エポン AF-107 ドライバー

目次

EPON AF-107 ドライバーを試打レビュー 小振りでディープなヘッドを好む、エポンファンの方におすすめしたいドライバー

エポン EPON AF-107 ドライバーを試打レビュー用に撮影した外観写真(ヘッド全体の印象)

今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは EPON AF-107 ドライバー です。

 

藤倉 ベンタス ブルーシャフト

シャフトは FUJIKURA 24 VENTUS BLUE 5 S です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフト重量は59.5g、バランスはD1.5、トルクは3.4、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は302g です。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェース面の質感と輪郭を確認できる写真(試打前)

エポンのシンプルで美しいニュードライバーです。

名前もそうですし、デザインなどから、AF-106の後継モデルなのは想像に難くありません。

AF-106が、あまりにも素晴らしくて、今も忘れられず記憶も鮮明に残っているのですが、もう2年が経過したのかと思うと、とても早く感じます。

かなり購買意欲を刺激され、購入したいと思っていたのですが、残念ながらもう廃番となってしまったようで、購入できなくなりました。

EPONのクラブは『飽き』が来ないので、できれば過去のモデルも発売してくれると嬉しいですし、私のように思っておられる方は多いのではないでしょうか?

 

エポン EPON AF-107 ドライバー クラウンの見え方と座りをチェックしたアングル写真(アドレスイメージ)

ソールが丸みを帯びていますし、ヘッド全体に厚みがあります。

そして、EPONらしい、この質感が最高です。

『金属を柔らかく見せる技術』といったらいいでしょうか?

それに長けたメーカーだと思います。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー 後方からのヘッドシルエットを確認できる写真(弾道イメージ)

エポン EPON AF-107 ドライバー クラウンの映り込みとアドレス時の見え方(実写レビュー)

バックフェース付近の、このデザインが特徴的です。

ディープヘッド

今どき珍しいディープヘッドです。

このようなヘッドは、今は見られませんが、これまでは普通に見られました。

シャローバック全盛の今では珍しいですし、この形状に苦手意識をもたれる方は少なからずいらっしゃるかもしれません。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー 正面〜斜め方向のヘッド全景が分かる実写写真(外観)

ネックは短いです。

このようなタイプのヘッドだと、ある程度長めが『お約束』のようになっていましたが、このドライバーは違います。

これが最適な長さなのかもしれません。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェース高と打点イメージをつかむための近接写真(実機)

ネックには調整システムが搭載されています。

エポンでは珍しいですが、過去に無かったわけではありません。

最近ではAF-157がそうですし、古くはAF-155iというドライバーがそうでした。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー トウ側〜ヒール側のラインが分かるサイドビュー写真(外観)

試打するのは、この『1』のポジションです。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ネック周りの作りと座りを確認できるディテール写真(実機)

3

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェース向きの印象とターゲット方向の合わせやすさ(レビュー用写真)

5

 

エポン EPON AF-107 ドライバー 斜め後方からのヘッド形状が分かる写真(実写ディテール)

7

他には、3・5・7がありました。

どのように変化が見られるのか、とても興味深いです。

この調整システムもメーカーによって大きな違いがあります。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ソールの刻印と仕上げ品質が見える近接写真(質感)

フェース面のスコアラインは全て『溝』になっていて、凹んでいます。

今はフラットフェースのドライバーも多くなりましたが、このドライバーには全て溝になっていて、中央部分の『台形』のところは細かなミーリングが刻まれています。

これはAF-157ドライバーにも見られました。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー サイドシルエットから振り抜きイメージを確認する外観写真(レビュー)

結構小振りに見えます。

これはディープだからではないでしょうか?

