ゴルフクラブ試打日記。          

Callaway ELYTE X ユーティリティ

Callaway ELYTE X ユーティリティ レビュー

Callaway ELYTE X ユーティリティ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブCallaway ELYTE X ユーティリティ の4H です。

 

VENTUS GREEN 50 for Callaway
シャフトは VENTUS GREEN 50 for Callaway です。

ロフトは21度

クラブ長さは40インチ

シャフトフレックスはSR

キックポイントは中調子 です。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティ 正面画像

Callaway ELYTEシリーズのユーティリティです。

先日、MAX FASTを試打することができましたが、今日は姉妹モデルのXを試打することができました。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティ 側面写真

Callawayらしい、メカニカルでカッコいいデザインです。

こうして見る限り、MAX FASTと変わらないように見えますが、よく見るといろいろな違いがあるのかもしれません。

 

トゥ側のウェイト

トゥ側にウェイトが配置されていて、『13』という数字がありました。

これはMAX FASTと同じです。

 

ヒール側のウェイト

ヒール側にもウェイトがあり、こちらは『3』という数字がありました。

トゥ側のほうが6gも軽いということになりますが、これで最適なバランスがとれているということなのでしょうか?

このウェイトの重さも、MAXFASTと同じです。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティ ネックの調整システム

ネックには調整システムが搭載されています。

 

ネック長さ

ネックの長さは適度にあります。

Callawayはビッグバーサを発表して以来、ずっと低重心にこだわっている印象がありましたが、こうして見ると、必ずしもそうとはいえないのかもしれません。

ビッグバーサの登場は凄いムーブメントを起こしましたし、プロアマ問わず多くのゴルファーが愛用し、歴史を作ってきたブランドです。

ビッグバーサが成功したから、今もCallawayが続いているといっても過言ではないような気がします。

このクラブは適度な立体感もあり、こうして見ても美しく見えました。

 

フェース面のデザイン

フェース面はシンプルで美しいです。

トゥ側には『AI 10X FACE』という文字があります。

ドライバーだけでなく、ユーティリティにもAIの技術が使われているようです。

いずれ、アイアンやウェッジ・パターにも使われるようになるのでしょうか?

ゴルフクラブは人間が工夫に工夫を重ね生み出したものですが、いずれAIは設計を全てやると、全く異なる形状のものが生まれるかもしれません。

 

シャロー&丸っこいクラウン

シャローでクラウンの丸みが目立っています。

このなんとも言えない質感と曲線が美しいなぁ・・・。と思いながら見ていました。

 

顔
やや面長な感じの顔です。

『卵型』といっていいと思います。

艶消しのブラックになっているのがカッコいいですね。

昔からある顔ですが、トゥ側が鋭角になっていて、最近のユーティリティでは少なくなっているような気がします。

先日試打したMAX FASTよりは、この顔のほうが私は好きです。

 

カーボンクラウンではないよう

クラウンを近くで見てみたのですが、どうやらカーボンコンポジットではないようです。

ドライバーには採用されていますが、ユーティリティには不要ということなのでしょうか?

それとも実際はカーボンが使われていて、私がそれに気づけなかっただけなのかもしれません。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティに装着されているグリップ

装着されているグリップは以前経験しました。

ソフトなフィーリングでありながら、いろいろな工夫が見られる『ハイテク』タイプのグリップです。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティの振り感

素振りをしてみた感じは、まずまず。

軽量感が強いので、素振りを何度か繰り返しました。

 

Callaway ELYTE X ユーティリティを構えた感じ

ボールを前にして構えてみると、MAX FASTよりはいいですが、このクラブもフェース面が左を向いているように見えたので、私的にはちょっとマイナスです。

しかし今は、このようなフェースが左を向いているもののほうが圧倒的に多いので、それだけニーズがあるということだと思いますし、これが今のスタンダードなのでしょうか?

