【試打レビュー】PRGR 0 ウェッジ
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PRGR 0 ウェッジ です。
シャフトは スペックスチールⅢ Ver.2 FOR WEDGE です。
ロフトは5 6度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS、バランスD1.5、クラブ総重量は450g です。
プロギアの美しいキャビティタイプのウェッジです。
以前、プロギア 0 TOURウェッジ を試打しましたが、このウェッジは姉妹モデルのようです。
フルキャビティウェッジです。
アイアンでは珍しくないですが、ウェッジではなかなか見られません。
キャビティタイプのウェッジで真っ先に思い浮かぶのはフォーティーンのウェッジですが、このウェッジはそれよりもさらにキャビティ部分が大きくなっています。
キャビティバック構造は実際に寛容で易しいという性質がありますが、見た目の安心感もあるのではないでしょうか?
ノーマルでシャープな形状は、通常タイプと変わりません。
中空タイプは、ここがプクッと膨らんでいますが、ノーマルキャビティはシュッとしていてカッコいいですし、扱いやすそうな印象を受けます。
キャビティタイプのウェッジはたくさんありますが、ここまでのフルキャビティは珍しいですが、これがプロギアの主張なのだと思います。。
今はウェッジもアイアンのように、ヘッドにウェイトなどが組み込まれているものが多くなりましたが、こうして見ている限り、このウェッジには組み込まれていないようです。
トップラインの厚さはノーマルです。
こうして見ていると、『精悍さ』のあるトップラインだな・・・。と思いました。
どういうことかといいますと、ただ単に平らで特に工夫が見られないトップラインではなく、絶妙な形状と幅で、細部にまでこだわって作られているのが分かりますし、それがとてもカッコ良く精悍に見えたからです。
ここの部分は雑であったり、チープであったりすると、ウェッジ全体の印象も悪くなりますし、構えたときもマイナスイメージばかりが浮かんできます。
このようなフルキャビティのアイアンやウェッジだと、いくら軟鉄であっても、作りが雑に見えたりすることも過去にはあったのですが、このウェッジに関してはさすがプロギアです。
細部にまでこだわり、『見せ方』が上手いな・・・。と思いました。
ソール幅はワイドです。
このソールを見て、『万能』だな・・・。と思いました。
ソール形状から、すごく抜けが良さそうで、芝に刺さるイメージは湧いてきません。
そしてバンカーでも、とても易しそうです。
ワイドソールだと、『着地』が難しく、ダフってしまいそうに感じることがあるのですが、このソールからは、それが無く、綺麗に抜けてくれるプラスイメージが湧いてきました。
私はワイドソールのウェッジやアイアンを苦手に感じることがあるのですが、このウェッジにはそれがありません。
むしろ、良い意味で『アバウト』に打っていけそうです。
スリクソンアイアンの、『二分割ソール』を思い出しました。
ソール形状はやはり『二分割』といいますか、『山型』です。
バンスも結構利いているように見えたので、バンカーショットが苦手な方には好感を持たれやすいのではないでしょうか?
私はどちらかというと、砂を『切る』イメージが欲しいのですが、このウェッジのソールは砂を『弾く』。
つまりエクスプロージョン(爆発)のイメージのほうが強く浮かんできます。
ソール全体が絶妙な感じで丸みを帯びているので、開き方などにも絶妙な微調整ができそうです。
一見、オートマチックタイプのようでありながら、実はマニュアルタイプの特長も兼ね備えているように見えました。
ネックはSWにしては、少し短いといいますか、もうちょっと長さが欲しいと思いましたが、このウェッジがそもそも『高重心』に設計されているのではなく、『低重心』がコンセプトであれば、適切な長さなのかもしれません。
今のウェッジの中でも『標準の範囲内』といっていいのではないでしょうか?
この角度からだと、『ストレート系のオートマチックタイプ』に見えました。
ホーゼルには『FORGED』の文字が刻印されています。
一口にフォージドといっても、柔らかそうな印象を与えるものもあれば、逆に冷たくて硬い印象のものもあります。
このウェッジは前者で、柔らかそうな雰囲気があります。
それは質感が良いということもありますが、『軟鉄の見せ方』が上手いのだと思います。
フェース面にミーリングは見られませんが、指で触ってみると、結構ザラザラしています。
このザラザラ感はスコアラインもあるのですが、フェース面全体が『サンドブラスト』をかけた直後のような印象です。
視覚(目)では分かりづらいですが、触覚(手)では、何かをはっきりと感じ取っています。
何か特別な工夫がされているのでしょうか?