昔から、こういったことをたくさん経験しているので、そのように思いました。

シャローにすると、どうしても『大顔』になってしまいますが、厚みを抑えることで、雄ネジヘッド体積でもコンパクトに仕上がります。

丸顔で好感が持てますが、フェースが被っているように見えました。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ネック周辺の細部仕上げと取り回しの印象(ディテール)

カーボンクラウンなのか、近くて見てみたのですが、どうやら違うようです。

カーボンクラウンを採用するメーカーと、そうでないメーカーの線引きができているような気がします。

カーボンクラウンにすることによって、どれだけ飛距離が伸びるのか?そして弾道はどう変わるのか?私は興味がありますが、特にこだわっていません。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー スペック確認用の外観カット(試打レビュー写真)

装着されているグリップは適度にソフトで、滑りにくくなっているので、ドライバーに適していると思います。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェース向きの印象と構えやすさを示す角度の写真(実機)

グリップエンドには、エポンのロゴである『e』があり、エポンファンにはたまらないですね。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェース寄りの近接で打点イメージを掴むための写真(実写)

素振りをしてみると、いい感じです。

このVENTUSは軽量であるものの、しっかりしていてタイミングが取りやすいです。

色々なドライバーで素振りをしていると、いい音を発してくれるシャフトと、そうでないシャフトがあるように感じているのですが、このドライバーは前者です。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ソール仕上げの質感やロゴが分かる近接ディテール(外観)

ボールを前にして構えてみると、フェースが被っているように見え、正直構えづらいです。

ヘッドサイズは小振りでとても良いのですが、フェースが左を向いているように見え、フッカーの私には構えづらく、残念に思いました。

しかし、他のドライバーと比べると、きついフックフェースではないですし、『お手上げ』といった感じではありません。

今は『つかまえ顔』がトレンドなのかもしれません。

このままではいいイメージが出てこないので、少し右を向いて、そこから回す感じで打っていくことにしました。

 

試打を開始しました。

エポン EPON AF-107 ドライバー ヘッド全体の質感と高級感を伝える実機写真(外観)

いきなり左に巻いてしまい、それが3連発で出ました。

やっぱりイメージ通りの球になってしまったか・・・。と、一旦打席を外し、アイスコーヒーを買い一息入れて、再チャレンジです。

 

試打を再開しました。

エポン EPON AF-107 ドライバー トウ寄りの形状バランスと重心イメージを確認した写真(外観)

『打感』はソフトで、とても良いです。

想像していた通りの『エポンフィーリング』です。

『約束された打感』といったらいいでしょうか?

私たちゴルファーの期待を裏切らない、伝統的なグッドフィーリングです。

ただ打感が良いというだけでなく、『質感の美しさ』にマッチしたフィーリングなのが素晴らしく、さすがだな・・・。と思いました。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ヒール側のボリュームと据わりの印象(サイドディテール)

『音』は大きさ・高さともに絶妙で素晴らしいです。

この音の素晴らしさも『エポンサウンド』といったらいいでしょうか?

エポンのドライバーは昔から美音を発していますが、特にAF-101が強く残っていて、それ以来エポンに対して『音』という点でも信頼しています。

メーカーによっては、新しいモデルが登場する度に音も大きく変わっていて、中には異音を発することも、これまでたくさんありましたが、エポンにはそれが無く、安心して打っていけるので全く心配していません。

これまでたくさんのドライバーを試打してきて、『音』という点で強く印象に残っているのが、先ほどのAF-101と、George Spirits GT450 ドライバー(CRZ450)です。

もちろん他にも良い音を発するドライバーはありますが、印象に強く残っているのは、この2本です。

異音を発するドライバーが今は少なくなり、無難な音が多くなったような気がします。

良い音を発するドライバーで球を打つ度に得した気分になれます。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー クラウンからソールへの面のつながりを確認できる角度の写真(質感)

『球の上がりやすさ』という点では、普通からややハードといった感じです。

構えたときにフェース面がよく見えたので、高くあがるイメージが湧いたのですが、実際に打ってみると、そのイメージ通りに上がってくれ、意外性はありませんでした。

ディープではありますが、ロフトが寝ているせいか弾道は高く、よく浮いてくれました。

しかし基本的には球のあがりやすさをウリにしているドライバーではないと思いますし、ハイヘッドスピーダーの方に合いやすいドライバーだと思います。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー クラウンの曲線とトップラインが分かる外観写真(レビュー用)

