ブリヂストンゴルフ B2 HT フェアウェイウッド

ブリヂストンゴルフ B2 HT フェアウェイウッド 試打レビュー

ブリヂストンゴルフ B2 HT フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブブリヂストンゴルフ B2 HTフェアウェイウッド の5番 です。

 

VANQUISH BS50 シャフト
シャフトは VANQUISH BS50 シャフト です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は313gです。

 

正面
ブリヂストンのカッコいいフェアウェイウッドです。

BSは昔から黒が似合いますね。

ツアステのイメージカラーといえば、やはり黒だと思うのですが、今はツアーステージという名前は無くても、良いところがしっかりと継承されているように思います。

 

側面
今の主流ともいえるシャロータイプではありますが、ソールが薄くなく適度に盛り上がっていて、いい感じです。

 

サスペンションコア
ソールにある、この工夫も見慣れてきました。

同じシリーズのクラブでも、ドライバーとFWでは違う形のものが多いですが、どちらにも採用されているということは、ドライバーにもFWにも有効ということなのだと思います。

 

ヒール側のウェイト
ヒール側に大きなウェイトが配置されています。

この位置にあるということは、『深さ』と『つかまり』を重視しているのでしょうか?

 

フェース面のミーリング
この独特なミーリングも見慣れてきました。

これだけでBSのクラブだと分かります。

このニューモデルはマイナーチェンジということなのでしょうか?

 

鋭角的なシャロー
シャローヘッドではありますが、ただのシャローではなく、鋭角的でよく研究されているように見えました。

今はあまり支持されないかもしれませんが、ディープなクラブを作りたいメーカーは意外と多いのではないかもしれません。

 

顔
顔はまずまずです。

今流行りのカーボンコンポジットになっていて、他のメーカーとの差別化はできていません。

今は多くのメーカーが、このシステムを採用しています。

それだけ優秀ということなのでしょうか?

スクエアではなく、『つかまえ顔』です。

 

装着されているグリップ
装着されているグリップは、過去に試打したモデルと同じです。

ソフトなフィーリングで好感が持てます。

 

振り感
ヘッドが黒なので重厚感がありますが、素振りをしてみると、やや軽量タイプであり、シャフトもよくしなるので、ハードな感じはしません。

気持ちよく振り切るというよりは、タイミング重視で、コンパクトに振っていくのがいいように感じました。

 

ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

最近は調整システムが採用されていることが多いですが、このクラブには採用されていません。

シンプルで好感が持てます。

ネックに調整システムが採用されているのはいいことだと思いますが、明らかにバランスがズレているクラブもあり、振りにくいな・・・。と思ったり、ミスヒットを誘発してしまうようなクラブもありました。

その点でいうと、このクラブにはそういった邪魔なものが無く、気楽に振っていけます。

 

構え感
ボールを前にして構えてみると、フッカーの私にはやや構えづらいタイプであることがわかりました。

明らかにフェースが左を向いているように見えるからです。

最近はこういったタイプは少なくなっているように感じていたのですが、メーカーは球の捕まりにこだわったのでしょうか?

このクラブは姉妹モデルがあるということなので、このB2はつかまりにこだわったモデルなのかもしれません。

私には構えづらいモデルではありますが、この顔を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

 

試打を開始しました

フェース面
『打感』は、好感が持てました。

フェース面のデザインから、硬そうな印象をもってしまうのですが、実際はそんなことはなく、『しっかり感』があり、滑る感じはありません。

 

打球音
『音』は、やや高めではありますが、聞き慣れた音ですし、何の問題もありません。

ちょっと振りにいくと、少し『壊れた』ような音がしますが、それでも異音というほどではなく、ブレーキが掛かることなく、気持ちよく振り抜いていくことができました。

 

トゥ側
球はあがりやすいです。

直打ちでも、充分過ぎるほどあがってくれました。

ハードそうなカッコいいデザインではありますが、かなりハードルを下げている感じがします。

あくまでも目安ですが、HS40以上あれば、充分過ぎるほどあがってくれるのではないでしょうか?

安定性

バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは感じません。

オートマ系のFWですが、『中立系』ではなく、『つかまえ系』だということが分かりました。

ドローヒッターの方よりも、フェードヒッターの方に合いやすいクラブです。

操作性

操作性
『操作性』という点では、いい意味で、もうひとつといった感じですが、それは高性能なオートマ系だということです。

球のつかまりが良く、右には行きにくいので、スライサーの方に合いやすいのではないでしょうか?

