GINNICO BlackStarEdition DRIVER

GINNICO BlackStarEdition DRIVERを試打評価|懐かしさと現代性能の融合

GINNICO BlackStarEdition DRIVER
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブGINNICO BlackStarEdition DRIVER です。

 

 MITSUBISHI CHEMICAL Diamana™ D-LTD Series Diamana™ D-LIMITED 60
シャフトは Diamana™ D-LIMITED 60 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.4、キックポイントは手元調子 です。

 

GINNICO BlackStarEdition DRIVER 正面画像
初めて手にした、GINNICOのドライバーです。

『GINNICO』は『ギンニコ』と読むのかと思ったのですが、『ジニコ』と読むのだそうです。

また知らないメーカーに出会うことができたな・・・。と思っていたのですが、このドライバーは『イオンスポーツ』のクラブなのだと聞きました。

最近はイオンスポーツのクラブに出会えていなかったので、久しぶりに出会えて、とても嬉しいです。

ゴルフクラブのブログを書きながら、勉強不足で申し訳ありません。

ソールにある☆がとても目立っています。

この☆を見て、オバケのQ太郎のドロンパを思い出しました。

あとはキャプテンアメリカも思い出しました。

☆は星条旗もありますし、アメリカを連想します。

 

GINNICO BlackStarEdition DRIVER ソールにあるウェイト

GINNICO BlackStarEdition DRIVER ソールにあるウェイト

ドライバー画像

地クラブメーカー

イオンスポーツ ゴルフクラブ
☆の周りには、5つのウェイトがバランス良く配置されています。

数字が刻印されていないので重さは分かりませんが、専用の工具を使えば、簡単に取り外せそうです。

いろいろな重さが用意されているのでしょうか?

今もソールにウェイトが組み込まれているドライバーはたくさんありますが、このような配置は珍しいです。

 

ジニコ GINNICO BlackStarEdition DRIVER ☆
トゥ側にある☆もインパクトがあります。

☆がGINNICOのブランドイメージなのでしょうか?

 

BlackStarEdition
ヒールには、筆記体で『BlackStarEdition』という文字があり、このモデルが特別仕様なのだと分かります。

そういえば、今の中学校の英語の授業では筆記体を教えないと聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?

私が中学生の頃は最初活字体を練習し、その後は筆記体を習い、テストでは筆記体で書かないと正解としてもらえないことがありました。

今の20代・30代の人たちは筆記体を読むことができないというのも聞いたことがあります。

私は筆記体を読み書きできる世代で良かったと思います。

今はPCで文字を打つことが多くなったので、直接英語を書く習慣がほとんどないですが、早くリズム良く書くのであれば、やはり活字体よりも筆記体のほうが有利です。

そして英語の勉強も大切ですが、国語(日本語)の勉強のほうが、もっと大切だと私は思います。

日本語は世界に誇れる、素晴らしい言語です。

 

ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。

 

NEUTRAL
試打するのは、この『NEUTRAL』です。

 

ノーマルシャロー
ノーマルシャローですが、人によっては『ディープ』ということになるでしょうか?

昔から、この形はよく見られました。

今はこのような形状は珍しいですが、10年以上前はこのような形が多かったので、懐かしく感じます。

このように立体的でソールに丸みのあるシャローバックは見られなくなりました。

今はどちらかというと、平面的で直線に近いデザインが多いように思いますが、このドライバーを見て、改めて『曲線の美』というものを感じました。

 

Golf drivers
ティアドロップ型といいますか、流線形の顔です。

今は殆ど見られないですが、昔からこのような美顔がたくさんあったので、こうして見ていて懐かしく思いますし、良い思い出がたくさん蘇ってきます。

このような顔は重心距離が少し長めなので、つかまりすぎを嫌うフッカーの方が好まれる傾向がありました。

私もフッカーですが、できればこのような顔よりも、『重心距離が短め(3.5mm以下くらい)が好きなので、『丸型で逃がし顔』のドライバーが昔から好きです。

しかし、このような顔のドライバー(主にツアーステージ)にも、良い思い出がたくさんあるので、親近感を持ちました。

実際に打ってみないと分からないことは多いですが、これまでたくさん経験しているので、この顔を見ただけで、大体の球筋や弾道のイメージが浮かんできます。

こればかりは経験を積まないと得られないものなので、いくらコンピュータの性能があがっても追いつけない部分ではないでしょうか?

