JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP

JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP です。
CRAZY CB-50

シャフトは CRAZY CB-50 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは7.7、シャフト重量は68g、トルクは3.2、キックポイントは中調子 です。
正面

とてもカッコいい、プロシードのニュードライバーです。
『R』の文字が特徴的ですが、これまでは赤だったのに対し、黒くなっていて、シブさが増しています。
この何とも言えないモノクロ感がとてもいいです。
これまでの経験から、モノクロなドライバーは『叩ける』とか『飛距離が凄い』というイメージがあります。
今はグリップやシャフトだけでなく、ヘッド自体も少しずつカラフルになっているようですが、やはりこのモノクロな感じがたまりません。
私はヘッド以外では、シャフトやグリップなどもカラフルでいいと思っていますが、私が購入するときは、なるべくモノクロな感じを選んでいます。
できるだけベーシックな黒を選ぶようにしています。
そのほうがボールと、その先の軌道をイメージしやすいからかもしれません。
側面

この角度から見ても、これまでのプロシードのドライバーと大きく変わっているようには見えません。
きっと目に見えないところに大きな工夫が組み込まれているのだろうと思いますし、こういったいいところをそのまま継承していくことはとてもいいことだと思います。
『改良』のつもりが『改悪』になってしまったクラブを、これまでたくさん見てきました。
このドライバーはとても魅力的に見えました。
じゅうぶん目で楽しむことができました。
TOUR DEEP

『DEEP』という文字を見て、胸が高鳴るのは私だけでしょうか?
シャローで高機能なドライバーもいいですが、やはりディープ系のクラブには、何とも言えない魅力があります。
立体的なヘッド

今はシャロー感の強いドライバーが多いですが、このドライバーはとても立体的です。
何と言いますか、きちんとした『金属の塊』がボールを力強く弾き飛ばしていける様子が想像できます。
今はシャローヘッドの高性能ぶりも凄いですが、やはりこういった形状のドライバーには魅力を感じます。
『弾丸ライナー』をイメージしやすいのは、こういった厚みのあるヘッドです。
ヘッド後方の出っ張り

このヘッド後方の出っ張りのようなものは、これまでのプロシードのドライバーに共通しているところだと思います。
やはり、こうすることによって、最適な重心配置がなされているのでしょうか?
こういった個性的な部分は、これからも無くなってほしくないと思っています。
ブランド名などは隠しても、その形状を見ればすぐにどのメーカーのクラブなのかが解るクラブに魅力を感じます。
今は昔に比べ、たくさんのクラブに接することができますが、個性的なクラブが少なくなったように思います。
セミディープバック形状

この、やや厚みのあるセミディープバック形状も、すごくいい感じです。
今はシャローバックが圧倒的に多いので、このクラブは少しディープに見えますが、本来ならば『セミシャロー』といってもいいような気もします。
フェース高と、ほぼ同じ高さが本来の『ディープ』だと思います。
今は『ディープフェース』+『シャローバック』のドライバーが主流といえるような気がします。
こういったところは流行のようなところもあると思うので、いずれディープバックのドライバーも増えてくるのではないでしょうか?
難しい・・・。と敬遠されているマッスルバックアイアンをたくさん見かけるようになったのを見ると、そのように思えてなりません。
小さな溝

ソールをよく見ると、全面に小さな溝のようなものがあります。
単なるデザインなのか、それとも性能的に大きな意味があるのかは私にはよく解りませんが、これまでのプロシードのドライバーには見られなかった工夫だと思います。
すごく『控えめな溝』なので、キャロウェイの『X HOT』を思い出しました。
ヒール側のウェイト

ヒール側
トゥ側のウェイト

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトが配置されています。
こういった工夫は、これまでのモデルと共通する部分だと思います。
やはり、今回は『フルモデルチェンジ』というよりは、『マイナーチェンジ』といったところなのかな?と思いました。
顔

