タイトリスト GT2 ドライバー

タイトリスト GT2 ドライバー レビュー

タイトリスト GT2 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブタイトリスト GT2 ドライバー です。

試打スペックと概要

Project X Denali Red 50
シャフトは Project X Denali Red 50 です。

ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは5.0、シャフト重量は52g、トルクは5.9 です。

 

正面
タイトリストのニューモデルです。

先日、GT3を試打しましたが、今日はGT2を試打する機会に恵まれました。

GT3同様、シンプルなデザインで、統一感があります。

 

側面
ヘッド後方が少し伸びたくらいで、大きな違いは無いように見えました。

 

バックフェースのウェイト
しかし、この位置にウェイトが配置されているので、重心が深いモデルなのだということが分かります。

GT3はフェース寄りにウェイトが配置されていました。

 

ネック長さ
ネックの長さは適度にあって、おそらくGT3と変わらないと思います。

 

ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されていて、GT3と同じです。

 

A1
試打するのは、この『A1』ポジションで、これも同じです。

 

シャローバック
見慣れたシャローバックで、こうして見る限り、GT3と変わらないように見えます。

 

顔
しかし顔は、やはり少し違いました。

過去のモデル同様、『イージー系』といいますか、ヘッド後方が伸びていて、『直進性』をイメージさせる形状になっています。

昔はここの部分が強調されすぎていて、『異型』に見え拒絶感をもったこともあるのですが、このドライバーは比較的穏やかな顔をしていて、好感が持てました。

 

フェース面の質感
フェース面の質感はGT3と同じです。

 

装着されているグリップ
装着されているグリップも同じで、あまりこだわっていないようです。

 

振り感
素振りをしてみると、軽量タイプでありながら、頼りない感じはしません。

クセが小さく、比較的穏やかで素直にしなってくれる感じです。

何度か素振りを繰り返して、タイミングを整えることができました。

構えやすさと印象

構え感
ボールを前にして構えてみると、明らかに昔のモデルよりも顔が整っていて好感が持てました。

『精悍さ』はあまり感じないですが、大らかさがあって、穏やかな雰囲気があります。

ヘッド後方の伸びが少し目立ちますが、昔ほど極端ではありません。

『フェース長』との、良いバランスがとれています。

昔の、このようなタイプのドライバーは、『かなりのフックフェース』が当たり前のような時代が長く続きましたが、このドライバーにはそれが見られません。

こういったところが、さすがタイトリストだな・・・。と思いました。

タイトリストは常に『美しさ』『顔の良さ』にこだわっているメーカーだと私は認識しています。

 

試打を開始しました

打感

フェース面
『打感』はとても好感が持てました。

しっかりめでありながら、ソフトなフィーリングで、いわゆる『吸い付く』ような打感です。

球を打ちながら、インパクトの直前、フェースがボールを吸い寄せるようなイメージが頭に浮かびました。

先日試打したGT3には感じられなかったフィーリングです。

元々、浅重心のドライバーは打感が硬く、深重心のドライバーはソフトになりやすいと、これまでの経験から感じているのですが、このドライバーにもそれが当てはまりました。

フェースの作りなどは同じでも、フィーリングは違っていて、今度、実際に打ち比べてみたいと思います。

打球音

打球音
『音』は、はっきりしていますが、大きすぎず高すぎず、いい感じです。

私は元々、叩いていきたいタイプなので、音が大きくなりやすいのですが、このドライバーの発する音はインパクトが緩むこともなく、好感が持てました。

球の上がりやすさ

トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、普通といったところですが、同じようなイージー系ドライバーの中では、結構しっかりしているといいますか、叩いても耐久性がある弾道です。

ヘッドもそうですが、装着されているシャフトがいい感じであげてくれているように感じました。

昔の深重心ドライバーはスピン過多で吹け上がることが多かったのですが、このドライバーを含め、最近のドライバーはよく出来ています。

いい感じでスピンを抑えてくれ、推進力が増しています。

安定性

バックフェース
『安定性』は高く、気難しい感じは全くしませんが、高い直進性があって、球が曲がりにくいというタイプではありません。

普通に打っている限り問題はありませんが、必要以上に球がつかまるタイプではないので、スライスに悩んでおられる方は少し右にブレることがあるかもしれません。

しかし、このドライバーには調整システムが搭載されているので、これを使えば上手くカバーできると思います。

調整システムが楽しいのは、自分の球筋や弾道に合わせて、ひとつひとつ確認しながら、ベストなポジションを探していくことだと思います。

購入した後で、「失敗した、自分には合わない。」ということが、かなり少なくなっているのではないでしょうか?