 

eon sports golf clubs
最近はカーボンクラウンが多いので、このドライバーはどうなのかな?と近くで見てみたのですが、どうやら違うようです。

この『艶消しクラウン』も昔からあり、好感が持てます。

カーボンクラウンを好まれる方には物足りないかもしれませんが、私はこだわっていないので全く問題ありません。

以前も書きましたが、カーボンクラウンが多くても、実際に多くのゴルファーがそれを求めているかは別問題です。

日本中、そして世界的にアンケートをとったわけではないので分かりませんが、おそらく多くのゴルファーはそれほどカーボンクラウンにこだわりをもっていないのではないでしょうか?

もちろんカーボンクラウンの優秀さを感じながらも、フルチタンなどカーボンクラウンでないドライバーで高いポテンシャルを発揮してくれるドライバーがたくさんあるからです。

 

Golf equipment
シンプルで美しいフェース面です。

このようなフェース面も、これまでたくさん見てきました。

こうして見ると、今のドライバーの中では、それほど大きな工夫がされていないように感じますが、そこになぜかワクワクします。

目に見える部分の外側ではなく、見えない部分に力を入れているからではないか?という想像力が働くからです。

『アウターマッスルタイプ』ではなく、『インナーマッスルタイプ』といったところでしょうか?

 

Japanese golfclubs
素振りをしてみると、タイミングが取りやすく、いい感じです。

ディアマナらしく、ヘッドを暴れさせないといいますか、まとめやすいシャフトだな・・・。と思いました。

今のディアマナには『走りやすいタイプ』もあるようですが、昔からディアマナを使っていた私からすると、やはりディアマナの『振り心地』は、このように『堪えてくれる』タイプが相応しいような気がします。

『走り系』のシャフトを好まれる方には、もう少し『先走り感』が欲しい・・・。と感じられるかもしれませんが、このような『易しさ』を前面に出しすぎない、つかまりを最優先させていないドライバーとの相性は良いようです。

球を捕まえるのはシャフトに任せる・・・。という方もいらっしゃると思いますが、そうではなく自分のスイングで自然につかまえたい・・・。という方や、つかまり過ぎを嫌う方には扱いやすいシャフトではないでしょうか?

 

20250609161135
ボールを前にして構えて見ても、好感が持てました。

まるで10年以上前に戻ったような感覚です。

これまでの色々な記憶が蘇ってきました。

今はヒール側にボリュームをもたせているドライバーが多いですが、このドライバーはトゥ側にボリューム感があるので、フェードのイメージが出しやすいです。

フェードヒッターの方で、このようなフェードのイメージを出しやすいドライバーを好まれる方は多いと思いますし、ドローヒッターの方でも、このような洋なし型を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

今のドライバーの顔はどちらかというと『機能性』を感じさせるものが多いですが、このドライバーはナチュラルといいますか、ベーシックタイプでプレイヤーの感覚を最優先させてくれているように感じるので大好きです。

顔全体に不自然さは無いですし、バルジもいい味を出しています。

懐かしいなぁ・・・。と思いながら目尻を下げて見ていました。

構えやすくて、良いイメージが瞬時に浮かぶクラブを構えると、大地からのパワーが両足から全身に伝わって最後は頭まで突き抜けていくように感じることがあるのですが、今日がまさにそんな状態でした。

ワクワク感が止まりません。

 

試打を開始しました。

GINNICO BlackStarEdition ドライバー フェース面写真
『打感』は好感が持てました。

硬くなく、ややソフトでサクサク打てちゃう感覚です。

このような打感も今は少ないですが、昔からたくさん経験してきたので、懐かしいな・・・。と思いました。

顔だけでなく、打感でも昔の記憶を蘇らせてくれるドライバーです。

 