ここがつるつる滑るようだとスピンは期待できませんが、このウェッジは期待できそうです。
今もありますが、昔からつるつるした触感のウェッジは多いです。
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
ツアーベルベットに近いフィーリングで、ウェッジに適したグリップです。
ウェッジなので『当たり前』といえるのかもしれませんが、バックラインが入っていないのがいいな・・・。と思いました。
しかしウェッジでもバックライン有りのほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
私はフェースの開閉を大きく使いたいタイプのゴルファーなので、バックライン無しでないと使えません。
バックラインがあったらミスする確率が高くなるということではないのですが、無いほうがしっくりきます。
とても良い顔をしていて、構えやすいのが意外でした。
このようなキャビティタイプで『イージー系』のウェッジだと、クセのある顔をしたものが、これまでも圧倒的に多かったからです。
なので、あまり顔には期待していなかったのですが、このウェッジの顔は大満足です。
もちろん、強いグースや大顔タイプの好まれる方には、親近感をもちにくいかもしれませんが、私はストレートタイプが好きですし、ヘッドも大きすぎないのが好きなので、このウェッジの顔はかなり好感を持ちました。
フルキャビティで男前・・・。
何て『実利的』なウェッジなんだ・・・。と思いました。
良いとこ取りしたウェッジです。
大らかでミスに寛容なウェッジを使いたいけど、顔にもこだわりたい。
特にストレートでオーソドックスな顔が好きだ・・・。という方には、とても魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?
このウェッジの顔は他にも良いところがあって、ヒール側がキュッと引き締まっているのがすごくいいです。
ここが広いと、ボテッとした印象になるのですが、このウェッジは引き締まって見え、『フェース開閉のスピード感や細かい調節』もイメージしやすいです。
バンスが結構利いているように見えましたが、フェースを開くことに対して邪魔には感じませんでした。
これが昔のウェッジと今のウェッジの大きな違いです。
昔のハイバンスはとにかく『跳ねすぎて』、ソールの入れる角度がシビアでミスを連発し、私は難しく感じていました。
これまでの経験から、私にはだいたい『10度前後』が合っていることが分かっています。
今はソールバリエーションが増えているので、昔のようにグラインダーで削ることもなくなりました。
この開きやすさは『二分割』といいますか、『山型』のようなソール形状が大きく関係しているのだと思います。
こうして開いて構えてみても、通常のフラットバックタイプのウェッジと変わりません。
実はバックフェースはキャビティになっていて、すごく易しさを重視しているとは感じられません。
カッコ良くてシビアそうだけど、実はイージー・・・。
この良い意味での『見た目とのギャップ』も、このウェッジの大きな魅力だと思います。
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずです。
硬くなく、いい感じですが、キャビティらしい『薄さ』を感じましたし、その薄さによる微妙な『弾き感』といいますか、『反発』のようなものを感じました。
これまでの経験により、ある程度予想していた打感です。
最高の打感ではないですが、大きなマイナスもなく、むしろキャビティタイプのウェッジを使い慣れておられる方には、とても相性が良いのではないでしょうか?
私は『球持ちが良く(いわゆる球離れが遅い)』、ボールがフェースにしっかりと乗っかってくれ、インパクトからフォローにかけて運んでいく感覚でアプローチしていきたいと思っています。
なので、このウェッジはちょっと好みからは外れるのですが、大きな不満ではなく、これはキャビティであれば避けて通れないところなのかもしれません。
何球か球を打ちながら、バックフェースに薄い鉛を何枚か重ねて貼ってみたいな・・・。と思いました。
最近は鉛を貼られる方は昔と比べると少なくなったような気がしますが、それでも今も有効な手段です。
非常に安価ですし、自分の好きなところに貼って調整することができます。
球はとても拾いやすく、イージーです。
ソールが良く仕事をしてくれているのが分かりました。
刃(リーディングエッジ)で、正確にボールを拾っていく・・・。というよりは、このソールの良さを活かす為にも、少しダフり気味で滑らせることで成功率を高めていけるウェッジです。
インパクトが点ではなく、線になるので、シビアさも緩和されます。
こういうウェッジを試打していると、ウェッジはソール形状の重要性を再認識させられます。
スピン性能は高いです。
強烈なスピンというよりは、『安定した』スピンなので、実戦向きだと思います。
フェース面の『ザラザラ感』や、ソール形状による、『抜けの良さ』が大きく関わっているのではないでしょうか?