『顔』は、かなりの男前です。
プロシードらしい整ったいい顔をしています。
全体的な印象からか、男性的に見えるので、とてもダンディーだと思いました。
シャロー形状でホワイトヘッドの『白い艶消し感』は女性のファンデーションに感じられるときもたまにあるので、どちらかといえば女性的といいますか『美』という概念で捉えたくなるときもあるのですが、このドライバーのように全体的に黒くて、ディープな形状だと『たくましさ』とか『ダンディー』といった男性的な言葉で表現したくなります。
こういったヘッドには、ある程度しっかりとしたシャフトでないと、上手く受け止められないだろうな・・・。と思いました。
白いヘッドもいいですが、やはり私はこれまでのオーソドックスなブラックに魅力を感じます。
振り感

素振りをしてみても、すごくいい感じです。
全体的にそれほど重いとは思いませんでしたが、しっかりとしているので、タイミングも取りやすいです。
シャフトに気を遣いすぎることもなく、気持ちよく振っていけます。
黒いヘッドと、黒いシャフトのコンビネーションは、改めていいな・・・。と思いました。
視界の中にボール以上に目立つ物が無いので、ボールの軌道がとても色濃くイメージできました。
集中力の上がり方も、こういったモノクロなタイプはとても高いです。
構え感

ボールを前にして構えてみても、とてもいい印象をもちました。
これまでのプロシードのドライバー同様、思わず目尻が下がってしまうような美しさ・構えやすさです。
心が和みましたし、気持ちが晴れ晴れとしてきました。
これからこの美しいクラブでボールを打つのかと思うだけで、気持ちが昂ってきます。
試打をしていて、とても楽しい時間です。
いいイメージがすごく強くでました。
何の雑念もなく、クリアな心でテークバックを開始することができました。
試打を開始しました。
トゥ側

1球目から、このナチュラルなライナー系の球に、思わず顔がほころんでしまいました。
私が好む、高さを抑えた勢いのある球を打つことができました。
初っ端から、かなりこのドライバーの力を借りることができたような気がします。
構えたときに、高くあがり過ぎたら嫌だな・・・。などといった余計なことを考えなかったのも良かったのかもしれません。
すごく自然に構えて、頭に浮かんだいいイメージのまま振り抜いていったのが、すごくいい弾道を生み出してくれたような気がします。
ディープらしい球の上がり方だと思いました。
高い弾道を『高弾道』
やや低めで高さを押さえた弾道を『強弾道』
というのであれば、このドライバーは間違いなく『強弾道ドライバー』だと思います。
シャロー系が圧倒的に多いなかで、このドライバーの『厚み感』にすっかり魅了されてしまいました。
ただ、今のドライバーの中では明らかにタフな部類に属すると思いますし、ヒッタータイプの方に使っていただきたいドライバーです。
シャローなヘッドを使い慣れておられる方には、球があがりづらい・・・。と感じられる方が多いかもしれません。
そういった意味でも『幅広い層に対応している』とはいえないような気もしますが、私はこのドライバーの弾道には魅力を感じました。
フェース面

『打感』は柔らかくて、とてもいい感じです。
このヘッド全体から醸し出される高級感に見合うソフトな打感です。
ディープフェースらしい、弾きの良さも感じます。
最近のシャローフェースのドライバーの中には、こもった感じの物もありますが、このドライバーはすごくクリアな感じがします。
『余計な雑味』は感じられません。
打球音