『安定性』という点では普通です。

私の場合、最初から安定性して『フック3連発』を打ってしまいました。

3球とも同じような球筋で左へ曲がりましたが、これはクラブのせいというよりも、私の未熟なスイングとメンタルのせいです。

このドライバーで素晴らしいストレートボールやフェードボール・ドローボールを打たれる方はたくさんいらっしゃると思います。

ミスヒットに対しての寛容さ・曲がりにくさをウリにしているドライバーではないので、そこを重視される方には合いづらい部分があるかもしれません。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー 上から見た投影のコンパクトさと座りのバランス(アドレス確認)

『操作性』はとても高く素晴らしいです。

今は寛容で高い直進性をもつドライバーがほとんどなので、このドライバーは新鮮に映りました。

明らかに安定性よりも操作性に長けたドライバーです。

いろいろなドライバーを試打していて、最近は右に曲げるのが下手になったな・・・。と思うことが多くなったのですが、このドライバーは簡単に右に曲げることができたので、とても楽しくなりました。

構えたときにフェースが被っているように見え、『フック3連発』を打ってしまったのですが、オープンスタンスにして、カットに打って右に大きく曲げることができたのがホッとしましたし、『曲げることの楽しさ』を味わうことができました。

それは、このドライバーがウェイトなどを配置することによる、『曲がりに対しての縛り』が無いからだと思います。

完全にマニュアルタイプで、プレイヤーがもつ球筋を活かしてくれるドライバーです。

オープンに構え、『バナナスライス』を打つイメージを明確に固め、それが色濃く消えないうちに打ったら、ほぼイメージ通りのスライスを打つことができました。

もちろんフックはもっと簡単です。

今のシャローヘッドだと、『コスり球』が出にくくなったけど、このようなディープヘッドだと、またコスり球が出てしまう・・・。という方はいらっしゃるかもしれません。

コスり球は『深重心』だと、出にくくなるような気がします。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー 後方下部からの立体感が伝わる外観写真(レビュー用カット)

『飛距離性能』は高いです。

弾きが良く初速も出ていて、あっという間に空に吸い込まれていきました。

小振りでつかまりやすさもあるので、それも飛距離につながっているのではないでしょうか?

右にプッシュするときの、あの『独特な間(ま)』がなく、インパクト直前から密着させて弾き飛ばしていくイメージです。

飛んでいく力強い弾道を目で追いながら、クラブが美しければ、弾道も美しいな・・・。と思いました。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー フェースの反発エリアを確認できる角度の外観写真(試打前後)

久しぶりにディープなドライバーに出会い、EPON ZERO 改 ドライバーや、EPON ZERO ドライバーを思い出しました。

シャローが今は受け入れられていると思いますが、このようなタイプにも確実にニーズはありますし、いろいろなタイプのクラブに出会えると嬉しいですね。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー ソール側のロゴと仕上げが分かる外観写真(ディテール)

EPONのクラブが素晴らしいのは分かっているけど、高価なクラブなので手が出しにくい・・・。というイメージをもっておられる方は少なくないと思います。

しかし今は大手メーカーとの価格差も、ほぼ無くなったので、EPONのような優れた地クラブメーカーを試してみるというのもアリなのではないでしょうか?

フィッティングを受け、自分に合うシャフトを、自分に合うようバランス調整して組めば、頼れる相棒の誕生です。

『吊るし』のクラブでは味わえない、『思考の喜び』が待っているのではないでしょうか?

 

エポン EPON AF-107 ドライバー サイドから見た厚みとトップラインの見え方(ディテール)

良いクラブは間違いなく、その持ち主であるゴルファーを良い方向に導いてくれます。

私の友人は、ある大手メーカーのクラブでセットを組んでいたのですが、私がEPONのクラブを勧めると、ドライバーからパター、そしてキャディバッグやキャップなども全てEPONに替えました。

そしてベストスコアも更新し、飛距離も伸びました。

彼はもう飛距離はこれ以上伸びないと諦めていたそうなのですが、伸ばすことができてとても喜んでいました。

やはりゴルファーにとって飛距離アップは永遠のテーマですね。

EPONのクラブは宣伝もされないですし、キャリアの長いゴルファーの方でも、EPONのクラブで球を打ったことが無い・・・。という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

