プロギア egg impact ドライバー

PRGR eggドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは PRGR egg impact ドライバー です。
ゴルフクラブ
シャフトは M-40 オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは43.5インチ、シャフトフレックスはM-40、シャフト重量は50g、トルクは5.4、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は310gです。
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プロギアの新しいドライバーです。
『eggアイアン』を先日試打したばかりなので、このドライバーもかなりの高性能ドライバーなのだろうと思いました。
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『ソール』部分が2つに割れている・・・・。といいますか、真ん中に凹みがあります。
『2つの大陸』のようですし、『十戒』という映画を思い出しました。
これまであまり見たことがない、すごく特徴的な形状ですが、革新的なクラブを発表してきたプロギアのことだから、きっと大きな理由があるのだと思います。
こうすることで、すごく大きなメリットがあるのだろうと思います。
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『フェース』の真ん中に『egg』のマークがあり、とても可愛い感じがしました。
当然、この小さなマークだけが『スリーとエリア』だとは思えませんし、もっと広いのだと思います。
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シャフトに『43.5』と表示があったのですが、このドライバーは今ではかなり珍しい『43.5インチ』という長さになっています。
今は少しずつ『長尺化』が進んできて、『45インチ+α』のものが大半を占めるようになってきました。
そういった中で、敢えてこのような『短尺』を発表してくるとは、さすがはプロギアだと思いました。
他のメーカーとは違ったことをする・・・・。敢えて流れとは逆方向に向かってみる・・・・。そして、その中から新たな『トレンド』を生み出していく・・・・。
そういったスタンスが感じられ、プロギアにはいつも注目していますし、それらの多くは実際にブームを引き起こしていますし、品質の高さも折り紙付きです。
だから、私はプロギアには『クラブ業界での革命児』といいますか、『ブームの火付け役』『時代の先を走っている』といったイメージを持っています。
数年前に、『短尺』も少し流行り、その頃は『45インチ』が主流だったと思うのですが、『44.5インチ』や『44インチ』の物も見かけましたが、すぐに見なくなったような気がします。
今回はどれほど『短尺化』が受け入れられるか解りませんが、短くすることでゴルフが易しくなり、レベルアップにもつながりやすいので、私はいいことだと思っています。
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素振りをした感じでは、最近の『軽量ドライバー』とあまり変わらない感じだと思いました。
最近の主流と言われる長さとは、約2インチ短くなってはいますが、振った感じではそれほど大きな違いはないように感じられました。
それだけ最近の長尺化仕様のシャフトの性能が上がってきているのだと思います。
昔の長尺ドライバーは、かなり振りにくくタイミングも合いづらいので、『一か八か』といいますか、『当たりはずれ』が大きい・・・。といった感じで、なかなか実戦では使いづらい部分がありました。
しかし最近の長尺ドライバーは、かなり方向性にも優れているので、実戦で使っていけるレベルまで進化していったのだと思います。
各メーカーの技術力・開発力はすごいものだと、いつも感心させられます。
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このドライバーを振った感じも、少し軽くてシャフトも軟らかい感じがしましたが、まずまずの『振り感』だと思いました。
なかなかタイミングが合いやすい感じがしました。
ただ、これだけ短いのだから、もう少しヘッドが効いていてもいいのかな・・・・?と思いました。
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ボールを前にして構えた感じは、まずまず・・・・。といった感じです。
見とれてしまうほどの美しい顔ではないかもしれませんが、全く構えづらくは感じませんでした。
『赤いクラウンマーク』も、プロギア独特のもののように感じられました。
このマークはプロギアのこれまでのドライバーにもありました。
私は『クラウンマーク』は、あっても無くてもいいのですが、あった方がセットアップしやすい・・・・。といった方の為に、このようなシンプルなデザインになっているのでしょうか?
今は、結構色々なメーカーが、クラウン部分のデザインに工夫を見せていることも多いですが、このドライバーはすごくシンプルな感じがしました。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その甲高くて強烈な『音』です。
うわっ・・・・。と思わず呟いてしまいました。
正直いいまして、私は苦手とする音です。
異型ドライバーが誕生した頃を思い出しました。
最近は、こういった音を発するドライバーが少なくなってきているように思っていましたし、これまでのプロギアではこのような音を発するクラブは無かったように思っていたので、かなり驚きました。
しかし、プロギアがやることだから、これにはやはり大きな理由があるのだろう・・・。と思います。
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このドライバーのスペックは『M-40』というシャフトからも解るように、おおよそヘッドスピード40m/s前後の方を対象として作られているのだと思います。
そういったタイプの方々には、このようなインパクト音がちょうどいいのかもしれません。
明らかに私には苦手な音なのですが、こういった音の方が『飛ばしている』と感じられやすいのかもしれません。
私にはこのドライバーの大きな欠点のように思える部分なのですが、実はそうではないのかもしれません。
『デメリット』が実は大きな『メリット』になっているのではないか・・・・?
