今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア RS RED アイアン の7番です。
シャフトは SOFT STEEL です。
ロフトは27度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは3.8、バランスはD0、クラブ総重量は351g です。
久しぶりに出会った、PRGR REDシリーズのアイアンです。
REDシリーズはプロギアらしい高い機能性がありながら、外見の美しさもあるイメージが強いのですが、このアイアンもそのようなタイプです。
何となくですが、ヤマハのアイアンと似ているな・・・。と思いました。
今はメーカーのロゴを見ないと、どこなのかが解りづらくなっています。
それだけ、似通ったクラブがたくさんあります。
やや大きめですが、極端ではありません。
易しさを感じさせながら、大味なところが見られないのがいいです。
彫りの深さは結構ありますが、プクッと膨れていないのがいいです。
好感の持てるポケキャビです。
トップラインは厚めですが、気になるほどではありません。
ソール幅は、ややワイドですが、広すぎません。
今はワイドソールが多いので、このアイアンのソールはそれほど目立ちません。
『ノーマルワイド』といったところでしょうか?
こうして見ていると、ソールに異材のようなものが組み込まれているのが分かりました。
これまでの経験上、ウェイトなのかな?と思ってしまいますが、本当のところは分かりません。
ネックは短めで、少し太いタイプです。
いわゆる『寸胴タイプ』で、『頭でっかち』に見えます。
このフェース面を見て、チタンフェースだということがすぐに分かりました。
最近は、こういうタイプが増えてきているようです。
こうして見ているとゴルフクラブもファッションように、流行りが巡り巡ってやがて戻ってくるものだということがわかります。
装着されているグリップはシンプルなタイプです。
他のメーカーでも、よく見かけます。
素振りをしてみると、やや軽量タイプではありますが、頼りなさのようなものは感じず、すぐにタイミングを整えることができました。
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。
思っていた以上にクセが小さく、サイズも大きすぎないところがいいです。
多少グースは利いていますが、きつすぎません。
トップラインが真っ直ぐではなく、カーブを描いているので、優しく包み込むイメージが出しやすいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
シャープに尖っているというよりは、どこかフワフワしていて柔らかい雰囲気がありました。
オートマチック系の構え感ですが、不自然なところはありませんでした。
試打を開始しました。
『打感』は、しっかりめでした。
ソフトという感じではありませんでしたが、この打感は昔からよくありますし、予想していました。
フォージドアイアンのような『球の乗っかり感』は無く、弾く感じのアイアンですが、こういう打感を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
球はとてもあがりやすいです。
どのように打ってもあがってしまう感じ・・・。といったらいいでしょうか?
タフさは全く感じられません。
グースがきつくないので、球を拾いやすいです。
『安定性』も高く、かなり優れたオートマチック系アイアンです。
シビアさはなく、かなり寛容なところがあります。
『飛距離性能』も優れていて、よく飛びます。
優しく振って飛ばしていけるタイプなので、スインガータイプの方に合いやすいのではないでしょうか?
ロフトが立っているだけでなく、フェースがよく弾いて仕事をしている感じがします。
飛距離の為のプロギアの技術がたくさん注ぎ込まれているのではないでしょうか?
『操作性』は、まずまずです。
大らかさのほうが秀でているように感じましたが、左右にも対応してくれました。
あまり細工をするタイプではないと思いますが、いざという時にはしっかりと結果を残してくれそうです。
これまでのイージー系アイアンにありがちだった、球のつかまりの悪さやプッシュ感などは感じられませんでした。
オートマチック系アイアンの中でも、かなり扱いやすいほうだと思います。
飛距離の出るアイアンですが、そこに気難しさや不安定さはありませんでした。
性格の尖った飛びではなく、丸い性格の飛びも魅力のアイアンです。
プロギア RS RED アイアン
- 2019年4月7日
- プロギア
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