メディアに登場しないクラブでも、『地クラブ天国』である日本には、数え切れないほど優秀なメーカーが揃っています。

私もEPONのクラブを、それほどたくさん試打してきたわけではないですが、AF-101に出会ってから、完全に心を奪われました。

もちろんゴルファーとゴルフクラブには相性というものがありますし、EPONを使えば必ずベストスコアを更新したり、飛距離を伸ばせるとは限りません。

あくまでも相性が大事だと私は思います。

しかし、私の友人のように良い結果が得られる人もいるのです。

彼はEPONのクラブが大好きになり、ドライバーを数本、アイアンセットを2セット、FWやUT・ウェッジも複数所有しています。

そしてそのクラブをとても大切に扱ってくれているので、紹介して良かったと私は思っています。

ゴルファーの人間性はプレー中に表れるといいますが、相棒である『クラブに対する接し方』にも表れますね。

愛着をもって接することが大切だと私は思いますし、そのようにしていると、クラブから思わぬプレゼントがあると、これまでの経験から感じます。

 

エポン EPON AF-107 ドライバー まとめ用の外観カット(試打レビュー記事の締め写真)

久しぶりにEPONのドライバーに出会うことができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

スペック項目詳細
クラブ名EPON AF-107 ドライバー
シャフトFUJIKURA 24 VENTUS BLUE 5 S
クラブ長さ45.75インチ
シャフト重量59.5g
バランスD1.5
トルク3.4
キックポイント先中調子
クラブ総重量302g
ヘッドデザイン深めのヘッド、丸みを帯びたソールデザイン
調整システムネックに調整機能あり(過去モデルにも同様の機能あり)
特徴高い操作性、優れた打感、しっかりした打音
対象ゴルファー層高ヘッドスピードを持つゴルファー

構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

エポンゴルフ 公式 オンラインショップ


※追記このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

EPON AF-107 ドライバー 完全ガイド:エポンゴルフの最新フラッグシップモデルを徹底解説

はじめに:EPON AF-107ドライバーとは

EPON AF-107ドライバーは、2025年4月11日に発売されたエポンゴルフの最新フラッグシップモデルです。エポンゴルフが「一番エポンゴルフらしくあるために」というコンセプトのもと開発されたこのドライバーは、伝統的な形状とフルチタン素材を採用し、同社の原点であるAF-101ドライバーの系譜を受け継ぐ正統派モデルとして位置づけられています。

本記事では、EPON AF-107ドライバーの詳細なスペック、特徴、どのようなゴルファーに適しているのかを、公式情報に基づき徹底的に解説します。

EPON AF-107 ドライバーの詳細スペック

ヘッドスペック

EPON AF-107ドライバーのヘッドは、以下の精密なスペックで設計されています。

製造方法・素材

  • フェイス:POWER TITANIUM(パワーチタン)
  • ボディ:Super Precision Casting(超精密鋳造)
  • クラウン:チタン
  • 仕上げ:ミラー仕上げ

ヘッド仕様

  • ロフト角:10度~11度
  • ライ角:59度(8段階角度調整ダイヤル対応)
  • フェースアングル:オープン0.5度(8段階角度調整ダイヤル対応)
  • ヘッド重量:198g
  • ヘッド体積:460cc
  • 形状:ディープフェイス

標準装着シャフトとクラブスペック

標準シャフト

  • シャフト名:DEAD OR ALIVE 凪 N65
  • シャフト重量:67g
  • クラブ長:45.75インチ(60度法で計測)
  • スイングウェイト:D2
  • クラブ総重量:312g

その他の仕様

  • 組立:日本製(Assembled in Japan)
  • ヘッドカバー:中国製(Made in China)
  • 特注シャフト対応:別途相談可能

EPON AF-107 ドライバーの主要な特徴

1. フルチタン構造による高い完成度

EPON AF-107ドライバーは、フェイス、ボディ、クラウンのすべてにチタン素材を採用したフルチタン構造です。フェイスにはPOWER TITANIUMと呼ばれる高強度チタン素材を使用し、ボディには超精密鋳造技術を採用することで、高い反発性能と精密な設計を両立しています。

2. 伝統的なディープフェイス形状

460ccの大型ヘッドでありながら、ディープフェイスを採用することで、アドレス時の投影面積を小さく見せ、コンパクトで振り抜きやすいイメージを演出しています。この設計は、操作性を重視するゴルファーに好まれる伝統的な形状です。

