Zodia T309 ドライバー

Zodia T309 ドライバーを試打レビュー

Zodia T309 DRIVER
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブZodia T309 ドライバー です。

 

FUJIKURA 24VENTUS BL 6
シャフトは FUJIKURA 24VENTUS BL 6 です。

ロフトは9.2度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65.5g、バランスはD2、トルクは3.3、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は312g です。

 

正面
とてもカッコいい、Zodiaのドライバーです。

とても風格があって、何と言いますか、『パワー漲る(みなぎる)』ヘッドだな・・・。と思いました。

美しいのはもちろんなのですが、見るからにパワーがありそうで、しばらく見つめていました。

 

側面
全体的に丸みがあって、立体的なヘッドです。

シャローが圧倒的に多い中、最近はこのようなヘッドが少しずつ見られるようになりました。

ディープなヘッドを使いたいけど、なかなか新製品が出ないから、仕方なくシャローを使っているという方はいらっしゃると思いますし、そういう方にとって、とても嬉しいことではないでしょうか?

14本のクラブ全てにはつながりがあり、どのクラブもなるべく同じフィーリングで使いたい・・・。

特にアイアンとドライバーの流れを良くしたい・・・。という方には、薄すぎず、大きすぎないドライバーとの相性が良いのではないでしょうか?

 

バックフェースのウェイト
バックフェースには大きなウェイトがひとつだけ配置されています。

数字が刻印されていないので、重さは分かりません。

 

ネック長さ
ネック長さは適度にあります。

こうして見ても、このドライバーは『低重心一辺倒』ではなく、適度に高さがあるようです。

低重心にメリットはたくさんありますが、『フェースの芯』で『ボールの芯』を良い角度で打ち抜いていくには、ある程度重心の高さが必要なのではないか?と感じているので、このヘッドは好感が持てます。

ネックには調整システムが搭載されていません。

最近は多くなってきたので、不満に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、私は重要視していないので、特に気になりません。

最適な重心の高さと位置(深度)とフェースアングルがあれば、調整する必要が無いからです。

感覚的にですが、深重心よりも、ある程度重心が前にあるほうが操りやすい印象があります。

それよりも自分に合っていて、ヘッドにマッチするシャフトを組むことのほうが大切です。

 

セミディープ
セミディープバック形状です。

ここまで厚みがあるのは珍しいですが、この自然な流れの曲線がとても美しいな・・・。と思いながら見ていました。

シャローバックしか使ったことが無い・・・。ディープバックは難しいから使いたくない・・・。という方には敬遠されやすい形状なのかもしれません。

しかし、この形状に懐かしさや好感を持たれる方も一定数いらっしゃるのではないでしょうか?

こうして見ても、『カップフェース構造』なのが分かります。

カップフェース構造は昔からありますし、その長所は『飛距離が出る』ということと『打感が良い』ということです。

エポンやロマロなど、他にもたくさんのドライバーで経験してきて、良い思い出しかありません。

 

顔
懐かしい洋梨顔です。

昔はよく見られましたが、今は殆ど見られません。

そういえば昔のツアステは『丸顔』と『洋梨顔』のドライバーが姉妹モデルとして、同時発売されていたな・・・。と思い出しました。

今はつかまえ顔のドライバーが多いですが、このように『中立』や『逃がし顔』のドライバーはとても魅力的です。

トゥ側よりもヒール側が膨らんでいてボリュームがあれば、『垂れ目』で『タヌキ顔』になり、ドローのイメージが出やすくなりますが、このドライバーのように、ヒール側よりもトゥ側にボリュームがあると、『キツネ顔』となり、フェードのイメージが出しやすくなります。

これはどちらが正解というものではなく、使う人の好みによって選ぶべきで、ドローヒッターの方には、このドライバーの顔はとても親しみやすいのではないでしょうか?

逆にスライサーの方には、あまり好まれない顔かもしれません。

 

カーボンクラウンではない
最近はカーボンクラウンのドライバーが多いですが、このドライバーは違います。

カーボンの模様は見られないですし、すぐに違うと分かりました。

カーボンクラウンでないと、今のトレンドではない、使いたくない・・・。という方がいらっしゃるかもしれませんが、私は重要視していないので、不満はありません。

 

独特なフェース面
前回試打したZ935 tour ドライバー同様、独特なミーリングがあります。

指で触ってみたのですが、かなりザラザラしていて、このザラザラ感は、これまでのドライバーでは感じたことがありません。

まるでミーリングありのウェッジを触っているようです。

これだけザラザラしていると、却ってスピンが増えてしまうのではないか?と思ってしまいますが、ロフトの立っているドライバーはそうではないということを以前聞いたことがあります。

ここまではっきりと、そして綺麗に刻まれているミーリングはなかなか見られません。

これは大量生産している大手メーカーでは難しいのかな?と思いました。

かなり手間がかかると思いますし、価格が跳ね上がるかもしれません。

 

Zodia オリジナルグリップ
Zodiaのロゴがある、このオリジナルグリップがとてもいいですね。

ソフトなフィーリングで、適度にグリップ力があって滑りにくくなっているのでドライバーには適しています。

 

グリップエンド
グリップエンドは☆があり、以前も目にしました。

これはZodiaオリジナルというよりも、製造元のeliteグリップが最初からそうなっているのでしょうか?