このウェッジは、いわゆる『イージー系』ですが、これまでのイージー系と違い、しっかりとスピンが掛かるのが魅力です。
『安定性』は最高レベルといっていいほど高いです。
これ以上高い安定性は求められないかもしれない・・・。と思えるほど、寛容でミスをミスにしない懐の深さがあります。
ウェッジはロフトがあるので、フラットバックでもかなり易しいと感じますが、キャビティにすることで、その性能がさらにアップします。
今はウェッジにウェイトが組み込まれているものもありますが、このウェッジを試打すると、そのウェイトの必要性を感じません。
『操作性』は、なかなかいい感じです。
大らかさ前回のウェッジですが、ソール形状が優れているのと、ストレート系らしい、『球の拾いやすさ』もあって、扱いやすいです。
フェースを開いても問題無く、いろいろな球を、高い確率で楽しむことができます。
ただ、このウェッジはフェースを開いて使うのが苦手な方のほうがメリットが大きいかもしれません。
『距離感』という点では、できれば、もっと重量のあるセッティングのほうが、その『重さ』に任せて、こちらの仕事が減るので、距離感が出しやすく、再現性が高くなるような気がするのですが、これも『慣れ』が大きく関係しているのかもしれません。
この『やや軽』タイプのスペックが最高だという方はたくさんいらっしゃると思います。
いい顔をしているので、出球のイメージが出しやすいですし、難しく感じるところはありません。
質感が良く、美しいウェッジです。
一口にウェッジといっても、どことなく浮ついていて落ち着きが無いタイプと、どっしりと構えて落ち着いているタイプがあるように感じているのですが、このウェッジは後者で、落ち着いた感じがしました。
美顔とフルキャビティという、ある意味最強の組み合わせにより、高いパフォーマンスが期待できます。
グリーン周りのアプローチはいいけど、ウェッジでフルショットしたら、球がばらついてしまう・・・。という方は結構いらっしゃると思います。
ウェッジのフルショットは難しいものです。
ウェッジをフルショットするよりも、9番アイアンなどショートアイアンのフルショットのほうが易しい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
フルショットだと、止めやすいのはウェッジよりも、8番や9番のようなショートアイアンだと私は思います。
ウェッジはロフトが寝ている分、どうしてもスピン量が増えて、バックスピンが多くなり、止まらずに戻ってしまうことも多いです。
なので、ウェッジではフルショットせずに、スリークォーターやハーフショットで止めているという方も多いですね。
このウェッジはスピン性能が高いので、おそらくフルショットであれば、スピンが掛かりすぎて戻ってしまうことが多くなると思います。
しかし、グリーンをオーバーして、難しい下りのラインが残ったシチュエーションだと、ロブ系なども多用して、上手く止められそうです。
私はウェッジにキャビティを求めていないので、このウェッジを購入することはありませんが、この大らかさを好まれる方は多いような気がします。
通常のフラットバックタイプでトゥ側でヒットして『当たり負け』してミスになっていた場面でも、このウェッジだと、それを帳消しにしてくれそうです。
このウェッジの欠点を何とか見つけようと思い、無理矢理探してみたのですが、あえて言うなら、『易しすぎる』ということでしょうか?
ある程度シビアで敏感に反応するタイプのウェッジで、常に90点から100点を60%の確率で出すことを目指すのか?
それとも大らかさを利用して、常に70点以上を80%以上の確率で出せるようにするのか?
後者を求めるのであれば、このウェッジはとても適していると思います。
プロギアはドライバーやフェアウェイウッド・ユーティリティに傑作が多いので、そのイメージが強いですが、実やアイアンやウェッジ・パターにも優れものがたくさんあります。
この0ウェッジも、まさにその優れものといえます。
上級者や中級者の方はもちろん、ビギナーの方で、ストレートタイプの美顔が好きで、寛容なウェッジを探しておられる方には、最高のパートナーになってくれるのではないでしょうか?
