ゴルフクラブ試打日記。          

オノフ フェアウェイ ウィングス ユーティリティ プロスペック

オノフ フェアウェイ ウィングス ユーティリティ プロスペック 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは オノフ フェアウェイ ウィングス ユーティリティ プロスペック です。
N.S.PRO MODUS3 TOUR 120

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 です。
ロフトは21度、シャフトフレックスはX、シャフト重量は120g、トルクは1.7、クラブ総重量は403gです。
正面

オノフらしいデザインで、とてもカッコいいユーティリティです。
このクラブは『プロモデル』ということなのですが、ノーマルタイプとのデザインの違いはほとんどないように思われました。
側面

とてもよくあがりそうな感じがしますし、これまで出会ってきた数多くのユーティリティクラブと似た雰囲気が感じられました。
ネック長さ

『ネックの長さ』も、程よい感じがしましたし、シャフトがスチールということもあり、かなり『アイアン感覚』に近い感じで打っていけそうな感じがしました。
顔

『顔』も、比較的コンパクトな感じで、とてもまとまっていると思いました。
私はあくまでも『黒単一色』を好みますが、こういったタイプのクラブにも、これまでたくさん出会ってきましたし、特に違和感などは感じません。
振り感

素振りをしてみても、適度な重量感があって、タイミングが取りやすいと感じました。
このモーダスというシャフトも、何度か試打していますし、すっかり打ち解けた感じがします。
やはりクラブは、ヘッドも大切ですが、まずはシャフトと慣れ親しむことがすごく大切なことだと、いつも感じます。
色々なクラブに出会っていると、そのことを強く感じます。
この高性能なスチールシャフトによるところが大きいと思うのですが、クラブ全体がしっかりしているので、こちらが何かアクションを起こす・・・。というよりは、クラブに任せていけるところに易しさを感じました。
あくまでもこちらは上げるだけで、あとは『重力任せ』で落としていこう・・・。と思いました。
構え感

ボールを前にして構えた感じは、まずまずだと思いました。
『グース』が効いていなくて、むしろ『出っ歯』に近い形状に見えたので、とても球を拾いやすく感じました。
最近はグースが効いているユーティリティが多いので、こういった『顔』をしたユーティリティはとても珍しく感じられます。
最近のグース形状のクラブは、昔よりも難易度が下がってきている感じがして、とても好感をもちますが、やはり心に『左方向への恐怖心』を持っている私としては、できるだけ『つかまり過ぎないクラブ』のほうが安心できます。
これはどちらが良い・・・。という問題ではなく、あくまでも『好み』によるところが大きいのだと思います。
微妙な曲線が美しく、ボールを包み込むイメージを持つことができました。
打つ前から、『いいショットの予感』がとても強くなってきました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、なかなかいい感じでした。
ある程度予想していた通りの打感で、特に変わった感じはしなかったのですが、慣れ親しんだ感じがするので、すぐにフィーリングが合いました。
打球音

『音』も、とても静かな感じで、気持ちよくショットできました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、とても拾いやすくて、よく上がってくれる感じがしました。
タフな感じは全くしませんでした。
このクラブは『プロスペック』という名前が付いていますが、敷居が高い感じは全くしませんでした。
昔のプロスペックは、明らかに一般モデルよりも敷居が高かったですが、今はそんなことはないようです。
2つのウェイト

ソールに配置されている、この2つのウェイトがよく効いているのでしょうか?
『低重心さ』が感じられる設計だと思いました。
最近の『プロモデル』『プロスペック』は、『タフさ』が増す・・・。というよりは、むしろより見た目が良くなったり・・・。といった感じで、より細部にわたるこだわりがあるのでしょうか?
ただ、日頃カーボンシャフトや軽量スチールに慣れておられる方には、タフに感じられるかもしれません。
重く感じられるかもしれません。
そういった点では、決して誰にでも打ちやすい、敷居が低い・・・。とはいえないのかもしれません。
バックフェース

『安定性』という点でも、それほどシビアな感じはしませんでした。
見た目通り・・・。といいますか、これまで出会ってきたユーティリティらしい感じでした。
『ライン』も出しやすくて、イージーなクラブだと思いました。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、それほど飛距離が優れている・・・。という感じではなく、むしろ高い確率で狙っていけるタイプのクラブだと思いました。
アイアン感覚で、ロングアイアンよりも易しく距離を刻んでいけるところに好感をもちました。
操作性

『操作性』という点でも、ヘッド自体の高性能に加え、適度な重量があり、しっかりとしたシャフトが挿さっているので、とても扱いやすく感じました。
振っていても、ブレる感じがしないので、ヘッドの位置もつかみやすく、タイミングがとても合いやすいと思いました。
球も拾いやすくて、多少薄めに当たっても、上手く拾い上げてくれる感じがしました。
ヒール側

ここ数年、素晴らしいユーティリティにたくさん出会えているのですが、今年も間違いなく『当たり年』だと思いました。
このクラブは初対面であっても、それを感じさせずに、すごく親しみやすい印象をもちました。
ONOFF FAIRWAY WINGS PROSPEC

『オノフ』というブランドには、それほど『タフさ』や『シビアさ』を感じさせずに、クラブの『美しさ』や『性能の高さ』が優れている・・・。というイメージを私は持っています。
このクラブも、そんな感じのする、親しみやすさと高性能さが上手く組み合わさっている『粋』なクラブだと思いました。
ONOFF FAIRWAY WINGS PROSPEC

できれば、先ほども書きましたが、『ヘッド単一色』であれば、もっと好感度が増したようにも思うのですが、これがオノフのデザインなのかもしれません。
釣り具メーカーの印象が強かった、『ダイワ』というイメージの脱却からも、ずいぶん成功したように思います。
ダイワがゴルフ業界に参入した時には、まずその『シャフト』に注目が集まりましたし、『釣竿』の実績から『カーボンを知り尽くしている』という触れ込みがあったので、これからも私たちゴルファーは勿論、他のメーカーが驚くようなシャフトを開発して欲しいです。
ヘッドよりも、シャフトのほうが、まだまだ開発の余地が残されている・・・。というのを以前聞いたことがあります。
なので、これからもグローブライドには期待していきたいです。
今日は『TEAM DAIWA』がとても懐かしく感じられました。