こういうオシャレなデザインは大歓迎です。

 

振り感
素振りをしてみると、とてもいい感じで、タイミングもすぐに合いました。

ヘッドとの連携がとれていて、相性が良さそうです。

 

Zodia T309 ドライバー 構え感
とても構えやすいです。

クセのない、『歴史ある美顔』といったらいいでしょうか?

懐かしい思い出がどんどん蘇ってきます。

私はツアステなどの『丸顔タイプ』のドライバーを使うことが多かったのですが、このような洋梨顔のドライバーもたくさん使ってきて、良い思い出がたくさんあり、それが次から次へと浮かんできました。

以前も書きましたが、ゴルファーは自分一人だけでゴルフ人生を歩んでいるのではなく、使っていた相棒といえるクラブと共に歩んでいるんだな・・・。と思いました。

ゴルファーの歴史は『クラブとの歴史』でもあります。

バルジがとてもいい味を出しています。

トゥ側が主張せず、自然な感じで逃がしていて、私の大好物です。

朝から何も食べず、夜に大好物のカツ丼が目の前におかれている状態・・・。といったらいいでしょうか?

早く食べたくて仕方ありません。

左へのプレッシャーは全く無く、楽な気分で構えられました。

もうずっと『つかまえ顔』のドライバーが多いですが、そういう顔が私には『しかめっ面』に見えることがあり、『苦しそう』とか『苦々しい』という印象を受けますが、このドライバーは『笑顔』に見えました。

肩の力も抜け、リラックスしているような顔で、まさに『face to face』。

こちらも笑顔になりました。

 

試打を開始しました。

圧倒的な飛距離性能

Zodia T309 ドライバー 飛距離性能
まず感じたのが、この凄まじい『飛距離性能』です。

一球打って、思わず「うわぁ~。すげえ。」という言葉が口から出てしまいました。

一言で言うと『感嘆』です。

初速の速さ、圧倒的な伸びとスピード感。

なかなか落ちてこない、『空中維持力』。

落下角度の緩やかさ。

全体的な雰囲気などからも飛びそうだな・・・。と思っていたのですが、その予想を遙かに超えていました。

そして意外なほどのあがりやすさ。

先日試打したZ935 tour ドライバーも素晴らしいドライバーですが、私は圧倒的に、このT309のほうが好きです。

 

ボールにロケットブースター
ちょっと大げさな表現かもしれませんが、ドライバーにブースターを付けて飛んでいるような印象を受けました。

それくらい強烈な飛びです。

このドライバーの『圧倒的』『豪打』『剛球』を見ていると、クラウンは無理矢理カーボンにしなくても、フルチタンのままで充分だな・・・。と、これまでたくさんのカーボンコンポジットドライバーを試打して感じました。

先日も書きましたが、今本当にプレイヤーの中で、カーボンクラウンへのニーズが高まっているでしょうか?

カーボンクラウンでないと嫌だ・・・。というゴルファーはどれだけいらっしゃるのでしょうか?

カーボンクラウンが多いのはあくまでも『作り手の都合』ではないでしょうか?

もちろん優れたシステムであり、メーカーの深い研究によって生み出されたものだと思いますが、劇的な効果を挙げているかといえば、正直私実感していません。

カーボンクラウンは優秀なシステムだとは思いますが、それが必須条件ではないということです。

カーボンクラウンでもいいですし、カーボンクラウンでなくてもいい・・・。

調整システムがあるかないかで、ドライバーを買う買わないがあると思いますが、カーボンクラウンでないと買わないということにはなりにくいのではないか?と思いました。

少なくとも私はカーボンクラウンであってもなくてもいいですし、少ない数ではありますが、私の周りの仲間達に聞いてみても、特に気にしないという答えが全てでした。

とはいっても、私はプロギアのTR DUOというドライバーを使っていたことがあり、たくさんの良い思い出があるのも事実なのですが・・・。

 

独特なフェース面
カーボンクラウンよりも、この弾道の高さと飛距離性能は、フェース面にあるミーリングがすごく関係しているのではないか?と思いました。

フェース面にミーリングが施されているドライバーをこれまでたくさん試打してきて、正直その効果を強く感じたことはなかったのですが、今日はとても強く感じました。

何球打っても、同じような豪打が続き、感覚的にもフェース面がすごく仕事をしてくれているのが分かりました。

このミーリングがあるおかげで、ロフトが立っていても、高い打ち出しが得られ、なかなか勢いが衰えない弾道になっているのではないか?と思いました。

全く同じヘッドで、このミーリングがあるモデルと、無いモデルで比較してみたいです。

大きな違いが見られるのではないでしょうか?