飛距離性能

飛距離性能
『飛距離性能』は高く、好感が持てました。

球は適度にあがってくれ、力強く前に進んでいく弾道です。

これまでの経験から、少し軽めで弱い弾道をイメージしていたのですが、実際は高めのライナー系という感じで、効率の良い飛びだな・・・。と、弾道を目で追いながら感じました。

インパクトからフォローにかけて、フェースがそのままの向きを維持しているものと、上を向きやすいものがあり、ちょっと前までは上を向きやすいものが多かった印象があるのですが、どちらかというと、このドライバーもそんな印象をもちました。

操作性

操作性
ヘッドの形状などから、自在に操るタイプではないのが分かりましたが、曲げるように打ってみて、少し左右に曲がりました。

昔のクラブのように、球がつかまり過ぎないのがいいです。

とはいっても、私はフッカーだからなのか、フック系の球のほうが出やすいと感じました。

かなりカットに打ってみて、右に打つことができましたが、少しコスり気味の球が出やすいと感じたので、あまり極端なことはしないほうがいいようです。

 

試打後の感想

ヒール側
いわゆる『オートマ系』のドライバーだと思いますが、それが強すぎないのがいいと感じました。

 

Titleist GT2 ドライバー
もっと直進性を高めるには、バックフェースにあるウェイトを重くすればいいのかもしれません。(いろいろな重さのウェイトが用意されているのでしょうか?)

 

Titleist GT2 ドライバー
シャロー系のドライバーでありながら、頼りなさは無く、力強い球が打てるドライバーです。

 

Titleist GT2 ドライバー
今のドライバーは直進性が高いものが多いですが、どちらかというと私は操作性を重視したくなります。

なので、過去のタイトリストのドライバーは『2』よりも『3』を選ぶことのほうが多かったのですが、今回のGTシリーズにおいては『2』のほうが気に入りました。

打感も含め、安定性など、バランスがよくとれているように感じたからです。

 

Titleist GT2 ドライバー
良い意味で、革新的な部分が見られなかったのですが、それだけハイレベルで落ち着いているということなのかもしれません。

練習場だけでなく、すぐにでもコースで試したいドライバーです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

他のタイトリスト製品レビューはこちら

✅ 私が感じた長所・短所まとめ:

長所短所
吸い付くような打感と適度な弾き感球がつかまりすぎないのでスライサーにはやや難しいかも
適度な直進性と安定性のバランスが良い極端な操作性はやや弱め
高すぎず低すぎない理想的な弾道GT3と比較して、操作派にはやや物足りなさもある可能性
シャローバックでも頼りなさを感じさせないシャフトの選定によっては飛距離が変わるため要注意

✅ このクラブが合うゴルファー:

  • 中級者以上でミート率の高い方

  • 球がつかまりすぎず、強い直進性を求める方

  • シャロー形状に安心感を感じるゴルファー

  • フィーリング重視(打感・音など)で選ぶ方

  • GT3はやや難しく感じたが、タイトリストの操作感が好きな方

✅ GT2とGT3の比較表

比較項目GT2 ドライバーGT3 ドライバー
重心設計深重心(高弾道・安定性重視)浅重心(低スピン・操作性重視)
打感ソフトで吸い付くような打感しっかりめでややシャープな打感
弾道の高さ高めのライナー系やや低めで強弾道
直進性高い(ミスに強い)普通(コントロール性重視)
操作性やや抑えめ(オートマチック寄り)高い(インテンショナルショット向き)
打球音抑えめで心地よい金属音やや高めの弾き音
フェース感やや長くフェースがボールを乗せる感覚ボールが早く離れる印象
シャフト互換性軽量・高弾道系シャフトと相性が良い中〜重量シャフトや低スピン系と好相性
おすすめユーザー直進性や安定性を重視したい中級者以上操作性を活かしたい上級者や球を操る人向け



 


このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

タイトリストのGT2ドライバーは、最新技術を駆使して飛距離性能と安定性を高次元で融合させたモデルです。本記事では、GT2ドライバーの特徴、スペック、ユーザーの口コミ、長所・短所、さらにはどのようなゴルファーに適しているかを詳しく解説します。また、飛距離性能に関する数値データも交え、読者の皆様がこのクラブの全貌を理解できるよう努めます。

タイトリスト GT2 ドライバーの概要



Titleist GT2 Driver

GT2ドライバーは、タイトリストが誇る最新のドライバーモデルで、以下の特徴を備えています。

  • 高慣性モーメント設計:​フェースの広範囲で速いボールスピードを実現し、安定した直進性を提供します。Titleist+6Titleist+6titleist.co.jp+6

  • シームレス サーモフォーム クラウン:​独自開発の新素材ポリマーを採用し、軽量化と美しいフォルムを実現しています。titleist.co.jp+4titleist.co.jp+4titleist.co.jp+4

  • スピードリング VFTフェース:​センターヒット時のボールスピードを最大化し、オフセンターヒット時でも速いボールスピードを維持します。Titleist+5titleist.co.jp+5Titleist+5

  • 次世代のエアロダイナミクス:​空気力学に基づくヘッド形状で、クラブヘッドスピードを大幅に向上させています。Titleist+1titleist.co.jp+1

