JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX

【試打評価】JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX ドライバー|打感・飛距離・操作性を徹底レビュー

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブJUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX です。

 

Graphite Design TOUR AD VF
シャフトは Graphite Design TOUR AD VF-6 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.3、キックポイントは中元調子 です。

 

正面
久しぶりに出会った、PROCEEDのドライバーです。

PROCEEDのクラブには良い印象しか無いのですが、なかなか出会えず、残念に思っていました。

久しぶりに試打することができて、とてもラッキーで嬉しいです。

見た目とデザインの印象

側面
ヘッド全体が黒で、とてもカッコいいです。

やはり、PROCEEDには黒が似合います。

ヘッドの大きさだけを見ると、ドライバーそのものですが、ソールの形状(平らさ)をフォーカスして見ると、フェアウェイウッドのようです。

こうして見ていると『滑り』が良さそうで、『直ドラ』できそうだな・・・。と思えてきました。

 

ヒール側のウェイト
ヒール側には大きなウェイトが3つも配置されています。

最近はこのようにヒール側に集めたものが多くなったように感じます。

ちょっと前まで、トゥ側にもウェイトが見られましたが、最近は殆ど見られません。

重心距離を長くして飛ばすという考え方がトレンドから外れてしまったのでしょうか?

それと、重心距離が長いドライバーは意外と難しい・・・。ということを、多くのゴルファーが感じているのかもしれません。

もちろん、それ以外にも重心距離を短くしてつかまりを良くするという大きな狙いがあるのは明らかですが・・・。

専用の工具があれば簡単に取り外せそうですが、いろいろな重さのウェイトが用意されているのでしょうか?

それとも交換しないタイプなのでしょうか?

 

POWER WAVE
ソールのフェース寄りには『POWER WAVE』という文字があり、3つの短い溝があり、以前試打したオノフのドライバーを思い出しました。

これにはどういう効果が期待できるのでしょうか?

テーラーメイドやキャロウェイのドライバーを始め、最近はここの部分に大きな工夫がされるようになってきました。

おそらく『スピン量』に関係してくるのだと思いますが、真偽のほどは定かではありません。

 

トゥ側のカーボン模様
トゥ側にカーボンの模様のようなものが見られました。

これは単なるデザインなのでしょうか?

それともヘッドにカーボンが使われているのでしょうか?

カーボンシャフトにカーボンヘッド・・・。

グリップを除いた『純カーボンドライバー』が、また復活するかもしれません。

 

ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

 

ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。

 

Conforming R&A/USGA Rule
R&AとUSGAルール適合品のようです。

この表記はよく見かけますが、ここの部分にあるのは珍しいな・・・。と思いました。

フェース・ネック・ソールの構造

フェース面のミーリング
とても綺麗なフェース面で、PROCEEDらしいです。

PROCEEDのクラブはどれも美しく高級感がありますが、それが今も受け継がれているところに好感が持てます。

これまでも前は良かったのに、年月が経つとチープさが目立つメーカーもいくつかあるので・・・。

質感が良かったり、美しければ飛ぶというものではないと思いますが、やはり目からの情報で、いろいろなインスピレーションが湧いてくるので、見た目はとても大事です。

打つだけでなく、目でも楽しめるのが、良いクラブの条件だと思います。

スコアラインの間に細かなミーリングのようなものが見られ、ブリヂストンのドライバーを思い出しました。

このミーリングもスピン性能に関係しているのでしょうか?

 

シャローバック&クラウンが盛り上がっている
シャローバックタイプです。

PROCEEDのドライバーはディープバックのイメージが今もあるのですが、これも時代の流れでしょうか?

薄いというよりは、『垂れ下がっている』といったほうがいいかもしれません。

しかし、こういった形状は、これまでもたくさん見てきましたし、クラウンが盛り上がっていて、フェース高がしっかり保たれているのがいいです。

シャローバックでシャローフェースだと、結構難しい・・・。ということをたくさん経験しているので、このディープフェースは好感が持てます。

 

顔
PROCEEDらしい、美顔です。

バルジの感じ・・・。

そしてトゥからバックフェース、ヒールに掛けての絶妙なライン(曲線)・・・。

昔から、このような美顔は見られてきましたが、今のドライバーは顔の良さよりも機能性を重視したものが多くなったような気がします。

顔を見ていても、感情が揺さぶられることが少なくなりましたが、久しぶりにこのドライバーはいいな・・・。と思いました。

スクエアというよりは、少しフェースが左を向いているように見えたのですが、これは少しだけなので苦手意識は芽生えません。

フックフェースは苦手だけど、この顔は大好きだ・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

クラウンが艶消しなのも、シブさが増してカッコいいです。

これなら晴れの日のラウンドでも、眩しさが軽減されそうです。

 