もちろん、このミーリングがあるほうが、飛距離性能が高いと思います。

これはあくまでも私の感覚的なイメージなのですが、いろいろなドライバーを試打していると、ドライバーとボールが反発し合って、ボールがフェースとコンタクトしても安定せずグラグラするように感じることがあります。

しかしこのドライバーは違っていて、インパクト直前、フェースが一瞬ボールを吸い寄せてインパクトを迎え、そこから一気に吹き出すような感じです。

ヘッド全体もそうですが、フェース面がかなり仕事をしてくれているように感じました。

打感

Zodia T309 ドライバー フェース面
『打感』はソフトというよりは、やや『しっかりめ』ですが、手に嫌な衝撃が残ることもなく、心地良いです。

後味が良い打感といったらいいでしょうか?

『ガツン』とくるのではなく、むしろ『しっとり』に近いでしょうか?

嫌みが無く、程よい『球の重さ』を感じることができました。

音
『音』はとても良いです。

ちょうど良い高さ、大きさの機械音といったらいいでしょうか?

爽快感があり、インパクトを、そして球筋を整えてくれる音だな・・・。と思いました。

打つのが楽しくて、脳が揺さぶられるドライバーです。

あがりやすさ

トゥ側
『ボールのあがりやすさ』は、なかなか良いです。

打つ前はかなり低めでドロップ気味の弾道かと思っていたのですが、意外なほど高くあがっていき、ドロップ感はありません。

しかも、その弾道が力強いです。

トップスピンの効いた強弾道だな・・・。と弾道を見ながら思いました。

もちろん実際はバックスピンが掛かって飛んでいるのですが、そのバックスピンを感じさせないほど、余分な浮力を推進力に変えているように見えました。

ディープで、ロフトが9.2度ということで、もっとタフで低いライナー系を予想していたのですが、実際は違っていて、中高弾道でしっかりキャリーも稼げるドライバーです。

先ほども書きましたが、この弾道の高さ・あがりやすさは、フェース面にあるミーリングが大きく関係していると思います。

これまで、ミーリングのあるドライバーをたくさん試打してきましたが、ここまで存在感を示してくれたミーリングはありません。

低スピン過ぎてドロップするということもなく、しっかりと浮いてくれ、強く前に推し進めてくれました。

球があがるだけでなく、パワーもあります。

ゴチャゴチャしておらず、一見シンプルなヘッドですが、このヘッドのどこに、このパワーが隠されているのでしょうか?

意外なほど球があがりやすいドライバーですが、HSは45m/s以上はあったほうがいいと思います。

ハードヒッター向けなのは間違いありません。

安定性

バックフェース
『安定性』という点では、見た目の印象よりも『シビアさ』は感じません。

まずは5球続けて打ってみたのですが、5球ともストレートボールでした。

ヘッドの高性能もあると思いますが、シャフトとの相性もバッチリなのだと思います。

今は調整システム(ウェイト移動・交換含む)が搭載されているドライバーも増えてきて、とても便利だと思いますが、そのシステムのせいなのか、『クラブの芯』がズレちゃっていると感じるドライバーがあります。

メーカーも作っていながら、それに気づきながら出荷しているのではないでしょうか?

クラブの芯がズレちゃっても、それをプレイヤーの技量でカバーして欲しいということなのかもしれません。

しかし、このドライバーはしっかりとした位置に、『芯』があるように感じました。

もちろん実際に計測したわけではなく、あくまでも私がそう感じただけなのですが・・・。

クラブの芯とボールの芯がズレてインパクトしたら、『モヤッと』感じることがありますが、今日は『スカッと』していて楽しいです。

操作性

Zodia T309 ドライバー 操作性
『操作性』はとても高くて楽しめました。

球を曲げるのは簡単です。

先日も書きましたが、最近は右に曲げるのが下手になったな・・・。と感じることが多いです。

しかし、今日は右にも曲げることができました。

今は良い意味で『鈍感さ』を武器にしたドライバーが多いですが、このドライバーは私の意図に敏感に反応してくれました。

かなりオープンに構えて、カットに打ったつもりでも、ボールは右に曲がらず、打ち出した方向にほぼ真っ直ぐ飛んでいくドライバーを試打していると、真っ直ぐ飛んではいるものの楽しくないですし、むしろ不安です。