ゴルフクラブ画像
『音』も、いい感じです。

高すぎず大きすぎず、インパクトを邪魔しません。

メタルからチタンに変わって、しばらくして落ち着いた頃によく耳にした音だな・・・。と思いました。

『異型』や『異音』ドライバーが登場する前です。

チタンドライバーが主流になったのはブリヂストン(J’s)の影響が大きいですが、実は地クラブメーカーはもっと早くからチタンを採用していました。

この音を耳にしながら、そんな昔のことを懐かしんでいました。

 

GINNICO BlackStarEdition トゥ側
『球の上がりやすさ』は普通ですが、今のドライバーの中では結構タフな部類に入ります。

ロフト10.5度ということもありますし、このようにシャローバックなので、もうちょっとあがりやすいのかと思っていましたが、違いました。

もちろん、これは装着されているシャフトの影響も大きいと思いますが、このドライバーが合いやすいのは『ミドルヘッドスピード』から『ハイヘッドスピード』のゴルファーだと思います。

あくまでも目安ですが、HS43m/s以上になるでしょうか?

このドライバーのロフトは10.5度しかないようですが、実際に打ってみて、それも納得です。

しかし、このドライバーには調整システムが搭載されているので、少しは弾道を変えられるような気がするのですが・・・。

 

GINNICO BlackStarEdition ドライバー バックフェース画像
『安定性』は普通です。

気難しいタイプではないですが、今のオートマチック系ドライバーと比べると、それほど高い寛容さ・直進性は秀でていないのかもしれません。

しかし普通に打っていくのであれば、全く問題無いほどの大らかさをもっていますし、このままで充分だと感じます。

イージーすぎるドライバーを使いたくない・・・。ヘッドからの『リアクション』といいますか、意見のようなものをしっかりと受け止めていきたい・・・。という方には、このドライバーのようにイージーすぎず、反応が伝わりやすいドライバーが合いやすいのではないでしょうか?

 

ドライバー 操作性
『操作性』も普通ですが、この普通というのは、昔のドライバーらしいということです。

今のドライバーは曲げにくいものが多いので、それらと比べると、かなり扱いやすいと感じます。

ただ、球がつかまりやすいドライバーではないので、スライサーの方には合いづらいところがあるかもしれません。

スライスを抑制してくれるドライバーではないので、ミスが出やすくなるかもしれませんが、練習を積んでスライスを克服していきたい・・・。という志をもった方にとって、長い目で見れば上達を手助けしてくれるドライバーといえるのではないでしょうか?

球筋や弾道をクラブに全て任せるのではなく、あくまでもイニシアチブはプレイヤー側にあり、スイングによって球筋や弾道を調整できるようになりたい・・・。という方に合いやすいドライバーだと思います。

 

ドライバー 飛距離性能
『飛距離性能』も普通です。

普通といっても、決して飛ばないということではなく、今のハイレベルなドライバーの中での『普通』という意味で見劣りしません。

特別秀でた飛距離だとは正直思いませんが、適度にスピンも抑えられ強い球が打てるのが魅力です。

昔から、このような顔や打感のドライバーに出会っていて懐かしく感じていますが、それらよりもよく飛んでいるので、フィーリングなどは近くても基本性能はしっかり上がっているのがさすがだな・・・。と思いました。

一番違うと感じたのは、やはり『スピン抑制機能』です。

今のロースピンモデルと呼ばれるほどの低スピン性能は感じませんが、適度に吹き上がりを抑えて高い弾道で飛んでいくので、効率的に飛ばしていけるドライバーという印象をもちました。

 

日本のクラブ
見た目のインパクトがあり、クラシカルな雰囲気もありますが、基本性能は高く、バランスがとれているのが魅力です。

 

ゴルフクラブ ドライバー
これまでイオンスポーツのクラブを試打したことはありますが、GINNICOというブランドは初めてだったので、どういう感じなのかな?と手探り状態でした。

しかし全体的な印象などもそうですし、打感や音も良くて、とても好感が持てました。

ある程度ユーザーを絞り込んでいるところもあると思いますが、それに当てはまる方にとって、『頼もしい』といいますか、『打っていて楽しい』と思えるドライバーではないでしょうか?

