
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PING G400 アイアン の7番 です。
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS です。
ピンG400シリーズのニューアイアンです。
これまで、ドライバーとアイアン型ユーティリティを試打してきましたが、今日はアイアンを試打することができました。
大型でポケットのあるアイアンです。
ピンのアイアンといえば、このようなタイプを真っ先に連想するのですが、ニューモデルでも変わりませんでした。
デザインは多少変わっているものの、これまでのモデルとあまり変わらないように見えました。
彫りの深さもたっぷりあります。
フルキャビティ+ポケットタイプの、易しさ重視のアイアンのようです。
ナチュラルタイプとは正反対で、たくさんの手が加えられた、高い機能性を持ち合わせたアイアンといっていいように思います。
今はこういうタイプが多くなりました。
シンプルなキャビティアイアンは少なくなったような気がします。
マッスルバックが主流の頃は、ハーフキャビティにも易しさを感じていたものですが、今はそれではまた足りないのかもしれません。
易しさへの追求は尽きないような気もしますが、これ以上易しくするのが至難の業ではないかな?と思います。
それくらい、今のアイアンにはたくさんの工夫がされています。
バックフェースにある、この黒くて丸いものは、インパクト時の衝撃を緩和させるものでしょうか?
よく目立っています。
ウェイトのような物が組み込まれているのが分かりました。
これまで出会ってきたピンのアイアンに見られる特徴です。
トップラインは厚めでしたが、微妙に丸みがあって、どこかまろやかな雰囲気がありました。
独特の艶消し感もあって、いい感じです。
ソール幅はワイドでしたが、極端ではありませんでした。
トップライン同様、いい感じの丸みがあって、雑な感じはしませんでした。
特に、トレーリングエッジが大きく丸みを帯びているのが目立ちました。
これまでのピンのアイアンでは珍しいような気がします。
こういった部分には、あまり手が加えられなかったモデルが多かったように思います。
これも、他のメーカーとの兼ね合いといいますか、時代の流れのようなものがあるのかもしれません。
ネックの長さは普通でした。
昔のピンのアイアンと比べると、ちょっと長い感じもするのですが、他のメーカーも含め、今では主流といっていい長さだと思います。
このネックの凹みもお馴染みです。
ピンのアイアン型クラブには必ずといっていいほど見られる工夫です。
強度など色々な問題が出てくると思いますが、いずれドライバーやFWなどウッド系のクラブに採用されることもあるのかな?と思いました。
フェース面にミーリングはありませんでした。
見慣れた感じの『スタンプ式』フェース面です。
『削る』というタイプではありませんでしたが、これが普通ともいえます。
製造にはあまり手間をかけていないように見えます。
このフェース面はちょっと大味な感じがしました。
特に工夫のようなものは見られませんでした。
フェース面はボールとの唯一の接点なので、色々な工夫があってもいいのではないかな?と思うのですが、他のメーカーでもあまり見られないということは、それほど効果が期待できないのかな?と思いました。
それよりも、フェース面はルールで厳しく制限されていてデリケートな部分なので、工夫しづらいところもあるのかもしれません。
オリジナルグリップはベルベットタイプで好感がもてました。
微妙なフィーリングが要求されるアイアンやウェッジには最適なグリップだと思います。
素振りをしてみると、いい感じでした。
タイミングも取りやすいです。
しっかりと振っていくことができました。
ボールを前にして構えてみると、ちょっと個性的ではあるのですが、クセはそれほど強くないです。
まずまずの構え感でした。
ラージサイズでグースの利きも強いですが、これまでのモデルよりは親しみやすい感じがしました。
私の好むタイプではないのですが、強い苦手意識は芽生えませんでした。
注意するのはグースタイプなのでダフったり、逆にトップしたりしないようにすることでした。
あまりグースを気にしすぎないように心がけました。
『フォーカスをずらす』といいますか、少し焦点をぼかして、気持ちを入れすぎないようにしました。
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずでした。
アイアンの打感は大きく分けて『集中型』と『分散型』の2つがあると思うのですが、このアイアンは分散型でした。
マッスルバックやハーフキャビティなどは集中型で、芯は小さいかもしれないですが、その芯で捉えたときのフィーリングの良さや球の強さは格別なものがあります。
逆に分散型は集中型のようなフィーリングや球の強さはありませんが、大らかさがあり、いい意味で『曖昧』に打っていけるように思います。
曖昧さは武器にもなりますが、それがあまりに強すぎたり、それに慣れすぎてしまうとプレイヤーのもつ感性にも影響を及ぼしてしまうような気もします。
このアイアンは分散型ではあるのですが、これまでのように大味で伝わってくるものが少ない・・・。という感じではありませんでした。
マイルドで、『コツコツ』した感触が伝わってきました。
打つ前はあまり期待していなかったので、このフィーリングはちょっと意外でした。
バックフェースの黒いパーツがよく効いているのかもしれません。
球はとてもあがりやすいです。
これは予想通りでした。
幅広い層に対応しやすい、オールマイティなタイプだと思いました。
ワイドソールタイプの利点といえるでしょうか?
ノーマル幅のアイアンでは普通に上からとらえたくなりますが、このようなワイドソールだと上手く滑ってくれるので、その滑りを利用していけるのがいいように思います。
昔からダフりは大きなミスのひとつで、弾道や球筋に大きな影響を及ぼしますが、そのミスがミスになりにくいような印象をもちました。
今はソール幅だけでなく、そのソール形状が、かなり研究されていると思います。
『安定性』は高く、かなり寛容な感じがします。
スイートエリアといいますか、『球を弾く部分』は大きいように思います。
シビアな感じは全くなく、大らかで易しさを充分感じました。
『飛距離性能』も高く、今風の『飛びアイアン』です。
球がフェースにしっかり乗るというよりは、『バン』と小気味よく弾いて飛んでいく感じです。
飛ばす為の工夫が色々されているようです。
アイアンに寛容さと飛距離を求めておられる方には、魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?
『操作性』という点では、あまり優れていないように感じました。
どうしても大らかさが勝ってしまう感じで、敏感に反応してくれませんでした。
ヒール寄りに打ってもいい感じでしたが、少しトゥ寄りにずらしても、球筋が大きく変わることはありませんでした。
見た目通りのオートマチック系アイアンです。
ピンのアイアンらしい特徴が充分ありましたが、これまで出会った同じようなタイプのモデルよりも構えやすさと打感が向上しているように感じましたし、それが一番強く印象に残りました。
かなり距離が稼げるので、時代のニーズにも合っているように思います。
ピンのたくさんのアイデアと工夫が組み込まれたハイテクタイプのアイアンです。
ピン G400 アイアン
- 2017年8月14日
- ピン
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