🧾 PRGR 0 ウェッジ(2024)スペック一覧
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | PRGR 0 ウェッジ(2024年モデル) |
ヘッド素材 | 軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 精密鍛造+CNCミルドフェース |
仕上げ | サテン+バック面ミラー仕上げ |
ロフト展開 | 48° / 50° / 52° / 54° / 56° / 58° / 60° |
バンス形状 | ローバンス設計(全番手共通) |
フェース形状 | ストレートフェース+ノンテーパー |
スコアライン | フルスコアライン(ロフトにより深さ調整) |
重心設計 | 高重心設計(スピン性能重視) |
シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 / 115 / 125 他 |
グリップ | オリジナルラバーグリップ(PRGRロゴ入) |
☆
構えやすさ・・・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
PRGR 0 ウェッジ 徹底レビュー:やさしさと操作性を両立したオールラウンドウェッジの実力
はじめに:PRGR 0 ウェッジとは
PRGR 0 ウェッジは、プロギア(PRGR)が「やさしさ、スピン、抜けのよさ」をコンセプトに開発したウェッジです。「ピンに寄せるために、無類のやさしさをプラス」というメーカーの理念通り、アマチュアゴルファーが使いやすい設計になっています。
日本の老舗ゴルフメーカーであるプロギアの技術力を結集し、軟鉄(S20C)を使用した鍛造製法で作られた本格的なウェッジです。価格は単品で税込25,300円(税抜23,000円)、Made in JAPANの品質を誇ります。
PRGR 0 ウェッジの基本スペック
番手・ロフト角構成
PRGR 0 ウェッジは48°、50°、52°、54°、56°、58°の6種類のロフトで展開されています。これにより、ゴルファーのセッティングに応じて最適な組み合わせを選択できます。
実効バンス角の特徴
注目すべきは実効バンス角の設定です。48°で12.5°、50°で14.5°、52°で18.5°、54°で20°、56°で20°、58°で22°と、ロフトが大きくなるにつれてバンス角も大きくなる設計です。これにより、ソールの抜けが良くなり、アプローチでのダフリを防ぎやすくなっています。
シャフト選択肢
4種類のシャフトから選択可能です:
- MCI FOR PRGR FLEX WEDGE
- MCI FOR PRGR FLEX WEDGE (R2)
- スペックスチールⅢ Ver.2 FOR WEDGE
- N.S.PRO MODUS3 105(S)
カーボンシャフトのMCI FOR PRGR FLEX WEDGEは軽量で振りやすく、スチールシャフトは重量感があり安定感を重視したい方に適しています。
PRGR 0 ウェッジの特徴と技術
軟鉄鍛造による優れた打感
S20C軟鉄を使用した鍛造製法により、ソフトで心地よい打感を実現しています。「打音打感/音量はちょうど良い、高音で硬質、残響も少ない音。打ち応えは軽めで乗り感あり、手応えは重い芯感で独特」という評価があります。
適度なグース設計
「適度なグース感などもあって『PRGR 0 ウェッジ』は、日本独特のウェッジの流れも入っている懐かしさがある」と評価されており、日本のゴルファーに馴染みやすい設計になっています。
高いスピン性能
「弾道スピン/高弾道。高低の打ち分け楽々。オートマチックに強烈なスピンがかかる」という特徴があり、ボールを止めたいアプローチで威力を発揮します。
口コミ・評価まとめ
良い評価
- 「ソールの抜けが抜群で、少し噛んでも全く問題なし。バンスが良く効いてますね」
- 「何よりスピン性能が抜群で、ダイレクトにコンタクトすれば、バックスピンで戻すのも簡単です」
- 「成功体験が続くからだ」と評価されており、ミスに対する寛容性が高い
課題点
- 「むしろ戻りすぎなことが多いので、止めるときにはHSを落とし」という声もあり、スピン量の調整が必要な場合がある
- カーボンシャフトモデルでは「スチールシャフトからカーボンに替え軽くなったためか、トップがでます」という意見もある
PRGR 0 ウェッジの長所・短所
長所
- 優れた抜けの良さ:大きめのバンス角により、ダフリに強い設計
- 高いスピン性能:しっかりとしたスピンでボールを止めやすい
- 寛容性:ミスヒットに対する許容度が高い
- 操作性:ロフト調整が可能で、細かなセッティングができる
- Made in Japan品質:日本製の丁寧な作り
短所
- スピン量の調整が必要:状況によってはスピンがかかりすぎることがある
- カーボンシャフトの特性:軽量化によりトップが出やすい場合がある
- 価格:25,300円と競合他社と比較して高価格帯
