GTD Blackice-FW & Callaway STEEL HEAD III フェアウェイウッド を打ち比べ

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
先日、この2本のクリークを打ち比べてみました。
打ち比べたクリークは GTD Blackice-FW と Callaway STEEL HEAD III フェアウェイウッド です。

<上>Diamana Thump FW GTD Blackice-FW
<下>JV STEELHEADIII Callaway STEEL HEAD III
<左>Callaway STEEL HEAD III のスペック
シャフトは JV STEELHEADIII オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは19度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は325g です。
<右>GTD Blackice-FW のスペック
シャフトは 三菱ケミカル Diamana Thump FW です。
ロフトは17.5度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は66g、トルクは3.6、バランスはD1、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は332g です。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
GTDのFWとキャロウェイの名器です。
新旧名器の打ち比べでテンションもあがります。

以前も書きましたが、このFWは私にとって大切な宝物です。
これだけは、いくら人から頼まれても譲ることはできません。
このクラブが私のFWに対しての苦手意識を払拭してくれたからです。
それまではティアップして打つのなら問題なかったのですが、直打ちとなると、途端にミスを連発してしまい、コースでも使うことができませんでした。
このクラブに出会う前も、色々なFWで試しましたが、直打ちだけはどうしても上手くいきませんでした。
そして、このクラブを購入したのですが、その最初の目的は『スプーンのレイアップ』といいますか、普通はドライバーでティショットするところを、スプーン。
さらにもっと刻みたいときの為のクラブとして・・・。ということでした。
このクラブを使い始めのときも当然ながらティアップは良くても直打ちはできませんでした。
そして開き直って、これまでと違い、レベルブローの意識は捨てて、得意クラブであるアイアンと同じようにダウンブローのイメージで打ってみたら、すごくいい球が打てて目から鱗が落ちたような気分でした。

練習場のマットだけで良いのなら駄目ですが、実際にコースでもすごく良いショットを連発してくれました。
それで使用頻度があがり、スコアも良くなって大活躍してくれました。
パー5のセカンドショットで使うことにより、ツーオンの確率が飛躍的にアップしましたし、飛距離性能が高いので、同伴競技者がドライバーで打った球をアウトドライブすることもありました。
当時のFWの中で、飛距離性能は間違いなくトップクラスにあったのは間違いないと断言できるほど、このクラブの優秀さを実感していました。
ライン出しをして方向性をキープしながら飛距離も確実に稼げるなんて、まさに理想的ですね。
このクラブに何度感謝したことか。
そして、何度枕元に置いて眠ったことが・・・。
ゴルフを長く続けていたら、『神クラブ』に出会えることもあると思いますが、私にとってこのビッグバーサがまさにそうでした。
単なる相棒というよりも、私に大きな喜びを与えてくれたありがたい存在です。
すごく気に入っているのですが、もし壊れてしまったら、もう替えのクラブが無いということで、私の中の『もったいないお化け』が出てしまい、使わず自宅倉庫に置いておくようになりました。
このクラブを見る度に、FWが打てずに悩み続け、そしてそれが解消されたときの喜びを思い出します。

ビッグバーサは登場したときから、すごくシャローのイメージが強かったのですが、こうして見てみると、今のクラブよりも明らかにディープバックになっています。
今のクラブがシャロー過ぎるのかもしれません。
そして、フェースの重心とバックフェースの重心位置(高さ)がすごくマッチしていると感じています。
今のFWはシャロー過ぎて、なかなかこのように感じられません。
アイアンにも言えることですが、ダウンブローで打つのであれば、ある程度『フェース高(ディープフェース)』があったほうがいいと思います。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
何度も使ってきたクラブとはいえ、久しぶりに見て、やはりいいなぁ・・・。と思いました。
対してGTDのFWも高性能でスグレモノです。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
ビッグバーサは、今では殆ど見られない、スルーボアです。
そしてGTDはノーマルなネックで、今の主流といえます。
私はスルーボアには苦手意識があって、あまり好きではないのですが、このビッグバーサスチールヘッドIIIだけは別です。
それはたくさんナイスショットを打たせてくれたからだと思います。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
こうして見比べてみても、同じクリークでありながら、ビッグバーサのほうが、かなり小ぶりです。
これも年月の経過によるものでしょうか?
ヘッド体積自体、大きな違いは無くても、投影面積を大きくして安心感をもたせ、シャローにすることであがりやすくなるというメリットもあるのだと思います。