3. 8段階角度調整機能

EPON AF-107ドライバーには、8段階の角度調整ダイヤル(8 ANGLE DIALS)が搭載されており、ライ角とフェースアングルを細かく調整することができます。これにより、個々のゴルファーのスイング特性や弾道傾向に合わせた最適なセッティングが可能です。

4. AF-101の系譜を受け継ぐ設計思想

EPON AF-107は、エポンゴルフAFシリーズの原点であるAF-101ドライバーに立ち戻り、小ぶりな見た目、適度なボールのつかまり、十分な弾道の高さという特性を受け継いでいます。重心距離を短く設定することでヘッドターンをスムーズに促し、操作性の高いヘッドに仕立てられています。

5. フェースアングルの特性

標準仕様でフェースアングルがオープン0.5度に設定されているため、ティーショットで左方向へのミスを避けたいゴルファーに適した設計となっています。

EPON AF-107 ドライバーの長所

長所1:高い操作性と振り抜きの良さ

ディープフェイス形状と短めの重心距離により、ヘッドターンがしやすく、意図的に弾道を操作したいゴルファーにとって理想的な設計です。460ccの大型ヘッドでありながら、コンパクトな見た目により振り抜きやすさを実現しています。

長所2:精密なカスタマイズ性

8段階の角度調整機能により、ライ角とフェースアングルを細かく調整できるため、個々のスイング特性や弾道の好みに合わせた最適なセッティングが可能です。また、特注シャフトにも対応しているため、幅広いカスタマイズオプションが用意されています。

長所3:日本製の品質と仕上げ

日本国内で組み立てられ、ミラー仕上げによる美しい外観が特徴です。エポンゴルフの伝統的な職人技が光る高品質な仕上がりは、所有する喜びを感じさせてくれます。

長所4:フルチタン構造による打感と反発性能

フェイス、ボディ、クラウンすべてにチタン素材を使用することで、心地よい打感と高い反発性能を両立しています。POWER TITANIUMフェイスは、インパクト時の初速向上に貢献します。

長所5:左のミスを抑える設計

フェースアングルがオープン0.5度に設定されているため、フックやチーピンといった左方向へのミスを抑えやすい設計となっています。

EPON AF-107 ドライバーの短所

短所1:大型ヘッド初心者には構えにくい可能性

ディープフェイス形状は上級者には好まれますが、大型ヘッドに慣れていない初心者や、シャローフェイスを好むゴルファーにとっては、構えた際に威圧感を感じる可能性があります。

短所2:つかまりを求めるゴルファーには不向き

フェースアングルがオープン0.5度に設定されているため、スライスに悩むゴルファーや、より積極的にボールをつかまえたいゴルファーには、球が右に逃げやすいと感じる可能性があります。

短所3:価格帯が高め

エポンゴルフは地クラブメーカーとして高品質なクラブを提供していますが、その分価格帯も高めに設定されています。コストパフォーマンスを重視するゴルファーにとっては、購入のハードルが高いかもしれません。

短所4:調整機能の理解が必要

8段階の角度調整機能は柔軟性が高い反面、最適なセッティングを見つけるためには、ある程度のクラブに関する知識や試行錯誤が必要です。

EPON AF-107 ドライバーが合うゴルファー

ヘッドスピード45m/s以上の中上級者

EPON AF-107ドライバーは、標準シャフトのDEAD OR ALIVE 凪 N65の重量が67gであり、クラブ総重量が312gと比較的しっかりしたスペックです。そのため、ヘッドスピードが45m/s以上ある中上級者に適しています。

弾道を操作したいゴルファー

ディープフェイス形状と短めの重心距離による高い操作性は、インテンショナルにフェードやドローを打ち分けたいゴルファーに最適です。

左のミスを避けたいゴルファー

フェースアングルがオープン0.5度に設定されているため、フックやチーピンといった左方向へのミスを抑えたいゴルファーに向いています。

伝統的な形状を好むゴルファー

最新の大型シャローフェイスではなく、伝統的なディープフェイス形状を好むゴルファーにとって、EPON AF-107は理想的な選択肢です。

カスタマイズにこだわるゴルファー

8段階の角度調整機能や特注シャフト対応により、細かいカスタマイズを楽しみたいゴルファーに適しています。

高品質な日本製クラブを求めるゴルファー

日本国内で組み立てられる高品質なクラブを所有したいという価値観を持つゴルファーに最適です。

EPON AF-107 ドライバーが合わないゴルファー

スライスに悩むゴルファー

フェースアングルがオープン0.5度であるため、スライス傾向のあるゴルファーには、さらにボールが右に逃げやすくなる可能性があります。つかまりの良いドライバーを求める場合は、他のモデルを検討した方が良いでしょう。

