ゴルフクラブ試打日記を読んでくださっている方へ。
いつも、私の記事をお読みいただき、ありがとうございます。
いったいどれだけの方に読んでいただけているのか、正確には私には解らないのですが、皆様方から色々なコメントを頂戴するようになり、ブログを始めた頃に比べると、今は読んでくださっている方々も少しは増えてきたのかな?と思いました。
また、海外におられる方からのコメントも頂戴するようになり、驚くと同時にインターネットというのは、本当に便利なものだと思っております。
今、流行の『スマホ』で記事を更新すればいいのですが、私の携帯はずっと二つ折りの旧式なタイプで、記事の更新にはずっとノートパソコンを使い続けております。
ゴルフが大好きで、ゴルフを始めたときから数えきれないほどのクラブを試打してきました。
その頃はインターネットという便利なツールは存在しなかったので、その記録を保存することはできなかったのですが、今はこの便利なツールを利用して日記代わりに記録しています。
それが、この『ゴルフクラブ試打日記』というブログです。
全くの趣味で始めたブログが、たくさんの方々からコメントを頂くようになり、私自身、とても嬉しく思っております。
ゴルフクラブを試打して、それを記事にまとめる作業はある意味、孤独で辛く感じる部分もあるのですが、皆様方から頂くコメントを拝読することが私にとって、何よりの楽しみです。
パソコンの画面からではありますが、皆様方とのコミュニケーションを楽しませて頂いております。
□□様はどういった方なのだろう・・・?△△様は体調が戻られたかな・・・?などと考えています。
そういったことがこれまでのモチベーションの維持につながっています。
できれば、皆様方と実際にコースや練習場でお会いし、楽しい時間を共有できたら・・・。と考えたこともあるのですが、それはかなり難しいことだと思っております。
もし、ブログを始めてこれまで一通もコメントを頂けていなかったとしたら、このブログを間違いなく辞めていたと思います。
ゴルフクラブを試打することは楽しいので続けていたと思いますが、それを記事に残すということはストップしていたような気がします。
このゴルフクラブ試打日記というブログを続けさせて頂けているのは、読んでくださっている皆様方、そしてコメントを寄せてくださっている方々のおかげです。
特に一昨年、私は腰を痛めて一時期、記事の更新が滞ってしまったことがあるのですが、その時に皆様方から頂いたあたたかいコメントにとても勇気をいただきましたし、涙が出るほど嬉しく思いました。
その思いは今でも全く変わってないですし、私の大切な宝物です。今でも読ませていただいております。
また、特に今年に入ってからなのですが、コメントの返信が遅くなってしまい、申し訳なく思っております。
この場をお借りして、お詫び申し上げます。
本当はもっと早く御返事したいと思っているのですが、私自身の時間がなかなか思うようにいかないので、歯がゆく思っております。
本当に申し訳ありません。
また、私の記事を永く読んでくださっている方は既にご存じだと思うのですが、私はゴルフ雑誌等は全くといっていいほど読みません。
それはゴルフ雑誌がつまらないというのではなく、むしろ逆で、ゴルファーであれば、ゴルフ雑誌を読んだりすることはとても楽しいことだと思います。
しかし、記事を書き始めた頃から、読まなくなりました。
それはゴルフ記事についての矛盾を感じてしまったこともあります。
どういうことかと申しますと、お互いを否定しあうような色々なスイング理論がたくさん見られるようになったということでして、一体どれを信じていいのか、解らなくなったからです。
昔から、こういった風潮はありましたが、特に今は激しくなっていると思います。
私の友人や後輩たちの悩みを聞くと、それは強く感じられます。
勿論、ゴルファーの体格などによっても、理論は変わってくるものだと思いますし、その理論も決して『不変』とはいえないのかもしれません。
『クラブの進化』の後に、理論が付いてくるものなのかもしれません。
ただそれは、ある程度経験を積めば、自分にとって必要な記事と不必要な記事に分類することができるようになるのですが、それでもやはり『迷い』を生じてしまうことがあるので、読まなくなりました。
読まなくても充分ゴルフを楽しめているのでいいのですが、どうしても最近の『流行』とか『最新理論』というものに疎くなってしまいます。
そして、もうひとつが、クラブに対しての『先入観』を持ちたくない・・・。というのが一番の大きな理由です。
