タイトリスト AP2 アイアン 716を試打評価

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト AP2 アイアン 716 の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールドAMT です。
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は432gです。

タイトリストアイアンのニューAP2です。
タイトリストのアイアンは2年毎に新しくなるので、もうそろそろ目にすることもできるだろう・・・。と、楽しみにしていました。
タイトリストは海外メーカーですが、クラブはすごく日本的な感じがします。
特にアイアンは日本的な美をずっと持ち続けているように思います。
アイアン好きの方には、とても興味深いメーカーのひとつといえるのではないでしょうか?
私はアイアンでは、国内メーカーを使うことが多いのですが、海外メーカーではタイトリストを第一候補にいつもしています。

AP2は、これまでいくつか試打してきましたが、今年のモデルは少しデザインが変わった感じがします。
大きく変え過ぎることなく、適度な変化といった印象があります。
精悍さがありながら、機能性も感じさせるデザインです。

トゥ側には『TUNGSTEN』の文字がありました。
これまでのモデルにも、AP2にはタングステンが組み込まれているのは知っていましたが、このようにTUNGSTENの文字が表示されているのは珍しいです。
別に無くてもいいかな?と思ったのですが、表示させることによって、心理的な易しさを出しやすくしているのかもしれません。
このウェイトも、タイトリストのアイアンなので、きっと絶妙なバランスで組み込まれているのだと思います。

彫りの深さはそれほど深くありません。
こうして見ていると、ノーマルなハーフキャビティといった感じがします。

トップラインの厚さは標準ですが、『丸み』が強調されていました。
それによって、少し厚みがあるように見えます。
前のモデルはどうだったでしょうか?
今度機会があれば、見比べてみたいです。
あくまでも私の好みとしては、もう少し狭くて丸さのないシャープな形が好きです。

ソール幅は、これまで通りな感じがします。
今はワイドな物が多くなってきているので、それらの中では狭いほうだと思いますが、これまでのモデルと比べても特に変わった感じはしません。
ワイド過ぎると、いいイメージが出しづらかったり、難しそうな印象をもってしまったりすることがありますが、このアイアンにはそういったマイナス的なことは感じませんでした。
ワイドなタイプだと、『ソールの着地』をイメージしづらいときがあるのですが、このアイアンはイメージしやすいです。
なので、親しみやすさがありました。

ネックは少し短く見えましたが、今のアイアンの中では標準的といえるかもしれません。
ロングネックタイプは苦手だ・・・。という方もいらっしゃると思いますが、これくらいの長さであれば、親近感をもちやすいのではないでしょうか?

フェース面にミーリングは無く、ごくノーマルなタイプでした。
タイトリストのアイアンにミーリングのイメージは無いので、予想通りです。

このグリップは最近よく見かけます。
多くのメーカーで採用されているようです。
適度な柔らかさがありながら、滑りにくい性質もあります。
私が好きなベルベットタイプとはフィーリングが違いますが、人気のグリップなのだと思います。
もし私がこのアイアンを購入したとしたら、このまま使ってもいいですが、おそらくすぐにグリップ交換すると思います。

ボールを前にして構えてみると、結構『小顔感』があるな・・・。と思いました。
前のモデルは少し『面長感』があったように思うのですが、このアイアンはコンパクトな印象です。
今はセミラージサイズのアイアンがとても多いので、このアイアンもそうなっているのかな?と思っていましたが、そうではありません。
適度に小顔なタイプなので、ボールとのバランスも良く、イメージもしっかり出せました。
多少グースは利いているのですが、あまり気になりません。
トップラインの厚さが少し目に入りましたが、元々AP2はこんな感じだったような気がします。
もっと狭いタイプを探すのであれば、『MB』や『CB』になるだろう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトでいい感じでした。
これまでのモデルと共通するグッドフィーリングです。

『球のあがりやすさ』は、なかなかいい感じでした。
シャープなタイプのアイアンですが、タングステンがよく効いているのか、タフな感じはしません。
不自然に感じられるほどではなく、程良いイージーさがあります。
シャフトを選べば、かなり幅広い層に対応してくれるのではないでしょうか?

『安定性』も高くて、いい感じです。
予想していたよりも寛容さがありました。
実際に打ち比べてみたいと思いますが、おそらくほぼ間違いなく前のモデル(714)よりも、易しさがアップしていると思います。
オートマチックとまではいかなくても、かなりブレにくい印象をもちました。
『半自動』に近いかな?と思うほど易しく感じられました。

『飛距離性能』は、前のモデルと大きな違いはないように思いますが、これくらいまでが距離感を出して打っていける『上限』のような気がします。
飛びすぎない範囲で、距離も出していけるギリギリといったらいいでしょうか?
これくらいであれば、コースでも特に不安に感じることはないかもしれません。
アイアンにも、とにかく『飛距離優先』という方には、やや物足りない部分があるかもしれませんが、縦の距離感を大切にしたい方には、易しさを感じやすいのではないでしょうか?

『操作性』は、いい感じで、普通に左右にも曲げることができました。
易しさも感じながら、決して曲げにくいタイプでないところが魅力的です。
逃がすよりはつかまりやすいイメージのほうが強く出たのですが、右に曲げることも易しく感じられました。

見た目以上にイージーさを感じたアイアンでした。
小顔タイプのアイアンを敬遠しておられる方は多くいらっしゃると思います。
セミラージサイズ。またそれよりも大きいラージサイズのアイアンを好まれる方もいらっしゃると思います。

このアイアンは大きいタイプではないので、構えたときに不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、見た目以上に易しいアイアンであることは間違いないと思います。
いい意味での、見た目の印象とのギャップがあるアイアンだと思いました。
私は、ヘッドが大きすぎたり、全体的な重量が不足していたりするアイアンを使うと、ダフってしまうこともありますし、打点が大きくブレてしまうこともあります。
しかし、今日は最初からまとめていくことができました。
大きさや形状、軽さによる不安を感じなかったからだと思います。

ラージサイズではなく、コンパクトなサイズのアイアンを使いたいけど、シビアすぎるのは嫌だ。易しさも充分求めていきたい・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?
おそらく、これまでのAP2アイアンの中でも、最もイージーなモデルといえるのではないかな?と思いました。

前のモデル(714)を初めて試打したときに、その前のモデル(712)とあまり変わっていないな・・・。と思ったことを覚えているのですが、このニューモデルは『変化』が感じられました。
『進化』といったほうがいいのかもしれません。

『易しさ』が全面に感じられながら、見た目が損なわれていないのが、さすがタイトリストです。
数字的なイージーさだけが突出して不格好になってしまうと、それはもうタイトリストのアイアンとはいえないと思います。

たくさんのファンに支持されているのは、このカッコ良さがあるからではないでしょうか?
そしてフィーリングもいいので、球を打っていても楽しいです。
球を打つのが楽しいので、必然的に技術も上がるように思います。
ゴルフには、クラブがカバーしてくれる部分と、プレイヤー自身がこなしていかなくてはならない部分があると思うのですが、このようなタイプのアイアンは、そのバランスがちょうど取れているように感じました。

また何度でも試打したいと思いましたし、是非コースでも使ってみたいです。
