今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R V – PREMIUM です。
シャフトは ATTAS 5GoGo です。
ロフトは9.5度、シャフトフレックスは6S、シャフト重量は68g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317g です。
全身の黒に、黄色がアクセントになっている、カッコいいドライバーです。
JUSTICKのクラブは、まだそれほど多く出会ってはいないのですが、すごく魅力を感じています。
シャロー系ヘッド全盛の今の中で、『硬派なディープ』という印象があります。
こうして見ても、これまでのモデルと共通する『厚み感』があります。
ディープ系のヘッドを好まれる方にとってはたまらないと思いますが、シャロー系のヘッドを好まれる方には、やや親しみづらいところがあるかもしれません。
全体的な形状の美しさと、黒を基調としたデザインがとてもカッコいいです。
何といいますか、とても清々しい気分で、このヘッドを見つめていました。
『やる気パワー』が、どんどん上昇していきました。
ネックの長さも、しっかりとキープされていますし、あまり低重心には見えません。
この程良い『首の長さ』が、美しさを醸し出しているように感じます。
セミディープバックといっていいでしょうか?
今はシャロー系が多いので、このドライバーは厚いほうだと思います。
プロシードは『ディープ』というイメージが強いですが、このドライバーも、その流れを汲んでいるようです。
ただ、これまでの物よりも、若干シャローになったようにも見えます。
フェース面のデザインは、シンプルでオーソドックスです。
今はドライバーのフェース面も、色々なデザインがありますが、このようなオーソドックスなタイプには惹かれるものがあります。
フェース面のほぼ全体にスコアラインがあっても、どこでヒットしたらいいのかが、何となく解るような気がします。
フェース面の仕上げも綺麗です。
丁寧に研磨されているんだろうな・・・。と思いました。
このフェース面を見ているだけでも、目尻が下がってしまいます。
ソールには『Premium』の文字が刻まれていました。
元々、プロシードのクラブには特別な存在感を感じているのですが、そこにプレミアムの文字が加わると、さらに特別感が出てしまいそうです。
これまでのモデルには無い、何か特別な工夫が施されているのでしょうか?
それとも限定モデルなのでしょうか?
『DEEP GRAVITY STRUCTURE』と記されていました。
これは、これまでのモデルと共通するところだと思います。
この部分に、メーカーのポリシーが感じられます。
ソールには、とても浅い溝がありました。
これも特別な効果が期待できるのでしょうか?
最近は、このようにソールに溝のあるドライバーやFWを多く見かけるようになりました。
ヒール側
トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトが配置されていました。
こういったところも、歴代モデルと共通するところです。
ソールのフェース寄りには、『455 T・C・R・V』と記されていました。
455は、おそらくヘッド体積だと思うのですが、後の『T・C・R・V』の意味が解りませんでした。
何か特別な意味があるのかもしれません。
とてもいい顔をしています。
ジャスティックなので、この顔の良さは予め予想していましたが、やはり見とれてしまいます。
いい目の保養ができました。
こういったところにも、メーカーやそのブランドのイメージが定着しやすいと思います。
やはり、『顔の印象』はとても大切です。
素振りをしてみた感じも、なかなかいいです。
アッタスの大人気のオレンジシャフトですが、クセが無くて振りやすいです。
タイミングも取りやすいです。
アッタスのシャフトは、モデル毎にカラフルな色が印象的ですが、できれば『モノクロ感』といいますか、落ち着いた感じの『ブラック』や『シルバー』などがあってもいいんじゃないかな?と思いました。
シャフトはヘッドに比べ、カラフルでも特に違和感はありませんが、できれば落ち着いた色のほうが、より、いいな・・・。と私は思ってしまいます。
メーカーは大変だとは思いますが、できれば『同じスペックの色違い』もラインアップさせて欲しいと思っています。
ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。
クセのないオーソドックスな顔が、リラックスさせてくれます。
極端な逃がし顔だとは思いませんでしたが、適度に逃がしてもいけそうだな・・・。と思いました。
左への恐怖感は芽生えませんでした。
このドライバーはロフトが『9.5度』ということですが、実際はもうちょっと寝ているかな?と思いました。
ちょっとフェース面が上を向いているようにも感じたのですが、それほど大きなギャップは感じませんでした。
このように感じるドライバーのほうが圧倒的に多いと思います。
『リアル』というのには、なかなか出会えません。
ただ、適度に締まっていますし、高~い弾道というよりは、やや抑え気味の強い球が打てそうなイメージが出てきました。
ドライバーでフェースが上を向きすぎていると、私は無意識に小手先で細工をしたくなる悪い癖が出てしまうことがあるのですが、今日はそういった心配は無用のような気がしました。
まずは、このまま素直に振り抜いてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』は硬すぎず、適度なしっかり感があって、好感がもてました。
インパクトからフォローにかけて押していける感じでした。