『音』はちょっと高めではありますが、特に大きな問題はありませんでした。
バックフェース

『安定性』という点では、今のドライバーの中では、それほど易しさが全面に押し出されているタイプではないと思います。
決してシビアな感じはしませんが、ある程度打点を揃えていく必要があるような気もします。
シャロー系の直進性とは明らかに異なる、ディープ系の『要求の高さ』のようなものを感じます。
ただ、同じようなタイプのドライバーは、これまでもたくさんありましたし、特に難し過ぎる感じはしません。
ビギナーの方には、合いづらい部分があるかもしれませんが、ドライバーのスイングをもっと良くしていきたい・・・。という上達意欲の強い方は試してみられる価値があるのではないでしょうか?
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私は魅力的に思えました。
先ほども書きましたが、やや低めのライナー系の球が1球目から打てて、しかもスピンが多すぎないところに好感がもてました。
上へ吹き上がる余分な力を、確実に前に推し進めてくれるドライバーです。
これならば、きっとランも多いだろうな・・・。と思いました。
このスピンの少なさを見ると、やはりソールの溝のような物が威力を発揮しているのかな?と思いました。
今の主流ともいえる『低スピン系』ドライバーといっていいのではないでしょうか?
このドライバーで叩いていきたい方には、大きなメリットがあるように思いますが、逆に球がドロップして上がりきらない・・・。という方もいらっしゃると思います。
そういった意味では、人によって好みがはっきりと分かれるのかもしれません。
操作性

『操作性』という点でも、いい印象をもちました。
形状的にも感じていましたが、やはり『直進性』よりは『操作性』で勝負していけるドライバーだと思います。
どのコースでも球を曲げたくない・・・。というよりも、コースなりに少し味付けをして攻めていきたい・・・。という方には、魅力的に感じられるのではないでしょうか?
左右に曲げていくのが比較的容易でした。
最近のドライバーは、大きく曲げるのが難しく感じられる物が少なくないですが、このドライバーは気持ちよく大きく曲げて楽しむことができました。
練習場の面積を有効利用できたような気がします。
実戦では絶対に打たないだろう・・・。と思えるような極端すぎる球も打ってしまいました。
少し調子に乗り過ぎたかな?と思いました。
JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP
 
やはりプロシードのクラブはいいな・・・。と思いました。
メーカーによって、『ウッド系』のイメージが強いところと、『アイアン系』のイメージが強いところがありますが、私にとってプロシードは前者です。
素晴らしいドライバーやフェアウェイウッドに出会ってきました。
今日もそうですが、新しいクラブに出会う度に、いつも購買意欲を刺激されています。
ジャスティック プロシード TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP

すごく魅力を感じたので、一応値段を尋ねてみたのですが、やはり高価なクラブでした。
最初に出会ってから、すごく高級感を感じていましたし、フィーリングもすごくいいので、ある程度予想はできていましたが、やはり高価でした。
『ハイプライスドライバー』といえるのかもしれませんが、この美しさ・フィーリングの良さ、低スピン性能、弾きの良さ、飛距離性能を考えると仕方のないことなのかもしれません。
先日、ホームコースの月例に出て、初めて一緒にラウンドした同伴競技者の方が、ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジまで全てプロシードのクラブをバッグに入れておられたので、一体トータルでいくらするんだろう?と思いながらも、羨ましいな・・・。と思いました。
その方は、クラブの性能を充分に活かして、素晴らしい球を打っておられました。
その方に使われているクラブたちも、きっと喜んでいるだろうな・・・。と思いました。
私はいつも、クラブに頼りっぱなしなので、時にはこちらからリードしていくことも考えなくてはならないな・・・。と、その方のショットを見て反省しました。
JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP

性能的には敷居が高いとは思いませんでしたが、価格的にやや敷居が高いと思いました。
しかし、試打を終えたあとも、すごくいいイメージが残りましたし、チープな感じが一切しないクラブなので、ずっとそばに置いておきたくなるクラブだと思います。
飽きることなく、ずっと使い続けていけるような気がします。
いつも、色々なクラブを試打していると、
「練習場だけでいい。コースで試してみたいとは思えない・・・。」
というクラブに出会うことも少なくないです。
むしろ、そういったクラブのほうが若干多いかもしれません。
しかし、このドライバーは逆で、是非ともコースで試してみたいドライバーです。
この力強い弾道を、ホームコースのフェアウェイに解き放ち、軽やかな気分でフェアウェイを歩いていきたい・・・。と思いました。
予定よりも球数を多く打ってしまいましたが、とてもいい気分のまま練習場を後にすることができました。