ゴルフクラブ試打日記。          

プロギア GN502 TOUR FORGED アイアン

プロギア GN502 TOUR FORGED アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは プロギア GN502 TOUR FORGED アイアン の7番です。
M-43 スペックスチールⅡ
シャフトは M-43 スペックスチールⅡです。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはM-43、バランスはD0.5、クラブ総重量は416gです。
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プロギアのニューアイアンです。
つい先日『
TR500』という素晴らしいアイアンを試打したばかりですが、今回のアイアンもすごく期待できそうです。
最近は他のメーカーもそうですが、大変素晴らしいアイアンが増えてきました。
アイアンはドライバーに比べ、永く付き合っていくことが多いクラブだと思いますし、このようなクラブにたくさん出会えることは、とてもいいことだと思います。
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『ソール幅』は、適正な感じといいますか、最近のアイアンの中では細いほうだと思います。
普段使い慣れている感じのソール幅なので、私はとても使いやすそうな感じがしました。
あまりにも、『ワイドソール』過ぎるものは、ソールは跳ねやすそうな印象を持つことも多いのですが、これくらいだと、コースでもうまく『ターフ』をとっていけそうです。
私は割と『ターフ』をしっかりと取っていくほうなので、これくらいの幅だとインパクト後の『ソールの動き』がイメージしやすいです。
こういったアイアンは安心して、ボールを上から押していける感じがするので、打ちやすそうな印象を持たせてくれます。
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『ホーゼルの長さ』も適度についています。
最近のアイアンの中では、比較的長いほうでしょうか?
しかし、それほど長すぎる感じはしませんでした。
それほど『高重心アイアン』ではないと思います。
むしろ、程良い『打ちやすさ』と『操作性の良さ』を兼ね備えた感じの『低重心アイアン』といった感じもしました。
『低重心過ぎない低重心アイアン』といったところでしょうか?
カッコいいクラブというのは、どの角度から見ても美しいものですが、このアイアンもこの角度から見てもとても美しいと思いました。
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『彫りの深さ』は、深いですが、『膨らみ』はそんなに大きくありません。
むしろ、かなり控えめな感じがします。
これまでの経験上、これくらいの形状だと、それほど低重心・深重心過ぎない感じがしますし、『構えやすさ』が犠牲にならない感じがします。
『構えやすさ』にこだわっていきたい私としては、とても期待できそうな気がしてきました。
すごく美的感覚にも優れていながら、『打ちやすさ』という点でも力を入れて設計されているアイアンなのだと思いました。
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グリップの色は珍しい赤い色です。
私はやはりノーマルな色といえる『黒』を好むのですが、グリップの色はスイング中、殆ど気にならないので、自分の『ラッキーカラー』などを使ってみるのも、大いにアリ・・・・。なのだと思います。
私の周りにも、ブルーやイエローといったグリップを使っている人が増えてきました。
おそらく私はこれからも、『ゴルフプライド ツアーベルベット バックライン無し』を使っていくと思いますし、ストックが50本以上、自宅の押し入れの奥に保管しているので、これからもずっと使っていくと思います。
やはりこのグリップが一番、『距離感』や『方向性』を感じやすい気がします。
耐久性はやや劣る感じがしますが、これまでもずいぶんと、このグリップのお陰でいい思い出に恵まれてきたような気がします。
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素振りをしてみると、まずまずいい感じだ・・・・。と思いました。
このアイアンは『ダイナミックゴールド』がラインアップされているそうなのですが、残念ながら試打クラブはこれ一本だけだったので、それを試してみることができませんでした。
私にとっては、もっといい印象が持てたような気もするのですが、このアイアンもそう悪い感じはしません。
やや軽いシャフトではありますが、やはり『スチールシャフト』というのは、打ち易しいものだ・・・・。と感じさせてくれました。
『ヘッドの効き』が、もう少し強ければもっといいような気もしたのですが、それはこちらが対応していくしかない・・・。と思いました。
もし、自分のクラブだったら、鉛を何グラムか貼りたいな・・・。などと考えていました。
何度も何度も素振りを繰り返しました。
次第に身体がポカポカしてきて、セーターを一枚脱ぎました。
やはり『着膨れ』が一番スイングに影響しますし、冬のゴルフの難しいところだと思います。
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ボールを前にして構えた感じは、そのあまりにも『美しい顔』に思わず見とれてしまいました。
身体がピッタリと静止してしまった感じで、ずっとヘッドを見つめていました。
何とも言えない、洗練された顔です。
ボールを包み込む感じがたまりません。
『ヘッドの大きさ』も、それほど大きい方ではないと思いますが、もう少し『小顔』でもいいかな・・・・?と思いました。
ただ、このアイアンのヘッドの美しさと適度な大きさに、『構えやすさ』や『安心感』を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『インパクト』から『フォロー』にかけて、『フェースをターンさせる』とよくいいますが、私はそういったイメージよりも『ロールさせる』といったイメージを持っています。
『ターン(返す)』というよりも、『ロール(回転させる)』というイメージをずっと持っていましたし、このイメージのほうが私の場合は、いいショットを打てる確率がグンと上がってきます。
映像などによるイメージも大切ですが、やはり言葉によるイメージも有効なのだと思います。
今日出会った、この『PRGR GN502 TOUR FORGED』というアイアンは、そういった『ロール感』をすごく出していきやすいアイアンだと思いました。
最近は素晴らしいアイアンに出会うことがとても多くなりましたが、ここまで感じたのはちょっとないような気がします。
すごく気分が楽になってきましたし、いいイメージが自然と湧き出てくる感じがしました。
自分でイメージを出す・・・・。というよりは、このアイアンとボールが私に上手く働きかけてくれているような気がしてきました。
きちんとセットアップしたら、あとはこのいいイメージのまま、フィニッシュまで振り切っていこう・・・・。と思いました。
『ナイスショット』と『脳波』の関係・・・・。というのは、きっと大きな関係性があるような気がします。
今日は打つ前から既に『ナイスショット』が約束されている感じがしました。
これからハッピーな事に出会えるワクワク感を感じながら、試打を開始しました。
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まず感じたのが、その『打感の素晴らしさ』です。
打つ前から、予想はしていましたし、それほど驚く感じはしませんが、やはりこの感触はとても心地良い感じがしました。
手がこの感触を欲しがっている・・・・。とでもいったらいいでしょうか?