GTD Blackice-FW

Callaway STEEL HEAD III
ボールを前にして構えて見ても、好対照なモデルだということが分かります。
GTDの整ったシャロー顔もいいですが、やはりコンパクトで厚みのある昔のクラブはいいな・・・。と思いました。
こうして見ているだけで、昔の良い記憶が蘇ってきます。
『よそ行き』でない、『普段着感覚』の気楽さ・・・。といったらいいでしょうか?
それがビッグバーサにはあります。
試打を開始しました。
打感

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『打感』は、ビッグバーサのほうがはっきりしていて好きです。
こうして打ち比べてみると、GTDは少し『こもった』ような打感だということがはっきりしてきました。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『音』はビッグバーサのほうが明らかに高いです。
昔、一世風靡した『キャロウェイサウンド』といいますか、『ビッグバーササウンド』といっていいかもしれません。
私は甲高い音は苦手ですが、このビッグバーサの音だけは別で好きです。
それはナイスショットの記憶がたくさんあるからなのかもしれません。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『安定性』という点では、ほぼ間違いなくGTDのほうが高いと思うのですが、今日打ってみた感じだと、大きな違いは無いと感じました。
それは『物理的な性能』というよりも、『慣れ親しんできた易しさ』が大きく関係しているのは間違いありません。
おそらく10何年ぶりに、このビッグバーサで球を打ったと思うのですが、いきなりいい球を打たせてくれ、やっぱりいいクラブだな・・・。と思いました。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『あがりやすさ』という点でも、打ち慣れているせいか、ビッグバーサのほうが自然で易しく感じました。
シャローフェースは確かに球があがりやすい形状ですが、意外とシビアで難しいものです。(とはいっても、GTDも今のFWの中ではフェース高はあるほうだと思います。)
それはフェース高が低く、ヒッティングポイントがまさに『点』になってしまうからです。
フェース面の上下を使うことができないので、私はいつも慎重に試打しています。
対してビッグバーサは適度にフェース高もあるので、ややアバウトな感じで、『このへんにヘッドを落として・・・。』というイメージで打っていき、それがすごくいい感じで打っていけます。
先ほども書きましたが、レベルブローではなく、ダウンブローのイメージで打っていけるのがいいです。
ヘッドを水平に入れていくのはシビアで難しいことですが、少々ダフってもいいから上から押さえ込んでいくほうが易しく成功率もアップすることを体感しています。
それとビッグバーサはソール形状が優れているのが昔から知られていますが、このクラブもまさにそんな印象です。
コースでもいろいろなライに対応してくれましたし、例えミスしても大きなミスにはなりにくいです。
これまでは結構ありましたが、このクラブで『チョロ』をしたことがなく、高さへの不安が無いので、ライン出しに集中していけるのもいいです。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『飛距離性能』はGTDです。
さすがに、これは今のクラブに分があるように感じます。
年月が流れ、研究が進んだ結果だと思いますが、ビッグバーサは今でも大活躍間違いなしの高性能なクリークです。

<左>STEEL HEAD III <右>GTD
『操作性』も、ビッグバーサのほうが高いです。
改めて小ぶりなディープフェースは易しいな・・・。と感じました。
装着されている純正シャフトは少し軟らかめではありますが、それでも頼りない感じはしないですし、しっかりついてきてくれます。
今はドライバーもFWもUTのアイアンも『シャロー化』が進んでいて、昔のようなディープは登場してこないのかもしれません。
しかし、今のシャロークラブ一辺倒に物足りなさを感じておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
最新モデルでディープを探すのは難しいと思うので、中古ショップに行って、昔の名器を購入するのもアリではないでしょうか?
近いうちに中古ショップに行って、このビッグバーサスチールヘッドIIIが売られていないか探してみたいと思います。
もし、状態の良いものがあれば、『即買い』するかもしれません。
最新クラブは素晴らしいものが多いですが、昔のクラブも名器と呼べるものがたくさんあるな・・・。と再認識しました。