 

ジニコ ドライバー
このドライバーのおかげで、懐かしい記憶が蘇ってきましたし、打感や音も良かったので、楽しめました。

姉妹モデルも、機会があれば、是非チャレンジしてみたいです。

構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

他のイオンスポーツレビューはこちら

他のドライバーレビューはこちら


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

GINNICO BlackStarEdition ドライバー完全レビュー:限定モデルの性能と評価を徹底解説

メーカー公式ページより

はじめに

GINNICO(ジニコ)BlackStarEdition ドライバーは、EON SPORTS(イオンスポーツ)から発売されている限定カラーモデルです。通常版と同等の高い性能を持ちながら、精悍なブラックカラーで仕上げられた大人の渋みのある逸品として注目を集めています。本記事では、公式スペックから実際のユーザーレビューまで、このドライバーの全てを詳しく解説します。

基本スペック

公式スペック詳細

項目仕様
ロフト角10.5°(可変±1.5°)
ライ角NEUTRAL 58°(可変+3.0°)
フェース角NEUTRAL ±0°
ヘッド体積453cc
重量198g(初期設定、±2g)<br>190g〜213gまで可変(スリーブ重量含む)
素材ボディ:Ti-811チタン<br>フェース:Ti-HEGチタン
製法ボディ:精密鋳造<br>フェース:CNC高精度加工
仕上げクラウン:マットブラック<br>フェース:シルバーサテン<br>ソール:ブラックサテン<br>スター部分:ブラックIP
価格79,200円(税込、ヘッド単体)

技術的特徴

Ti-HEGチタンフェース 新素材Ti-HEGチタンをフェース素材に採用し、素材限界の反発力を実現。圧倒的な飛距離とソフトな打感を両立させています。

CNC高精度加工 フェース部分にCNC高精度加工を施すことで、精密な厚み設計を実現。芯を外してもしっかりとたわむ構造で、ミスショット時の飛距離ロスを最小限に抑えています。

可変ウェイト・スリーブシステム

  • 交換式ウェイトプレート:重心位置の調整が可能
  • 可変式スリーブ:ロフト角±1.5°、ライ角+3.0°の調整が可能
  • 5ポジションのウェイト交換により、思い通りの弾道カスタマイズが実現

実際のユーザーレビュー・口コミ

高評価レビュー

飛距離と安定性を評価するユーザー 「工房の店長がオススメしてきたジニコ。打った感触しては球が高いです。打感も今流行りのカーボンでは無いので好感を持てます。1発の距離はないですが、安定して飛距離を出すことが出来ます。HS43位で250~60」

初速の高さを実感するユーザー 「発売当初から狙っていたドライバーです。はっきりいって飛びます!初速が素晴らしい!シャフトの性能もありますがとにかく飛びます。スピンも多くなく、少なくもなく適量です。打感も柔らかく好感が持てるドライバーです。」

方向性の良さを評価するユーザー 「ヘッド自体が持つ性能もとても良いので、一度自分の好きなシャフトが見つかれば、間違いなく武器になると思います。飛距離に関しては、圧倒的(SIM2やTsi など)ではありませんが、ばらつきが少なくなるので気持ちよく振れて結果的には、平均飛距離は上がる気がします。」

トラックマンでの計測結果 「トラックマンで計測したところ、ヘッドスピードが一番早かったオリムピックの青デラの5Sが良かったので即注文しました。適正なスピン量で飛距離も265ヤード越え連発で文句なしです」

使用感に関するレビュー

弾道特性について 「ロフトを寝かせて若干オープンフェイスで打つと綺麗なライナーフェードがでます。シャフトの特性なのか球にバラツキなくフェードするのでOBは減ると思います。」

調整機能について 「ノーマルポジションでは球が上がらず色々試して合うポジションを見つけました。打感はGIGAですね。飛距離はジニコです。でも、吹き上がらず球が伸びます。」

