AKIRA H-810 PLUS ドライバー を試打 レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは AKIRA H-810 PLUS ドライバー です。

シャフトは FUJIKURA SPEEDER NX60 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63.5g、トルクは3.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は306g です。

久しぶりに出会った、アキラのドライバーです。
最近はなかなか出会えていないですが、アキラのクラブはずっと気になっていました。
ドライバーからウェッジまで魅力的なクラブは多いですが、特にウェッジの印象が強いです。

シャロー系が圧倒的に多い今、このドライバーは明らかに異質な感じがします。
ディープで小ぶりなタイプで『ツアステ』など、一昔前のドライバーを思い出しました。
シャローで円盤タイプのドライバーは『あがりやすさで勝負』というところがありますが、このようなタイプは『厚みで飛ばす』という、昔ながらの硬派な雰囲気が漂っています。
昔から『スピン過多』は多くのゴルファーにとって克服していかなければならない大きな課題でしたが、それにはどうしてもこのように厚みがあってスピンの少ないドライバーに頼らざるを得ませんでした。(私はそれを主にJ’sメタルというドライバーでやっていました。)
上手く打てればスピンを減らせてぶっ飛ぶけど、失敗すると飛ばないというリスクも抱えていて『一か八か』ということがよくありました。
私は技術が未熟なので、失敗したほうが圧倒的に多いです。
打ち方にも工夫して、とにかくハイティにして下からかちあげるような打ち方をしていましたが、今はクラブが勝手にスピンを減らしてくれるので、そういった難しい打ち方をする必要がありません。
そういった意味でも、クラブが高性能化したことにより、大きな恩恵を受けられるようになりました。

フェース寄りにある、このアクセサリーのようなものに目が行きました。
通常だと、この位置にあるのは、ウェイトか溝が定番ですが、明らかに溝ではないですし、かといってウェイトにも見えません。
どのような意味があるのでしょうか?
ただ、ここの位置にあるということで、スピンを減らす効果があるのではないかと推測しました。

トゥ側

ヒール側
バックフェースのトゥ側とヒール側にはウェイトが一つずつ配置されています。

『FOR TOURNAMENT PLAYERS』と表記されていて、トーナメントプレイヤーの為のクラブだということが分かりました。
つまり、私たちアマチュア用ではないということのようです。
昔はこのように表現されているクラブはたくさんありましたが、今はアマチュアモデルをプロも使う時代ですし、そういった境が無くなったような気がします。
いいクラブはプロ用だとか、アマチュア用だとかいう垣根は無いのだと思います。
プロが使うパーツはヘッドよりも、シャフトのほうが違いがあるかもしれません。

『PROTOTYPE』という文字を見ると挑戦意欲がかき立てられます。
あくまでもプロ支給モデルであり、一般には売られていないのかな?と思いました。
プロ用ということで敬遠される方がいらっしゃるかもしれませんが、私はビギナーの頃から、いくらプロといっても、同じ人間なので、人間が使うクラブが使えないわけがないという考えをもっていたので、たくさんトライしてきました。
スキー板などは上級者用の板を初心者が使うと怪我をするリスクがありますが、ゴルフクラブの場合は球が曲がったり飛ばなくなったりするだけで特に大きなリスクは無いので、機会があれば積極的にトライすべきだと思っています。
普段使わないクラブを手にすることで、新たな発見があるかもしれないですね。

シャローバックではありますが、全体的にはディープタイプで、フェース高もしっかりあります。
いわゆる『げんこつタイプ』であり、『山型シャロー』といったらいいでしょうか?

フェース面はシンプルで、弾きが良さそうです。
トゥ側にある、『PLUS』は何を表しているのでしょうか?

とてもいい顔をしています。
フックフェースにたくさん接してきて、もうそれが当たり前のようになっていましたが、このように昔ながらの美顔に出会えると、まだまだニーズがたくさんあるんだな・・・。と嬉しくなりました。
たくさんのドライバーを試打してきて、未だにフックフェースを克服できていない私は、このような美顔を見ると『よそ行き』ではなく、『普段着』感覚になれます。
フックフェースは『限定』する形状であり、右へは行かず、真ん中から左にしか行かない(行きにくい)形状です。
対してスクエアフェースやスライスフェースは右にも左にも行かせてくれる懐の深さのようなものがあります。
スクエアフェースやスライスフェースはフックフェースよりも、明らかに球を逃がしやすいですが、だからといって左に行かないというわけではありません。
打ち方によって、どうにでもなるのが良いところです。
バルジはなかなかいい感じではありますが、少しトゥ側が主張しているように見えたので、ここの部分がもう少し『開いている』と、さらに良くなったような気がします。