カーボンクラウンではない
最近はカーボンクラウンが多いので、このドライバーはどうかな?と思い、近くで見てみたのですが、カーボンの模様は見られませんでした。

しかし塗装によってカーボンの模様が見られないこともあるので、実際のところがどうなのかな?と思いました。

今はカーボンクラウンが多くなりましたが、実際にいろいろなクラブを試打してみて、それほど有利性を感じていません。

フルチタンのままで充分だな・・・。というのが正直なところです。

しかし、カーボンクラウンのおかげで大きな恩恵を授かっておられる方もたくさんいらっしゃると思います。

あくまでも私の感想なのですが、カーボンクラウンも一時的なもので、いずれまた見られなくなるといいますか、少数派になる日も近いのではないかな・・・。と思っています。

以前も書きましたが、ファッションなどと同じように、流行があるのだと思います。

そして、その流行を作り出すのは、私たちエンドユーザーではなく、あくまでも『売り手(作り手)』です。

私はビギナーの頃、こういったトレンドに敏感で新しいものが出ればすぐに飛びついてきましたが、そういった経験を長くすることで、あまり飛びつかなくなりました。

それは、そういったトレンドや最新のクラブの魅力が乏しいというのではなく、過去のモデルで充分といえるほど、レベルが高いクラブがたくさんあるからです。

 

構え感
ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。

少しだけフェースが被っているように見えましたが、ごく僅かですし、大して気になりません。

むしろ、これくらいが『ニュートラル』だと感じられる方は多いのではないでしょうか?

先ほども書きましたが、バルジの感じ。

そしてトゥからバックフェース、ヒールにかけての曲線の美しさが地クラブメーカーらしいです。

10年以上前、地クラブをたくさん試打していた頃を思い出しました。

大手有名メーカーでは、このような顔はなかなか見られません。

フェースは少し左を向いているように見えましたが、ヘッド後方の膨らみがいい感じです。

ヒール側が大きく膨らんでいれば、ドローというよりはフックのイメージがどうしても強く浮かんできますが、このドライバーはどちらかというとトゥ側にボリュームがあるので、引っかかるイメージが湧きません。

スライスというほどではないですが、フェースの被りと上手く相殺されているように感じました。

 

試打を開始しました

実際に試打して感じたこと

フェース面
『打感』は、なかなかいい感じです。

打つ前は少し硬いのかな?と思っていましたが、そんなことはなく、『ややソフト』です。

そしてソフトな打感は、どちらかというと『分散型』の打感になることが多いのですが、このドライバーは『集中型』といいますか、ボールの大きさだけの打感を感じることができました。

普段はゴルフボールを打っていても、極端にいえばテニスボールを打っているかのような『打感の広がり』を感じることがあるのですが、このドライバーはそんなことはなく、実際に打ったボールと同等の大きさ・ヒット感なところがいいです。

打球音
『音』は、まずまずです。

大きさはそれほどでもないのですが、ちょっと高めなのが気になりました。

音が気になってインパクトが緩むということは無かったのですが、もう少し低い音のほうが、私は好きです。

しかし、この高めの音を好まれる方は多いと思います。

『弾き感』『初速の速さ』をイメージさせてくれる音だな・・・。と思いました。

 

弾道

トゥ側
『球の上がりやすさ』という点では、今のドライバーの中でも『ややタフ』な部類に入ると思います。

装着されているシャフトも大きく関係していると思うのですが、ある程度のHSが必要になってくるのは間違いありません。

大体の目安ですが、HS45以上は必要になってくるのではないでしょうか?

打つ前のイメージよりも打ち出しは高く感じたのですが、今主流ともいえる、『どう打ってもあがっちゃう』ドライバーではありません。

ある程度のミート力とHSが求められる、やや硬派なドライバー・・・。という印象をもちました。

 

バックフェース
『安定性』は、なかなかいい感じではありますが、今のドライバーの中では『普通』といったところでしょうか?

広すぎるスイートエリアは感じませんが、気難しいタイプではないと思います。

試打しながら、結構アバウトに打っていけるドライバーだな・・・。という印象をもちました。

つかまりのいいドライバーなので、つかまりの弱いドライバーのような『隙間』が無い感じがします。

安定してつかまえてくれるドライバーですが、決して曲がりにくいとか、高い直進性があるというタイプではありません。

なので、大手有名メーカーのハイテクイージードライバーを使い慣れておられる方は、少しシビアに感じられるところがあるかもしれません。

 

飛距離性能
『飛距離性能』は高いですが、これまでもPROCEEDは力強くポテンシャルの高いドライバーがたくさんあったので、正直特別進化しているとは思いませんでした。

高~くあがってビッグキャリーを稼いでいく・・・。というよりは、ややライナー系で強い球が打てるドライバーです。

スピン過多になりづらく、効率良く飛ばしていけるドライバーだな・・・。と思いました。

操作性

操作性
『操作性』という点では、穏やかなオートマチック顔をしているので、あまり曲げるイメージが浮かんでこなかったのですが、とりあえずトライしてみました。

構えたときのイメージ通り、私はフック系のほうが自然な感じがしましたが、右にも曲げることができました。

スライスが出にくいドライバーではありません。

ただ、いつもより『抜いて』打つ感じで、この打ち方は普段しないので、私はドローからフックのほうが自然に感じられました。

球のつかまりはいいですが、私のようなフッカーでも大きなフックになりにくいのがいいです。

引っかからないよう、絶妙な設計がされているのでしょうか?

