしたい方にとっては、かなり頼もしいクラブになるのではないでしょうか?

このONOFFのロゴがカッコいいですね。
丸いグリップではありますが、かなり『太さ』があります。
こういったところは、ルールに違反しない範囲で、なるべくパターの雰囲気を出そうとしたのではないでしょうか?
太いグリップは、手首をロックしやすいという特長があります。
『重さ』という点でも、『パターそのもの』で、やはりなるべくパターの特色は消さずに、ロフトを寝かせてウェッジのようにしているんだな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、私はウェッジというよりは、パターのイメージのほうが強く出ました。
ウェッジは『出球の高さとスピード』をイメージして距離感を出していくのですが、今回は最初から『キャリーゼロ』の転がすイメージです。
試打を開始しました

パターのように転がし、『キャリーゼロ』でオーバースピンのイメージだったのですが、初球から『ポコン』という感じで、ボールが跳ねてキャリーが出たので、ああ、やっぱりこのクラブはウェッジだったんだな・・・。と思いました。
私はパターのイメージだったのですが、実際は8番アイアンくらいのクラブでランニングアプローチをしている感じです。
この42度というロフトが絶妙な感じがします。
これがもし、SWのようにロフトが寝ていたら、また難易度が上がっていたのは間違いありません。
ロフトがある程度立っているから、易しくなるのです。
SWでピッチショットするのと、7番や8番でランニングアプローチするのでは、その難易度も成功率も大きく違います。
あげるよりも転がすほうが、圧倒的に易しいです。
パターのロフトはだいたい3度前後が多いと思いますが、このクラブは42度という絶妙なロフトで『いいとこ取り』している感じがしました。

『打感』は、なかなか良いです。
ソフトというよりは、ややしっかりめな打感ですが、球の質感も感じられましたし、少しキャリーが出ながらも、パターのイメージで打っていけました。

『音』は、どちらかといえばアイアンっぽいですが、特に違和感はありません。

スピン性能はそれほど高くなく、スピンを掛けるというよりは、あくまでもランニングのためのクラブで、『転がす』ことを目的にしているのがひしひしと伝わってきました。

『距離感』は、最初のうちは少し難しく感じたのですが、それは私がこのような『パターと8番アイアンのMIX』のようなクラブに慣れていなかったからだと思います。
これはイメージ力も大きく関係してくるようで、いいイメージを出せる方は、最初からすごく距離感を出していけるのではないでしょうか?
このままでも素晴らしいですが、これだけの特長があるのだから、キャビティバックではなく、フラットバックで打感に『厚み』をもたせてもいいのではないかな?と思いました。
そのほうが薄さによる『弾き感』が解消され、『球の乗り』が良くなって、さらにスローボールで攻められるように感じたからです。

『安定性』は最高レベルといっていいほど高く、気難しさのようなものは全くありません。
ミスをしようとしても、ミスになりにくいクラブといっていいと思います。
方向性はバッチリで、あとは出球をコントロールできれば、自然とボールはカップに向かっていく・・・。という成功体験ができます。

完全にオートマチックタイプのクラブなので、いろいろな技を使うタイプのクラブではないですが、それもメーカーの狙いなのではないでしょうか?
なるべく『自動的に』『高確率』で寄せていく・・・。というコンセプトで開発されたのが分かります。

店員さんの話によると、このクラブは発売前からすごく話題になっていて、納品待ちが続いているのだそうです。
最速で8月下旬の納期だということを教えてもらいました。
私は最新のクラブ事情に疎いですが、やはりすごく詳しい方がたくさんいらっしゃるんだな・・・。と思いました。
ドライバーなどのクラブも熱いですが、これからは『チッパー』競争が始まるのではないでしょうか?
PINGから発売されている同様のクラブも、かなり売れているようですし、それだけ多くのゴルファーがグリーン周りで易しく『自動的に使える』クラブを待ち続けているのだと思います。

こうして見ると、やはりパターのようです。

それでも、このクラブはあくまでも『ウェッジ』です。

外見は限りなくパターだけど、実際はアイアン(8番~9番)の特色が出ていて、やはりロフトって大切だな・・・。と改めて思いました。

このクラブが大人気なのも頷けます。
14本以内という制限があるので、私はこのクラブをバッグには入れられないと思いますが、とても理にかなった素晴らしいクラブだな・・・。と思いました。
『シンプルイズベスト』とよく言われますが、このクラブを使えば本当にシンプルに余計なことを考えず寄せていけるようになるのではないでしょうか?
この発想は見事で、オノフ開発チームに拍手を送ります。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
スピン性能・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNING 完全ガイド:アプローチが苦手なゴルファーの救世主

