ゴルフクラブ試打日記。          

ブリヂストン ツアーステージ 701R と イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー

09082201
<左>GIGA    <右>701R
今日は、この2本のドライバーを比較試打してみました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ 701R と イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー です。
09082211
<上>701R    <下>GIGA


<右>701R のスペック
シャフトはディアマナ カイリ 70です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは2.9、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は324gです。

 


<左>イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー のスペック
シャフトはフジクラ ランバックス プレミアムカーボン です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は53g、トルクは4.7、バランスはD0、キックポイントは先調子、クラブ総重量は297gです。

 


09082202
<左>GIGA    <右>701R
かなり個性の異なるドライバーです。
『701R』はすごく気に入っているドライバーですが、『GIGA』は、やや苦手としているドライバーです。
今年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』候補の一角と、かたや『超高反発』ドライバーの比較です。
『相似点』よりも、『相違点』の方が多そうな感じがします。
09082208
<左>GIGA    <右>701R
長さもかなり違います。
今は『45インチ+α』がよく見られるのですが、いずれ近いうちに『45インチ』は『短尺』となってしまうのでしょうか?
いずれ『46インチ』くらいが標準的な長さになるのでしょうか?
09082210
<左>GIGA    <右>701R
どちらも光沢のある、美しいヘッドです。
しかし、『701R』の方が、自然な形状だと思いますし、構えやすいです。
以前、『GIGA』だけを試打した時はそれほど感じなかったのですが、こうして比べてみるとすごく左へ行きそうな気がしました。
ちょっと苦手なタイプのドライバーだな・・・・。と思いました。
充分素振りを繰り返し試打を開始しました。
09082203
<左>GIGA    <右>701R
『球のあがりやすさ』という点では、当然『GIGA』だと思いました。
上がりやすい・・・・。というよりは『上がりすぎる』といった表現の方が正しいような気がします。
『701R』も、見た目以上に上がりやすくて易しい設計になっていると思うのですが、この『GIGA』は、やはりすごいです。
『超高反発』&『超高弾道』といった感じがします。
クラブに求めるものが、それぞれ違うゴルファーを対象としているのだから、当然の結果だと思うのですが、やはりその違いはとても顕著に感じられました。
09082204
<左>GIGA    <右>701R
『安定性』という点では、『701R』の方が私は高いと思いました。
『ニュートラル』な感じがする『701R』に対し、『GIGA』は『フック一辺倒』です。
真っ直ぐから左方向へと打っていく・・・・。ということだけでいうと、『GIGA』も高い性能を持っていると思います。
右へ打ちたくない・・・・。今のスライスを少しでも減らしていきたい・・・・。と考えておられる方には、『GIGA』のようなタイプのドライバーは心強い感じがするのだと思います。
『インパクト』がどうしても『開き気味』に当たってしまう方にも、易しく感じられるのではないでしょうか?
09082205
<左>GIGA    <右>701R
『飛距離性能』という点でも、私には明らかに『701R』の方が、稼ぎやすい感じがしました。
『GIGA』は、私には難しすぎる感じがします。
このドライバーの『高反発性能』を引き出せない感じがしました。
『701R』は何度打っても、その好印象は変わりません。
『打ちやすさ』『優れた飛距離性能』を兼ね備えていると思います。
私の周りにも、『701R』の愛用者が増えていて、初めて『ツアステ』のドライバーを購入した・・・・。という人も少なくありません。
彼らは皆、異口同音に
「『ツアステ』がこんなに易しいとは思わなかった・・・・。もっと難しくてハードなクラブかと思っていた・・・・。」
と言っていました。
みんな『ツアーステージ』に対する、イメージチェンジができたのだと思います。
私はクラブに対する好奇心が強く、自分には難しそうなクラブでもとりあえず試してみよう・・・・。試してみなければ解らない・・・。という発想があり、色々なクラブにこれまでも接してきました。
おかげで、これまでたくさんの素晴らしいドライバーにも出会うことができました。
この『ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 701R』は、おそらくこれからも忘れることのない、印象深いものになるだろう・・・・。と思います。
09082207
<左>GIGA    <右>701R
『打感』や『音』に関しても、『701R』の方が圧倒的にいい感じがしました。
『701R』には、何の不満も感じませんが、『GIGA』にはちょっと馴染みづらい感じがします。
この『音』が好きだと感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、私にはどうも馴染めません。
あまりたくさん球数を打ちたくない感じがしてしまいました。
09082206
<左>GIGA    <右>701R
『操作性』という点でも、私は『701R』の方がいい感じがします。
左へしか行かない感じの『GIGA』に対して、『701R』は『フェード系』が打ちやすく、私の持ち球の『ドロー系』もすごく打ちやすく感じます。
決して大きく曲がりやすい・・・・。とは思わないのですが、意図的に曲げていくことは比較的容易に行える感じがしました。
打っていて楽しくなってきます。
09082209
<左>GIGA    <右>701R
『グリップ』の種類は『GIGA』の方が、私は好きです。
このように柔らかいグリップの方が、手にフィットしやすく、余計な力が入らないのがいいです。
『701R』のグリップも、決して嫌な感じはしませんが、やはり私は『ツアーベルベット系』が合っている感じがしました。
今日は、このタイプの異なる2本のドライバーを一緒に試打してみて、どちらも以前試打したことがあるので、おおよその予想は付いていましたが、やはりその『機能性の違い』のようなものを感じました。
『イオンスポーツ』もまた新製品が出るそうなのですが、なかなか出会う機会がないので、試打会などをもっと全国展開して欲しいと思いますし、取扱店も増えて欲しいと思います。
そして『ブリヂストン』も、これまで『名器』と呼ばれるクラブを次々と世に送り出していますが、これからももっと素晴らしいクラブを私たちゴルファーに提供して欲しいです。