ゴルフクラブ試打日記。          

プロギア iD HIT UT

プロギア iD HIT ユーティリティ 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは プロギア iD HIT UT の4番 です。
PRGR iD 055-11

シャフトは M-40 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはM-40、シャフト重量は54g、トルクは4.0、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は347g です。
正面

プロギアらしい、シンプルでカッコいいユーティリティクラブです。
ユーティリティといえば、PRGRといえるくらい、これまでもたくさんの名器を発表してきましたし、『ユーティリティブームの火付け役』はPRGRといっていいように思います。
なので、今日は打つ前から、すごくテンションが上がっていきました。
側面

真ん中の溝のようなものは、どういった意味があるのでしょうか?
『重心の位置の調整』の為、あるいは『ソールの滑り』を良くする為についているのでしょうか?
それとも単なるデザインなのでしょうか?
クラブ開発に、いつも綿密な計算がなされているPRGRのクラブなので、おそらく何かしらの意味があるのだろうと思います。
ロイヤルコレクションの『キャビティソール』を思い出しました。
顔

『顔』は、いわゆる『今風(いまふう)』の顔をしている・・・。といいますか、易しさがすごく感じられます。
同じユーティリティでも、あくまでも私の好みでは『ロイコレ TRC』のようなストレート感のある顔がいいのですが、こういったタイプのユーティリティもたくさん経験しているので、特に苦手に感じるところはありませんでした。
振り感

素振りをしてみると、『M-40』ということもありますし、少しフィーリングが合いづらい感じがしました。
これまでも感じてきたことですが、プロギアの試打クラブは、かなりソフト目なタイプな多いので、もう少ししっかりしてくれているといいように思います。
『M-49』は現実的でなくても、せめて『M-46』くらいが用意されていると、もっと親しみやすい感じがします。
念入りに素振りを繰り返しました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、さすがプロギアといっていいくらい、安心感のある整った顔をしています。
『易しさ』が滲み出ています。
こういった顔のユーティリティに好感をもたれる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
オーソドックスなユーティリティで、すごく打ちやすそうな感じがしました。
試打を開始しました。
トゥ側

まず感じたのが、その『球のあがりやすさ』です。
プロギアのユーティリティなので、易しいだろう・・・。と思っていたのですが、予想通りの打ちやすさです。
見た目は結構シャープな感じですが、とても球があがりやすくなっていて、無理に打ち込まなくても、楽に上げてくれるユーティリティです。
かなりイージーなクラブです。
ディープヘッドにありがちな『球の浮きづらさ』も、シャローヘッドにありがちな『不安感』も感じることはありませんでした。
すごくバランスが取れている感じがしました。
フェース面

『打感』も、とても好感が持てました。
昔のユーティリティは『打感』まで手が回らなかったのか、あまりいいものが多くなかったように思うのですが、最近のユーティリティはそういったところも、すごく改善されているように思います。
さすがはPRGRといった感じですし、感性とデータを大切にする『iDシリーズ』は伊達ではないな・・・。と思いました。
打球音

『音』も、なかなかいい感じの音だと思いました。
気持ちよく球を運んでいくことができました。
バックフェース

『安定性』という点でも、かなり好感を持つことができました。
シビアさは全く感じませんでした。
一球目から、すごく易しく打たせてくれました。
しかし、シャフトがもう少ししっかりとしていると、もっと安心して振っていけそうな感じがしました。
このユーティリティには、すごく好感を持ちましたが、もし私が使うとするならば、間違いなくリシャフトすると思います。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、まずまず平均的といったところでしょうか?
特別によく飛ぶ・・・。とは正直思わなかったですが、コンスタントに距離を稼いでいける感じがしました。
高いアベレージを量産していけるタイプのクラブだと思いました。
よく飛んだ時と、そうでない時の落差が小さいので、慣れてくるのも早いと思いましたし、実戦で活躍してくれそうなクラブだと思いました。
操作性

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
今日はあまりこのクラブで色々と遊んでみようとは思わなかったのですが、特に扱いづらい感じはしませんでした。
色々と曲げてみよう・・・。とは思いませんでした。
やはりそれは、このクラブが少しソフトスペック過ぎるところに不安を感じたからだと思います。
今度違ったスペックで試してみることができれば、またチャレンジしてみたいと思いました。
ヒール側

昨年から続いている『iDシリーズ』ですが、このシリーズが登場する前と、今のiDシリーズのクラブは思っていた以上に差は大きくないような気がします。
つまり、こうしてシリーズの名前を付ける前から、プロギアは感性やデータをずっと大切にしてきたからだと思います。
この2つを極めていくということは、まさに『究極のクラブ作り』といっていいのだと思います。
PRGR iD HIT UT

あまり派手さのないデザインではありますが、それがメーカーの自信のように見えますし、プロギアらしいところだと思います。
特に変なクセもなく、基本性能がしっかりとしていて、しかもすごく打ちやすいので、かなり幅広い層に受け入れられるクラブです。
見た目からは、いかにも『上級者向け』に見えるかもしれませんが、実際はそんなことはない『敷居の低い』クラブだと思いました。
『200ヤード以上』を楽にさせてくれるクラブです。