初心者や低ヘッドスピードのゴルファー

クラブ総重量312g、シャフト重量67gというスペックは、ヘッドスピードが40m/s以下の初心者や非力なゴルファーには重すぎる可能性があります。

高弾道・高打ち出しを求めるゴルファー

ディープフェイス形状は、シャローフェイスに比べて打ち出し角が低めになる傾向があります。より高い弾道を求めるゴルファーには不向きな場合があります。

オートマチックなやさしさを求めるゴルファー

EPON AF-107は操作性を重視した設計であり、ミスに対する寛容性(フォーギブネス)よりも、狙った弾道を打つ能力を重視しています。オートマチックに真っすぐ飛ばせるやさしいドライバーを求める場合は、他のモデルが適しているでしょう。

コストパフォーマンスを最重視するゴルファー

地クラブメーカーの高品質なクラブであるため、大手メーカーの量産モデルに比べて価格が高めです。価格を最優先に考えるゴルファーには、他の選択肢も検討する価値があります。

EPON AF-107 ドライバーの選び方とセッティングのポイント

シャフト選びの重要性

EPON AF-107ドライバーは特注シャフトに対応しているため、自分のスイング特性に合ったシャフトを選ぶことが重要です。標準シャフトのDEAD OR ALIVE 凪 N65は67gの中調子タイプですが、よりハードなスペックやソフトなスペックを求める場合は、カスタムオーダーを検討しましょう。

角度調整機能の活用

8段階の角度調整機能を活用することで、ライ角やフェースアングルを自分の弾道傾向に合わせて最適化できます。スライス傾向がある場合は、フェースアングルをよりクローズ寄りに調整することも可能です。

フィッティングの重要性

地クラブメーカーであるエポンゴルフのドライバーは、フィッティングを受けてから購入することを強く推奨します。自分のスイング特性やヘッドスピード、弾道傾向を正確に把握した上で、最適なスペックを選択することで、EPON AF-107の真の性能を引き出すことができます。

EPON AF-107 ドライバーと他のAFシリーズとの比較

AF-101との関係性

EPON AF-107は、AFシリーズの原点であるAF-101の設計思想を受け継いでいます。小ぶりな見た目、適度なつかまり、操作性の高さという特徴は共通していますが、AF-107では最新の素材技術や角度調整機能が追加されています。

AF-106との違い

AF-106も同じく460ccのディープフェイスモデルですが、AF-107はより伝統的な形状とフルチタン構造にこだわった設計となっています。

購入前に確認すべきポイント

試打の重要性

EPON AF-107ドライバーは、その特性上、実際に試打してみることが非常に重要です。ディープフェイス形状の構えやすさ、打感、弾道の出方などを確認してから購入を決めることをおすすめします。

シャフトスペックの確認

標準シャフトのDEAD OR ALIVE 凪 N65が自分のスイングに合っているか、またはカスタムシャフトを検討すべきかを、フィッティングやショップでの相談を通じて確認しましょう。

調整機能の理解

8段階角度調整機能をどのように活用するか、購入前にショップのスタッフに相談し、調整方法を理解しておくことが重要です。

まとめ

EPON AF-107ドライバーは、エポンゴルフが「一番エポンゴルフらしくあるために」開発したフラッグシップモデルです。伝統的なディープフェイス形状、フルチタン構造、8段階角度調整機能、そしてAF-101から受け継ぐ高い操作性により、中上級者のゴルファーにとって理想的な選択肢となります。

特に、ヘッドスピードが45m/s以上あり、弾道を操作したい、左のミスを抑えたい、伝統的な形状を好むゴルファーには最適です。一方で、スライスに悩むゴルファーや初心者、オートマチックなやさしさを求めるゴルファーには不向きな面もあります。