 

試打後の感想

ヒール側
昔からある強いフックフェースは、確かに球がつかまりやすくなるといいますか、強制的につかまってしまうので、スライサーの方には良かったかもしれませんが、顔が崩れてしまっているものも少なくありませんでした。

そして構えても違和感や苦手意識しかなく、打っていても楽しくありませんでした。

 

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
そういったことを考えてみても、このドライバーは球のつかまりを良くしながらも、『顔の良さ』にこだわっているように感じました。

スライサーの方の中には、もっとフックフェースのほうが良い・・・。という意見もあるかもしれません。

不自然なほど捕まえてくれるドライバーは、かなり『カット打ち』しないと真っ直ぐ飛んでくれませんが、このドライバーはそんなことをしなくてもいい感じで飛んでくれるので、感性が邪魔されないのがいいです。

 

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX

『打感』はなかなかいい感じでしたが、音がちょっと意外でした。

これまでのPROCEEDのドライバーでは聞かれなかった音だと思いますが、かなり前のことなので、よく分かりません。

 

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
カッコ良さは相変わらずで、程よい易しさもあり、親しみがもてるドライバーです。

強いフックフェースだと、いくらシャフトを選んでも、どうしようもないこともありますが、このドライバーは違います。

シャフトを選べばドローヒッターの方はもちろん、フェードヒッターの方にも合いやすい野では無いでしょうか?

打ち出しは高いですが、スピンが抑えられている感じで、効率良く飛ばしていけるドライバーです。

 

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
久しぶりにPROCEEDのドライバーに出会うことができましたが、やっぱりいいな・・・。と思いました。

これからもPROCEEDには期待していきたいです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAXは、ゴルファーに高い飛距離と精度を提供するために設計されたドライバーです。

以下に、このドライバーの主な特徴と利点を詳しく説明します。
主な特徴
シャローバックデザイン:
シャローバック形状により、重心が低くなり、高弾道での打ち出しが容易になります。
このデザインは、ボールを高く打ち出し、スピンを減少させるのに役立ちます。

トリプルウェイト設計:
トリプルウェイト設計により、重心角を自在に調整可能です。
これにより、ゴルファーは自分のスイングに最適なバランスを見つけることができます。

可変スリーブ機能:
可変スリーブ機能を搭載しており、リアル9.5°から13.5°までロフト角を調整可能です。この機能により、ゴルファーは自分の打ち出し角度を最適化できます。

カーボンボディ:
カーボンボディを採用しており、軽量でありながら高い強度を持っています。
これにより、クラブのスピードが向上し、飛距離が増加します。

高いMOI(慣性モーメント):
高いMOI設計により、オフセンターヒット時の許容性が向上します。
これにより、ミスショットでも安定した飛距離と方向性を維持できます。

静かな打音と柔らかい打感:
このドライバーは、静かな打音と柔らかい打感を提供します。これにより、インパクト時のフィードバックが向上し、ゴルファーは自信を持ってスイングできます。

利点

飛距離の向上:
シャローバックデザインとカーボンボディの組み合わせにより、ティーショットでの飛距離が向上します。ドライバーはボール速度を最大化し、スピンを減少させるように設計されています。

許容性の向上:
高いMOI設計により、オフセンターヒット時でも許容性が高く、クラブフェース全体で一貫したパフォーマンスを提供します。
この特徴は、常に完璧なショットを打てないゴルファーにとって特に有益です。

カスタマイズ可能な性能:
トリプルウェイト設計と可変スリーブ機能により、ゴルファーは自分のニーズに合わせてドライバーを微調整でき、最適なパフォーマンスを実現します。
このカスタマイズにより、より一貫した強力なスイングが可能になります。

打ち出し条件の改善:
シャローバックデザインと低重心により、ボールを高く打ち出しやすく、スピンを減少させます。
これにより、より最適なボールフライトとキャリー距離が実現します。

ソリッドなフィーリングと音:
静かな打音と柔らかい打感により、インパクト時にソリッドで満足感のあるフィーリングと心地よい音を提供します。
このフィードバックにより、ゴルファーはスイングに自信を持ち、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。

結論
JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAXは、飛距離、許容性、カスタマイズ性を兼ね備えたトップクラスのドライバーです。
その先進的なデザイン特徴と高品質な構造により、ティーショットのパフォーマンスを向上させたいゴルファーに最適です。
プロゴルファーから熱心なアマチュアまで、このドライバーはあなたのベストゲームを実現する手助けをします。