このゴルフクラブ試打日記というのは、私、golfdaisukiという単なるゴルフ好きのアマチュアゴルファーが感じたことをそのまま記事に書かせて頂いているブログです。
なので、雑誌など他の方の内容と違うこともあると思います。
しかし、それでも敢えて私は自分なりの感想を書かせていただいております。
そうでないと、ゴルフクラブ試打日記というブログを続けていく意味がないのではないか?と思うからです。
プロではないので、メーカーなどによる『縛り』もなく、いわゆる『モニター』も受けていないので、公平に記事を書くことができますし、記事を書く以上、そうあるべきだと考えています。
また、その試打するクラブに対しての予備知識も乏しいので、何も知らないまま試打して記事に書くことも多いのですが、その都度読者の方から教えていただくことも多いです。
とても感謝しています。
今はたくさんのゴルフメーカーが存在しています。
初めて出会うメーカーもあれば、とても思い入れの強いメーカーも何社かあります。
しかし、いくら好きなメーカーのクラブでも、いい印象を持つクラブとそうでないクラブは必ず存在します。
その都度、私は正直に感じたことを書かせていただいております。
また、頂いたコメントに対してのお返事が遅くなってしまうことは、これからもあるかもしれません。
できるだけ早く返信したいと思っているのですが、なかなか思うようにいきません。
しかし、いつもとても楽しく読ませていただいております。
これからもできるだけ記事を書き続けていきたいと考えておりますので、私の記事にお付き合いいただき、もしよろしければコメントをお寄せいただければ・・・。と思っております。
さて、長くなってしまいましたが、本来の記事に進めさせていただきたいと思います。
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア iD ナブラブラック フェアウェイウッド の3番 です。
シャフトは M-43 です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.6、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は332gです。
プロギアの新しいフェアウェイウッドです。
プロギアらしい、高機能が詰まっていそうな外観です。
『黒』という色が、とてもマッチしています。
『銀チタン』などもありましたが、PRGRの『イメージカラー』といえば、私は『黒』だと思います。
やはり『黒』という色は、とてもカッコいいですし、高級感を感じます。
先日、同じシリーズのドライバーを試打したのですが、とても好印象でした。
プロギアは独自の理論や考え方に基づきクラブ開発をしている、いいメーカーだと思います。
色々なクラブを『試験的に』発表しているメーカーだという認識もあります。
そういったことができるのもプロギアの強みだと思いますし、それがクラブ史に名を残す名器を誕生させることにつながるのだと思います。
ネックは、それほど長くありません。
やや短めな感じがしますし、こうして見ていてもシャローバックであることがよく解ります。
できるだけ重心を下げているのでしょうか?
昔はシャローバックのドライバーやフェアウェイウッドには苦手意識をもっていたこともあったのですが、今は高性能なクラブがたくさんあるので、こういった形状にも苦手意識をもたなくなりました。
クラブに進化は、本当にありがたいことです。
トゥ側の、やや面白い位置にウェイトのような物があります。
この位置にあるのは珍しいと思いました。
しかし、これは計算ずくのことだと思います。
4つの丸い穴があるので、交換できたりするのかな?と思いました。
ソール中央に、小さい凹みのようなものが見えます。
これも計算ずくのことなのでしょうか?
ロイヤルコレクションの『キャビティソール』を思い出しました。
何となく、『滑り』が良さそうなソール形状だな・・・。と思いました。
トゥ側に『CARBON COMPOSITE』と記されていました。
カーボンコンポジットといえば、とても懐かしい響きです。
まさに『プロギア』が流行に火をつけたといっても過言ではないと思います。
そう思いながら、クラウン部分を見ていたのですが、やはり独特のカーボン模様が見えました。
私はPRGRの『TR DUO』というドライバーを数年間愛用していた時期があるので、懐かしく思えてきます。
約10年前の、あの技術が再び脚光を浴びてきたのでしょうか?