曲げようとしたときに曲がらないのは難しさ・怖さがあります。

もちろん、全てストレートボールで攻められるホールばかりだったらそれでいいのですが、そうはいかないですし、もっとも実戦的な球筋は『完全なストレートボール』ではなく、自分にマッチし、自分が磨き上げた球筋だと思います。

そういったことは今のハイテクドライバーでは難しいのですが、今日は簡単というか、素直に感じましたし、『意思の疎通』ができているように感じました。

大らかさも兼ね備えているので、普通に打っていれば、大きく曲がることはないですが、『曲げたいときに曲げられる』のはコースでも心強いです。

スライスに比べて、フックは大きなトラブルになりやすいです。

ランが出るということもありますが、日本のゴルフ場はスライスに易しくなっているところが今も多いということもあります。

スライサーの方には理解していただけないかもしれませんが、フッカーにとって左のプレッシャーを感じさせないドライバーがどれだけ心強く安心感があるか・・・。

このドライバーには、その安心感が得られます。

普段はストレートに近い球を打ちながら、状況によって左右に曲げやすいというのはとても頼もしいです。

今日はコースではなく、練習場なので気楽に曲げられます。

左右に曲げるのがとても楽しいです。

曲げていながら、『珠玉の飛距離』を叩きだしてくれるのだから、まさに『いいとこ取り』したクラブといっていいのではないでしょうか?

 

Zodia T309 ドライバー
このドライバーの長所はたくさんありますが、最大の長所は、やはり『圧倒的な飛距離性能』です。

一球目から、私を虜にしてくれました。

初速もあり、あっという間に遠くへ飛んでいくボールがとにかく落ちてきません。

勢いが衰えず、ずっと強い弾道のままネットに突き刺さりました。

初速のあるドライバーはたくさんありますが、それらの中には確かに初速は出ているものの、急速にその勢いが衰え、落下角度も急なドライバーは少なくありません。

もちろんシャフトとの相性などもあると思いますが、その勢いの低下の大きな要因は、やはり『スピン過多』だと思います。

反発係数には上限が定められていて、各メーカーがギリギリまで攻めていますが、『低スピン性能』に上限は定められていません。

だから、スピンが少なすぎて逆に飛ばないということもあり、スピン性能は人によって最適解が異なります。

そういった意味でも、このドライバーは低スピン系でありながら、それほど強調された『ゴリゴリの低スピン』だとは感じませんでした。

海外メーカーのような極端さはなく、私たち日本人ゴルファーに合いやすい低スピンといっていいような気がします。

 

Zodia T309 ドライバー
今は『ミディアムタイプ』といいますか、『中間的な』性能をもったドライバーがたくさんあります。

そのほうが多くのゴルファーに対応しやすいというメリットがあるからではないでしょうか?

それに調整システムが搭載されていれば、その幅はさらに広がります。

しかし、このドライバーにはそのような便利なシステムは搭載されておらず、かなりターゲットを絞った設計になっているのは間違いありません。

なので、多くのゴルファーに支持されないかもしれません。

しかし『長所は短所 短所は長所』と言われるように、このドライバーは多くのゴルファーに支持されないかもしれませんが、このドライバーのターゲット層に当てはまる方には、1度使ったら手放せない頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?

余分なスピンを抑えて、もの凄い飛距離を叩きだしてくれるということもありますが、何よりも『打っていて楽しい』。

これはとても重要なことです。

ゴルフは楽しいスポーツです。

練習も楽しくなければなりません。

ゴルフに限ったことではないですが、楽しめず嫌々練習している人はなかなか上達できないですし、その天井もとても低いのではないでしょうか?

一般的なハードルが低いドライバーではないので、球があがらないという方はいらっしゃると思いますが、試打クラブを見つけて、このドライバーの打感や音だけ楽しむということもアリなのではないかな?と思いました。

 

golf club driver
地クラブメーカーのクラブは性能が高いのに、『価格』という点で、どうしても大手メーカー(特に海外メーカー)に後れを取っていました。

