ゴルフクラブ試打日記。          

ヨネックス Royal EZONE アイアン

ヨネックス Royal EZONE アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブヨネックス Royal EZONE アイアン の7番 です。
Royal EZONE 専用シャフト
シャフトは Royal EZONE 専用シャフト です。
ロフトは26度、クラブ長さは37.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は42g、トルクは4.8、バランスはC9 です。
正面
ヨネックス Royal EZONEのニューアイアンです。
同じキャビティでも、先日試打したアイアンとは大きくタイプが異なります。
Royal EZONE
Royal EZONEのロゴが大きな存在感を放っています。
ヨネックスの高級エグゼクティブブランドといったらいいでしょうか?
側面
ラージサイズでポケットの大きさがよく目立ちます。
いわゆる『大口タイプ』のアイアンです。
こうして見ていると、マッコウクジラを連想しました。
彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあります。
今あるポケキャビの中でも最大級といっていいのではないでしょうか?
トップライン
トップラインは厚めですが、極端ではありません。
輪郭が丸すぎないので、構えてもイメージがボヤけることはないような気がします。
ソール幅
ワイドソールで独特な質感があります。
つやつやしていなくて、ザラザラしています。
ソールの幅はストレートでもテーパーでもなく、バックフェースが丸みを帯びていて、ヒール側がギュッと絞り込まれています。
軽量タイプのラージサイズアイアンによく見られる形状です。
ソール形状
ソール全体が丸みを帯びていて、接地面積が小さそうです。
ソールの形状を見ていると、いろいろなイメージが浮かんでくることがありますが、今日はそれがありませんでした。
ネック長さ
ネックは短めです。
ヘッドは大きいですが、こうして見る限り、それほど極端ではありません。
ラージサイズらしく、グースネックであることがわかります。
質感がもうひとつです。
私がアイアンに求めたい質感とは違うのですが、こういうタイプは多いです。
Royal EZONEはヨネックスの中でも『高価格帯』だと思うのですが、高級感はそれほど感じません。
複合素材と分かる
この角度から見て、複合素材であることが分かります。
おそらく、ソールにはタングステンなどのウェイトが組み込まれているのだと思います。
私は『単一素材』の削り出しが理想ですが、今は打ちやすくする為に複合素材が普通になりました。
『ピュアな打感』ではなく、『ミックスの打感』といったらいいでしょうか?
そういえば私の家では子供の頃から犬や猫を飼っていましたが、ほとんどが『ミックス犬』や『ミックス猫』でした。
いわゆる『雑種』ということになりますが、それは『ハイブリッド』といえますし、雑種の長所はそれぞれの犬種や猫種のいいところを受け継いでいて体が丈夫で頭が良いということです。
ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。
このフェースを見ても、それほどソフトな印象はなく、どちらかというと硬そうな印象を受けます。
オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトというよりは、ややハードなタイプです。
硬くてフィーリングが合わないということはないですし、特に大きな不満はありません。
振り感
カーボンシャフトが装着されていることもあり、かなり軽量感がありますが、これはメーカーのターゲットがベテランゴルファーだからだと思います。
ひと口にベテランといっても、いろいろなタイプがいると思いますが、軽量タイプを好まれる方にはちょうどいい重さといえるのではないでしょうか?
これくらい軽さがあると、『上から』ではなく、横からはらう感じのほうがイメージが合いやすいです。
構え感
ボールを前にして構えてみると、予想していた通りでした。
シャープでスッキリというよりは、首が曲がっていて『クネクネ』している感じです。
ラージサイズになると球がつかまりづらくなるので、グースネックは理にかなっていると思いますし、トップラインがカーブを描いているので、つかまるイメージを出しやすいという方は多いのではないでしょうか?
トップラインの厚さが少し目立ちましたが、違和感を覚えるほどではありません。
強い苦手意識はなく、淡々と構えていました。

試打を開始しました


フェース面
『打感』は、ややしっかりめですが、硬いというほどではなく嫌な衝撃も残りません。
このような打感は『厚く』ヒットしたのか、『薄く』ヒットしたのか、分かりづらいところがあります。
弾きが良く球離れが速いので、伝わってくる情報は、慣れ親しんでいるアイアンほど多くありません。
薄い感じの打感で、『板』で打っているようです。
トゥ側
球はとてもあがりやすくて、見た目通り、全くタフはアイアンではありません。
どのように打ってもあがっていく・・・。といいますか、フェースに当てさえすればいい感じです。
ダウンスイングからインパクト・そしてフォローまで、『ロフトが寝ながら動いていく』といったらいいでしょうか?
普通はロフトが立ちながら当たるものですが、このアイアンのように重心が低くて深いアイアンは、いわゆる『お尻が重い』ので、ロフトが寝て当たり、フェースが上を向きやすくなる傾向があります。
地面にあるボールをあげるには、上から拾って、ボールがフェースの上を駆け上がるようなイメージが欲しいですし、だからスピンが効いてボールが高くあがっていくのですが、このようなタイプはそうではなく、充分すぎるほどの重心の低さと深さで、とにかく当てさえすればあがるように作られているようです。
昔と違い、今は『技(ワザ)』を使わせないようなクラブが多くなりました。
バックフェース
完全にオートマチックタイプのアイアンで、安定性は高いです。
スイートエリアの広さも、今あるアイアンの中でも最大級といっていいような気がします。
いい意味で、かなりアバウトにボールを運んでいけるアイアンです。
私には軽すぎたせいか、インパクトが安定せずブレてしまいましたが、それを感じさせない打感と球筋です。
飛距離性能
軽く振ってよく飛ぶタイプのアイアンです。
少し速めに振って打ち込んでいくと、高~くあがって、弱々しい弾道になってしまったので、そうしないような打ち方が求められているように感じました。
もう少ししっかりしたスペックで重量があると、もっと飛ばせるな・・・。と打ちながら思いました。
球質が軽くて、伸びがもうひとつでした。
操作性
『オートマ性』が高いので、あまり操るタイプではありません。
曲げようと思っても、なかなか思うように曲げられないアイアンです。
ヘッドも大きいですし、何より軽さがあるので、操作しづらい感じがしました。

試打後の感想


ヒール側
見た目通りの軽量感があり、飛距離と安定性に優れたアイアンです。


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。