キャロウェイ RAZR X MUSCLE アイアン

キャロウェイ RAZR X MUSCLE アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ RAZR X MUSCLE アイアン の7番 です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。 
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS300、シャフト重量は117g、トルクは1.7、バランスはD3、キックポイントは手元調子 です。
正面

キャロウェイのとてもカッコいいニューアイアンです。
あまり見ないモデルだな・・・。と思っていたのですが、どうやら限定モデルなのだそうです。
フィル・ミケルソン選手が使っているのだそうです。
MUSCLE BACK

『MUSCLE BACK』の文字が刻印されていました。
私はこういったタイプは、どちらかというとキャビティ(ハーフキャビティ)に近い感じだと思うのですが、『MUSCLE BACK』とあったので、少し不思議に思いました。
マッスルバックは、いわゆる『フラットバック構造』をイメージしてしまうのですが、特にこだわる必要もないのかもしれません。
この形状を見ていたら、あのプロギアの名器『TR900』に似ているな・・・。と思いました。
PRGR TR model 900

PRGR TR model 900
ソール幅

『ソール幅』は、今のアイアンの中では、明らかに少し狭く見えました。
こういったところは、いかにもマッスルバックといった感じがします。
ホーゼル長さ

『ホーゼルの長さ』は、それほど長いとは思いませんでした。
むしろ少し短くなっているような印象さえ受けます。
見た目はシャープでとてもカッコいいアイアンですが、それほどタフ過ぎないのかな?と思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、予想通りといいますか、とてもいい面構えで、一目で気に入りました。
小顔なのでボールが大きく見えますし、『包み込む』イメージが持ちやすいです。
『グース』もきつくないので、ボールを拾いやすそうな印象も受けましたし、『つかまり過ぎ』や『トップ』を気にしなくていい、安心できる顔をしていると思いました。
色々ないいイメージが次から次へと湧いてきました。
試打を開始しました。
Callaway Golf RAZR X MUSCLE アイアン

『球のあがりやすさ』という点では、ダイナミックゴールドが装着されていますし、それほど低重心過ぎないシンプルなアイアンなので、誰にでもあがりやすくて打ちやすい・・・。といったタイプのアイアンではないのだと思います。
しかし、そこがまた魅力だと思いますし、気持ちよくダウンブローで打っていけるアイアンだと思います。
シンプルなアイアンなので、プレーヤーの感性が届きやすいですが、その分技量が求められるのかもしれません。
ただ、それほどタフ過ぎるアイアンだとは思わなかったですし、最近のマッスルバックらしく、どこかに『易しさ』が感じられました。
プロ、しかも世界のトッププロが使っているモデルではありますが、実際に打ってみると、意外と打ちやすかった・・・。と思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
重心も、それほど高すぎる感じはしませんでした。
構えたときの印象通り、ボールを拾いやすくて自然な感じの弾道を出していけるアイアンだと思いました。
フェース面

『打感』は、軟鉄鍛造らしい柔らかくて素晴らしい感触でした。
アイアンには数年前から『S20C』という素材が使われていますし、このアイアンもそうなのだそうですが、とても心地いい感触を楽しむことができました。
メーカーはいろいろあっても、やはり軟鉄は『アイアンの基本』だと思いますし、この感触は距離感や方向性などの感性を養ってくれるような気がします。
あまりにも易し過ぎるクラブはアイアンに限らず、ドライバーなどでも、打った後にどの方向に飛んで行ったのか、目で追わないと解りづらい物が今でもありますが、こういった打感だといちいち目で追わなくても、だいたい把握することができます。
私は、そういったところに『安心感』と『信頼感』を寄せることができます。
実際にラウンドしていても、自分にとってのピッタリの距離が残ることは少なく、その殆どが微調整をしながら、距離を合わせていかなくてはいけないので、そういった時にも軟鉄鍛造だとフィーリングを出しやすいので、すごく有利にはたらくことを何度も実感しています。
操作性

『操作性』という点では、抜群だと思いました。
左右どちらにも、かなり幅広く対応してくれるアイアンです。
最近は『直線』をイメージしやすいクラブが多い中、このアイアンは『曲線』を楽しませてくれるクラブだと思いました。
ボールは厳密にいうと、『真っ直ぐなストレートボール』というのは殆どなくて、実際は左右どちらかに微妙にカーブを描いているものだと思いますし、プロや上級者はその曲線を上手く利用して方向性や距離感を出していると思うのですが、このアイアンはそういったことがとてもやりやすい実戦的なクラブだと思いました。
こういったクラブを試打していて、いつも思うのですが、練習場ではもったいない・・・。すぐにでもコースで使ってみたい・・・。という衝動に駆られました。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、こういったタイプのアイアンなので、誰が打っても遠くへ飛ばせるというものでもないと思いますし、7番アイアンらしい『ノーマル』な距離だと思います。
アイアンにも飛距離性能を求めておられる方には、やや物足りなく感じられるかもしれません。
しかし、こういったタイプのアイアンを購入される方は、『少しでも多くの飛距離』というよりも『適正な飛距離』を求めておられると思いますし、『距離感』を大切にしておられる方だと思います。
スインガータイプの方よりは、明らかにヒッタータイプの方にマッチしやすいアイアンだと思いました。
ヒール側

『安定性』という点では、『マッスルバック』とありますが、『ハーフキャビティ』といった感覚が近いような気がしました。
もちろん、『ワイドスイートエリア』といった感じではなかったですし、ある程度の『ミート率』は要求してくるのかもしれませんが、それほどシビア過ぎる感じはしませんでした。
マッスルバックはもちろん、ハーフキャビティを日頃から使い慣れておられる方には、普段通りの易しさを感じられるのではないでしょうか?
それほど敷居の高いアイアンだとは思いませんでした。
こういったところは、最近の『プロモデル』と呼ばれるクラブの特徴のひとつだと思います。
世界のトッププロが使っているからといって、臆する必要は全くないのだと思います。
側面

試打を終えた後も、このアイアンがとても美しいので、しばらく眺めていました。
タングステンなどがコンポジットされていたり、深いポケットがあったり、ソール幅が広かったり・・・。といった様々な工夫が施されているアイアンとは全く異なりますが、このシンプルさに好感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
このアイアンは新製品なのだそうですが、とても『昔風』といった感じがするアイアンです。
キャロウェイファンでなくても、つい手にしてみたくなるアイアンだと思います。
今日はこの『ノーマル感』に最初から最後までずっと浸っていました。
違和感を感じる部分は全くありませんでした。
いつも色々なクラブを試打していて、時には試打を終えた後、少しフィーリングが狂ってしまうことも、ごく稀にあるのですが、今日はそんなことは全くありませんでした。
『マイアイアン』よりも少しロフトが立ってはいますが、『いつも通り』といいますか『マイアイアン』を打ち終えた後のようにリズム良く他の番手へ移行していくことができました。
『限定モデル』ということが残念ですが、キャロウェイには、これからもこういった素晴らしいアイアンをもっとたくさん発表して欲しいです。
『マッスルバック』の中では、それほど難しい部類に入らないような気がしましたし、『初・マッスルバック』に挑戦してみたい方は、ぜひ試してみられてはいかがでしょうか?