ゴルフクラブ試打日記。          

ピン SYDNEY パター

ピン SYDNEY パター 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは PING SYDNEY パター です。
専用シャフト

クラブ長さは34インチ、ライ角は70度、クラブ総重量は553gです。
正面

PINGのとても珍しい形のニューパターです。
PINGといえば、私はやはり『アンサー2』が一番印象深いのですが、今はたくさんの種類のパターが登場しています。
ソール部分に5つの小さな丸い物が見えるのですが、これはウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
側面

このパターの名前の『SYDNEY』は、オーストラリアの都市の名前ですが、首都は確か『CANBERRA』だったな・・・。などと思いながら眺めていました。
しかし、こうして見ていると、『シドニー』というよりは、『スパイダー』。
つまり『蜘蛛』に近い形だと思いました。
しかし、スパイダーという名前のパターは既に他のメーカーから発売されているので、この名前になっているのでしょうか?
顔

オーストラリアのイメージは『青い空』と『強い日差し』というのが私の中にあるのですが、こうしてこのパターの顔を見ていると、真ん中の赤いものは太陽のように思えてきました。
今は昔に比べ、様々な形状のパターを見かけるようになりましたが、このパターもすごく変わった形だと改めて思いました。
ヒール側

まるで真鍮のような独特の光感と、この後方に伸びた形から、かなり『深重心』であることがうかがえます。
マレット型のパターだといっていいのだと思いますが、その中でも『ネオマレット』という型に属するのでしょうか?
構え感
 
ボールを前にして構えてみても、やはり独特の雰囲気があります。
この真ん中の赤い部分の軌道とボールを重ねていけばいいんだな・・・。と思いました。
パターのストロークには『イン・トゥ・イン』と『ストレート』の2種類があると思いますし、どちらがいいというものでもなく、あくまでも自分に合ったものがいいと思うのですが、こういったパターは、よりシンプルに真っ直ぐ引いて真っ直ぐに押し出すストロークが合っているように思います。
ただ、パターもストロークが大きくなれば、自然とインに引きやすくなると思いますし、それが自然だと私は思うのですが、こういった『ストレート』に引いていきたいパターはインに引く前にテークバックを完了させておくべきなのでしょうか?
つまり、それほど大きなテークバックをしないように打つのがコツなのかな?などと考えていました。
あとは『タッチ』の問題だな・・・。と思っていました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は思っていたよりもソフトな感じで、好感がもてました。
こういった形状のパターなので、やや『大味』な感じがするのかな?と思っていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。
見た目の印象とフィーリングが、いい意味でマッチしていない感じがしました。
PING SYDNEY パター

『距離感』も、すぐに合わせていくことができました。
このパターの重量は他のパターと比べても、結構あるほうだと思いますし、その結果、小さなテークバックで距離感が出しやすく感じられました。
できるだけ小さくストロークして、ボールを転がしていけるタイプのパターだと思いました。
トゥ側

いわゆる『慣性モーメント』も、かなり大きいのではないでしょうか?
パターは意外と『芯』でヒットすることが難しいクラブではありますが、このパターには、そういった難しさは全く感じませんでした。
距離をイメージしてテークバックを開始し、そのまま重力に任せてボールにコンタクトしていける感じがしました。
直進性が高いと思いましたし、シンプルに考えていきたいので、こういった『オートマチック系』のパターには好感をもつことができます。
PING SYDNEY パター

今日は練習場の練習グリーンで試してみたのですが、厳しい寒さのせいで、すっかり芝は枯れ、前に練習していた方の『スパイクマーク』なども結構目立っていたのですが、ボールはそのスパイクマークを『あまり気にしていない』といった感じで、いい転がりをしてくれていました。
何だかとても心強いな・・・。と思いました。
PING SYDNEY PUTTER

第一印象は必ずしもいいとはいえなかったのですが、球数をこなしていくうちに、どんどん好感度が増してきました。
形状は独特ではありますが、とてもシンプルに考えられるパターだな・・・。と思いました。
いわゆる『ラインを消していける』といったらいいでしょうか?
実戦でも、微妙なラインを描いてカップを狙う・・・。というよりは、ある程度真っ直ぐな感じでラインを描いていき、あまり膨らませなくてもいいように感じました。
いい意味で『繊細さを出さなくていい』パターです。
『パー72』の半分の『36』はパッティングの数字だと思うのですが、こういったオートマチック的な易しいパターを使ってみるのもスコアメイクという点で有利に働いてくれるのではないかな?と思いました。
今度機会があれば、月例などで使ってみたいです。