長所・短所

長所

  1. 高い安定性:バラツキが少なく、平均飛距離の向上が期待できる
  2. 優れた打感:Ti-HEGチタンフェースによるソフトで心地よい打感
  3. 適正なスピン量:過度なスピンを抑えた効率的な弾道
  4. 豊富な調整機能:ロフト角、ライ角、ウェイト位置の細かな調整が可能
  5. 高品質な素材:Ti-811チタンボディとTi-HEGチタンフェースの組み合わせ
  6. 精悍なデザイン:マットブラックの高級感あるルックス
  7. 高い初速性能:CNC高精度加工による反発力の最大化

短所

  1. 一発の飛距離:最新の超高反発ドライバーと比較すると、瞬間的な飛距離では劣る場合がある
  2. 調整の複雑さ:多彩な調整機能がある反面、最適セッティングを見つけるのに時間がかかる
  3. 価格帯:79,200円という価格設定は、コストパフォーマンスを重視するゴルファーには高額
  4. 限定生産:BlackStarEditionは限定モデルのため、入手困難になる可能性
  5. ロフト調整の制約:ロフトを寝かすとフェースが被る傾向がある

メーカー公式ページより

このドライバーが合うゴルファー

適合するゴルファータイプ

中級者から上級者

  • ヘッドスピード40-50m/sの範囲で安定したパフォーマンスを発揮
  • 細かな調整を楽しめる技術レベルを持つゴルファー

安定性重視のゴルファー

  • 一発の飛距離よりも平均飛距離とコンスタントなパフォーマンスを求める
  • OBなどの大きなミスを減らしたい

打感にこだわるゴルファー

  • ソフトで心地よい打感を重視する
  • 最新のカーボンクラウンの打感が苦手な方

カスタマイズ好きのゴルファー

  • 自分の理想の弾道を追求したい
  • 様々なシャフトとの組み合わせを楽しみたい

合わないゴルファータイプ

初心者ゴルファー

  • 調整機能が多すぎて混乱する可能性
  • 基本的なスイングが安定していない段階では効果を実感しにくい

最大飛距離重視のゴルファー

  • 一発の飛距離を最優先にしたい
  • 最新の超高反発ドライバーの性能を求める

コストパフォーマンス重視のゴルファー

  • 79,200円の価格に見合う価値を感じられない
  • より手頃な価格帯のドライバーで十分と考える

ハイドロー系弾道希望のゴルファー

  • 捕まりの良いフェード系の弾道が特徴のため、ドロー系を求める方には不向き

ヘッドスピード別飛距離目安

一般的なヘッドスピードと飛距離の関係性に基づいて、GINNICO BlackStarEditionでの想定飛距離を算出します。

ヘッドスピード別飛距離表

ヘッドスピード推定飛距離実測レビュー
35m/s190-200ヤードデータなし
40m/s210-220ヤードデータなし
43m/s230-260ヤード実測:250-260ヤード
45m/s240-270ヤード実測:265ヤード+
50m/s260-290ヤードデータなし

※飛距離は使用シャフト、ボール、気象条件、コースコンディション等により変動します

実測データに基づく考察

ユーザーレビューからの実測データを見ると、ヘッドスピード43m/sで250-260ヤード、45m/s程度で265ヤード超を記録しており、一般的な飛距離算出式(ヘッドスピード×5.5)と概ね一致する結果となっています。

特筆すべきは、最大飛距離よりも平均飛距離の安定性が高く評価されている点です。これは、適正なスピン量と高い方向性によるものと考えられます。

シャフト相性とセッティング

推奨シャフト

実際に使用されているシャフト(レビューより)

  1. ファイヤーエクスプレスRR-B 6S:高弾道、安定した方向性
  2. デラマックス赤デラ:優秀な初速性能
  3. オリムピック青デラ5S:最適なヘッドスピード発揮
  4. ディアマナPD60S:方向性の大幅な向上
  5. テンセイプロオレンジ50S/60S:重量調整で最適化

セッティングのポイント

ロフト角調整

  • ノーマルポジションで球が上がらない場合は、ロフトを立てる調整が有効
  • ロフトを寝かすとフェースが被るため、若干オープンフェイスでの使用を推奨

ライ角調整

  • 最大+3.0°の調整範囲で、個人のスイング特性に合わせた微調整が可能

ウェイト調整

  • フェース側プレートと5ポジションウェイトで重心位置を最適化
  • 自分の理想弾道に合わせた細かなカスタマイズが可能

競合製品との比較

同価格帯競合製品

テーラーメイドSIM2 MAX

  • 一発の飛距離:SIM2 MAX優位
  • 安定性:GINNICO優位
  • 調整機能:同等レベル

タイトリストTSi2/TSi3

  • 一発の飛距離:TSi優位
  • 打感:GINNICO優位
  • 方向性:同等レベル

GINNICOの独自性

  1. Ti-HEGチタンフェース:他社にない独自素材
  2. CNC高精度加工:精密な加工技術
  3. 安定性重視の設計思想:平均飛距離の向上を重視
  4. 豊富なカスタマイズ機能:5ポジションウェイト + 可変スリーブ

購入時の注意点

価格と購入方法

新品価格:79,200円(税込、ヘッド単体) 購入方法:シャフトを選択してクラブとして購入 付属品:ヘッドカバー1種(フェアウェイスター)

限定生産について

BlackStarEditionは限定生産モデルのため、在庫切れの可能性があります。購入を検討される場合は、早めの決断をお勧めします。

工房での組み立て推奨

多くのユーザーレビューで「工房での組み立て」が言及されており、シャフト選びから最終調整まで、専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。

メンテナンスとアフターサービス

日常のメンテナンス

清掃方法

  • フェース面:中性洗剤と柔らかいブラシで汚れを除去
  • ボディ部分:乾いた布での乾拭きを基本とする
  • マットブラック仕上げ:研磨剤入りクリーナーの使用は避ける

保管方法

  • 直射日光を避けた涼しい場所での保管
  • ヘッドカバーの使用で傷を防止
  • 極端な温度変化を避ける

調整部品の交換

ウェイトプレート

  • 紛失時は純正部品での交換が必要
  • 重量の異なるウェイトでのカスタマイズも可能

スリーブ部分

  • 定期的な締め付けチェックが必要
  • 緩みが生じた場合は専門工房での調整を推奨

総合評価とまとめ

総合評価:4.5/5.0

飛距離性能:4.0/5.0

  • 瞬間的な飛距離では最新モデルに劣るものの、平均飛距離では高い評価

安定性:5.0/5.0

  • 方向性とスピン量の安定性は非常に優秀

打感:5.0/5.0

  • Ti-HEGチタンフェースによる心地よい打感

調整機能:4.5/5.0

  • 豊富な調整機能だが、初心者には複雑

コストパフォーマンス:4.0/5.0

  • 価格に見合う性能と品質

デザイン:5.0/5.0

  • 精悍なブラックカラーの高級感

最終的な推奨度

GINNICO BlackStarEdition ドライバーは、安定性と打感を重視する中級者以上のゴルファーに強く推奨できるドライバーです。一発の飛距離よりも平均飛距離とコンスタントなパフォーマンスを求めるゴルファーにとって、このドライバーは間違いなく武器となるでしょう。

豊富な調整機能により、様々なシャフトとの組み合わせでカスタマイズの楽しみも味わえます。限定生産モデルという希少性も含めて、長く愛用できるドライバーとしてお勧めします。

ただし、価格が79,200円と高額であることと、最適なセッティングを見つけるのに時間がかかることを理解した上で、購入を検討することが重要です。


出典・参考文献

  1. GINNICO公式サイト
    BlackStarEdition DRIVER製品ページ
    https://ginnico.jp/products/ginnico-driver-blackstaredition/
  2. My Caddie ユーザーレビュー
    GINNICO MODEL01 ドライバーの口コミ評価
    https://mycaddie.jp/product/11013
  3. GINNICO公式サイト
    ブランド公式ページ
    https://ginnico.jp/
  4. EON SPORTS製品情報
    各種ドライバー製品データ

※本記事は2025年6月9日時点での情報に基づいて作成されています。価格や仕様は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。