今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは THREE LUCK SDJ PRO GROOVE D-TOUR TB WEDGE の51度 です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは51度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は467gです。
このスリーラックのウェッジは、以前58度のモデルを試打したことがあるのですが、今日は51度のモデルを試打する機会に恵まれました。
ロフトから考えても、『アプローチウェッジ』というカテゴリーに入ると思います。
今日はアプローチグリーンで試すことができたので、練習場のマットで何球か打った後、すぐにトライしてみました。
58度モデル同様、とてもシャープでカッコいい形状です。
キレのあるショットが打てそうな予感がします。
ソール幅は、ノーマルといっていいと思います。
広すぎないので、色々と細工をしていけそうに感じます。
バンスも少し目立ちますが、邪魔になるほどでもなく、活躍してくれそうです。
ネックの長さがしっかりとあって、操作性も良くスピンも効かせていけそうです。
鋭いリーディングエッジです。
芝を刈るイメージを強く出せます。
ターフも綺麗に取れそうな印象を受けます。
カット目にも被せ気味にも、自在に入れやすそうな雰囲気もあります。
ボールを前にして構えた感じも、すごくいいです。
ナチュラルに構えることができます。
先日試打した、58度のモデルはどちらかというと『丸型』に見えたのですが、この51度のモデルは『ティアドロップ型』に近い形状をしています。
同じシリーズのウェッジでも、こうも顔の印象が違うのは珍しいな・・・。と思いました。
ただ、どちらにせよ『ウェッジの構え感』としても、申し分ない極上の構え感です。
いいイメージがすごく出てきます。
グースの効きが弱いので、私は構えやすく感じますが、グースネックを好まれる方には、少し構えづらく感じられるかもしれません。
試打を開始しました。
『打感』は軟鉄鍛造らしい、柔らかい感触で好感がもてました。
やはり、ウェッジでもアイアンでも、軟鉄鍛造が『最強』だと思います。
『球のあがりやすさ』という点でも、58度同様、標準的な感じがします。
この標準的なところがすごくいいです。
自分の予想に反しない高さで飛んでいってくれるので、安心できます。
イメージした高さに上げてくれるクラブというのは、とても実戦的だと思います。
『安定性』とういう点でも、特に変わったところはなく、見た目通りの性能でした。
特別シビアな感じもしないですし、易しさが充分に感じられます。
顔がすごくいいので、ラインも出しやすく、少ない球数ですぐに馴染んでいけました。
ただ、『距離感』が少し合いませんでした。
それは、このクラブだとボールが飛び過ぎる・・・。とか逆に飛ばな過ぎる・・・。というのではなく、『ラン』が合いづらい・・・。ということです。
このウェッジのもつ、優れたスピン性能のおかげで、ボールが思ったよりも、すぐに止まってしまい、ランが短いので、なかなか計算しづらいところがありました。
ドライビングレンジでのフルショットでは、ある程度狙ったところに落としていけて距離が合いやすかったですし、アプローチグリーンのピッチエンドランなどでも、キャリーの感覚はつかめるのですが、ランが短すぎるので、そこに慣れていくのに、しばらく時間がかかると思いましたし、ある程度の球数が必要になってくるように思いました。
ピッチエンドランでは、キャリーとランの比率がだいたい『5:5』になるものですが、今日はどうしても『7:3』くらいに感じられました。
ピッチエンドランをやっているつもりでも、実際は『ピッチショット』に感じられました。
この『止まり性能』に、なかなか馴染むことができませんでした。
しかし裏を返せば、それだけ、このウェッジのスピン性能が高いということなので、この性能を味方につけることができれば、色々なところで活用できるな・・・。と思いました。
特にグリーンを奥にこぼしてしまったときや、バンカー越えにすぐピンが立っているときなど、活躍の場が広そうです。
私のホームコースは砲台グリーンが多いので、是非試してみたいです。
いつもならば、感覚的にもう少しボールが滑っていきそうなところでも、今日は『ギュッ』と止まってしまいました。
できれば、もう少しロフトが立った(だいたい48度くらい)のモデルも試してみたい・・・。と思いました。
『操作性』は抜群で、開いても閉じても素直に対応してくれました。
色々なショットを楽しむことができました。
これだから、グリーン周りの練習は楽しくてたまりません。
ダーツなどのようにゲーム感覚で楽しむことができるので、時間がすぐに経ってしまいます。
頭に描いたイメージにできるだけ近くボールを転がしていくことはとても楽しいです。
ボールが止まるまで、楽しむことができます。
こういった楽しみは、ドライバーなど長いクラブの練習ではなかなか得られないところです。
色々な球を打つのが楽しいウェッジでした。
見た目の美しさが、そのまま性能となって表れているように思います。
『クラブは、まず見た目が大事』だと私はずっと思っているのですが、特にアイアンやウェッジは、見た目で大よその性能がつかめるところがあるので、こういったスタンダードなタイプにはすごく魅力を感じます。
先日試打した、ミズノのウェッジとは異なる打感ではありますが、このスリーラックのスピン性能もすごく優れていると思いました。
ミズノや他のメーカーのウェッジと比べても、このスリーラックのウェッジは、やや高価ではありますが、それだけ手間も掛かっているのだと思いますし、品質や性能に自信があるからなのではないでしょうか?
また何度でも試打したいと思いましたし、購買意欲が強く刺激されたウェッジでした。
スリーラックは歴史のあるメーカーですが、日本には本当に優れたクラブを造るメーカーがたくさんあるのだと、改めて感じました。
THREE LUCK SDJ PRO GROOVE D-TOUR TB WEDGE 51°
- 2012年10月27日
- THREE LUCK
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