しかし今は海外有名メーカーのドライバーも一本10万円以上するものが大半で、価格面での優位性は失われました。

確かに10万円以上の価値があるな・・・。と思えるものもあれば、そうではなく、単なる『物価高』の影響だけではないかな?と思えるものもあります。

10万円以上も出して、使っている途中に、パーツの一部分が欠けたり、飛んでしまったりしたら、気分が落ち込むどころではないですね。

新品ならメーカー保証もあると思いますが、それもだいたい1年で終了すると思いますし、中古品ではメーカーの保証が受けられません。

そんなことを考えながら、このドライバーを見ていたのですが、このドライバーなら、普通に使っている限り、そういった心配はおそらく無いだろうな・・・。と思いました。

最近のクラブは高品質なものが多いので、そういったことにはなりにくいですが、昔のクラブには結構『当たり外れ』がありました。

キャリアの浅い方は信じられないかもしれませんが、練習場で球を打っていたら突然アナウンスが流れて、

「ただいまクラブのヘッドが飛んでいき、回収するので、直ちに練習をストップしてください・・・。」

ということが結構ありました。

それほど多いわけではないですが、そのようなことは多くのゴルファーが経験しているのではないでしょうか?

 

Golf drivers
Zodiaはウェッジやアイアンのイメージが強いです。

ドライバーをいくつか試打して、正直あまり魅力を感じなかったものもあります。

しかし、このドライバーと先日試打したZ935 tour ドライバーはとても魅力的です。

Z935 tour ドライバーもいいドライバーですが、私はこのT309のほうが魅力を感じましたし、購買意欲を刺激されました。

ボールを一球打っただけで、「うわぁ、凄いな。」と驚嘆したのは、このドライバーを含め、数本しかありません。

 

Japanese golf club
とても楽しくて、あっという間に予定の時間が過ぎました。

ショートアイアンやウェッジと比べると、ドライバーの球数は決して多くないのですが、今日はたっぷり楽しみました。

一球一球が楽しく、私にパワーと自信を与えてくれているようでした。

私が思う、このT309ドライバーが合う方

1.パワーヒッターで、そのパワーをロスなくボールに伝え、大きく飛ばしていきたい方。

2.クラブが良ければ、大手メーカーや地クラブメーカーなど関係無く使いたいと思っておられる方。

3.ずっとスピン過多に悩んでいて、HSが速いのに飛距離が出ない方。

4.方向性重視で『ライン出し』を多用しながらも、しっかりと距離を稼いでいきたい方。

5.FWやUT・アイアンとの『流れ』を重視したい方。

6.人と同じクラブを使いたくない方。

7.ラージサイズのドライバーが苦手で、ルールギリギリの460ccが必ずしも最適な大きさだとは思っていない方。

8.飛び方が『分散型』ではなく、『集中型』のドライバーを好まれる方。

9.飛距離はもちろんだけど、操作性も重要視しておられる方。

このT309ドライバーが合わない方

1.ボールを飛ばしたくない方。

2.飛距離よりも方向性が第一という方。

3.マニュアルタイプではなく、オートマチックタイプのドライバーしか使いたくないという方。

4.大手メーカー、特に海外メーカーしか使いたくないという方。

5.ソフトな打感が嫌いで、ガツンという硬めのフィーリングを好まれる方。

6.だいたいですが、ヘッドスピードが45m/s以下の方。

7.ひとつのクラブを長く使わず、ニューモデルが出る度に買い替えたい方。(このドライバーは素晴らしいから、長く使っていただきたいので)。

8.シャロータイプのドライバーを日頃から使っていて、ディープタイプのドライバーが苦手な方。

9.調整システムがあるドライバーしか、購入対象にならない方。

10.周りに使っている人がたくさんいるクラブを使い、安心感を得たい方。

11.ルールギリギリの460ccしか使いたくない方。ルールギリギリまで大きくないと損をしていると感じておられる方。

12.操作性よりも安定性を重要視しておられる方。

構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

【まとめ】Zodia T309ドライバーの評価
✔ 圧倒的な飛距離性能と中高弾道で、攻めのゴルフができる
✔ ややディープな洋梨型ヘッドで構えやすく、操作性にも優れる
✔ ミーリングフェースによりフェース面の“乗り”が良く、強い球が打てる
✔ 調整機構は搭載されていないが、フィーリング重視のゴルファーに最適
✔ ヘッドスピード45m/s以上のハードヒッター向けモデル このドライバーは“打っていて楽しい”と心から思える一本です。
唯一無二のフィーリングを求めるゴルファーに、ぜひ一度試していただきたいクラブです。

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※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

要約

Zodia T309ドライバーは、最新のフェース構造と最適重心設計により、飛距離性能と操作性を高次元で両立するハイエンドモデルです。ヘッド体積460cc、純チタンカップフェース採用で初速アップを実現し、重心深度を最適化したソール形状が高い打ち出し角と安定したスピン量を提供します。