購入を検討する際は、必ず試打を行い、できればフィッティングを受けることで、自分のスイング特性に最適なスペックを選択することが、EPON AF-107ドライバーの真の性能を引き出す鍵となります。


EPON AF-107 ドライバー スペック一覧表

項目詳細
発売日2025年4月11日
製造方法・素材(フェイス)POWER TITANIUM
製造方法・素材(ボディ)Super Precision Casting(超精密鋳造)
製造方法・素材(クラウン)チタン
仕上げミラー
ロフト角10度~11度
ライ角59度(8段階調整可能)
フェースアングルオープン0.5度(8段階調整可能)
ヘッド重量198g
ヘッド体積460cc
ヘッド形状ディープフェイス
標準シャフトDEAD OR ALIVE 凪 N65
シャフト重量67g
クラブ長45.75インチ(60度法)
スイングウェイトD2
クラブ総重量312g
組立日本製
ヘッドカバー中国製
特注対応あり(シャフト等)

EPON AF-107 ドライバー 適合ゴルファー早見表

適合度ゴルファータイプ理由
◎ 最適ヘッドスピード45m/s以上の中上級者クラブ総重量312g、操作性重視の設計が最適
◎ 最適弾道を操作したいゴルファーディープフェイス、短い重心距離による高い操作性
◎ 最適左のミスを避けたいゴルファーフェースアングルがオープン0.5度
○ 適合伝統的な形状を好むゴルファーディープフェイス形状、コンパクトな見た目
○ 適合カスタマイズにこだわるゴルファー8段階角度調整、特注シャフト対応
△ 要検討スライス傾向のゴルファーオープンフェースのため右に逃げる可能性
× 不適合初心者・低ヘッドスピードクラブ重量が重く、操作性重視の設計
× 不適合オートマチック性を求めるゴルファー操作性重視でフォーギブネスは限定的

EPON AF-107 ドライバー 長所・短所まとめ表

長所短所
高い操作性と振り抜きの良さ大型ヘッド初心者には構えにくい可能性
8段階角度調整による精密なカスタマイズ性つかまりを求めるゴルファーには不向き
日本製の高品質な仕上げ価格帯が高め
フルチタン構造による優れた打感と反発性能調整機能の理解に時間が必要
左のミスを抑える設計高弾道を求めるゴルファーには不向きな場合がある

出典元

本記事は以下の公式情報源に基づいて作成されています:

  1. EPON GOLF Official サイト – AF-107 製品ページ
    https://epongolf.co.jp/product/af-107/
    (製品スペック、特徴、公式情報)
  2. EPON GOLF Official – AF-107 新発売ニュース(2025.04.11)
    https://epongolf.co.jp/news/8944/
    (発売日情報)

※本記事の内容は2025年10月5日時点での公式情報に基づいています。最新の情報や在庫状況、価格等については、エポンゴルフ公式サイトまたは正規販売店にお問い合わせください。


“460ccなのに小ぶりに見える”——EPON AF-107の真意と損しない買い方

要約

  • 悩み:AF-107は自分に合う?価格は妥当?

  • 共感:高い買い物で失敗したくない。

  • 解決:先に結論→次に根拠→価格→比較→買い方。

  • 変化:読み終えたら「買う/見送る」を自分で判断できる。

  • 根拠:公式情報+試打の見方をシンプルに整理。

  • 行動:まず結論をチェック。その後、必要パートだけ読む。


結論|epon af 107 評価

結論(Point)