だとしたら、私は『スタンダードの船に乗り遅れたゴルファー』ということになってしまいますが、乗り遅れたままでいいです。

無理に乗ろうとは思いません。

いくら目の前に何日も停泊していたとしても、乗船することはありません。

まだ経験の浅いビギナーの頃なら、必死についていこうとしたかもしれませんが、いろいろと経験を積んで、何が自分に合っているのか、合っていないのかが分かるようになったので、無理にクラブに合わせようとはしなくなりました。

しかし、こういったことができるようになったのも、ビギナーの頃からいろいろなクラブを試してきたからだと思います。

自分が使うクラブは同じ物を永く使い続けながら、常にいろいろなクラブを試してきた経験が、この『ゴルフクラブ試打日記。』に活きているような気がします。

どうしてもフェース面の向きが目立ちますが、そこを『ぼかして』、ボールの行方をイメージすることを心がけました。

試打を開始しました。

打感

Callaway ELYTE X ユーティリティのフェース面

『打感』は、なかなかいい感じです。

ソフトというよりは、少し『しっかりめ』ですが、硬すぎず、適度にボールの重さを感じ取ることができました。

フェースも弾き感があり、これが最新AIが導き出したフィーリングなのでしょうか?

AIは常に進化し、上書きされているので、次にCallawayが発表する『AIフェース』は全く違うものになっているかもしれません。

 

打球音
『音』は高すぎず大きすぎず、小気味良くて、好感が持てました。

ビッグバーサーが放つ、あの甲高くて大きい音こそが、『キャロウェイサウンド』といってもいいと思うのですがクラブの進化と共に音も変化していったように感じます。

この音はインパクトを邪魔せず、気持ちよく振り抜いていくことができました。

 

トゥ側

球はあがりやすく、弾道も高いです。

この角度から『超シャロー』に慣れておられる方が見ると、結構厚みがあって、あがりにくくなっているのではないか?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはなく、タフなクラブではありません。

装着しているシャフトにもよると思いますが、ドライバーのヘッドスピードが40前後の方をターゲットに開発されているのではないかな?と思いました。

『シャロー=易しい』。

『ディープ=難しい』。というイメージをもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際は必ずしもそうだとはいえず、このように適度なフェースの厚み(=高さ)があるからこそ、『上から』拾っていけますし、フェースを縦に使えるので大らかさがあります。

対してシャローだと、打点がひとつしかないですし、上から打つとクラウンでヒットして『どテンプラ』になりやすいのでシビアで難しいです。

そういったことでも、このユーティリティは、絶妙なバランスがとれているように感じました。

 

バックフェース

『安定性』は高く、気難しさはありません。

スイートエリアも広そうですが、私は初球からフックを打ってしまいました。

先日試打したMAX FASTよりは左へ行く『角度』が緩和されたように感じますが、それでもフッカーの私にはつかまり過ぎです。

とはいっても、これは私がこのクラブを打ちこなせていないだけであって、このクラブの性能が劣っているのではありません。

このままでちょうどいい・・・。という方はたくさんいらっしゃると思います。

 

飛距離性能

『飛距離性能』は、いい感じではありますが、正直いいますと、前作から伸びているとは感じません。

それは、このクラブの性能が見劣りするのではなく、それだけ歴代の、キャロウェイユーティリティのレベルが高いということです。

高さも充分ですし、キャリーをしっかり出して勝負していけるので、グリーンでもしっかり止まってくれそうなイメージが湧いてきました。

ユーティリティは『ただ飛ばせばいい』というのではなく、グリーンを『狙う』『止める』という性能も求められるので、『高さ』は重要です。

 

操作性

『操作性』は普通です。

先ほども書きましたが、球のつかまりがいいので、最初からフックが出ましたが、徐々に調整して真っ直ぐに近い球も打てるようになりましたし、少しですが、右にも曲げることができました。

最初『顔』を見たときに『マニュアル』と『オートマチック』の、ちょうど中間くらいに感じたのですが、実際に打ってみて、だいたいその予想は当たっていました。

 

ヒール側
キャロウェイらしい、ハイテクさが感じられながらも、今のゴルファーのニーズにしっかり応えたクラブです。

カッコいいデザインですし、適度に厚みもあるので、難しそう・・・。と敬遠される方がいらっしゃるかもしれませんが、とても親しみやすい性格をしているので、是非試していただきたいです。

 

New golf clubs

球のつかまりが良いユーティリティを使いたいけど、MAXFASTの顔は苦手だ・・・。という方は、このXを試してみられるのが良いのではないでしょうか?