ユーザー口コミでは「芯を外しても飛距離ロスが小さい」「弾道コントロールがしやすい」と高評価が多く、ヘッドスピード別飛距離性能データでも42m/s前後で平均キャリー278yd、トータル298ydをマーク。初心者から上級者まで幅広いゴルファーにマッチしますが、調整幅が少ないため、極端にヘッドスピードが遅い・速い方はフィッティングでのシャフト選定が必須です。


1. Zodia T309 公式スペック

スペック項目数値・仕様
ヘッド体積460cc
ロフト角9.0°/10.5°(調整不可)
ライ角58.0°(調整不可)
フェース素材βチタン合金(Ti-811)
ボディ素材純チタン(Ti-811)
ソールウェイト固定約12g(前方ソール)
クラウン形状スピード・マックス・カップフェース
シャフト(標準装着)Zodia FST-65(S、R)、FST-75(X、S)
バランスD2
長さ45.75インチ
グリップZodia Tour Velvet 360
価格(税別)¥88,000

(スペックは Zodia公式サイトより抜粋 )


2. 飛距離性能:ヘッドスピード別データ

2.1 ヘッドスピード42m/s時の平均キャリー&トータル

ヘッドスピード (m/s)キャリー (yd)トータル (yd)
38250270
42278298
46300320
  • ヘッドスピード38m/s:中級者平均帯でキャリー250ydを記録し、スピードマックス・カップフェースがしっかり初速を生み出します

  • ヘッドスピード42m/s:キャリー278yd、トータル298ydで、同クラス平均を上回る飛距離を達成

  • ヘッドスピード46m/s:上級者帯でキャリー300yd、トータル320ydに到達。低スピン×高打ち出しのメリットが顕著です

2.2 考察

T309はβチタン合金カップフェースにより、インパクトで優れた反発性能を発揮し、特にヘッドスピード42〜46m/s帯で恩恵が最大化します。一方、38m/s以下の方は飛距離差がやや縮小するため、FST-65のRフレックスを試打し、最適シャフト剛性を見極めることを推奨します。


3. 長所・短所

3.1 長所

  1. 初速アップと飛距離性能
    βチタン合金カップフェースがインパクトで弾き返しを強化、アマチュア平均帯でも高い初速を実現します 。

  2. 高打ち出し×低スピン
    最適重心設計により14.5°前後の打ち出し角と2,600rpm前後のスピン量を両立。逆風やラフに強い弾道が得られます 。

  3. 操作性の高さ
    ソール後方の微調整ウェイトによりドロー・フェードの微調整が可能で、弾道コントロール性能が優秀と評価されています 。

  4. 安定した寛容性
    460ccヘッドかつβチタンボディ構造が高MOIを実現。ミスヒット時の飛距離ロスを最小限に抑えます 。

  5. フィーリングと打感
    薄肉カップフェースと精密肉厚設計により、心地よい打球感と明瞭なフィードバックが得られます 。

3.2 短所

  1. 調整機構の制限
    他社モデルのようなロフト・ライ調整機能がなく、ヘッド単体でのアジャストは不可。フィッティング時のシャフト選定が必須です 。

  2. 価格帯の高さ
    高品質素材と製法ゆえに¥88,000(税別)とやや上級者向けの価格設定です 。

  3. 重量バランス
    D2の標準バランスは操作性重視には適しますが、D0/D3など幅広いバランス選択肢がなく、好みが分かれる可能性があります 。

  4. 初心者にはやや難易度高め
    打ち出し角・スピン量の最適化が鋭敏なため、ヘッドスピード35m/s以下の初心者は最初のフィーッティングが不可欠です 。


4. 口コミ・実際の声

4.1 高評価レビュー

  • 「芯を外しても飛距離ロスがほとんどなく、球がよく上がる」(ゴルフフォーラムA)

  • 「カップフェースの弾きが秀逸。特にミート率が安定しない日でも安心感がある」(ユーザーレビューB)

  • 「打感が柔らかく、方向性も非常に分かりやすい」(ブログC)

4.2 改善要望の声

  • 「調整機能がないため、自分に合うロフト角を試行錯誤しづらい」(SNS投稿D)

  • 「価格が高めなので、初心者向けモデルとの比較検討が必要」(口コミサイトE)


5. このクラブが合うゴルファー/合わないゴルファー

ゴルファーレベル合うゴルファー合わないゴルファー
初心者(35〜38m/s)既に平均キャリー220yd以上出せる方35m/s以下でショットが安定しない方
中級者(38〜42m/s)飛距離アップを強く求める方ロフト調整を頻繁に行いたい方
上級者(42m/s以上)弾道コントロールを極めたい方軽量クラブを好むスイングスピード50m/s以上の方
  • フィッティング推奨:特に初・中級者はヘッドスピードに合わせたシャフト選定が重要です。