公式ページより
概要
ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNINGは、グローブライドが展開するオノフブランドから発売されている特殊なアプローチ専用ウェッジです。「グリーン周りや花道からウェッジがこわくて持てない」そんなゴルファーのために開発された、パターのような感覚で使用できる画期的なお助けクラブです。
基本情報
- メーカー:グローブライド(ONOFF)
- 発売日:2023年6月17日
- 価格:26,400円(税込)
- 販売形態:ONOFF LABOSHOP & CLUB ONOFF ONLINE SHOP限定販売モデル
- 製造国:日本(Made in Japan)
詳細スペック
ヘッド仕様
- ロフト角:42度
- ライ角:70度(パターと同等)
- フェースプログレッション:2.2mm
- 長さ:34インチ
- 総重量:507g
- スイングバランス:D4
- ヘッド素材:17-4PHステンレス
- 仕上げ:NiCrメッキ、サテン仕上げ
シャフト・グリップ仕様
- シャフト:N.S.PRO 950GH neo
- フレックス:WEDGE
- 重さ:97g
- トルク:1.7度
- キックポイント:中調子
- グリップ:ONOFF PC ラバー ミッドサイズ メンズ(ブラック)75g バックラインなし、60口径
主要な設計特徴
1. パターライクな設計
最大の特徴は、ライ角をパターと同じ70度に設定していることです。この設計により、パターのような構えで、パターのような感覚でボールを打つことができます。太めのグリップと白いサイトラインの効果により、ターゲットに向かって合わせやすく、アプローチの精度を向上させます。
2. オノフ独自のスワイプソール
芝を掃くように打てば芝に刺さらず滑る、オノフ独自のソール形状を採用しています。この設計により、ダフリのミスを軽減し、一定の飛距離を保つことができます。従来のウェッジでよくある「芝に刺さってしまう」というミスを大幅に軽減します。
3. クランクネック設計
ヒール部までフェース全面が使えるクランクネックを採用しており、シャンクミスを恐れることなく使用できます。この設計により、より安心してボールに向かうことができます。
4. 安定感抜群の太径グリップ
アプローチ時に力まず、さらなる安定感を実現する太径グリップを標準装着しています。このグリップにより、手首の余計な動きを抑制し、より安定したストロークが可能になります。
使用目的と制限事項
対象となる使用場面
- グリーン周辺からのアプローチショット
- 花道からのランニングアプローチ
- ピンまで30ヤード以内の短い距離
使用制限
重要:オノフウェッジ フロッグスランニングはグリーン周辺からのアプローチ用に設計されており、フルショットなどそれ以外の目的での使用は禁止されています。不適切な使用はクラブ破損やけがの原因となります。
長所
技術的メリット
- 極めて高い寛容性:スワイプソールによりダフリミスに強い
- 優れた方向安定性:パターライクな設計により方向性が安定
- シンプルな操作性:パターと同じ感覚で使用可能
- シャンクミスの軽減:クランクネック設計により安心感が向上
- 一貫した距離感:芝の状況に左右されにくい設計
心理的メリット
- 使用時の安心感:パターのような構えで緊張が軽減
- ミスへの恐怖心軽減:寛容性の高さによりプレッシャーが軽減
- 自信の向上:成功体験の積み重ねによりアプローチへの自信が向上
短所
技術的制限
- 用途の限定性:アプローチ専用でフルショット不可
- 距離の制約:30ヤード以内の使用に限定
- ボールの高さ:高い弾道のショットは苦手
- スピン量の制限:強いバックスピンをかけることは困難
学習面での懸念
- 技術向上の阻害:通常のウェッジ技術習得の妨げになる可能性
- 依存性のリスク:このクラブに頼りすぎる傾向
- 応用力の不足:様々な状況への対応力が身につかない可能性
このクラブが合うゴルファー
強く推奨する対象
- アプローチに極度の苦手意識がある初心者
- ダフリやトップのミスが頻発するゴルファー
- シニアゴルファーで技術習得よりもスコアメイクを重視する方
- 緊張しやすく、グリーン周りでプレッシャーを感じやすいゴルファー
- 短期間でのスコア改善を目指すゴルファー
使用を検討すべき対象
- ハンディキャップ20以上のアベレージゴルファー
- 週1回程度のエンジョイゴルファー
- コンペでのスコアメイクを重視するゴルファー
- 体力的な理由で技術習得が困難なゴルファー
このクラブが合わないゴルファー
推奨しない対象
- 上達志向の強いゴルファー:通常のウェッジ技術を習得したい方
- 競技志向のゴルファー:多様な技術習得を目指す方
- ハンディキャップ一桁のゴルファー:既に十分な技術を持つ方
- 若い世代で長期的な上達を目指すゴルファー
- 様々なライからのアプローチを習得したいゴルファー
技術的に不適合な場面
- 深いラフからのアプローチ:ボールが沈んでいる状況
- 急斜面からのショット:傾斜地での使用
