ゴルフクラブ試打日記。          

キャロウェイ LEGACY ユーティリティ

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今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ LEGACY ユーティリティ の3番 です。
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シャフトは トゥルーテンパー GS 95スチールシャフト です。
ロフトは21度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは2、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は381gです。
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キャロウェイの新しいユーティリティクラブです。
レガシーらしい洗練されたデザインで、とても好感がもてます。
キャロウェイの中で、レガシーというブランドは、私の中で『上質』『上品』というイメージがあるのですが、このユーティリティクラブもその流れを汲んでいるようです。
色々な番手がありますが、最近のユーティリティは『ロフト21度』のものを試打する機会が増えたような気がします。
それだけ、これくらいの番手に対するニーズが高いのだと思います。
試打クラブは3種類ほどあったのですが、他の2つはカーボンシャフトだったので、私は迷わずこのスチールシャフト装着モデルを選びました。
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素振りをしてみると、思っていたよりも軽く感じました。
スチールの中では軽量の部類に位置するシャフトだと思いますが、日頃カーボンシャフトを使っておられる方も、これくらいの重量感なら違和感なく振ることができるのではないでしょうか?
この角度から見ても、かなり『グース』が効いていることに気付きました。
私はややタイミングが取りづらく感じることが多いので、出来れば『ストレート』に近い形状を好むのですが、やはりこういった形状の方が易しく感じられる方が多いのだと思います。
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ボールを前にして構えてみても、やはりまず先にこの『ネック形状』に目が行きました。
正直、苦手な感じのする『構え感』ですが、こういった形状は昔からあったので、やはりそれだけのニーズがあるのだと思います。
海外メーカーらしい形状だと思いますし、『球のつかまりやすさ』を重視しているのだと、これまでの経験から感じます。
私にとっては球がつかまりすぎるきらいがあるので、少し苦手意識が芽生えてしまいましたが、日頃こういった『ロフト』の立ったクラブでは、球がつかまりきらず『プッシュ気味』の球が出やすい方には、こういった形状だとすごく真っ直ぐ打ちやすくなるのではないでしょうか?
試打を開始しました。
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まず感じたのが、そのすごく『軽い打感』です。
軽いなあ・・・。と思わず呟いてしまいました。
構えた時の苦手意識とは別に、一球目からいい所で打てていて、まずまずの球が打てたからなのか、予想よりも軽い感触に少し意外な感じがしました。
打つ前はもう少し、しっかりとした感触を想像していたのですが、予想以上に軽くて、いい意味で『ボールの抵抗感』が少ない感じでした。
ちょっと外して打ってみると、今度は結構手に響いてきたので、それほど曖昧なクラブではないのだと思いました。
こういった『メリハリ』の効いた感じのするクラブには、とても好感が持てます。
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『球のあがりやすさ』という点では、よく上がってくれますし、最近のユーティリティと何ら変わらない感じがします。
『グース』が気にならないほどの『球のつかまえやすさ』ですし、いい感じで上げてくれました。
『ソール幅の狭い』アイアンなどでは出来ませんが、このようなクラブやフェアウェイウッドのように『ソール幅の広い』クラブでは、私はボールの手前『約1センチ』くらいのところに『ソールをぶつける』イメージでショットしています。
やや『ダフらせる』イメージです。
『ソールの滑り性能』が良いので、こうしたイメージでも『ザックリ』することなく、上手くボールとコンタクトしてくれます。
『滑らせる』とか『横からはらう』といったイメージよりも、私にはこちらのイメージの方が結果がいいことが多いので、このようにしています。
実戦でも、少々『ライ』が悪くても、最近のクラブはよく滑ってくれて上手く対応してくれるので、すごく楽にボールを運んでいくことができるようになりました。
こういったところに、クラブの進化における大きな恩恵を被っているような気がします。
逆にアイアンでは、気持ち『トップ目』にヘッドを入れるイメージで打っています。
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『音』も、落ち着いた感じで、とても気持ちよく打っていくことができました。
最近は海外メーカーのクラブでも、すごく音が良くなりました。
人が混んでいる練習場でも、周りに気を使いすぎることなく自分の練習に没頭できます。
今日は週末ということもあり、ほぼ満席状態だったのですが、私は集中して練習することができました。
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『方向性』という点では、正直言いまして最初の4~5球は球がつかまりすぎて、やや引っかかり気味の球が出てしまいました。
やはりこういったネック形状だと私にはややハードルが高いような気がします。
しかしその後、何とか球をまとめていくことができました。
『フェース』が遅れて開き気味にインパクトを迎えてしまう方には、それをクラブが上手く修正してくれるのではないでしょうか?
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『操作性』という点では、少々苦戦してしまいましたが、それはこの『ネック形状』と『軽量感』に苦手な感じを持つ私だからだと思いました。
きっと多くの方が、このユーティリティクラブに扱いやすさを感じられるのではないでしょうか?
左右に打ち分けて球を操作するよりも、『球のつかまりやすさ』『上がりやすさ』『抜けの良さ』を重視して、実戦で使っていけるユーティリティをメーカーは目指したのだと思います。
色々な球を打ってやろう・・・。と思い、いろいろと試行錯誤しましたが、結果はあまり芳しくありませんでした。
実戦では致命傷となりかねない、大きなミスも出てしまいました。
今日は練習場で良かったなぁ・・・・。と思いました。
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『飛距離性能』という点では、私は標準的な部類だと思いました。
メーカー問わず、最近のユーティリティは楽にあがりますし、よく飛びます。
そういった傾向をもった、『現代らしいユーティリティ』といえるのだと思います。
おそらく多くの方が、『200ヤード』前後の距離を楽に感じられるのではないでしょうか?
コース攻略が楽になるクラブだと思います。
ヒッタータイプに限らず、スインガータイプの方でも非常に高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。
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『LEGACY』というブランドは、昨年から登場して以来、『上級者向け』ブランドのような印象を持っていましたが、このクラブは全くそんな感じはしませんでした。
中・上級者の方は勿論、初級者の方でも易しく打つことができるのではないでしょうか?
ゴルファーが持つ『技術に対する垣根』が低いような気がします。
『キャロウェイ』というメーカーは、ドライバーからウェッジまで素晴らしいクラブが多いですが、特に『フェアウェイウッド』が素晴らしいと思っております。
『ビッグバーサ スチールヘッドIII』は今でも愛用してますし、先日のラウンドでもとても良く私をサポートしてくれました。
とても頼りがいのあるクラブです。
決して手放すことができません。
そういった中で、最近は『ユーティリティ』もいいクラブを作るなあ・・・。と思っています。
すごく楽で打ちやすく、幅広いユーザー層に支持されそうなユーティリティクラブだと思いました。
近々、レガシーの新しいドライバーが発売されるそうですが、そちらにも大いに期待したいです。