スペック一覧

GT2ドライバーの主要スペックは以下の通りです。

項目スペック
ロフト角8.0°、9.0°、10.0°、11.0°(SureFit対応)
ライ角58.5°
ヘッド体積460cc
シャフトの種類Project X DENALI RED 50 など
クラブ長さ45.5インチ
バランスD3
総重量約315g

注:上記スペックは一例であり、カスタムオプションにより変更可能です。

ユーザーの口コミ

GT2ドライバーに関するユーザーの声をまとめました。

  • ポジティブな意見

    • 「ミスヒット時でも飛距離のロスが少なく、安定したショットが打てる。」

    • 「打感が非常に良く、フィードバックが明確。」

  • ネガティブな意見

    • 「価格が高めで、手が出しづらい。」

    • 「シャフトの選択肢がもう少し多いと嬉しい。」

長所と短所

GT2ドライバーのメリットとデメリットを以下にまとめます。

長所

  • 高い寛容性:​ミスヒット時でも飛距離と方向性のロスが少ない。

  • 優れた打感と打音:​タイトリスト伝統のフィーリングを継承。Titleist+1titleist.co.jp+1

  • 調整機能の充実:​SureFitシステムにより、弾道調整が容易。titleist.co.jp+1Titleist+1

短所

  • 価格の高さ:​高性能ゆえに価格も高めの設定。

  • シャフトの選択肢:​標準装備のシャフトが限られており、カスタムが必要な場合も。

どんなゴルファーに適しているか

GT2ドライバーは以下のようなゴルファーにおすすめです。

  • 安定性を求める中級者から上級者:​ミスヒット時の許容性が高く、安定したショットを実現したい方。

  • フィーリングを重視するプレーヤー:​打感や打音にこだわりを持つゴルファー。

  • 弾道調整を行いたい方:​SureFitシステムを活用して、自分好みの弾道を追求したいプレーヤー。

飛距離性能の数値データ

GT2ドライバーの飛距離性能に関するデータを以下に示します。

ヘッドスピード(m/s)キャリー(ヤード)トータル飛距離(ヤード)スピン量(rpm)
40約220約240約2500
45約250約270約2300
50約280約300約2100

注:上記数値は一般的な目安であり、個人のスイングや使用環境により異なります。

GT2 ドライバーを他モデルと比較すると?

GT2 ドライバーはタイトリストが誇る安定系モデルですが、同クラスの競合ドライバーと比較してみると、以下のような特徴があります。

モデル名特徴
TaylorMade Qi10 Max超高慣性モーメント。とにかく直進性重視でミスに強い。
Callaway PARADYM Ai SMOKE MAXAiフェース搭載で打点ブレに強い。弾道調整機能も豊富。
PING G430 MAX 10Kミスヒット時の安定感トップクラス。音も静か。
タイトリスト GT2フィーリングと安定性を高バランスで実現。洗練された打感と調整性。

つまり、GT2は「打感・音・調整性」の3拍子が揃った上品な安定系ドライバーです。


GT2 ドライバーのおすすめセッティング例(ヘッドスピード別)

ヘッドスピード推奨ロフト推奨シャフト例
〜40m/s10.0°〜11.0°Project X DENALI RED 50(R)
41〜44m/s9.0°〜10.0°Tour AD CQ、VENTUS TR RED(S)
45m/s〜8.0°〜9.0°TENSEI Pro White 1K、Diamana WB(X)

調整機能が非常に豊富なので、SureFitホーゼルでロフト・ライ角を細かく調整することで、自分に最適な弾道が見つかります。


GT2 ドライバーのカスタム性について

GT2 ドライバーは、純正シャフト以外にも幅広いカスタムシャフトに対応しており、フィッティングによる最適化がしやすい設計です。中でも人気のあるカスタムシャフトは以下の通り:

  • Tour AD UB:中弾道&しっかり感が欲しいゴルファーに

  • VENTUS TR BLUE:叩いても暴れず安定した挙動

  • Diamana WB:低スピン・しっかり目で強弾道


タイトリスト GT2 ドライバーを選ぶ理由

洗練された打感と音
芯を外しても安定した直進性
SureFit 調整機構で最適な弾道をカスタマイズ
プロからアマチュアまで幅広い層に人気


購入前にチェックしておきたいポイント

  1. 価格が高め(8万円〜10万円前後)

  2. シャフト選びが飛距離と安定性を左右する

  3. フィッティング推奨:最大性能を引き出すには調整必須


結論:GT2 ドライバーはこんな人におすすめ!

ゴルファータイプ理由
安定したフェアウェイキープを重視高慣性モーメント設計で曲がりにくく、スコアメイクしやすい
音と打感にこだわりたい人タイトリストらしい「パシッ」とした心地よい音とソフトな打感
自分好みに調整して使いたいSureFitでロフト・ライを自在に調整可能。スイングの変化にも対応しやすい

出典元・参考資料

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝しています。