ゴルフクラブ試打日記。          

BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE

BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE のSWです。
ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
正面
BUCHIのとてもカッコいいウェッジです。
BUCHIはアイアンもウェッジも『極限』ともいえるほどの無駄の無い造りで男前度がすごく高いです。
このウェッジをひと目見て、手に取らずにはいられませんでした。
側面
シンプルでオーソドックスなウェッジです。
このシャープな感じがたまりません。
今はウェッジも色々なタイプが登場していますが、このシンプルさが魅力的です。
S
トゥ側にある『S』が、BUCHIらしい感じがします。
他のメーカーではあまり見られない、BUCHIの特徴です。
この位置は珍しいような気もしますが、実はとても理に適っていて、バッグから抜いて使うときに刻印がとても見やすい位置にあります。
なので、間違えてとることも少なくなるように思います。
MT-201stRUN PROTOTYPE
『MT-201stRUN PROTOTYPE』という文字がありました。
これは以前試打したウェッジにもありました。
ヒール側には羊のマークがあり、とても可愛いです。
プロトタイプということなので、通常モデルとは違うのかもしれません。
プロ専用モデルを一般発売しているということなのでしょうか?
私もそうですが、『プロトタイプ』という言葉に弱い方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特別な感じがして、どうしても惹かれてしまいます。
ネック長さ
ネックの長さは充分ありました。
私はロングネックタイプが好きなので、この長さは満足できました。
今はウェッジも、アイアン同様、少しずつ短くなっているような気もするのですが、これくらいの長さがあると、やはり安心できます。
『スピン』をイメージできます。
トップライン
トップラインの厚さも、ちょうどいい感じです。
ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。
すごく綺麗で、見ているだけで触ってみたくなります。
実際に指で触れてみたのですが、エッジが利いていて、丁寧に仕上げられているのがよく分かりました。
この丁寧さは見た目の良さはもちろん、実際の性能にも大きく関係してくるように思います。
他のメーカーの最新ウェッジやアイアンでも、ここが良くないものがたくさんあります。
さすがはBUCHIだな・・・。と思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、予想通りとてもいいです。
BUCHIのウェッジなので、最初から期待していましたが、その期待通りの美顔でした。
しばらく見とれてしまいました。
構えやすくていい顔にも、色々とあると思うのですが、このウェッジは何といいますか『微笑ましい美顔』といった印象をもちました。
思わず笑みがこぼれてしまいました。
今からこのウェッジでボールと戯れることができるという喜びと、いい打感が約束されている感じで、すごく贅沢な時間を過ごしているように感じました。
少しだけグースが利いているようにも見えたのですが、気になりませんでした。
セミグースにも色々とあると思うのですが、このウェッジはかなり『ストレートに近いセミグース』だと思いました。
開きやすさ
開きやすさも、いい感じでした。
バンスが結構利いているように感じたのですが、丸みを帯びたバンスなので、特に邪魔に感じることなく、フェースを回して使っていきやすいウェッジだな・・・。と思いました。
ロブ系のイメージもすごく出やすいです。
今は『オートマ系』のウェッジも増えてきましたが、このウェッジは完全に『マニュアル系』だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はソフトで期待通りでした。
見た目通りのフィーリングでした。
このようなウェッジやアイアンを試打していると時々、鉄は元々硬いし、触ってみると冷たいけど、何故こうも柔らかく、時には温かみを感じさせてくれるんだろう・・・?と思うことがあります。
今日もそのように感じました。
ボールの『乗っかり感』がとても良く、『乗っかる』時間が長く感じられます。
スピン性能
『スピン性能』も、いい感じでした。
『激スピン』というタイプではないですが、ボールがよく止まりました。
『計算しやすいスピン性能』といったらいいでしょうか?
安定感がありました。
フェース面もよく仕事をしてくれていたと思いますが、抜けもいいので、その2つの効果が大きいように感じました。
激スピンタイプは止まりすぎて使いづらい・・・。と感じておられる方も少なからずいらっしゃると思いますし、スピンが安定しないのはちょっと・・・。とい方にも、是非試していただきたいと思いました。
トゥ側
球を拾いやすく、高さも充分出せます。
こういうウェッジはやはりスピン系のボールとの相性が抜群だな・・・。と思いました。
練習ボールにディスタンス系も混ざっていたので、試してみたのですが、やはりスピン系のほうが出球の高さを抑えられるし、しっかりと乗ってくれる感じがあったので、易しく感じました。
バックフェース
『安定性』もいい感じです。
とても構えやすいので、ラインも出しやすいです。
キャビティタイプの易しさとは違いますが、この極上の構え感からくるイメージの出しやすさ・鮮明さはミスを極力遠ざけてくれるような感じがします。
この美顔でミスしたのであれば、それは仕方ない。全部自分が悪いと思えるところが好きです。
『クラブのせいにはできなくクラブ』というのは、ゴルファーにとって、とても頼もしく素晴らしい相棒といえるのではないでしょうか?
飽きることなく、永くつきあっていけます。
ヒール側
『距離感もとても合いやすくて、易しく感じました。
完全に『手の延長』として、こちらのイメージをボールに伝えてくれている感じがしました。
『神経がつながっているクラブ』といっていいのかもしれません。
色々なクラブを試打していて、そのように感じることは、それほど多くはないのですが、それでも今も普通に出会うことができます。
このウェッジはそのうちの1本ということになります。
イメージした円に確実に運んでくれるので、とても頼もしく感じました。
BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE
『操作性』も高いです。
フェースを開いて使えますし、『乗っかり感』がいいので、扱いやすさが倍増します。
色々と細工をして遊ぶことができました。
BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE
カッコ良さと極上のフィーリング。
そして扱いやすいという、まさに『実戦向け』で正統派ともいうべきウェッジだと思います。
BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE
キャビティタイプのような、いわゆる『寛容さ』といいますか、『易しさ』のようなものはあまり無いかもしれませんが、こういったウェッジで球を戯れる時間を増やしていくことが、ショートゲームの成功率を高めていくことにもつながっていくのではないでしょうか?
BUCHI MT-201stRUN PROTOTYPE WEDGE
とても楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
機会があればまた何度でも楽しみたいと思います。