今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは HONMA TOUR WORLD TW-U の4番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド 95 です。
ロフトは22度、クラブ長さは38.5インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中元調子 です。
久しぶりに出会った、ホンマのアイアン型ユーティリティです。
ホンマは定期的にアイアン型ユーティリティを発売してくれているので、アイアン型が好きな私はとてもありがたく思っています。
ラージサイズのユーティリティです。
サイズもそうですが、かなりプクッと膨れていて、『中空感たっぷり』です。
トゥ側には大きなウェイトがあり、よく目立っていました。
これは、おそらく交換するタイプではないと思います。
ソール幅はワイドです。
これまでのアイアン型ユーティティと同じような幅ですが、前に試打したモデルはもっとシュッとしていて、アイアンに限りなく近かったので、また昔の形に戻ってしまったのかな?と思いました。
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ネックは、やや短めですが、アイアン型ユーティリティの中では普通といえるでしょうか?
寸胴タイプで、頭でっかちに見えます。
バックフェースの中央部分が凹んでいました。
こうすることで、重心を低くしているのでしょうか?
ミーリングは無く、ごく普通のフェース面でした。
特に変わった工夫は見られません。
装着されているグリップは、これまでもホンマのクラブで何度も出会ってきたタイプです。
適度なソフトさがありながら、手にしっかりと馴染み滑りにくさがあります。
素振りをしてみた感じは、なかなかいいです。
ホンマはダイナミックゴールドをずっと採用しないメーカーだという認識をもっているので、前のモデルにも採用されていましたが、ダイナミックゴールドという名前のシャフトが挿してあるのがちょっとだけ不思議に感じました。
とはいっても、このシャフトは軽量タイプなので、ホンマの狙いは変わっていないのかもしれません。
ホンマはもうずっと『軽量』で勝負しているように感じます。
ボールを前にして構えてみると、あまり好感はもてませんでした。
ラージサイズで、かなり大味な感じがします。
昔からある、アイアン型ユーティリティと同じような顔で、魅力的ではありませんでした。
これだけ大顔にしてあるから、トゥ側にウェイトが配置されているのかもしれません。
これまでもアイアン型ユーティリティという名前でありながら、アイアンと同じ感覚で構えられないクラブはたくさんあります。
そういった点では、このクラブはアイアンと同じような感覚で構えることができますが、魅力を感じませんでした。
『出球のイメージ』が湧いてきません。
私は前に試打したモデルのほうが圧倒的に好きです。
何故、こうしちゃったんだろう?ひょっとしたら前のモデルは難しくて打てない・・・。と不評だったのかな?と思いました。
このクラブはこれまでたくさん出会ってきたタイプです。
ラージサイズでグースの利きも強いです。
最新モデルでありながら、また昔に戻ってしまった印象をもちました。
目で楽しむことはなく、淡々と見つめていました。
試打を開始しました。
『打感』は予想していた通りのフィーリングで、あまり好感が持てませんでした。
いかにも中空らしい、『ペチャッ』とした打感です。
最近の中空アイアンは、結構フィーリングが良くなってきているような気がしていたのですが、このクラブは違いました。
昔ながらといいますか、中空らしいクラシカルなフィーリングです。
最新のモデルでありながら、フィーリングにはあまり力を入れていないんだな・・・。と思いました。
打感を良くする為の工夫が全く感じられませんでした。
『球のあがりやすさ』は普通です。
タフではないですが、特別あがりやすくなっているとは思いませんでした。
このクラブは4番ということですし、ロフトが22度ということで、ノーマルロフトの4番アイアンと同じですが、これならば普通の4番アイアンを使うか、ハイブリッドタイプのユーティリティを使ったほうがいいような気がしました。
『安定性』は高く、ラージサイズの特長のひとつでもある大らかさがあります。
大船タイプの、いい意味での鈍感さのようなものが感じられました。
このようなラージサイズのクラブを好まれる方には、とても親しみやすい性能といえるのではないでしょうか?
『飛距離性能』という点では普通で、特に秀でているということはありませんでした。
ごく普通のディスタンス性能です。
最新モデルなので、おそらく最新の技術がたくさん注ぎこまれていると思うのですが、それがどこにあるのか、私は感じ取ることができませんでした。
『操作性』という点でも、あまり秀でているタイプではないと思います。
アイアンのように構えられるので、それなりの扱いやすさもあるのですが、これだけ大顔だと、慣れるまで時間がかかりそうです。
反応の良さは感じませんでした。
あらゆる面で、前のモデルのほうが良かったのに、どうしてこのような形に戻しちゃったんだろう?と思いながら、ずっと試打を続けていました。
このクラブは昔に戻ったような感じがしますが、それもニーズに合わせてのことなのかもしれません。
アイアン型ユーティリティを使っておられる方で、このようなラージサイズ&ワイドソールタイプの、『セミオートマチックタイプ』を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私には合いづらいですが、それはあくまでも私の好みによるものなので、違うタイプを好まれる方もいらっしゃるのは当然のことです。
このクラブにはあまり魅力を感じなかったのですが、これからもホンマのクラブには期待していきたいです。
ホンマ TOUR WORLD TW-U
- 2019年3月10日
- ホンマ
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