素振りをしてみると、予想していたよりも少し軽く感じました。
シャフトはこれまで何度も試打しているので特に違和感などはありませんが、全体的に少し重量が足りないように感じたので、もう少し重量があったほうが、一般的なハードルは高くなるかもしれませんが、全体的なバランスはとれているような気がします。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
この顔の良さは、海外メーカーでは見られません。
もちろん海外メーカーの顔も、良いものがたくさんありますが、この『和の雰囲気』がたまりません。
先日遠出をして、ヨーロッパ風(デザイン)の温泉施設に行き、なかなか味わえない感覚で、これもいいものだな・・・。と思いましたが、それでもやはり『和の雰囲気』が最高です。
ヒノキの風呂に浸かっているときが、極上の贅沢ですし、日本人で良かったと、心から思えます。
ヒノキの花粉は苦手ですが、ヒノキの香りと肌触りは最高です。
ちょっと話は脱線してしまいましたが、この和のテイストのあるドライバーを見ながら、そのようなことを考えていました。
顔全体が整っていますし、バルジもいい感じです。
投影面積の大きいタイプやフックフェースを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。
こうして構えてみると、先ほどの『トゥ側の主張』があまり強く見えなくなってきました。
クラウンマークが無いのも、私的には好印象ですが、クラウンマークがあったほうがいい・・・。という方はたくさんいらっしゃると思うので、そういった方々には不満が残るところかもしれません。
ロフトは9.5度ということですが、こうして構えたときにそれほど『絶壁感』は無く、タフな感じはしません。
方向性への不安は全くないですし、ヘッドが大きすぎないので、ボールの存在感が希薄になっていないところがいいです。
試打を開始しました

『打感』は、ややしっかりめではありますが、硬くなく好感が持てます。

『音』はおとなしめで、気持ちよく叩いていけます。
最近は異音を発するドライバーが減ってきていますし、このように穏やかといいますか、おとなしい(大人しい≒音なしい)タイプが多くなっているので、普段から叩きにいきたい私は嬉しいです。
音は直接弾道とは関係無いのかもしれませんが、私にとって大きく関係していて、音が良くないと気持ちよく打っていくことができないので、ドライバー最大の目的でもある『飛ばす』ということが疎かになってしまいます。
そういった意味でも、このドライバーの音は好感が持てました。

球はかなりあがりにくいといいますか、明らかにタフなタイプです。
今のドライバーは見た目と実際の性能にギャップがあるといいますか、外見では計り知れないところが大きいですが、このドライバーはほぼ見た目通りです。
ディープで硬派なドライバーなので、使い手を選ぶドライバーなのは間違いありません。
HSは最低でも『45以上』は必要になってくるのではないでしょうか?
弾道もそうですが、低スピン性能も長けている感じで、叩いても吹き上がりにくくなっています。

『安定性』という点でも、明らかにシビアなタイプで、寛容さは感じられません。
特にスライサーの方には、かなり厳しいドライバーだと思います。
スライスを抑制してくれる工夫は全く感じられません。
かといって、フックが出ないわけでもありません。
このようなタイプは『直線』をイメージするよりも、『曲線(自分の持ち球)』をイメージして打っていくほうが得策だと思います。
昔の似たようなタイプのドライバーと比べると、明らかに易しくなっていると感じますが、今はイージー系が多いので、そういった寛容さに慣れておられる方は『正直さ』といいますか、『気難しさ』を感じられるかもしれません。
ドライバーに曲がりにくさや、ミスヒットに対する寛容さを求めておられる方には合いづらいところがあると思います。
『FOR TOURNAMENT PLAYERS』という意味が分かりました。
最初からハードルが高いドライバーですよ・・・。とメーカーが伝えたかったのかもしれません。

『操作性』はとても高く、左右どちらにも敏感に反応してくれます。
『ディープタイプの易しさ』を感じました。
どういうことかといいますと、それは『反応の良さ』です。
今は良い意味で反応が鈍いドライバーが多く、それはたくさんのハイテクが注ぎ込まれ、大きなメリットだと思うのですが、どうしてもクラブがイニシアチブを握りすぎてしまって、プレイヤーの色(個性)が出しづらくなっているような気がします。
曲げるのが難しいな・・・。高く上がりすぎてしまって低いライナーを打つのが難しいな・・・。
と感じるドライバーが多くなりました。
そういったことからも、このドライバーは一球一球、イメージによって打ち方を変えていけるところがいいです。
ドライバーには飛距離よりも安定性を求めておられる方のほうが、今は多いかもしれません。
いくら飛ばしてもOBやロストボールではスコアになりませんが、安定して飛んでくれて良いところに運ぶことができれば、スコアメイクにおける大きなアドバンテージになるからです。
そういったことを考えてみても、このドライバーは昔の硬派なドライバーが多かった時代を思い出しました。
ヘッド体積が200~300ccの時代が長く続いたので、それらと比べると、このドライバーは『大型』になっていますし、大らかな部分はたくさんあると思います。
しかし、今のラージサイズのイージー系に慣れていると、かなり親しみづらいドライバーといえるのかもしれません。

『飛距離性能』は標準的です。
正直、他のドライバーと比べて、大きな差があるとは思えません。
一球目を打って、普通だな・・・。と思いました。
しかし、それはこのドライバーが飛ばないということではなく、あくまでも今の科学の粋を集めたハイテクドライバーと同等レベルであり、特別秀でているということではないということです。
先ほども書きましたが、かなりタフなドライバーなので、ある程度HSが無いと球が浮ききらず、飛ばないかもしれません。
試打後の感想