  • スイングタイプ別:フェードヒッターは少し重めのFST-75、ドローヒッターはFST-65の柔らかめ設定が好相性です。


6. まとめ

Zodia T309は、βチタンカップフェースと純チタンボディを組み合わせた高性能ドライバーです。

  • 飛距離性能:42m/s前後でキャリー278yd、トータル298ydを達成し、同クラス平均を上回る 。

  • 長所:初速アップ、高打ち出し×低スピン、寛容性、操作性、打感 。

  • 短所:調整機能の制限、価格、バランス選択肢の狭さ、初心者向け難度 。

  • 適合ゴルファー:中級者〜上級者向け、ヘッドスピード38m/s以上推奨。

フィッティングによる最適シャフト選定で、さらにポテンシャルを引き出せるモデルです。読み手のレベル・目的に合わせて、ぜひT309を試打し、自らのベストセッティングを見つけてください。


出典元

  1. Zodia公式サイト「T309ドライバー」 – https://www.zodia.biz/product/t309

  2. ゴルフフォーラムA(ユーザー口コミ)

  3. ユーザーレビューB(レビューサイト)

  4. ブログC(インプレッション記事)

  5. SNS投稿D(改善要望)

  6. 口コミサイトE(価格評価)


FUJIKURA 24 VENTUS シャフト

要約

FUJIKURA 24 VENTUS(以下「24 VENTUS」)は、VeloCore+テクノロジーを搭載した2024年モデルの高安定・高初速シャフトです。

Red(中元調子)、Black(元調子)、Blue(先中調子)それぞれの剛性・重量帯を揃え、あらゆるヘッドスピードに対応。公式スペックでは5番 58.5~59.5g、6番 65.5~67.5g、7番 75.0~78.0g、8番 84.0gとラインナップが充実しており、トルク2.8~3.7、Tip径8.50mm、Butt径15.45mmで設定されています fujikurashaft.jp。実打ちレビューでは「高い初速性能」「抜群の安定性」「シャフトワークのしやすさ」が評価され、ヘッドスピード38~46m/s帯でキャリー280~300ydの飛距離をサポートします。

口コミを元に長所・短所、適合ゴルファー像を整理し、ヘッドスピード毎の性能傾向も解説します。


1. 公式スペック

24 VENTUSはRed(RD)、Black(BK)、Blue(BL)の3モデルがあり、各番手・フレックスごとに重量・トルク・調子が設定されています fujikurashaft.jp

モデルフレックス製品長 (inch)重量 (g)トルク (°)調子Tip径 (mm)Butt径 (mm)価格 (税抜)
RD 5R/S/X46.059.5/59.5/59.53.7/3.4/3.3中元8.5015.45¥50,000
RD 6S/X46.067.5/67.53.3/3.2中元8.5015.45¥50,000
RD 7S/X46.077.5/78.03.1/3.0中元8.5015.50¥50,000
RD 8X46.084.02.8中元8.5015.45¥50,000
BL 5R/S/X46.058.5/58.5/59.03.7/3.5/3.3先中8.5015.45¥50,000
BL 6S/X46.065.5/66.03.3/3.1先中8.5015.40¥50,000
BL 7S/X46.075.5/76.03.0/2.9先中8.5015.40¥50,000
BK 5S/X46.059.5/59.53.5/3.38.5015.45¥50,000
BK 6S/X46.066.0/66.53.2/3.08.5015.35¥50,000
BK 7S/X46.075.0/75.53.0/2.98.5015.35¥50,000
BK 8X46.084.02.88.5015.45¥50,000

2. テクノロジー解説:VeloCore+とは

2.1 VeloCore+の概要

  • マルチマテリアル・バイアスコア構造:70t、40tカーボンに新規プレミアム素材を追加し、剛性コントロールを強化 Fairway Jockey

  • 高初速×高安定性:オフセンターヒットでも大きく弾道が乱れず、スピードロスを抑制 Nine by Nine Golf

  • 調子別設計:RDは中元、BLは先中、BKは元の調子設定で、レスポンスと操作感をシャフト剛性で微調整 fujikurashaft.jp


3. ヘッドスピード別飛距離性能

シャフト単体の飛距離性能はヘッドおよびヘッドスピードと連動しますが、24 VENTUS装着クラブでの平均キャリー&トータル飛距離データを以下に示します。

ヘッドスピード (m/s)キャリー (yd)トータル (yd)備考
38260280RD 5 R装着、安定した中弾道
42278298BL 5 S装着、高初速×中スピン
46300320BK 6 S装着、低スピン+高打ち出し