このクラブが合うゴルファー・合わないゴルファー
合うゴルファー
- アプローチでダフリが多い方:バンス角が大きく、ソールの抜けが良いため
- スピンをかけてボールを止めたい方:高いスピン性能を活用できる
- 操作性を重視する方:ロフト調整により細かなセッティングが可能
- 日本製品質を求める方:Made in Japanの丁寧な作りを評価できる
- 中級者以上:クラブの特性を理解して使いこなせる技術レベル
合わないゴルファー
- 初心者:スピン量の調整や特性の理解が必要
- ローバンスを好む方:全体的にバンス角が大きめの設計
- 価格を重視する方:25,300円という価格設定
- 軽量クラブを求める方:特にスチールシャフトは重量感がある
ヘッドスピード別の飛距離目安
48°ウェッジの場合
- ヘッドスピード35m/s以下:フルショット時約80-90ヤード
- ヘッドスピード35-40m/s:フルショット時約90-100ヤード
- ヘッドスピード40m/s以上:フルショット時約100-110ヤード
52°ウェッジの場合
- ヘッドスピード35m/s以下:フルショット時約70-80ヤード
- ヘッドスピード35-40m/s:フルショット時約80-90ヤード
- ヘッドスピード40m/s以上:フルショット時約90-100ヤード
56°ウェッジの場合
- ヘッドスピード35m/s以下:フルショット時約60-70ヤード
- ヘッドスピード35-40m/s:フルショット時約70-80ヤード
- ヘッドスピード40m/s以上:フルショット時約80-90ヤード
58°ウェッジの場合
- ヘッドスピード35m/s以下:フルショット時約50-60ヤード
- ヘッドスピード35-40m/s:フルショット時約60-70ヤード
- ヘッドスピード40m/s以上:フルショット時約70-80ヤード
「飛距離/ほぼロフト通り。ハンドファーストに打つと合いやすい」という評価があり、ロフト通りの飛距離が期待できます。
シャフト別重量・バランス
MCI FOR PRGR FLEX WEDGE
- 重量:416-423g(番手により異なる)
- バランス:D-1
- シャフト重量:70-71g
- 特徴:軽量で振りやすく、幅広いゴルファーに対応
MCI FOR PRGR FLEX WEDGE (R2)
- 重量:400-406g
- バランス:C-7.5
- シャフト重量:52-53g
- 特徴:最軽量で、シニアゴルファーにも適している
スペックスチールⅢ Ver.2 FOR WEDGE
- 重量:443-450g
- バランス:D-1.5
- シャフト重量:96-98g
- 特徴:重量感があり、安定したスイングを求める方に最適
N.S.PRO MODUS3 105(S)
- 重量:447-449g
- バランス:D-2
- シャフト重量:96-98g
- 特徴:プロ仕様に近い重量とバランスで、上級者向け
競合他社製品との比較
タイトリスト ボーケイSM9との比較
- 価格:PRGR 0 ウェッジの方が若干安価
- バンス角:PRGR 0 ウェッジの方が全体的に大きめ
- 操作性:ボーケイSM9の方が多様なグラインドオプション
キャロウェイ JAWS RAW との比較
- スピン性能:両者とも高レベル
- 価格:同程度の価格帯
- デザイン:PRGR 0 ウェッジの方が伝統的な日本のウェッジらしい外観
まとめ
PRGR 0 ウェッジは、「やさしさ、スピン、抜けのよさ」という3つの要素を高次元でバランスさせたウェッジです。特に大きめのバンス角による抜けの良さと、高いスピン性能が特徴で、アプローチでのダフリに悩むゴルファーや、ボールをしっかり止めたいゴルファーに最適です。
Made in Japanの品質と、軟鉄鍛造による優れた打感は、日本のゴルファーの感性に合う仕上がりになっています。価格は25,300円と高価格帯ですが、その性能と品質を考えれば妥当な設定と言えるでしょう。
「第一印象は、打ったことがないウェッジだなぁ」という独特の打感と、「成功体験が続く」寛容性の高さが、このウェッジの大きな魅力です。
中級者以上で、アプローチの精度向上を目指すゴルファーには、ぜひ試していただきたいウェッジです。
出典元
- プロギア公式サイト – PRGR 0 ウェッジ製品ページ https://www.prgr-golf.com/product/wedge/24-0-wedge.html
- ゴルフサプリ – プロギア「PRGR 0 ウェッジ」レビュー記事 https://golfsapuri.com/article/10011368
- my caddie – PRGR 0 ウェッジの口コミ評価 https://mycaddie.jp/product/10811
- ゴルフダイジェスト – 0 ウェッジ Diamana FOR PRGR 口コミ・評価 https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/dmg_0000617175/reviews