今はまだとても寒いので、少しでも打感が硬いクラブを使うと、手に響いてくることもありますが、今日は最初からずっとこの『柔らかさ』を満喫することができました。
打ち終わった跡も、しばらく余韻を楽しむことができます。
『フォージドアイアン』の良さを強く感じます。
打つたびに自分のテンションが上がってくるのが解りました。
フィーリングの合わないクラブを試打している時は、テンションが上がらないまま試打を終えることもありますが、今日は球数をこなすほど、テンションがジワジワと上昇していきました。
『軟鉄鍛造の打感の良さ』というのは、その『感触の柔らかさ』などもありますが、『距離感の出しやすさ』『方向性のつかみやすさ』『ミスの感じやすさ』などがあるような気がします。
例えミスショットしても、それをすぐに把握しやすいところにも大きな魅力を感じます。
ミスをそのまま放置していては、これから先いいことがないので、すぐに解決しておきたいと思いますが、こういったアイアンを使っていると、症状が『重傷化』することなく、軽傷のうちに処置しやすいところも気に入っています。
『軟鉄鍛造』+『ダイナミックゴールド』+『ツアーベルベット』は『最強トリオ』だな・・・。などと私は考えていました。
やや軽いスペックではありますし、必ずしも私にとって『ベストマッチ』しているアイアンではありませんが、今日はこの『美しさ』『構えやすさ』が、それを凌駕していったのでしょうか?
一球目からいい感じで打つことができました。
それがこの心地良さにつながっていったような気がします。
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『球のあがりやすさ』という点でも、とてもノーマルな感じがします。
全く不自然な感じはしませんでした。
『距離感の届くあがりやすさ』といったらいいでしょうか?
昔からあり、最近もまたよく見かけるようになった『ナチュラルアイアン』そのもののあがりやすさだと思います。
このようなアイアンには、ずっと慣れ親しんできたので、すごく扱いやすい感じがします。
決して重心が高いとは思いませんでしたが、最近の『超・低重心アイアン』とは明らかに一線を画すものだと思いますし、あがりにくい・・・。と感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
ある程度のヘッドスピードが必要になってくるのかもしれませんが、このシャフトはとても『ソフト仕様』に仕上がっている感じがするので、決して敷居が高すぎる感じはしませんでした。
ただ、やはり『ダウンブロー』も要求してくるアイアンだと思います。
横からはらう感じで・・・。では上がりにくいかもしれません。
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『操作性』がいいのも、こういった形状のアイアンの特長のひとつです。
いいイメージのまま、ショットに臨めたことも大きな要因だと思いますし、このアイアンの高性能が私に色々な球を打たせてくれました。
何といいますかドライブに例えると、普段通い慣れた道だと迷うことなく目的地までスムーズにたどり着けますが、慣れない道や『土地勘』のない道だとどのように進んでいいのかが解りません。
こういったアイアンを使うということは、そういった『通い慣れた道をドライブすること』と共通する部分があるような気がします。
これからほんのちょっと先の、明るい未来が容易に予想できる感じがします。
しかし、構えづらいクラブというのは、どのように打っていいかわからないですし、自分の勘も働きづらいので、なかなか上手くいかないことも多いです。
道に迷ってしまいます。
しかし、今日はこのアイアンのおかげで、色々なショットを楽しむことができました。
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『飛距離性能』という点では、やはり『よく飛ばす』というよりは、明らかに『自然な距離感』を求めていけるタイプのアイアンだと思います。
昔からの常識的なアイアンの距離感を求めておられる方の為に、このようなアイアンが開発されているのだと思います。
アイアンで飛距離を出すには、どうしてもロフトを立てる傾向にありますが、そうするとどうしても『縦の距離の誤差』が大きくなってしまいます。
極端にいえば、『ロングアイアン』よりも、『ウェッジ』のほうが狙った所に落としていきやすいのと同じようなことだと思います。
ロフトが立って、確かに距離がでるようになったけど、アイアンが難しくなった・・・・。と感じておられる方も、実はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
上手く打てたときはいいけど、ミスしたときの反動が大きいのも、『ストロングロフトアイアン』の特徴のような気がします。
『ノーマルロフト』だと、飛びすぎない安心感がありますし、例えミスしてもある程度は予測が立ちまし、『保険』がかけられるところもありますが、飛びすぎるアイアンには、なかなかこういった『微調整』が効きません。
