今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはプロギア NEW egg ドライバー です。
シャフトは M-40 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはM-40、トルクは6.5、クラブ総重量は297gです。
プロギアエッグシリーズのドライバーです。
これまで、アイアンとスプーンを試打したのですが、ようやくドライバーを試打する機会に恵まれました。
プロギアのクラブなので、おそらくかなりの技術が組み込まれているだろうと思うのですが、こうして見る限りとてもシンプルです。
ネックの調整機能も無ければ、ウェイトのような物も見当たりません。
シンプルなデザインはいいのですが、少しチープに見えてしまいました。
あまり高級な感じはしませんでしたが、この質感がエッグシリーズらしいところなのかもしれません。
美しいクラブだと見とれてしまうこともあるのですが、今日はそういったことはなく、淡々と見ていました。
こうして見ても、シンプルさは変わりません。
シャローな感じで、今一番見られるタイプだと思います。
ネックは短めです。
こういったところもエッグシリーズらしい感じがします。
しかし、かなりのディープフェースでした。
エッグシリーズはもともとフェース高が高いイメージがあったのですが、ここまでだったかな?と思いました。
今度機会があれば前のモデルと見比べてみたいと思いますが、このクラブのディープっぷりは群を抜いている感じがします。
中央付近が、かなり盛り上がっています。
深い研究によって生み出されるプロギアのクラブなので、この盛り上がりにも、大きな理由があるのだと思います。
シャローフェースだと縦の打点が限定されてしまいますが、このようにディープだと上下に使っていける感じがするので、好感がもてます。
フェースの弾きも高まりそうな印象を受けます。
この突起にも目が行きました。
タイプは異なりますが、以前試打したロッディオのFWを思い出しました。
ロッディオのFWはかなり飛距離性能に長けていて、今年の私の中での『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー』の候補のひとつになっています。
アダムスのFWなどもクラウンに溝があり、このドライバーとはまるで逆の形になっているのですが、どちらも飛距離の為の工夫なのでしょうか?
色々な違うタイプのクラブに出会えるのは、とても幸せなことです。
こちらの想像をかきたててくれるクラブは魅力的です。
打つ前に、色々と推理するのも面白いです。
かなりのディープフェースですが、シャローバックになっています。
このようなシャローなところは、エッグシリーズらしいと思います。
ディープフェース&シャローバックのコンビネーションは、これまでもたくさん見られました。
結構なつかまえ顔に見えました。
トゥ側も主張していました。
左へ引っかけそうな感じがします。
ヘッド後方の伸びも目立っていました。
正直、私が好きなタイプの顔ではありませんが、このような顔にするのも、それなりの理由があるからなのだと思います。
素振りをしてみると、かなり軟らかく感じましたが、これは予想していました。
何といいますか、『体重を乗せづらいタイプ』のシャフトだな・・・。と思いました。
私はどちらかというと、ややしっかりとしたタイプのシャフトが好きで、自分の体重をぶつけながら振る感覚があります。
そのほうがパワーが伝わり、エネルギーロスが少なくなるように感じます。
気持ち良く振り抜いていくことができるので、結果的に曲がりも小さくなるような気がします。
しかし、今日はそんな感じで振ることができなかったので、あくまでもおとなしめで振っていくことにしました。
いつもは『体中心』の感覚で振っているのですが、今日は『手』特に肘から先の感覚を大切に振っていこう・・・。と思いました。
ボールを前にして構えてみても、あまりいいイメージが出ませんでした。
私の中での『左注意報』が発令されました。
左に巻いてしまうイメージばかりがでたので、大きく右から回してみるか、いつもよりもカット目に振っていくか、どちらかだな・・・。と思いました。
いつも通り、センターに構えるのは少し難しく感じました。
最初は右を向いて構えることにしました。
試打を開始しました。
『打感』は結構しっかりめですが、硬すぎず好感がもてました。
インパクトがはっきりと伝わってきました。
フェースの素材などもあると思うのですが、『つかまえ顔』なところも関係しているように思いました。
フェースに『グッと乗る感覚』というよりは『バンと弾く感じ』でした。
『音』も、はっきりとしていました。
少し大きめですが、全く問題ありません。
インパクトが緩むこともなく、自然に振っていくことができました。
球はあがりやすいタイプですが、今のドライバーの中では比較的標準的なタイプだな・・・。と思いました。
ソールに翼のような模様がありますが、まさにボールに翼が生えて飛んでいくイメージ・・・。といったらいいでしょうか?
キャリーもしっかり稼いでいくことができました。
最近は10度のロフトでも、結構タフなドライバーもありますが、このドライバーは違うと思いました。
スインガータイプの方にも、イージーに感じられるのではないでしょうか?
『安定性』という点では、ヘッド自体の寛容さを感じながらも、最初の数球は少し曲がってしまいました。
左へ巻いてしまいました。
しばらく打ち続けながら調整をして、ようやくまとめることができました。
しかし、これは私がフッカーだからそうなるのであって、そうでない方には、ちょうどいい球のつかまりやすさなのかもしれません。
このようなタイプのドライバーは『つかまり』を良くする必要があるような気もします。
シャフトが少し遅れて、逃げる感じもありました。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでしたが、これまでエッグシリーズを試打しているので、大きく進化しているようには、正直感じませんでした。
弾きが良くて、高さもしっかり出していけるタイプです。
あまり振りにいってしまうと、暴れる感じがしたので、抑え気味で打っていきました。
『操作性』は少し難しく感じましたが、左だけしか飛ばないというタイプでもないと思いました。
何球か打ち続けて右へ曲げることもできました。
しかし、本来はあまり細工をするタイプではないと思います。
また機会があれば、試打してみたいです。
プロギア NEW egg ドライバー
- 2015年8月18日
- プロギア
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