今日は、この2本のドライバーを試打しました。
試打クラブは グランプリ GP PLATINUM ドライバー と ロマロ Ray TYPE R ドライバー です。
<上>FireExpress HR6 Ray TYPE R
<下>グランプリ オリジナルシャフト GP PLATINUM
<右>グランプリ GP PLATINUM のスペック
ロフトは9度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は315g です。
<左>ロマロ Ray TYPE R ドライバー のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトレックスはS、クラブ総重量は313g です。

グランプリとロマロという、優れた地クラブメーカーのドライバーを同時に手にすることができたので、迷わず打ち比べてみることにしました。



久しぶりにGP PLATINUMに出会うことができて、信じられない気持ちと嬉しさが入り混じっていました。
ロマロのドライバーも好きですが、やはりグランプリは特別な存在です。
こうして見ているだけでも、ワクワクどころか胸がときめいてたまりません。
どちらも、それほど多く試打できてはいないのですが、大好きなメーカーです。
特にグランプリのドライバーには心が震えます。
初めて試打したときの、あの強烈な印象は今でもはっきり残っています。
クラブの作りやデザインだけが印象に残るドライバーもありますが、このグランプリ GP PLATINUMは違います。
その強烈な弾道が一番印象に残っています。
昨年、私は『ブルーモンスター』ドライバーに出会いましたが、このGP PLATINUMは『元祖モンスター』といえます。
まだ鮮明に記憶に残っていますが、初めて試打してから、もう7年の時が経つというのが信じられないほどです。

どちらもラージサイズ&シャロータイプのドライバーです。
今の主流といっていい形状です。
私はどちらかというと、シャロータイプよりもディープタイプのドライバーに魅力を感じることが多かったのですが、このグランプリのドライバーに出会って、全く印象が変わったと今でも思っています。
それくらい、私にとって強烈なインパクトを残したドライバーです。
もうGP PLATINUMは生産されていないようなので残念ですが、このドライバーを所有しておられる方はとてもラッキーだと思います。

ネックの長さは大きな違いがありました。
明らかに右のGP PLATINUMのほうが長いです。

顔にも大きな違いがありました。
私は断然、GP PLATINUMのほうが好きです。
GP PLATINUMの、独特のバルジを初めて見たときは珍しいな・・・。と思いましたが、もう見慣れました。
Ray TYPE Rは私の好みからは外れていますが、フックフェースを好まれる方は、GP PLATINUMよりも好感をもたれやすいのではないでしょうか?

同じようなタイプのシャロー形状です。
昔ならば『頼りない』という印象もありましたが、今は『パワフルシャロー』という言葉が似合う、頼もしいシャローが増えてきました。
その草分け的な存在というのが、私にとってGP PLATINUMです。

GP PLATINUM

Ray TYPE R
ボールを前にして構えてみても、やはり違いがはっきりしています。
私にはGP PLATINUMのほうが構えやすいです。
フェースの向きがいいです。
それは『左右』だけでなく、『上下』もあります。
方向性も出しやすいですし、フェース面が見えすぎないのがいいです。
球のつかまりやすさとあがりやすさを求めたい方は、RomaRo Ray TYPE Rのほうが好感をもたれやすいように思います。
試打を開始しました。

『打感』はグランプリのほうが好きです。

『音』は少しロマロのほうが大きいですが、全く問題なく、優劣はつけられませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、Ray TYPE Rのほうが優れていました。
球の浮きやすさ・弾道の高さが際立っています。
『ハイフック仕様』ドライバーといっていいかもしれません。

『安定性』という点では、GP PLATINUMです。
Ray TYPE Rもシビアさは感じず、寛容なタイプですが、私にはつかまり過ぎました。

『飛距離性能』は明らかにGP PLATINUMです。
ロマロのドライバーも素晴らしいですが、今日改めてグランプリのモンスターぶりを体感しました。
強烈な弾道は健在です。
初めて試打したときのままです。

『操作性』という点でも、グランプリのほうが長けていました。
ロマロのドライバーはつかまりが良すぎて、私には扱いづらいところがありました。
今のドライバーはそれほど操作性を求められてはいないと思いますし、クセのあるドライバーが増えてきましたが、私はクセの少ないGP PLATINUMに魅力を感じました。

私はこれまで、必ずしも『最新=最高』ではないと記事でも書いていますが、今日はそれを強く再認識しました。
初めて試打して7年の月日が経っていても、色あせず衰えない高性能があります。
それをGP PLATINUMというドライバーはもっています。
RomaRo Ray TYPE Rドライバーも、今のニーズに合った素晴らしいドライバーですが、私はあらゆる面で、GP PLATINUMの優位性を感じました。
購入できなかったのが残念でなりませんが、今日は久しぶりに試打することができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。