とプロギアが作るクラブなので、ついついそう思ってしまいます。
それは、これまでのプロギアのクラブに対する、私の『信頼感』などがそう感じさせているのかもしれません。
ただ、やはりどう考えてみても、私の苦手とする音には違いありません。
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『打感』という点では、まずまず・・・・。です。
それほど心地良い感じでもありませんが、すごく苦手な感じの打感でもないような気がしました。
インパクトの感じで、その弾道の行方などをある程度把握しやすいところがあると思うのですが、今日はなかなかそれを感じることができませんでした。
打ち終わった後、すぐに球の方向を目で追っていかないと安心しづらい感じがしました。
『打感』という点でも、今ひとつ満足できる感じがしませんでした。
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『球のあがりやすさ』という点では、すごくあがりやすくて高弾道だと思いました。
このようなスペックですし、ある程度打つ前から予想はしていましたが、やはりかなり球があがりやすいドライバーだと思います。
このヘッドも『シャローヘッド』ですし、今はもっと極端なシャローヘッドもあると思うのですが、それらと比べると、やや『おとなしい』部類のシャローヘッドなのかもしれません。
しかし、『球のあがりやすさ』という点では、やはりかなりの高性能なドライバーだと思います。
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『安定性』という点では、思っていたよりもいい感じがしました。
打つ前は最近の傾向から、よくつかまり過ぎるドライバーなのかな・・・?と思っていたのですが、実際に打ってみると、思っていたよりはつかまり過ぎない感じがとても好印象でした。
ボールが滑る感じもしなかったですし、つかまりが悪い・・・・。という感じでもありませんでした。
『直進力』が強いドライバーだと思います。
打ち出し方向は良かったけど、途中で左右に大きく曲がってしまった・・・・・。ということがないドライバーだと感じました。
こういったところは、最近のドライバーらしい感じがします。
打ち出し方向さえ、上手くとれていれば、あとは勝手にクラブがボールを目的地まで運んでいってくれる・・・・。といったシンプルな発想になれます。
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『飛距離性能』という点では正直いいまして、私では上手くこのドライバーの性能を引き出せないと思いました。
先ほども書きましたが、この『インパクト音』には、やはりどうしても慣れることができません。
この音を聞いてしまうと、どうしてもインパクトが緩んでしまいました。
インパクトからフォローにかけて、さらに加速させていくように・・・・。
とはよく言われてきた言葉ですが、今日の私はインパクトゾーンでブレーキを踏んでしまうような感じで打ってしまっていました。
このドライバーの持つ性能の高さを実証することができませんでした。
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『操作性』という点では、やや難しい感じがしました。
今では、かなりの『短尺』ですし、本来ならばかなりいい感じで『扱いやすさ』を感じることができるのだろうとは思ったのですが、やや暴れてしまう感じがして、なかなか慣れることができませんでした。
せめて『M-43』のシャフトを探してみたのですが、このスペック一本だけだったので、あまりいい結果を得ることができませんでした。
『フック』や『スライス』にもトライしてみて、何とか打つことができたのですが、実戦で使えるレベルの球を打つことが出来ませんでした。
やはり色々と曲げて楽しむドライバーというよりは、出来るだけ曲げずに飛ばしていく方が易しいドライバー・・・。といえるのではないでしょうか?
ただ、このドライバーのすごく気に入ったところは先ほども書きましたが、球がつかまり過ぎないところです。
おそらく『フッカー』の方でも比較的容易に打っていくことができるのではないでしょうか?
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『音』には、かなりの苦手意識をもってしまいましたが、左へ行きづらい感じがして、その点が私は楽に感じたところです。
右へ逃げる感じもしないので、おそらくスライサーの方も易しく感じられるのではないでしょうか?
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先ほども書きましたが、このドライバーは今では『短尺ドライバー』と、はっきり言えると思いますが、振り切りやすいので、そこに大きなメリットがあると思います。
曲げたくない・・・・。と思って、ついつい当てにいってしまうと、ボールは余計曲がりやすくなってしまうものですが、こういったドライバーで振り切ることによって、大きな『方向安定性』や『飛距離』を得やすくなるのではないでしょうか?
振り切ることで、ボールって曲がりづらくなるんだな・・・・。と教えてくれているドライバーのような気がします。