かなり硬派なドライバーで、プロ仕様(プロ支給モデル)なのだということが分かりました。
昔はプロモデルやプロトタイプと呼ばれるクラブを好んで私たち一般ユーザーも使っていましたが、今はそういう時代ではないのかもしれません。
クラブは易しければ易しいほどいい・・・。という意見が大半を占めるのだと思います。
なので、このドライバーは大きな支持は集めないかもしれません。

しかし、こういったところもアキラの魅力でもあります。
もちろん一般ユーザーに合わせた親しみやすくてハイテクなドライバーも用意しておきながら、『プロユース』のクラブ開発も続けていて、しっかりと境界線をもうけているメーカーだな・・・。と思いました。

曲がりにくいとか、反発エリアが最大、球があがりやすい・・・。といったお助け機能は感じられませんが、そこに魅力を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
なかなか出会えませんが、これからもアキラプロダクツには期待していきます。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝しています。
アキラプロダクツ キャディバッグ
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
AKIRA H-810 PLUS ドライバー – 究極の飛距離と安定性を追求したハイパフォーマンスドライバー
AKIRA H-810 PLUS ドライバーは、ゴルファーに驚異的な飛距離と高い安定性を提供するために設計された、次世代のハイパフォーマンスドライバーです。
このドライバーは、最新技術と精密な設計を融合し、初心者から上級者まで幅広いゴルファーにとって理想的なクラブとなっています。
1. 飛距離を最大化する先進のテクノロジー
AKIRA H-810 PLUS ドライバーの最大の特徴は、飛距離を最大化するための先進的なテクノロジーが採用されていることです。まず、このドライバーには、高反発フェースが搭載されており、インパクト時にボール初速を最大化します。
これにより、プレーヤーは、より少ない力で飛距離を稼ぐことができ、特にティーショットでのパフォーマンスが向上します。
さらに、このドライバーには、最新の空力デザインが取り入れられており、スイング時の空気抵抗を最小限に抑えることで、スイングスピードを向上させます。
この空力デザインにより、ヘッドスピードが速くなり、結果として飛距離がさらに伸びることになります。
2. 安定したショットを可能にする調整可能なウェイトシステム
AKIRA H-810 PLUS ドライバーには、プレーヤーのスイングスタイルやコース条件に合わせて最適な調整が可能なウェイトシステムが搭載されています。
この調整可能なウェイトシステムは、クラブヘッドの重心位置を変更することで、ボールの飛び出し角度やスピン量をコントロールし、プレーヤーの好みに合わせたカスタマイズを実現します。
このウェイトシステムにより、プレーヤーは自分のスイングに最適なセッティングを見つけることができ、安定したショットが可能となります。また、異なるコースコンディションに応じてクラブの特性を変更できるため、常に最適なパフォーマンスを発揮できます。
3. フィーリングと打感の向上
AKIRA H-810 PLUS ドライバーは、打感の良さにもこだわって設計されています。
インパクト時のフィーリングは非常に柔らかく、かつ力強いものであり、プレーヤーに自信を持たせるショットをサポートします。
特に、ヘッドの大型化によるスイートスポットの広がりが、ミスヒット時でも心地よい打感を提供します。
このドライバーは、プレーヤーが安心してスイングできるよう、振動を最小限に抑えた設計となっており、これにより、手に伝わる感触が非常に良く、快適なプレーをサポートします。どんなショットでも安定感があり、自信を持ってフルスイングできるでしょう。
4. 初心者から上級者まで対応する設計
AKIRA H-810 PLUS ドライバーは、初心者から上級者まで幅広いレベルのゴルファーに対応できるよう設計されています。
初心者には、その寛容性と飛距離性能が安心感を与え、上級者には、その調整可能なウェイトシステムとフィーリングの良さが満足感を提供します。
このドライバーは、どんなプレーヤーでもそのスキルを最大限に引き出すことができる万能なクラブです。
特に、飛距離を伸ばしたいゴルファーや、スイングの一貫性を向上させたいプレーヤーにとって、このクラブは理想的な選択です。また、競技志向のプレーヤーにとっても、その精度と操作性は試合でのパフォーマンス向上に貢献するでしょう。
5. デザインとビジュアルの魅力
AKIRA H-810 PLUS ドライバーは、性能だけでなく、デザインとビジュアル面でも優れたクラブです。
クラブヘッドのデザインは、力強さと洗練されたスタイルを併せ持ち、ゴルフバッグの中でも際立つ存在です。
シャフトやグリップにも高品質な素材が使用されており、見た目だけでなく、手に持ったときの質感にもこだわりが感じられます。
また、クラブヘッドのカラーリングや仕上げは、プレーヤーの好みに合わせて選べるオプションが用意されており、個性を表現することが可能です。
これにより、ゴルフクラブとしての機能性だけでなく、プレーヤーのスタイルを際立たせるツールとしても優れています。

