キャロウェイ X HOT ドライバー

キャロウェイ X HOT ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ X HOT ドライバー です。
MITSUBISHI RAYON Diamana B60

シャフトは 三菱レイヨン Diamana B60 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、トルクは3.6、キックポイントは中調子、バランスはD1、クラブ総重量は310gです。
正面

キャロウェイらしい、黒がとてもシブいドライバーです。
先日フェアウェイウッドを試打したのですが、今回はドライバーです。
やはり、デザインがとてもよく似ています。
ただ、フェアウェイウッドには『浅い溝』があったのに対し、このドライバーにはありません。
どうしてだろう?と思いました。
ドライバーに溝をつけてしまうと反発係数が大きくなり過ぎてしまうのでしょうか?
それとも、強度の問題なのでしょうか?
このようなドライバーとフェアウェイウッドの違いは、テーラーメイドのRBZと似ているな・・・。と思いました。
側面

円盤のようなシャローさが感じられるドライバーです。
X HOTシリーズはキャロウェイの、あの大ヒットシリーズである『ビッグバーサ』の流れを汲んでいるように見えます。
キャロウェイのドライバーは、やはりシャローなイメージが強いです。
今は多くのメーカーがシャローヘッドを採用していますが、『元祖』といえるのは、私はキャロウェイではないか?と思っています。
それくらい、発売当初のビッグバーサの印象は今でも強烈に残っています。
独特なソール形状

独特なソール形状です。
これも、何らかの意味が込められているのではないでしょうか?
SPEED FRAME FACE

ヒール側には『SPEED FRAME FACE』と記されています。
フェース面がとても弾きそうな印象を受けます。
フェアウェイウッドのほうは確か『SPEED FRAME FACE CUP』だったと思うのですが、微妙に表現が違います。
やはり製法や形状などの違いがあるのでしょうか?
シャローバック形状

見慣れたとはいえ、かなりシャローです。
キャロウェイらしいところでもあります。
私はもう少し『立体感』が欲しくなりますが、これくらいのシャローに安心感を持たれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ネックの調整機能

ネックの部分には、調整用の穴がありました。
これはとてもポピュラーになったような気がします。
しかしフェアウェイウッドには、こういった工夫は見られなかったので、ドライバーのほうが色々と自分好みに調整できるのだと思いました。
今はフェアウェイウッドでも、ドライバーに負けないような調整機能が付いた物も見られますが、やはりドライバーのほうが効果は大きいのかもしれません。
ネック長さ

調整機能が付いているからでしょうか?
ネックはやや長めに見えます。
ただ、それほど目立つような大きさではないので、構えづらくはないだろうと思いました。
Sポジション

試打するのは、この『S』のポジションです。
『スタンダード』という意味なのでしょうか?
Cポジション

他には『C』ポジションと
Oポジション

『O』ポジションがありました。
『クローズ』と『オープン』ということでしょうか?
テーラーメイドのR1ドライバーと比べると、すごくシンプルなチューニングシステムだと思いますが、これくらいで充分だ・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、このシステムはもっと複雑化していくような気がします。
顔

顔は、異型とは思わなかったのですが、ちょっと独特な感じがします。
トゥ側がやや主張していて、ヘッド後方が伸びています。
これまでたくさん出会ってきた『直進性』が強そうな顔をしています。
振り感

素振りをしてみても、結構しっかりしているので、好感が持てました。
ディアマナの青いシャフトは他のメーカーのドライバーでもよく見かけるようになりましたが、それだけ人気が高いからでしょうか?
構え感

ボールを前にして構えてみても、見惚れてしまうようなことは全くありませんでしたが、特に大きな違和感はありませんでした。
ネックのポジションは『S』のままですが、何となく球のつかまりが良さそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面

打感は、正直あまり好感がもてませんでした。
少しこもった感じです。
球を打っていても、あまり楽しく感じませんでした。
以前試打したフェアウェイウッドと同じようなフィーリングです。
打球音

音は決して大きくはないのですが、あまり好きな音ではないな・・・。と思いました。
クラブから伝わってくるものが少なくて、物足りない感じがしました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、普通といいますか、ある程度予想していたままでした。
ロフト9.5度のタフさは感じられませんでした。
シャローヘッドらしい、球の浮きやすいドライバーだと思いました。
バックフェース

『安定性』という点でも、特に大きな特徴があるわけでもなく、予想通りでした。
易しく感じますし、敷居の低さもあります。
難しいタイプのドライバーではないと思います。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じでした。
一球目から、ほぼストレートに近い曲がり幅の小さいドローボールを打つことができました。
高さも充分に出ていて、ポテンシャルの高さを感じました。
この弾道の高さが飛距離にもつながっていて、同時に『曲がり幅』を抑えているような気がしました。
名前に相応しい『HOT』なドライバーです。
操作性

『操作性』という点ではまずまずだと思いました。
左右どちらにも曲げることができましたが、私自身がフッカーだからでしょうか?
フック系のほうが易しく感じられました。
球がつかまりきらずに右に逃げる感じはしないので、そこに易しさを感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今は本当に大型ヘッドでも、球のつかまりがいいドライバーが増えてきました。
ヒール側

これまでも高性能な物が多い、キャロウェイのニュードライバーでしたが、正直私はあまり心踊ることがありませんでした。
このドライバーを試打していて、楽しむことができませんでした。
同じキャロウェイのニュードライバーでも、私には先日試打した『RAZR FIT XTREME』のほうが好感がもてましたし、合っているような気がしました。
Callaway X HOT DRIVER

しかし、このドライバーの性能が低いとは全く思いません。
あくまでも私には合いづらいといいますか、あまりいい印象がもてなかったにすぎません。
また試打する機会があれば、試打してみたいとは思いますが、あまりワクワクするようなことはないだろうな・・・。と思いました。
Callaway X HOT DRIVER
 
今日は予定よりも早く切り上げて、アイアンの練習をしました。
このドライバーは私にはもうひとつではあったのですが、これからもキャロウェイのクラブには期待していきたいです。