フェースの弾きもいい感じでしたが、バーンと打って終わりというのではなく、ほんの少し、乗せていける感じがしました。
今は、このように弾きのいいドライバーが増えてきました。
『音』は、少し大きめではあるのですが、嫌な感じはしませんでした。
全く問題ない音だと思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、最初からややライナー系の球を打つことができました。
『高弾道』というよりは『強弾道系』の球が打ちやすいドライバーだと思います。
今のドライバーの中では、明らかにタフな部類に属すると思います。
なので、人によって好みが分かれるところかもしれません。
ただ、これまで試打してきたジャスティックのドライバーの中では、比較的上がりやすい部類に属しているのではないかな?と思いもありました。
イージー系ではなく、明らかに『叩ける』ドライバーだと思います。
『安定性』という点では、今のドライバーの中でも『正直』な感じがしました。
ミスヒットにすごくシビアでスイートエリアも極小という感じはしなかったのですが、ある程度のインパクトの精度を、クラブが求めているような気がしました。
どちらかというと『ごまかしが利きづらい』感じもしました。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。
ややライナー系の強い弾道が、真っ直ぐ頼もしく飛んでいきました。
高く上がりすぎないので、確実に距離を稼いでくれました。
私は高すぎる弾道があまり好きではないので、このドライバーが放つ弾道には好感がもてました。
低すぎてドロップする・・・。ということもなく、適度に浮いてくれますし、初速が速いと感じました。
何といいますか『パワフルな弾道』です。
『誰にでも』というタイプのドライバーではないような気もしますが、確実に前に運んでくれ、『飛んだり飛ばなかったり』ということにはなりにくいような気がしました。
この力強い弾道ならば、風の強い日でも活躍してくれそうだな・・・。と思いました。
『操作性』は、とてもいい感じでした。
左右に曲げるのが容易でした。
今はなかなか曲げにくいタイプのドライバーが多くなってきているので、この扱いやすさはある意味希少価値があるような気がしました。
ただ、今は操作性よりも明らかに『直進性』が求められている時代だと思います。
そういったドライバーのほうが、今は多いです。
私がゴルフを始めた頃は『曲がって当たり前』という考え方が一般的だったと思うのですが、今は『大きく曲げない』ということが当たり前になっているのかもしれません。
なので、このドライバーが幅広い層から高い支持を得るということは、考えにくいのかもしれません。
しかし、このドライバーの対象エリアにおられる方にとって、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
やはり、いいドライバーだな・・・。と思いました。
このドライバーをパッと見て、すごく惹かれるものがあったのですが、実際に球を打ってみても、その通りの印象でした。
外見のカッコ良さと弾道の力強さが上手くマッチしていました。
フェース面がすごく仕事をしてくれているドライバーだと思いました。
弾き性能もいいですし、弾道の力強さがとても印象に残りました。
いい感じの球を連続して打たせてくれました。
装着されているオレンジ色のシャフトとの相性も、すごくいいと思いました。
オートマチックタイプというよりはマニュアルタイプに近い感じがしました。
私はこのように自分の持ち球を表現しやすいドライバーは大好きです。
オートマチックに、曲がりにくい球を打たせてくれるドライバーにも頼もしさを感じることもありますが、できれば自分の持ち球を易しく打たせてくれると、気分的に楽になるな・・・。と思いました。
ヘッドは立体感がありましたが、結構大きく見えました。
しかし、右にスッポ抜けることもなく、しっかりとホールドしてくれました。
融通が利くように感じられました。
今日は初対面でしたが、使い込んでいけばきっと『阿吽の呼吸』でショットできるんじゃないかな?と思いました。
『意思の疎通』が取りやすいように感じました。
使っていくうちに色褪せるのではなく、使い込んでいくことにより、輝きを増すタイプのドライバーだと思いました。
色々なクラブを試打していて、『一回限りの試打』で終わってしまうクラブはたくさんあります。
逆に一回試打して、すごく気に入り、その後も何度も試打をしたり、コースでも試してみたり、購買意欲を刺激してくるクラブもたくさんあります。
このドライバーは後者のほうです。
打感や音が、私にとっての『ストライクゾーンのど真ん中』という感じではなく、どちらかといえば『アウトロー』のやや難しい感じかな?と思ったのですが、大きなマイナスではありませんでした。
ストライクゾーンに入っているのは間違いありません。
プロシードのクラブは、それほど多く試打できていないのですが、すごく魅力を感じています。
ドライバー同様、フェアウェイウッドも気に入ったモデルがあります。
値段を聞いて、やはりかなり高価だな・・・。と思ったのですが、できれば一本だけでも所有しておきたい・・・。と思わせてくれるメーカーです。
このドライバーから放たれる『弾道の力強さ』と、『扱いやすさ』が強く印象に残りました。
コースで使ってみたら、きっと楽しいだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R V – PREMIUM
- 2014年7月17日
- JUSTICK
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フォーティーン PC555 アイアン