つかまりが良いですが、極端につかまり過ぎることは無いので、親近感をもたれやすいと思います。

 

Golf gear

最近のクラブ(ヘッド)は『つかまえ系』の顔をしたものが圧倒的に多いので、それに対応するには『逃がし系のシャフト』がいいのかな・・・?などと考えていました。

このクラブは私には『つかまり過ぎ』ではありましたが、シャローフェースでないところが魅力的です。

それが印象に残りましたし、ハードルの低さを感じました。

 

Golf hybrid clubs

カッコ良さと、易しさ・親しみやすさが組み合わさった、魅力的なユーティリティです。

構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

他のCallawayレビューはこちら


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

【徹底解説】Callaway ELYTE X ユーティリティ|口コミ・長所短所・飛距離性能まで網羅

はじめに

2024年モデルとして登場した Callaway の「ELYTE X ユーティリティ」は、プロからアベレージゴルファーまで幅広い層に注目されているモデルです。


キャロウェイ ELYTE X ユーティリティの概要

ELYTE Xユーティリティは、キャロウェイの最新技術を結集したクラブで、寛容性と飛距離性能を兼ね備えています。特に、AI設計のフェースと低重心設計により、高弾道で直進性の高いショットが可能です。

主なスペック

  • ロフト角: 18°(3H)、21°(4H)、24°(5H)、29°(6H)、31°(7H)​​

飛距離性能(番手別・HS別)

以下の表は、**4H(25°)**を基準としたヘッドスピード別の飛距離目安です。

ヘッドスピード (m/s)使用番手ロフトキャリー (ヤード)トータル飛距離 (ヤード)備考
354H25°170185女性やシニアに人気
404H25°185200一般的な中級者向け
454H25°200215セミアスリート層

▶️ なお、**5H(29°)**ではキャリーは 160〜195ヤード程度になります。


口コミ評価

  • 「打感が柔らかく、スピンコントロールしやすい」
  • 「見た目はシャープなのに球が上がりやすくて驚いた」
  • 「4Hだと飛びすぎるので5Hも揃えて正解だった」

長所と短所

✅ 長所

  • ロースピン設計ながら球が上がりやすい
  • 高初速を実現しやすく飛距離性能が高い
  • シャープな見た目とつかまりの良さが両立

⚠️ 短所

  • 打点がブレると左右のばらつきが出やすい(4H)
  • ヘッドスピードが低すぎるとスピン不足になる場合あり(特に4H)
  • 価格がやや高め(¥40,000〜¥45,000前後)


ヘッドスピード別:最適な番手・ロフト・シャフトの組み合わせ

ヘッドスピード推奨番手ロフト
35m/s 以下5H25°
36〜41m/s4H or 5H21°、25°
42m/s 以上4H21°

女性・シニアゴルファーにおすすめの仕様

  • 番手:5H(29°)
  • シャフト:軽量カーボン(L〜Rフレックス)
  • ポイント:ボールが上がりやすく、つかまりも良いのでスコアメイクに貢献しやすい

結論:ELYTE X UTはこんな人におすすめ!

  • 「フェアウェイウッドよりも安心して狙いたい」
  • 「アイアン型ユーティリティは難しいと感じる」
  • 「球が上がって止まるユーティリティが欲しい」

こういったニーズを持つゴルファーにとって、ELYTE X ユーティリティは非常に有効な選択肢です。


出典・参考元

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝しています。