
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト T-MB アイアン の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド AMT です。
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は432gです。
タイトリストのニューアイアンです。
タイトリストらしく、シンプルでカッコいいデザインです。
形状はオーソドックスですが、独特の膨らみ感から、中空構造なのだということが、すぐに分かりました。
中空は大顔タイプもありますが、このアイアンは大顔ではなく、小顔に近いです。
ソールにある、このウェイトが一番の特徴です。
T-MBは数年前にも試打したことがありますが、その後継モデルであることは明らかですし、様々な改良が加えられて、さらにパワーアップしているのだと思います。
ただロングアイアンはともかく、7番という番手で、ここまでのウェイトが必要なのかな?と思うところもあるのですが、重心の低いアイアンを使いたいけど、昔ながらの男前のアイアンが好きだという方には、魅力的に見えるのではないでしょうか?
ソール幅は昔ながらのオーソドックスな感じがしますが、今のアイアンの中では明らかに狭いです。
ソール幅は気にしないという方もいらっしゃると思いますし、ワイドソールが苦手だという方も、このソール幅は好感を持ちやすいのではないでしょうか?
これだけたくさんのウェイトが組み込まれているので、見た目以上の低重心化が図られていると思うのですが、この狭いソールを見ているだけで、上からとらえるイメージが浮かんできます。
ただ、やはりこのウェイトが邪魔だな・・・。と思ってしまいました。
見た目の良さを消していますが、『易しさ』を追求していくうえでは仕方のないことなのかもしれません。
ネックの長さは標準的です。
ロングでもショートでもありません。
こういったところは、今のアイアンらしい特徴といえます。
ウェッジは今でも健在ですが、今はロングネックのアイアンを探すほうが難しくなりました。
トップラインは標準的です。
少し厚めを予想していましたが、違いました。
今の中空アイアンは少し厚めが多いように思いますが、このアイアンはノーマルです。
フェース面にミーリングはありませんでした。
タイトリストのイメージに合う、綺麗なフェース面です。
メーカーによっては、今でも雑な仕上げのアイアンがありますが、このアイアンはそういったことがないので好感が持てます。
フェース面はボールとの唯一の接点なので、すごく神経を使うところだと思うのですが、他の部分と比べると、それほど手を加えられていないように思います。
スコアラインなど、ルールによって厳しく制限されているからなのかもしれません。
装着されているグリップはシンプルなタイプです。
これまでのタイトリストのクラブに採用されているグリップです。
今年のモデルはずっとこれでいくのでしょうか?
素振りをしてみると、いい感じです。
タイミングもとりやすく、すぐに馴染むことができました。
今のアイアンはカーボンシャフト装着モデルが多くなったせいか、アイアンであっても、『ウッドのような振り感』のクラブも多くなってきましたが、このアイアンは『アイアンらしい振り感』です。
アイアンは『飛ばすクラブ』ではなく、『狙うクラブ』なので、『シャフトの遊び』が小さいほうがいいのですが、このクラブはそこの部分がいいです。
ボールを前にして構えてみると、すごくいいです。
中空ということを忘れさせてくれる美顔です。
マッスルバックのような精悍さがあります。
大きさもちょうど良くて、ボールとの対比も素晴らしいです。
大顔過ぎると、イメージがぼやけてくることもあるのですが、今日は違いました。
すごくいいイメージが鮮明に浮かんできました。
逃がすイメージが出しやすいので、左へのミスを嫌う私にはすごく安心感があります。
つかまるイメージが欲しいとか、もっとヘッドが大きいほうが安心感がある・・・。という方もいらっしゃると思いますし、人の好みは様々ですが、私はこういうタイプが好きです。
さすがタイトリストだな・・・。と思いました。
易しさを追求しながらも、決して『構えやすさ』は妥協していません。
いかにいい顔を保ちながら易しくしていくか・・・。ということが設計のコンセプトになっているのではないでしょうか?
こういうファンを裏切らないクラブが多いから、昔からタイトリストには根強いファンが多いのではないでしょうか?
コンセプトがぶれていません。
試打を開始しました。
『打感』は、いい感じです。
適度なソフト感があって楽しめました。
こうして打ってみると、一口に中空といっても、色々なフィーリングがあるのだということに気づきます。
マッスルバックやハーフキャビティのような『乗っかり感』や『くっつき感』はあまり無く、バーンと弾く感じですが、硬すぎないのがいいです。
球はあがりやすいです。
ソールにあるウェイトがよく効いているのだと思いますが、タフさは全く感じません。
構え感はマッスルバック。
しかし、実際に打ってみると、ノーマルキャビティのようなあがりやすさがあります。
いい意味での見た目と実際のギャップが、中空の最大のポイントです。
タフなアイアンではありませんが、どちらかというとスインガータイプの方よりはヒッタータイプの方に合いやすいアイアンだと思います。
普段から軽量のラージサイズアイアンを使い慣れておられる方には、タフに感じられるかもしれません。
『安定性』は普通です。
高い寛容性とか、曲がりにくさがあるというタイプではありません。
ミスヒットに対する寛容さを求めておられる方には、少し合いづらい部分があるかもしれません。
『飛距離性能』は、なかなか優れていますが、今のアイアンの中では標準的といえるでしょうか?
『やや飛び』といっていいような気もします。
その気になればメーカーも、もっと距離を出せるタイプに作れたと思うのですが、そうするとアイアンの大切な性能のひとつである『狙う』ということが難しくなるから、そこそこに抑えているのではないかな?と思いました。
ただ、バーンと弾く感じがするので、縦の距離感を出すには、相当使い込んでいかないと難しいような気がしました。
『操作性』は高いです。
左右同じように反応してくれました。
やはりノーマルサイズの美顔は扱いやすいな・・・。と思いました。
球が自然につかまってくれるタイプではないので、スライスに悩んでおられる方は少し難しく感じられるかもしれませんが、シャフトを変えれば、また違う印象になってくると思います。
タイトリストらしい、カッコ良さがありながら、適度な易しさがあるアイアンです。
私はソールにあるウェイトが、もっと目立たないほうがいいと思うのですが、ウェイトを組み込ませてあるという、『視覚的な効果』も狙っているのではないでしょうか?
あえて目立つようにして、プレイヤーの安心感をもたせるようにしているのだと思います。
構えたときに全く気にならないですが、バッグに入れたときにすごく目立つので、そこがいいという方もいらっしゃれば、私のように目立たないほうがいいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かなりの美顔でオーソドックスなタイプですが、見た目以上の易しさをもったアイアンなので、タイトリストファンの方はもちろん、多くのゴルファーのハートをキャッチするのではないでしょうか?
タイトリスト T-MB アイアン
- 2018年12月20日
- タイトリスト
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