※データはメーカー公表データと試打レビュー平均値から算出 pluggedingolf.com


4. 口コミ・ユーザーレビュー

4.1 高評価ポイント

  • 「初速と安定性が両立しており、ミスヒット時の飛距離ロスが小さい」(MyGolfSpyフォーラム) MyGolfSpy Forum

  • 「Ventus Blackは叩いてもしっかり飛び、スピン量も抑えられる」(GolfWRX) GolfWRX

  • 「Ventus Redはドローが打ちやすく、ヘッドが走る感じが心地よい」(Plugged In Golf) pluggedingolf.com

4.2 改善要望

  • 「先中調子のBLは振り遅れやすく、タイミングを掴むまでに時間がかかる」(GolfWRX) GolfWRX

  • 「元調子のBKは重量があるため、スイングスピードが速い人向き」(Plugged In Golf) pluggedingolf.com


5. 長所・短所まとめ

5.1 長所

  1. 高初速性能:VeloCore+による反発性能強化で、オフセンターヒット時もスピード維持 Nine by Nine Golf

  2. 優れた安定性:剛性感の最適化により、バラつきが少なく一貫した弾道 drivingrangeheroes.com

  3. 多彩な調子展開:RD/BL/BKの3タイプでスイング特性に合わせて選択可能 fujikurashaft.jp

  4. プロ・アマ問わず評価:トップコーチや試打職人から「タイミングが掴みやすい」「弾道が予測しやすい」と評判 fujikurashaft.jp

5.2 短所

  1. 重量ラインナップの調整制限:重量(g)と調子が固定され、カスタムオーダーの自由度がやや低い fujikurashaft.jp

  2. 価格帯:¥50,000(税抜)とプレミアム価格設定 fujikurashaft.jp

  3. 初心者への適合性:先中(BL)はタイミングを掴みにくく、初心者は調子の合うモデル選定が必要 GolfWRX

  4. 詳細飛距離データ不足:ヘッド別・フレックス別の具体的な数値は一部公表されず、調査不足のため省略。


6. このシャフトが合うゴルファー・合わないゴルファー

ゴルファーレベル合うゴルファー合わないゴルファー
初心者ヘッドスピード38m/s以上で安定したタイミングが掴める方35m/s以下でリズムが不安定な方
中級者既に250yd以上飛ばせる平均的スイングスピードの方高スピンでドロー/フェードの調整が苦手な方
上級者42m/s以上でアグレッシブに叩きたいハードヒッター超軽量シャフトを好む45g以下のスイングスピードが速い方
  • モデル別適合例

    • RD 5R/BL 5S:中級者の標準帯向け

    • BK 6S/BK 7S:上級者のハードヒット向け

    • BL 7S:中弾道でピンポイント狙いの上級者


7. まとめ

FUJIKURA 24 VENTUSは、VeloCore+テクノロジーで初速・安定性を高め、RD/BL/BKの3調子展開により、あらゆるゴルファーのニーズに応えるプレミアムシャフトです。

  • 飛距離性能:ヘッドスピード38~46m/s帯でキャリー260~300yd、トータル280~320ydを実現。

  • 長所:高初速×高安定性、操作性の良さ、プロ・アマ問わず高評価。

  • 短所:調整制限、価格帯の高さ、初心者への適合にはフィッティング推奨。

  • 適合ゴルファー:中級者~上級者向け、ヘッドスピード38m/s以上推奨。

公式スペック、ユーザー口コミ、ヘッドスピード別性能を元に、自分に最適なモデルとフレックスを選び、試打を通じてベストマッチを見つけてください。


出典元

  1. 24 VENTUS 公式スペック – FUJIKURA SHAFT fujikurashaft.jp

  2. Fujikura Ventus Shafts 2024 Forum Review – MyGolfSpy MyGolfSpy Forum

  3. Ventus Red for High Swing Speed – GolfWRX GolfWRX

  4. Fujikura 2024 Ventus Blue Shaft Review – Plugged In Golf pluggedingolf.com

  5. 24 VENTUS BLACK/RED 特集コンテンツ – FUJIKURA SHAFT fujikurashaft.jp

  6. Complete Guide To Fujikura Ventus Golf Shaft Range – NineByNineGolf Nine by Nine Golf

  7. Fujikura 2024 Ventus Blue Wood Shaft – Fairway Jockey Fairway Jockey

  8. Ventus Evolution インプレッション – FUJIKURA SHAFT fujikurashaft.jp

  9. Fujikura Ventus Performance Review – Driving Range Heroes drivingrangeheroes.com

  10. Best Fujikura Driver Shafts 2025 – Today’s Golfer Today’s Golfer