- ピンまで50ヤード以上の距離:設計範囲外の使用
- 強いバックスピンが必要な場面:技術的制限あり
ヘッドスピード別飛距離目安
使用時の注意点
フロッグスランニングはアプローチ専用クラブのため、フルスイングでのヘッドスピード測定は適切ではありません。以下はアプローチスイングでの目安距離です。
アプローチスイング時の飛距離目安
- ハーフスイング(時計の8時-4時):15-20ヤード
- スリークォータースイング(時計の9時-3時):20-25ヤード
- フルアプローチスイング(時計の10時-2時):25-30ヤード
重要な注意事項
これらの数値は標準的な使用条件下での目安であり、以下の要因により変動します:
- 芝の状態(順目・逆目)
- ボールの埋まり具合
- 気温・湿度
- 個人のスイング特性
実際の使用者レビュー・口コミ
肯定的な評価
「笑ってしまうほど簡単すぎて反則級」との評価もあり、多くのゴルファーがその使いやすさに驚いています。特に以下のような評価が多く見られます:
使いやすさに関する評価
- パターのような感覚で使えるため、構えた瞬間から安心感がある
- ダフリのミスが激減し、安定した距離感が得られる
- グリーン周りでの緊張が大幅に軽減された
- 初回使用から効果を実感できる即効性
スコア改善効果
- アプローチでの大叩きが無くなった
- グリーン周りでの失敗による2打、3打ロストが激減
- ショートゲームへの自信向上によりゴルフが楽しくなった
中立的・批判的な評価
制限に関する指摘
- 使用できる場面が限定的で、オールマイティーではない
- 通常のウェッジ技術の習得には役立たない
- 30ヤード以上の距離では物足りない
技術向上への懸念
- このクラブに頼りすぎると上達が阻害される可能性
- 様々なライからのアプローチ技術が身につかない
- 競技ゴルフでは使用場面が限られる
他のアプローチクラブとの比較
従来のウェッジとの違い
- ライ角:従来64度 → フロッグスランニング70度
- 使用感:技術的 → 直感的・パター感覚
- ミスの許容度:低い → 非常に高い
- 習得難易度:高い → 非常に低い
チッパーとの比較
一般的なチッパーと比較して、以下の特徴があります:
- より徹底したパターライクな設計
- 日本製による高い品質
- オノフ独自のスワイプソール技術
- より洗練されたデザイン
メンテナンスとケア
日常のメンテナンス
- 使用後の清拭:芝や土汚れを必ず除去
- 溝の清掃:専用ブラシでの定期的な溝掃除
- グリップのケア:汗や汚れの除去で滑り防止
- 適切な保管:湿気を避けた環境での保管
定期メンテナンス
- グリップ交換:年1-2回、または摩耗時
- シャフトチェック:亀裂や変形の確認
- ヘッドの点検:打痕や変形の確認
- 専門店でのチェック:年1回の総合点検
購入を検討する際のポイント
購入前の確認事項
- 試打の実施:必ず実際に試打して感触を確認
- 使用頻度の想定:アプローチの使用頻度と照らし合わせ
- 技術レベルの評価:現在の技術レベルとの適合性
- 長期的な目標:ゴルフの上達目標との整合性
購入時の注意点
- 販売店の限定:ONOFF LABOSHOP & CLUB ONOFF ONLINE SHOP限定
- 在庫の確認:限定販売のため在庫状況を事前確認
- フィッティング:可能であれば専門家のフィッティングを受ける
- 保証内容:製品保証の内容と期間を確認
まとめ
ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNINGは、アプローチに苦手意識を持つゴルファーにとって革命的なクラブです。パターのような感覚で使用でき、高い寛容性によりミスを大幅に軽減します。
特に初心者やアベレージゴルファー、シニアゴルファーにとっては、即座にスコア改善効果を実感できる画期的なクラブといえるでしょう。一方で、技術向上を目指すゴルファーや競技志向のゴルファーには、その特殊性が制約となる可能性もあります。
購入を検討する際は、自身のゴルフスタイル、技術レベル、そして長期的な目標を総合的に考慮し、試打を通じて実際の使用感を確認することが重要です。
適切に使用すれば、グリーン周りでの不安を解消し、ゴルフをより楽しむための強力なパートナーとなるでしょう。ただし、使用制限を守り、アプローチ専用として適切に活用することが、このクラブの真価を発揮する鍵となります。
出典・参考資料
- ONOFF公式サイト – WEDGE LABOSPEC FROG’S RUNNING
- BUZZ GOLF – 笑ってしまうほど簡単すぎて反則級!オノフ「フロッグス ランニング」
- ALBA Net – やさしいお助けウェッジ『ONOFF WEDGE FROG’S RUNNING』、6月中旬デビュー
- ゴルフダイジェスト – オノフ ウェッジ LABOSPEC FROG’S RUNNINGを筒康博が試打
本記事の情報は2025年6月2日時点でのものです。製品仕様や価格は予告なく変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


