ゴルフクラブ試打日記。          

バルド 8C CRAFT ドライバー & エポン EM-S ドライバー

エポン&バルド 
<左>EM-S <右>8C CRAFT
今日は、この2本のドライバー試打しました。
試打クラブは バルド 8C CRAFT ドライバー & エポン EM-S ドライバー です。
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<上>EM-S <下>8C CRAFT



<左>エポン EM-S のスペック
シャフトは クワドラ ファイアーエクスプレス55です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD1、キックポイントは先中調子です。



<右>バルド 8C CRAFT のスペック
シャフトはFSP MX-4N バイオレット です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.0、バランスはD3、キックポイントは先中調子です。



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<左>EM-S <右>8C CRAFT
久し振りに手にした、『エポン EM-S』と『バルド 8C CRAFT』のドライバーです。
『EM-S』は『サソリのマーク』がとても印象的でしたし、『バルド』のドライバーも、とてもいい印象が残っているので、ワクワクしてきました。
やはり日頃なかなかお目にかかれないメーカーのクラブを手にすると、自然とテンションも上がってきます。
バルドのドライバーと比較するのに、どのドライバーにしようかと思っていたのですが、やはり『エポン』でいきたいと思っていましたし、バルドのドライバーが『シャローヘッド』のイメージが強いので、エポンのほうもシャローヘッドドライバーである、『EM-S』にすることにしました。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
どちらも、かなり高級感溢れるヘッドです。
価格設定も決して『リーズナブル』とはいえないかもしれないですが、とてもいい雰囲気を持っています。
『易しさ』と『風格』が入り交じっているように感じられます。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
素振りをしてみても、どちらも決して『タフ』とはいえないドライバーだと思いました。
特に『EM-S』は『軽さ』『軟らかさ』がすごく感じられます。
それに比べ、『バルド』のほうは、こうして比べてみると少ししっかりとした感じはしますが、どちらかというと『ソフト』な感じのするドライバーです。
タイミングがとりやすいのは、少し『バルド』のほうだと思いました。
エポンのほうは少し軽い感じがするのですが、エポンのヘッドやファイヤーエクスプレスという、高性能シャフトのせいか、好感度が自然と増してきます。
普段、先入観を持たないように試打をしているつもりですが、どちらも以前経験しているので、どうしてもその記憶が蘇ってきます。
今日は、この異色の組み合わせを楽しんでみよう・・・。と思いました。
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8C CRAFT
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EM-S
ボールを前にして構えてみると、どちらもすごく美しくて構えやすい顔なのですが、どちらかというと私は少し『バルド』のほうが構えやすい感じがしました。
どちらも『厚み感』を感じさせるヘッドではなく、『投影面積』が大きくて、どちらかというと薄い感じがしますが、とても構えやすい形状に仕上がっていると思います。
両方とも、すごくリラックスして構えることが出来ましたし、この『美しさ』を目で楽しむことが出来ました。
曲げるイメージはあまり湧いてこなかったのですが、真っ直ぐなイメージは容易に描いていけました。
ただ、球が高く上がり過ぎないように気をつけよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
『打感』という点では、どちらもすごくいい感じです。
打っていて、とても楽しい気分になってきます。
ただ、こうして比べてみると、少し『EM-S』のほうが柔らかい感じかな・・・?と思いました。
しかし、『バルド』のほうも決して硬すぎないですし、とても心地良い感触を楽しんでいくことが出来ました。
少し『しっかり感』が感じられます。
どちらもすごくいい打感なのですが、実戦で感じていたいのは、今日の感じでは少し『バルド』かな・・・?と思いました。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
『球のあがりやすさ』という点では、どちらもかなりのハイレベルですが、明らかに『EM-S』のほうだと思いました。
ちょっとスペックが違っているので、仕方のないところもあると思いますが、『EM-S』の球のあがりやすさは、かなり高性能だと思います。
『ヒッタータイプ』の方には、合いづらいところもあるかもしれませんが、『スインガータイプ』の方にはとても心強い武器になってくれるのではないでしょうか?
イージーなドライバーが欲しいけれど、高性能で高級感溢れ、しかも周りがあまり手にしていないドライバーを使っていきたい・・・。と思っておられる方には、この『EM-S』は、とても条件が合っているような気がします。
一方、バルドは『ヒッタータイプ』の方にも『スインガータイプ』の方にも、対応していけるタイプのドライバーだと思います。
友人の話によると、この『バルド』は、今とても人気が高いらしく、注文してもしばらく待たないといけない時もあるのだそうです。
なかなか物が売れない、今の時代の中で、このようなことはとても珍しい気がします。
しかし、それも頷けるほどの高性能ヘッドなのだから、仕方ありません。
私は昨年初めて知ったメーカーですし、正直言ってそれほど有名メーカーとは言えないのかもしれないですが、やはりいいクラブというのは、自然と人気に火がつくものだと思いました。
ゴルフクラブに限ったことではありませんが、いい製品をコツコツと真面目に作っていれば、ユーザーがきっと認めてくれるんだなあ・・・。などと考えていました。
つくづく日本の『物作り』における優秀さを感じます。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
『安定性』という点では、どちらもかなりの高いレベルなので、なかなか優劣がつきにくい感じがしました。
どちらも『スイートエリア』が広い感じがしますし、今日はなかなか球が暴れる感じがしませんでした。
ただ、スペック的にいっても、私には『バルド』のほうがまとめていきやすい感じもしましたが、『スインガータイプ』の方には、おそらく『EM-S』のほうに好感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
両方とも、シビアな感じは全くしません。
すごく質の高い『イージードライバー』だと思いました。
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<左>EM-S <右>8C CRAFT
『飛距離性能』と『操作性』は、私には『バルド』のほうがいい感じがしました。
どちらもそれほど『操作性』を求めていくタイプのドライバーではないような気がしますが、飛距離性能は高いレベルを維持していると思います。
『エポン』と『バルド』という人気メーカーのイメージを損なわない高性能なドライバーです。
ただ、どちらがより幅広い層に対応しているか・・・?といえば、私は『バルド』だと思います。
見た目は結構似ているので、この2本を比較してみたのですが、意外と相違点も多いような気がしました。
エポンのクラブを手にすると、いつも気分が高揚してきますが、今日は『バルド』のほうが私には合いやすいと思いました。
バルドはエポン以上に、なかなか手にする機会に恵まれないメーカーですが、また是非とも試打してみたいです。
もっともっとたくさんのクラブを発表してほしいです。