  • 買うべき人:左ミスを抑えたい/顔の良さを重視/自分で微調整したい

  • 見送る人:最大MOIの“自動安定”を最優先/調整が面倒

理由

  • **F.A.オープン0.5°**で左の不安を抑えやすい

  • 8ポジション可変でロフト・つかまりを合わせられる

  • 小ぶりに見える投影で構えやすい

具体

  • フェード安定→オープン寄り1クリック+ティー少し高め

  • 強めドロー→クローズ寄り+ティー少し低め

再提示

  • 顔で構え、可変で仕上げ、打感で満足するタイプ。


実測データと弾道の見方|epon af 107 データ

結論

  • 初速感と素直な挙動。基準設定→可変1クリックが近道。

理由

  • ディープフェースで面で押す打感

  • 可変で打出角スピンを調整

具体

  • 初速不足→長さ+0.25inch or バランス+1

  • スピン多い→ロフト-1段 or ティー低め

  • スピン少ない→ロフト+1段 or 先中系

  • 左へ出る→FAをオープン側

再提示

  • 数値の読み方+1クリックで最適化。


価格と“買いどき”|epon af 107 価格

結論

  • 新品は工房の提案価値込みで判断。中古は状態と付属で価格が変わる。

  • 買いどき=自分の設定が固まった瞬間+ポイント/下取りが厚い時期。

具体

  • 新品:フィッティング→完成品

  • 中古:フェース/クラウン傷・スリーブ・レンチ・座りを確認

  • 相場把握:ECとフリマで中央値を見る

再提示

  • 最安狙いより“合う1本”の方が総コストは下がる


競合との違い|epon af 107 比較

結論

  • AF-107=「小ぶりに見える顔」×「可変の自由度」×「気持ち良い打感」

  • 最大MOI型=“自動”は強いが作り分けは苦手

具体

  • 旧/兄弟:AF-101の構えやすさ+現代的調整

  • 他社大型:曲がりにくいが操作の自由は少なめ

再提示

  • 顔で選び、可変で仕上げるならAF-107。


つかまり・方向性|epon af 107 持ち球

結論

  • フェード派と相性良好。ドロー派もセットアップで対応可。

具体

  • フェード:オープン寄り+ティー高め

  • ドロー:クローズ寄り+ティー低め

  • 直進:ニュートラル+ティー標準

再提示

  • 見え方×可変×基本セットで狙い球を安定。


シャフト適合|epon af 107 シャフト

結論

  • HS帯で初期解を決め、1クリック+長さ/バランスで仕上げる。

目安

  • HS38–42:50g台・中〜先中/トルクやや大

  • HS43–46:60g台・中/トルク中

  • HS47+:60–70g・中元/トルク小

  • 微調整:±0.25inchD1–D3

再提示

  • ヘッド×可変×シャフトの方程式で短期決着。


デザインと所有満足|epon af 107 デザイン

結論

  • ミラー仕上げと整ったライン。見た目が構えやすさに直結

ケア

  • 柔らかいクロス/ヘッドカバー/ティー高固定

  • 小傷は光で見え方が変わる→屋内外で確認

再提示

  • 美しさ=性能の一部。集中力が続く。


入手性・カスタム・アフター|epon af 107 入手方法

結論

  • 正規工房で「設計→購入→微調整」の順が鉄則。

流れ

  • 予約→計測→試打→1クリック検証→見積→受取

  • 中古はスリーブ・レンチ・座りを要チェック

再提示

  • 可変を活かすには初期設計が重要。


口コミの要点|epon af 107 口コミ

結論

  • 良い点:顔が良い/左が怖くない/打感が心地よい

  • 気になる点:もっと自動で上がってほしい→可変とティー高で解決しやすい

読み方

  • 条件(ボール・気温・シャフト)が違うと評価も変わる。平均値で判断。

再提示

  • 口コミは読み方が大事。自分の条件で再確認。


注意点|epon af 107 注意点

リスト

  • 可変を使わないと本領が出にくい

  • ミラー仕上げは小傷が見えやすい

  • 最大MOI機ほどの自動安定ではない

対策

  • 1クリックで調整/クロスでケア/練習は条件固定


Q&A|epon af 107 Q&A

よくある質問

  • 買い? → 左を抑えたい・顔重視・調整OKなら買い

  • 価格の目安? → 新品は工房の提案価値込み。中古は状態と付属で上下

  • 無難なシャフト? → HS43–46は60g台・中調子から


まとめ|epon af 107 最終結論

ポイント

  • AF-107は「顔で構え、可変で仕上げ、打感で満足」。

  • 左を抑えたい、フェードで攻めたい、長く使う一本が欲しい人に合う。

  • 迷いが残るなら、基準→1クリックの2条件で各10球を計測。数字で決める。

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エポンドライバーレビュー

ドライバーレビュー

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