 

飛距離性能
『飛距離性能』は平均以上ということでしょうか?

一発の飛びというよりは、『安定の飛び』という印象です。

クリークは『飛ばし』というよりは、『狙う』『止める』ということが求められるクラブです。

高さをしっかり出していき、その高さは『飛距離』というよりは『止める』ということが目的になりますが、そういった意味でも、このクラブは使い勝手がいいように感じました。

私にはつかまり過ぎるので、左へのケアが必要ですが、このつかまりの良さと『素直』といえるような球の上がりやすさは多くの方に支持されるのではないでしょうか?

 

試打後の感想

ヒール側
最近のFWはかなり性能があがっているのは明らかですが、それだけでなく、FWが苦手な方に、いかに使ってもらうか・・・。ということを重要視して開発されているように感じます。

 

ブリヂストンゴルフ B2 HTフェアウェイウッド
私はFWであっても、上からとらえていきたいタイプなので、もう少しディープなほうが好きですが、この絶妙なシャローも研究され尽くしているように感じました。

 

ブリヂストンゴルフ B2 HTフェアウェイウッド
全体的にバランスのとれた、高性能クリークです。

構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

ブリヂストンの「B2 HT フェアウェイウッド」は、2023年9月に発売された高性能なフェアウェイウッドです。本記事では、その特徴、スペック、ユーザーからの口コミ、長所・短所、飛距離性能などの数値データ、そしてどのようなゴルファーに適しているかについて、詳しく解説します。golfsapuri.com+1スポーツナビ+1

特徴とテクノロジー

「B2 HT フェアウェイウッド」は、以下の先進的なテクノロジーを搭載しています。

【口コミ・ユーザーレビュー】

実際に「B2 HT フェアウェイウッド」を使用したゴルファーの口コミには、以下のような声が多く見られました。

ポジティブな口コミ

  • 「スライス気味のミスが減って、フェアウェイキープ率が大幅に上がった」

  • 「構えやすく、やさしさを感じる。特に芝の薄いところでも拾いやすい」

  • 「打感が柔らかくて、弾きも心地よい。打った感触が手に残る」

  • 「飛距離が伸びたというよりは、安定してキャリーが出るのが好印象」

ネガティブな口コミ

  • 「つかまりが強い分、フッカーにはやや扱いづらく感じた」

  • 「打ち出しが高くて、風に弱い場面もあった」

  • 「上級者にはやや物足りない性能かもしれない」


【スペックまとめ】

項目内容
ロフト15.0°(3W)、18.0°(5W)、21.0°(7W)
ライ角約58.0°〜59.5°(番手による)
長さ(インチ)約43.0インチ(3W)
ヘッド体積約185cc(3W)
シャフトAir Speeder BS-LD、Tour AD、Diamana BSシリーズ など
バランスD0(標準仕様)
総重量約295〜310g(シャフトにより異なる)
価格帯実勢価格 約35,000円〜45,000円(2025年4月時点)

【結論:B2 HT フェアウェイウッドはどんなゴルファーに合う?】

以下のようなゴルファーに、ブリヂストン B2 HT フェアウェイウッドはおすすめです。

✅ 推奨されるゴルファーのタイプ

タイプ該当理由
スライスを抑えたい中級者捕まりが良く、右へのミスが軽減されやすい設計
ミート率を高めたい方ソール形状により、ダフリにも強い
高弾道でグリーンを狙いたい方高打ち出し×中スピンでキャリーが安定
球が上がりづらいシニア・女性ゴルファー軽量シャフトと低重心設計で球が楽に上がる

逆に、以下のタイプの方には注意が必要です。

  • 左へ引っかけのミスが多いフッカー

  • 操作性を重視したい上級者や競技志向のプレイヤー


【まとめ】

「B2 HT フェアウェイウッド」は、ブリヂストンが長年培ってきた直進性重視の思想と、最新のテクノロジーを融合させた1本です。

✅ 飛距離性能は非常に安定しており、キャリー重視のゴルファーには特に相性抜群。
✅ 寛容性の高さと打ち出しの高さにより、フェアウェイウッドに苦手意識のある方でも扱いやすい構造です。
✅ 一方で、操作性を重視するハードヒッターにとってはやや物足りなく感じる可能性もあるため、目的に応じた選定が重要です。


【出典元・参考文献】