BUCHI MT201 WEDGE AW

BUCHI MT201 WEDGE AW 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは BUCHI MT201 WEDGE のAW です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは52度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子、バランスはD2、クラブ総重量は465gです。
正面

昨年初めて出会って、すっかり魅了されてしまった、BUCHIのウェッジです。
以前、SWを試打することができたのですが、今日はAWを試打する機会に恵まれました。
また、今日は練習場のアプローチグリーンで試してみることができました。
側面

『ガンブルー仕様』とでもいったらいいのでしょうか?
この独特な色がとてもカッコいいですし、球の喰いつきも良さそうです。
錆びやすそうな印象もありますが、こういった色にはすごく魅力を感じます。
いかにもスピン性能が高そうです。
こうして見ていても、こういったタイプのウェッジは使い込んでいけばいくほどいい風合いが出てくるんだろうな・・・。と思いました。
使っていけはいくほどカッコ良くなっていくクラブというのは、愛着が増すことはあっても、飽きることはありません。
スコアメイクに欠かせない、『頼れる相棒』になってくれますし、いわゆる『手の延長』として活躍してくれると思います。
彫りの深さ

アイアンではフラットバックを敬遠される方でも、ウェッジでは全く気にしない・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
アイアンでも『プロモデル』と言われるものがあり、ウェッジもそうだとは思いますが、ウェッジはかなり敷居が低いような気がします。
大きなヘッドで彫りの深いフルキャビティを使っておられる方でも、ウェッジは精悍でシブいタイプを使っておられる方は多いように思います。
それだけ、シビアな距離感を出していきたいウェッジでは、より『顔の好み』などが重要になってくるのではないでしょうか?
私は昨年から、BUCHIのクラブの顔の良さにすごく惹かれています。
ソール幅

ソール幅は、比較的ノーマルな感じだと思います。
SWではないので、それほど広い感じはしません。
ただ、この微妙な丸みが滑りの良さを感じさせてくれます。
逆目のアプローチでは、順目に比べて難易度が増すので、やはり滑りがいいウェッジは手放せません。
そういった点でも、この形状には期待がもてます。
ネック長さ

ネックの長さは、今のウェッジの中では明らかに長いと思います。
ネックの長さが全てだとは思いませんが、やはりこれくらい長さがあると、『本格的』な感じがします。
ショートネックのクラブに慣れておられる方には、やや長く感じられるかもしれません。
私は昔から、こういったロングネックのアイアンやウェッジが大好きです。
構え感

ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。
とても自然な感じです。
いいイメージがどんどん出てきました。
少々悪いライでも、このウェッジだと上手く切り抜けられそうです。
フェースを開いたり閉じたりして構えてみても、すごくいい感じでした。
この構えやすさは、まさに『最高の部類』に属すると思いました。
さすがはBUCHIです。
試打を開始しました。
フェース面

打感は、とても柔らかくて最高でした。
すごく楽しくなるフィーリングです。
BUCHI MT201 WEDGE AW スピン

フェースには、今流行の『ミーリング』は見られなかったのですが、ボールをしっかりとキャッチしてくれました。
『球の乗っかり感』がいい・・・。といったらいいでしょうか?
『激スピンウェッジ』だとは思いませんでしたが、このスピンは『計算しやすいスピン』だと思いました。
スピンが掛かったり、ほどけてしまったり・・・。ということが少ないウェッジだと思いました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、『52度』のウェッジとしてはノーマルだと思います。
タフ過ぎることはないですし、イメージした通りの高さを出していけます。
グースもきつくないので、球も拾いやすく、『フワッ』とした球が打てました。
こういった『球の勢いを殺せるウェッジ』というのは、グリーン周りでとても重宝します。
操作性

『操作性』という点でも、かなり高くて、色々なショットを打たせてくれるウェッジだと思います。
今はウェッジでも『オート系』の物に出会うこともありますが、このウェッジは完全なる『マニュアル系』です。
色々なショットを楽しむことができます。
開いてボールを拾うことも易しいですし、ソール形状がいいのか、ボール手前から滑らせていくこともとても容易でした。
グースネックを好まれる方は、少し扱いづらい部分があるかもしれませんが、私はこのウェッジの操作性の高さがすごく気に入りました。
距離感

抜群の構えやすさと打感が、距離感の出しやすさを演出してくれています。
構えたときに、すぐに落としたい地点までのキャリーをすぐに頭に描いていけましたし、それをこのウェッジが忠実に再現してくれました。
初対面ではあっても、すごく意思の疎通がしやすいウェッジだと思いました。
こういったウェッジは一度使ってしまうと、なかなか手放せません。
バックフェース

『安定性』という点では、標準的だと思います。
シビア過ぎることもなく、イージー過ぎてボヤける感じもしません。
ラインも出しやすく、すごくシンプルに打っていくことができました。
ハイテクな感じはしませんが、このシンプルさがすごくいいです。
ヒール側

試打をしていて、とても楽しくて、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。
寒さが厳しいせいか、アプローチグリーンには私以外の人の姿はなく、まるで私の貸し切り状態のようになっていたのですが、とても集中して楽しく練習できました。
『試打』ということを忘れて、ずっと本番に備えた練習になっていたように思います。
BUCHI MT201 WEDGE AW

そして、『ゲーム感覚』で楽しめたような気がします。
バンカーもそうですが、グリーン周りのアプローチ練習は、一球一球がゲーム感覚で楽しめるところがいいですし、飽きがこない理由のひとつになっているように思います。
ヘッドが大きすぎたり、厚ぼったかったり、グースがきつ過ぎると、私はあまり楽しめないので、すぐに試打を終えてしまうこともあるのですが、今日はずっと楽しむことができました。
寒いので、素振りをたくさんしたり、フルショットの練習をしたりしたくなりますが、今日はずっとこのウェッジに夢中でした。
BUCHI MT201 WEDGE AW

私はまだBUCHIのクラブの経験値が少ないのですが、やっぱりいいなあ・・・。と思いました。
他の素晴らしいウェッジにも共通していえることだと思いますが、これこそがまさに『ジャパニーズスタンダード』といえるような気がします。
そして、そのジャパニーズスタンダードは世界に通ずるように思います。
今はウェッジでも、フェース面の取り替えることができたり、調整機能が付いたりしたものもあるようですが、私はそういったサイボーグ的なウェッジよりも、こういった『血の通った感じ』のウェッジに好感がもてます。
このウェッジを試打していて、何だか温かみを感じました。
BUCHI MT201 ウェッジ AW
 
また私の購買意欲が刺激されてしまいました。
私の悪い癖です。
こういったいいクラブに出会うと、試打しているときは楽しいのですが、返却するときに一抹の寂しさを感じます。
もうちょっと打っていたいな・・・。時間の許す限り打っていたい・・・。と思わせてくれるウェッジです。
顔が良くなかったり、フィーリングが合わなかったりすると、試打をしていても、心が『ドライ』になってしまうことも多いのですが、今日は思いっきり『ウェット』でした。
感情が強く揺さぶられてしまいました。
何もかもが目新しくて、ハイテクな感じのウェッジではなく、むしろとてもクラシカルなウェッジですが、私はこれからもこういったウェッジを使っていきたいと思いましたし、手に馴染ませてフィーリングを染み込ませていきたいです。
とても楽しい練習ができました。