ある程度球数をこなしていって、確かに『キャリー』で狙ったところへ落とせるようになっても、『ラン』が予想以上に出てしまうこともあります。
せっかくグリーンを捉えても、ボールが奥へこぼれてしまいます。
そうなると、後は難しいアプローチが残るだけです。
ロフトが立つことによる、『スコアメイクにおける有利さ』は、実はそれほど大きくないのではないかな?と思ってしまいます。
『アイアンの新溝規制』で溝に規制が加わったことにより、益々『ストロングロフトアイアン』は難易度が増してくるような気がします。
やはり何事も、自然な感じが一番なのかな・・・?と思ってしまいます。
しかし、これはあくまでも『ストロングロフトアイアン』を打ちこなせない私の感想なので、日頃使いこなしておられる方には、このようなことは無縁なのだと思います。
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『安定性』という点でも、とても高いと思いました。
構えた感じは『マッスルバック』でも、打ちやすさは『アンダーカットキャビティ』そのものだと思います。
見た目のシャープな印象以上に『イージーさ』も感じることができます。
構えやすくて、打感もいいので、なかなか打点がブレる感じもしませんでした。
私は普段『安定性』という点で、『ダイナミックゴールドの高性能』に頼り切っているところがあるのですが、今日試打したアイアンは違うシャフトではありますが、かなり近い感覚を持ちました。
やはりこの『極上の構えやすさ』が、全てをいい方向へと導いてくれているのでしょうか?
かなりシャープな印象で『切れ味の鋭さ』も感じられ、いかにも『マッスルバック』のような感じもしますが、実際に打ってみると、マッスルバックアイアンが持つ『シビアさ』のようなものは、全くといっていいほど感じることがありませんでした。
『スイートエリア』も、それほど広すぎる感じはしませんでしたが、決して難しく感じてしまうほどではありませんでした。
日頃、『マッスルバック』は勿論、『ハーフキャビティ』を使っておられる方も、このアイアンは意外と打ちやすい・・・。と感じられる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
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今年に入って、まだ1ヶ月とちょっと経ったばかりですが、早くもプロギアはこのような素晴らしいアイアンを2つも発表してきました。
この『GN502 TOUR FORGED』と『TR500』は、とても印象深いアイアンです。
どちらもすごくいいアイアンなので、今度一緒に試打してみて、比較してみたいと思いました。
今日の感じではどちらかというと、この『GN502 TOUR FORGED』が少しいい感じがしているのですが、かなりハイレベルな争いになっているので、やはり同時に試打してみないと解らないと思いました。
どちらも、とても購入意欲を刺激するアイアンです。
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私はアイアンには、『構えやすさ』や『打感』などと同時に『切れ味の鋭さ』を感じさせてくれるものが好きです。
アイアンには『切る』というイメージが欲しいのです。
『小刀』や『ナイフ』といった感じが欲しいと思っています。
ゴルファーを侍に例えると、やはりアイアンは『武士の魂』である『刀』ということになるのでしょうか?
キャディバッグからアイアンを抜かなくても(鞘から刀を抜かなくても)、錆びないようにいつも磨いておきたいものです。
私は『アンダーカットキャビティ』や『ポケットキャビティ』といったアイアンの高性能は充分に認識しつつも、これまで購入したことがありません。
それは、これまでも書いてきましたが、後のメンテナンスが大変そうだから・・・・。というのが大きな理由です。
これまでも、『マッスルバック』や普通の『キャビティアイアン』ばかりを購入してきました。
しかし、この『GN502 TOUR FORGED アイアン』にはとても魅力を感じてしまいました。
あの『構えたときの顔の良さ』は、なかなか忘れることができません。
これから行う素振りでもそうですし、入浴中や就寝前にもきっと思い出すだろうと思います。
それくらい私にとって、とても印象深い『構えやすさ』です。
今日はこのアイアンを予定よりもたくさん打ち過ぎてしまいましたし、またすぐに借りてこのアイアンを楽しみたいと思いました。
出来れば『ダイナミックゴールド装着モデル』に出会いたいところですが、これは難しいのかもしれません。
しかし、プロギアのアイアンは今年に入って、益々パワーアップした感じがします。
プロギア契約選手は、このアイアンを使って、今年はツアーで大活躍するだろう・・・・。と思いましたし、我々アマチュアにも大いなる恩恵をもたらしてくれるだろうと思いました。
素晴らしいシーズンが過ごせそうな気がします。