2024年上半期に試打した中で、特に印象に残った最新フェアウェイウッド 5本
今日は、今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。
そして、試打していながら、ここに掲載されていないクラブもありますが、それらが良くないということではありません。
あくまでも『印象深い』ということで紹介させていただきます。

キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX フェアウェイウッド
最初はキャロウェイのFWです。
キャロウェイのFWには特別な思いがあり、これまでも書いてきましたが、スチールヘッドIIIという名器に出会い、FWへの苦手意識が払拭されました。
とはいっても、今も難しいな・・・。と思うクラブもあるのですが・・・。
このPARADYM Ai SMOKE MAXはシャロー&ハイテクタイプのFWです。
ネックの長さがたっぷりあって、これまでの印象と大きく違っていたことが印象深く、イメチェンを図っているように感じました。
今の主流といってもいい、カーボンクラウンでフックフェースだったことも印象に残っています。
球も上がりやすく、『当たり負け』しにくい、安定感のあるクラブです。

muziik On The Screw DF2 HEAVEN フェアウェイウッド
次はムジークのFWです。
ムジークのFWといえば、『On The Screw DF』がとても強く心に残っていて、間違いなく名器と呼べるクラブだと私は思っています。
顔や打感の良さもありながら、一番印象的だったのが『高い飛距離性能』です。
その名器の後継モデルということで、このクラブにも期待しましたが、このクラブの飛距離性能も凄いものがありました。
ネックに調整システムが搭載されているのは他のメーカーでも見られるのですが、他と違うのは『シャフトが回らない』ということです。
つまり、シャフトの向き(スパイン)が狂わないということです。
これはとても画期的なことで、調整システム最大の欠点を克服した数少ないモデルといっていいのではないでしょうか?
スパインを気にしないという方は少なくないと思いますが、私はクラブを言い訳にしたくないので、全て揃えていて最高の状態に仕上げています。
ミスショットや不調の原因をクラブのせいにしたくないですね。
そうするとキリが無いですし、自分が選んだ相棒は最高に決まっている・・・。と断言したいから使って細かいところが気にならないよう、最初からクラブは完全な状態にしています。
つまり『私の為だけに作られた世界でオンリーワンのクラブ』ということになります。
そういう意味でも、このクラブはそういった私の想いにピッタリと合致していました。
このクラブは最近のFWの中では、タフな部類に入り、打ちこなすにはある程度のHSが必要になってくると思うので、幅広い層をターゲットにしたモデルではないと思います。
しかし、このクラブがピッタリと合致する方にとっては、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
muziikというメーカーのクラブ作りに対してのレベルの高さを強く感じました。

muziik BLACK XSPIRE フェアウェイウッド
次もムジークのFWです。
このBLACK XSPIREも素晴らしいクラブで、On The Screw DF2 HEAVENよりも明らかにハードルが低い仕様になっていると感じました。
このクラブもすごくいいですが、私はどちらかというとOn The Screw DF2 HEAVENのほうが気に入りました。
FWとしてはかなり高価なクラブではありますが、『価格負け』していない、確かな技術が注ぎ込まれているクラブです。
球があがりやすくて、つかまりもいいので、スライサーの方にも扱いやすいのではないでしょうか?
今のハイテククラブと違い、昔のクラブ(パーシモン)は直打ちするクラブはフェースが被っていると『方向性』というよりも『球があがりにくい』ということで、ヤスリを使ってロフトが大きくなるように削ることもありましたが、今はたくさんのデータが蓄積され、技術も発達し、不要になりました。
昔はクラブの性能というかクセに人(プレイヤー)が近づく必要があり、たくさんの練習が必要でしたが、今はクラブが自分に合わせてくれているので、最初からナイスショットが打てるようになり、まさに『至れり尽くせり』です。
使う前の『摺り合わせ』が不要になりました。
私はフェースが被っているものは苦手なので、このクラブを実戦投入することは無いと思いますが、それはこのクラブが良くないのではなく、あくまでも私が使いこなせる自信が無いということです。
このクラブでナイスショットを連発し、スコアメイクに役立てておられる方はたくさんいらっしゃると思います。

プログレス BB6 フェアウェイウッド
次はプログレスのFWです。
ドライバーもそうですが、このFWも見た目のインパクトがあり、それが奇をてらったデザインではなく、とてもカッコ良くなっているところに好感を持ちました。
私はクラブの『質感』を凄く重要視していて、このクラブは魅力的です。
かなり機能性を感じさせるデザインですが、バランスがとれていて嫌みになっていません。
いろいろなクラブを試打していると、見た目のインパクトはあっても、それが性能に活かされていないな・・・。と思えるクラブもありましたが、このクラブは違います。
『蛇腹』のような溝やウェイトなどにも、全て綿密な計算による、『理由』があるのだと感じました。
カーボンクラウンで少しつかまえ顔だったことも覚えています。
大顔になりやすいドライバーはともかく、ヘッドを小さくできるFWは、小ぶりというだけでつかまりやすくなるので、フックフェースは必要なのかな?と思うところもあるのですが、それは私がフッカーだから思うのであって、スライサーの方にはフックフェースが必要なのかもしれません。
このクラブは『顔』として見ていたときよりも、構えたときに違和感が強くなったことがとても印象的でした。
そのようなクラブにはなかなか出会えないからです。
違和感が消えないまま打ってしまったせいか、最初から大きなミスショットを打ってしまったことも覚えています。
このクラブ自体はとても高性能だと思いますが、私には難しくて扱えないということが分かりました。

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド
最後はテーラーメイドです。
ドライバーはもちろん、FWも全てテーラーメイドで揃えている・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
それくらい、昔からよく見かけます。
テーラーメイドもキャロウェイと同じく、海外メーカーということで、かなりのハイテク化がされていますが、昔ほど『ゴチャゴチャ感』が強くないのがいいです。
多少すっきりしたデザインではありますが、だからといて性能が落ちているわけではありません。
ドライバーと違い、FWやUTには『ウェイト移動システム』は不要だと感じておられる方は多いのではないでしょうか?
そうすることよりも、ヘッドのポテンシャルを上げて欲しい・・・。と私はずっと思っていました。
正直、あの頃のテーラーメイドのクラブの性能は『やや停滞気味』でした。
それが今のクラブにとって、『反面教師』になっているのでしょうか?
上手く改善されているように思います。
やや『つかまえ顔』に見えましたが、とても構えやすくて、好感を持ちました。
球はあがりやすく、しっかりとつかまえてくれるので、右にフケにくく安定感もあるのが、このクラブの特長です。
構えづらいクラブは『インパクトのときの面合わせ(フェースの向き)』が難しいように感じるのですが、このクラブは簡単で『ライン出し』も容易でした。
ルールが改善されたり、新たな素材が開発されない限り、正直飛距離に関しては『頭打ち』になっていて、大きな進化は望めないと感じています。
なので、今は飛距離よりも安定性が重視されているように感じます。
飛び抜けて飛ぶな・・・。と思えるクラブは少なくなりました。(それらが飛ばないということではありません。あくまでも飛距離が伸びたとはいえないということです。)
飛距離に関しては10年以上前に発売され大ヒットしたRBZのほうがよく飛んでいた・・・。と感じられる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ性能的に少し尖っている部分があるので、『易しさ』という点では、今のクラブのほうが上だと思います。
以上が今年上半期に出会った印象深いFWです。
次回はドライバー編を発表させていただきたいと思います。