他のメーカーの『二番煎じ』をしない・・・。というイメージのあるプロギアなので、いつも大きな意味があるのだろうと思います。
『顔』はとても美しくてドライバー同様、とても好印象でした。
ソール形状には色々な工夫が見られますが、『顔』はとてもシンプルで美しいです。
いくら高機能であっても、顔が良くないと、その機能が台無しになってしまうことも多いですが、このクラブの顔には、とてもいい印象を持ちました。
こういったところに、プロギアが提唱する『iD』があるのだと思います。
『水鳥』のあの、水面上は優雅にふるまっていても、水面下では足で必死に水をかいている様子を、何故か思い出しました。
素振りをしてみた感じは、FWらしい適度な重量感を感じながらも、シャフトは決して硬すぎないので、多くの方に受け入れられやすいのではないかな?と思いました。
硬さについては、色々な好みなどもあると思いますが、『重量』だけでいうと、『振り切れる範囲で』という条件は付きますが、ある程度重量があったほうが『安定感』という点でも有利になるので、このクラブの重量感はなかなかいい感じだな・・・。と思いました。
私の後輩たちにもいるのですが、ドライバーが安定していても、フェアウェイウッドの安定感がもうひとつ・・・。という方は結構いらっしゃると思います。
色々な要件があるとは思うのですが、まずはこの『重さ』というものを、もう一度確認していただきたいと思っています。
なかには、ドライバーよりも軽いフェアウェイウッドを使っておられる方も時々見受けられます。
クラブ一本一本の性能も大切ですが、クラブセットをひとつと考えたときのバランスがとても重要だと思います。
ボールを前にして構えた感じも、すごくいいです。
プロギアらしい『男前』のクラブです。
やや小振りなヘッドが、いいバランスをとっているように思えました。
あまりにも大きすぎると、『直打ち』が難しそうですが、これくらいコンパクトになると、とても球を拾いやすそうに感じます。
また、あまり立体的過ぎないので、球もあがりやすそうな印象を受けました。
PRGRはドライバーやユーティリティのイメージも強いですが、実は昔からFWを作るのが上手いメーカーです。
私はいい思い出がたくさんあります。
これまでのいい思い出と、この『美顔』の相乗効果によって、とても楽な気分で構えることができましたし、『ナイスショットの予感』がいつも以上に強く感じられました。
構えたときに、ここまでいい気分にさせてくれるクラブは、そう多くありません。
試打を開始しました。
『打感』は適度に弾き感があって、とてもいい感触でした。
すごくいい顔だったからでしょうか?
なかなか芯を外れる感じがせずに、それがこのグッドフィーリングを生み出したように感じられます。
『音』も、静かめな感じで好感がもてました。
ある他のメーカーのクラブの音は、確かに静かといえば静かなのですが、どうしても『こもってしまっている』音で、好感がもてません。
音が良くないと、いくら他が良くても、爽快感が得られません。
球がどこへ飛んでいってしまったか、解りません。
大きすぎたり、甲高い音は苦手ですが、ただ音が小さくなればいい・・・。というものでもありません。
そういった点で考えてみても、このFWの音には、いい印象をもちました。
球もすごくあがりやすくて、本当に最近のスプーンは進化したな・・・。と思います。
こういった『シャロー』なスプーンが登場するまで、スプーンが14本のクラブの中で最も難しい存在だったような気がします。
ティアップするならともかく、直打ちするには3Wでは球が上がりきらずに距離をロスしていた・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
しかし、このクラブを始め、最近の3Wはとても進化しています。
直打ちを躊躇させません。
ある程度長い距離を狙っていけるようになりました。
店員さんの説明によると、このクラブはいわゆる『アスリート仕様』ということになるのだそうですが、その敷居は決して高くないと思いました。
『安定性』という点でも、なかなかいい感じがしました。
それほどシビアな感じはしません。
勿論、ある程度『小顔』なので、もっと大きめでシャローなヘッドを好まれる方には、少し難しく感じられる部分があるかもしれません。
しかし、先ほども書きましたが、『立体的』過ぎないので、球はあがりやすくて、そのあがりやすさが適度な直進性を生み出しているような気がします。
構えたときに、少し球がつかまってしまうかな?と思ったのですが、実際はそんなことはありませんでした。
あくまでも頭に描いたラインに乗せていきやすいFWだと思いました。
『飛距離性能』という点でも、プロギアらしい高性能なFWだと思いました。
ドライバーの高い性能が、そのままFWにも受け継がれているような気がします。
弾きが良くて、いわゆる『初速』が速いタイプといったらいいでしょうか?
パワフルな飛びをします。
ここ最近、また『高反発』という言葉をよく連想するようになりました。
しかし、それはあくまでも『ルール範囲内での』ということなのですが、今はドライバーにしてもフェアウェイウッドにしても『弾きの良さ』が、ある種の『トレンド』になっているように思います。
『ルール内で』ということや、割れたりしないよう『ある程度の強度を保つ』という範囲内で、また『フェース厚』が薄くなってきているのでしょうか?
大手有名メーカーのクラブと、いわゆる『地クラブ』と呼ばれるメーカーのクラブの大きな違いは、ここにあるように思うのですが、ついにPRGRなど大手有名メーカーも、こういったところに再び着目しているのでしょうか?
この弾きの良さは、大きなアドバンテージを握っているように思います。
球は高く上がりますが、それほど吹き上がっている感じはしません。
昔愛用していて、今でも自宅の倉庫の奥に眠っているのですが、『DUO HIT』というフェアウェイウッドを思い出しました。
このフェアウェイウッドは、低スピンでかなり『飛ぶ』と評判のクラブでしたが、実際に打ってみてもその通りでした。
普通にスプーンというカテゴリーにはおさまらないほど、よく飛んでくれるので、ラウンド中もドライバーの調子が悪くなると、いつも大活躍してくれていました。
あの名器を思い出すくらい、このクラブの高性能さを実感していました。
『操作性』という点でも、なかなかいい感じで左右どちらにも対応してくれました。
それほど大きく曲がる感じはしませんでしたし、こういったシャローなクラブで極端なことをするのは勇気がいることです。
ある程度の『小さな曲がり幅』で勝負していくべきクラブだと思いました。
球がつかまり過ぎず、いわゆる逃がし気味に打っていけるので、左方向への恐怖感を持っている私でも易しく感じられました。
つかまり過ぎる感じはしませんが、この小顔のおかげなのか、球がプッシュすることもないので、フェードヒッターの方にも扱いやすく感じられるのではないでしょうか?
バランスのとれた、形状・大きさだと思います。
プロギアらしい、かなり高性能なフェアウェイウッドでした。
とてもカッコいいクラブですが、敷居は決して高すぎないと思いました。
できれば、もう少し『ディープ感』が欲しいかな?と思ったのですが、これは私のわがままなのかもしれません。
球がとても拾いやすいのですが、もう少し高さを抑えていければ・・・。と、他のメーカーではあまり思わないことを少し思ってしまいました。
しかし、それはこのクラブに大きな不満がある・・・。というのではなく、むしろ逆で、かなりいいからこそ、もっと要求がエスカレートしてしまったのかもしれません。
あまり好感度が高くないクラブだと、これくらいで仕方ないかな・・・。と妥協してしまうところもあるのですが、このようないいクラブだからこそ、余計にシリアスに求めてしまうのかもしれません。
『ナブラ』というのは、『二等辺三角形』ということを以前教えていただいたことがあるのですが、その技術も、この高性能につながっているのかもしれません。
しかし、私は先ほども書きましたが、『DUO HIT』のイメージとダブってしまいました。
今日、持ってきてれば良かったな・・・。と後悔しました。
もし、持ってきていれば比較することができたのに・・・。と思いました。
しかし裏を返せば、それくらいこのFWが高性能であるということにつながるのだと思います。
今年はテーラーメイドの白いFW(RBZ TOUR)が大人気で数か月経った今でも品薄状態なのだそうです。
それくらい革命的だったのだと思います。
私も何度か試打したことがあるのですが、確かに飛距離性能が秀でていると思いましたが、シャフトが全く馴染めなかった思い出があります。
それに、あのクラブはいわゆる『ヒッター』の方にメリットの大きいクラブだと思います。
ある程度のヘッドスピードが無いと、逆にドロップして飛ばないかもしれません。
そういった意味で考えてみると、このFWは『アスリートモデル』というカテゴリーに入るのだそうですが、敷居は高くないと思います。
勿論、細かなスペックを選ぶ必要があるとは当然として、かなり幅広い層の方に対応しているのではないでしょうか?
『15度』のフェアウェイウッドは難しくなくなりました。
直打ちできるのは、何もバフィやクリークだけではありません。
スプーンでも、楽に打てる時代が来たのだと思います。
是非、コースでも試してみたいと思わせてくれるクラブでした。
プロギア iD ナブラブラック フェアウェイウッド
- 2012年9月23日
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